2007年10月26日
藤本主税にインタビューした午後
藤本主税へのインタビューを申し込んだのは、先週のことだった。取材日が決定したのは、前日の火曜日のこと。もし彼への取材が無理ならばと考えて、別の選手にもアプローチしていた。大宮のスタッフから藤本の取材許可がおりて、どういう順序で話を進めようかというプランを何度も組み直した。彼は、いま大宮のキャプテンをしている。だから、他誌からの取材が一番多い。毎回似たような質問をされて、それに誠実に答える彼の姿をみていたので、僕は、別の角度からもっとディープな内容を彼に投げかけることにした。 取材が終わって、藤本は「変わったインタビューだった。んん、すごく面白かった。本当に面白かった」と呟く。その場に居合わせたスタッフは、「最近インタビュー続きで、同じ質問ばかりだったんです。彼が面白かったなんていうのは珍しいですよ」と話してくれた。 僕は、志木のクラブハウスを後にしてバスで駅まで向かう中で、録音した彼の肉声を聞いてみた。彼の返答を聞きながら、僕はなぜか涙が止まらなかった。どうしようもなく、泣けてきた。こうした内容を、彼が話した内容を、読者にどう伝えればよいのか・・・。 僕にとって、たぶんこの日の彼との会話は、生涯忘れることはないだろう。いや、僕がものを書く立場にいる限り、この日の感銘を忘れてはならないと思えるほどに、ものすごくインパクトがあったものだった。僕は、サッカーについて書くという立場にいて良かったと思えたのだ。 このインタビューの内容は、『スポナビ』で連載中の大宮アルディージャ「オレンジ色のラプソディー」に掲載される予定である。インタビューを単独で載せることはしないで、明日行なわれる横浜戦の観戦記事の中で記述したいと考えている。この連載の核は、ある一本の線で貫かれている。最初に、吉原の記事、次に藤本を取材した。今後に誰が取材されるかを見てもらえば、その核がどんなものか、感の良い読者ならばすぐにわかるはずだ。 では、三ツ沢で会いましょう! 文/川本 梅花
posted by 川本梅花 |13:20 |
『スポナビ』 |
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