2008年10月16日
日本GP後、雑感。
■チャンピオンと呼ぶに相応しいアロンソ 二戦連続でのアロンソの優勝は予想外の結果でしたが、見事な走りでの優勝だったと思います。 この終盤にきてのルノーのポテンシャルアップのお陰もありますが、今シーズン一番コンスタントに素晴らしい走りを披露してきたのがアロンソであることは疑いようもないところです。車の速さが追い付いてきたから結果的がついてき始めただけのことではないでしょうか。 今年の裏チャンピオンはアロンソで決定だと思います。 ■アグレッシブすぎるハミルトン 日本GPスタートでのライコネンに対するハミルトンの動きは、「アグレッシブ」を超えて「やり過ぎ」でした。ハミルトンにとって今回のGPにおける敵はマッサだけと考えてよかったはず。ならば1コーナーでライコネンを抜く必要などまったくなかったのです。最悪ライコネンを抜かずとも、マッサの前でフィニッシュすれば、一気にチャンピオンを引き寄せることができたはず。 F1からオーバーテイクが失われて久しい現在、オーバーテイクを見せてくれる数少ないドライバーの一人がハミルトンであることは間違いないのですが、ハミルトンがここ数戦見せるオーバーテイクはF1レベルのそれとは、およそ言い難い。今回の日本GPにせよ、先日のイタリアGPにせよ。 チャンピオン争いが佳境になると、意識し過ぎて普段の走りができなくなる傾向があるのかもしれないのですが、それを乗り越えないとチャンピオンにはなれないのは至極当然のことです。 ■ツキを逃すマッサ 自身の予選の失敗を帳消しにしてくれるハミルトンのスタートがあったにも関わらず、焦って仕掛けてペナルティを喰らいチャンスを生かせず。あの場面で無理して仕掛けなければ恐らく2つか3つは上の順位でフィニッシュできていたと思います。 シンガポールGPの件はまったくもってマッサ自身のせいではないですが、やはりマッサには運だったりツキだったりという類のものに縁がない気がします。 「運も実力のうち」とはよく言ったもので、マッサに今一番必要なものはその部分かもしれません。 しかしツキのないマッサでも、フェラーリのドライバーということで極端なFIAの庇護の下にあるので、レース後に1ポイントを上積みすることはできるのは、せめてもの「ツキ」なのでしょうか。 ■低レベルなチャンピオン争い 以前、今年のチャンピオンシップが若干物足りないとのことを述べたと思いますが、今宮純氏もご自身のWebサイトで同様なことを仰られてました。その際に1戦平均の獲得ポイントを基準に述べられていて、今回はそのお知恵を拝借して考察してみました。現在のポイント制になったのが2003年なので、それ以降のチャンピオンの1戦平均の獲得ポイントは下記の通りです。 2003年 シューマッハ 5.81pt(93pt/16戦) 2004年 シューマッハ 8.22pt(148pt/18戦) 2005年 アロンソ 7.00pt(133pt/19戦) 2006年 アロンソ 7.44pt(134pt/18戦) 2007年 ライコネン 6.47pt(110pt/17戦) 合計平均 7.02pt(618pt/88戦) そして日本GP終了後、ドライバーズランキング上位3名の1戦平均の獲得ポイントは下記の通りです。 1位 ハミルトン 5.25pt(84pt/16戦) 2位 マッサ 4.93pt(79pt/16戦) 3位 クビサ 4.50pt(72pt/16戦) かろうじてランキング1位のハミルトンが平均5ptを超えてはいますが、それを追う2人は4pt台。 複数のドライバーによるチャンピオン争いになるとポイントが分散するため平均ポイントが低くなるのですが、それでもシューマッハ、ライコネン、モントーヤの3名によるチャンピオン争いであった2003年シーズンでさえ、チャンピオンのシューマッハが平均5.81ptとなっています。(ちなみにランキング2位のライコネンは平均5.69pt、3位のモントーヤは平均5.13pt。) 昨年もライコネン、ハミルトン、アロンソの3名によるチャンピオン争いでしたが、3名とも平均6pt以上のポイントを獲得しています。 今期のドライバーズポイントがいかに分散しているかがよく分かるかと思います。ひいてはやはり今年のチャンピオン争いは例年に比べて若干レベルが低いと言えると思います。なんとか残り2戦でチャンピオン争いらしい戦いを繰り広げて欲しいと思うのですが、日本GPを見ているとどうも期待薄です。 ここまできたら逆に、今のところノーマークのクビサが大逆転チャンピオン!みたいな昨シーズンの焼き直しみたいなストーリーが一番盛り上がるのかな~?と感じています。
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posted by kazkaz |13:19 |
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