2008年12月08日
ホンダ撤退についての私見。
非常に混乱している状況なので、まるであてずっぽうな部分もあるかもしれませんが、とりあえず私見なので。。。 今回のホンダのF-1撤退は非常に残念な出来事です。 しかし、今現在の世界経済、自動車産業をとりまく環境を考えれば、極当然の選択だったのかもしれません。 全世界にて極端に下がる売り上げに対し、少しでもキャッシュフローを良くしたいと全世界の自動車会社が考えている現在(アメリカのビッグ3に至っては国に資金援助してくれとまで言っている)、お金が数百億円という巨大な単位で出て行くばかりのF-1活動が目に付くのは当然のことです。 また、会見では「原因ではない」と語られていたようですが、ここ数年結果を残すことが出来ないばかりか、中団位以下ばかりを走っていたことを考えれば、何百億円も使っておいて宣伝効果すら得られていない、と判断されて致し方ないでしょう。間違いなく撤退する原因の一つになったと思います。 それはさておき、今回のホンダ撤退がF-1にとってどういうことであったのか? ここ数年叫ばれ続けていた増えすぎた参戦コストが生んだ最初の犠牲者がホンダであったということでしょう。 さらに追随してしまう可能性があるチームは多々あります。 大幅減益のトヨタ。 メインスポンサーが今回の経済危機の打撃をモロに受けているウィリアムズ。 そもそも参戦に前向きではないはずのルノー(この機にオレも止めちゃおうかな…みたいな。) 少なくとも所帯を半分にしたいレッドブル、トロロッソ。 というか、全世界的に自動車の販売が急速に落ち込んでいるので、F-1参戦が堅いと思われる自動車メーカー(メルセデス、BMW)ですら可能性がないわけではありません。 特に自動車メーカーは活動継続の声明を出したりしているので、あまり悲観的に考える必要はないかと思いますが、現在の経済状態が続く限り、可能性は否定できないわけです。 また、今後ホンダF-1チームが売却されるのか解散するのかによりますが、来年のグリッド数はどうなるんでしょうか? たしかエクレストン氏は各GPのプロモーターと「20台は参戦する」と約束していたはずです。(エクレストン氏は今頃スーパーアグリを救済しなかったことを後悔しているのかもしれません。) ま、エクレストンマジックにより「18台でも良いんじゃね~?」ってことになるとは思うのですが、問題は18台中8台がポイント獲得できることになるってことです。 問題って程の問題でもないかもしれませんが、上位44%のマシンがポイントを獲得できるわけです。 一昔前は26台フルグリッドで上位6位が入賞でしたから上位23%のマシンしかポイントが取れませんでした。 それから考えれば、今年のチャンピオンシップみたいな競争原理の低下からくる歪んだチャンピオンシップになる可能性はあると思います。 そういう意味ではひょっとするとエクレストン氏が唱えるメダル制ってアリかもしれません。 しかし、あのメダル制の腑に落ちないのは金メダルの獲得数でチャンピオンシップを決めるのであれば、銀メダルと銅メダルに何の価値があるのかさっぱり分からないことですが。 その他、2010年からの(かなり無理矢理な)新しいエンジン規定、規定というよりはエンジン供給会社がコスワースになり、FIAがコスト削減を建前に(皮肉にもホンダ撤退によりその建前がより強固になってしまった)このまま突き進みそうな雰囲気だったり、こちらはこちらで目が離せないことになっています。 とにかくF-1全体にとって今が大きな変革期なのは間違いないので、今後のホンダF-1チーム、その他すべてのチーム、FIA、エクレストン氏の動向を注視しておこうと思います。
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