2009年09月29日
前日のダブルスでは、ハンチュコバを従えて危なげなくダブルスの醍醐味を魅せた。
その冴えと躍動感をシングル戦でも見せてもらえそうだと誰もが期待を持った。
ところが、そのダブルス戦後から体調の変化が始まったらしく、更に夜は眠れなかったらしい。
テニスコートで当時の皇太子と知り合ったという逸話を持つ皇后陛下が見守る中、163cm/55kg/34歳の愛ちゃんは大会前に「自分らしい走るテニスを見せたい」と意気込んでいた。
シングル911試合目に迎えるは178cm/ランキング14位/27歳のペトロワ。
愛ちゃんは今大会前、86位。30位以内でツアーを回るのがベストだと語っていたWTAツアー最高8位、6度の優勝経験者は今シーズンここまで落ちてしまった。シードは貰えないし、試合時間や初戦でシード選手と当たるなど条件は悪いことだらけだろう。
硬い表情でセンターコートに入って来た愛ちゃん。
結果を知っているから言えることだが、試合前の練習時間の間もいわゆる「キツそう」な表情だった。
それでもストローク戦では「動ける」という印象を受けた。
相手を振って、早めに主導権を取ろうという戦法だが最後の詰めが甘い。10cmくらい外れる。
1セット5ゲームでは2つのサービスエースも決めた。
しかし、休憩の度にチェアの上で見せるいつものスッキリとしたカッコいい表情が見られない。
何かを吹っ切れていない感じがする。
2セット1ゲームと3ゲームではエースを取って、さぁこれからだと期待も呼ぶ。
最後はサービスエースも決め、なんとか1ゲームを取った。
トレーナーを呼んだがルールでコートに入るタイミングが決まっているらしく、丸々最後の2ゲームを闘う中で数度のデュースもあったりで、トレーナーが入った時には症状を説明せずに「もう無理だ」と治療不要の合図。中継では、ここでCMに入ってしまい「リタイア」をどういう表情で申告したのかはわからない。CMから映像が戻った時には、既に下を向いて悔しさを押し殺す場面だった。
解説の佐藤武文さんは、ダブルスが残っている愛ちゃんに「日本のテニスを背負わなくていいんだよ、自分のテニスを楽しめばいいんだ」と声を掛けてあげたいと締めくくった。
まるでマッチが燃え尽きるかのごとく 0-6 1-2 の成績は、あまりにも寂しい。
世界ランク8位で安心して向上心が弱まったエピソードを引用し「なぜ『夢は世界ナンバー1』としなかったのかなぁ」と小学生の時に掲げた目標を悔やんだらしいが、グランドスラム62大会連続出場は世界ナンバー1じゃないか!それが元気な愛ちゃんの勲章だよ。
シングルの愛ちゃん、お疲れ様の Clickを。 →
posted by kawashiman |08:06 |
ダテック/杉山愛 |
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2009年09月27日
おめでとう、ダテック。
やった!昼寝から目覚めニュースをリロードすると優勝の文字。
本当にいい笑顔だ。
史上2位の高齢だそうで来期勝てば1位だ。
でもそんなことは目標ではない。
欲を出さずにテニスを楽しむチャンピオンなのだから。
明日は日本でA.ウォズニアク戦らしいが、体調に気を付けてプレーして欲しい。
おそらく今夜遅くに ブログに本人コメントを載せてくれると思う。楽しみだ。
posted by kawashiman |19:07 |
ダテック/杉山愛 |
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2009年09月27日
左サイドの届かないボールには左打ちで返すこともあった左利きの伊達が、世界ランキング4位まで上りつめたところで、突然の引退表明とともにラケットを置いたのは25歳。
今でも女子テニス会では語り草となっているであろう国別対抗フェドカップでグラフとの激戦に勝利し日本に勝利をもたらしたのも引退の年だった。
結婚後も趣味として旦那とのテニスに精を出し、彼女の負けん気を見た旦那はプロテニスプレーヤーとしての奥さんの大会でのプレーを見たことがなったこともあり、復帰を勧めてもいたそうだ。またこれも結婚してからの趣味でマラソンやピラティスに励み、持久力と体幹の強化が自然と身に付いていたようだ。
そんな状況を知ってか知らずか、2007年にシュテフィ・グラフ、マルチナ・ナブラチロワとの3人でのエキシビジョンマッチ(ナブラチロワは、当初予定のサバティーニの代役)のオファーが来た。これを受け、お客さんの前でプレーするのだから、と本格的にテニス用のトレーニングを開始し、2008年3月の戦いに備えた。
そのエキシビジョンでの仕上がり具合を事前の準備期間から見ていた松岡修造はテレビ解説で「現役時代よりも、体が強く、テニスがうまくなっている。」と評した。肝心の得意技ライジングショットの切れも良く、パワフルかつコントロールされたストロークを披露した。誰もが、もしかしたら出来るんじゃないかと思わされた。
4月7日の電撃復帰記者会見で「世界と戦うためではなく、若い選手へ刺激を与えるため」と語り、まずは国内の大会だけの参加を表明した伊達は今や世界を争うWTAツアー:韓国オープンで、第一シードのダニエラ・ハンチュコバ、そして22歳のマリア・キリレンコを連破し、決勝まで勝ち上がった。
ここまでの道のりは試合途中で足がつったりして予選負けなどが続いたが、ついに頂点まで来た。
日本の若手への刺激どころか、世界に戦慄が走ったことだろう。
身長や年齢が関係ないことを、テニスへの強い思いで作り上げた強い体が証明した。
昨シーズン中の伊達の練習を見た杉山愛ちゃんは「伊達さんのトレーニングは凄い」と舌を巻き、「今の自分では出来ない」と言った。
伊達と愛ちゃんとのツアーでの対戦はついに無いまま愛ちゃんがコートを去ることになった。
※愛ちゃんの東レ・パンパシフィックでの引退セレモニーは2度あるそうだ。
(一回目映像はこちら)
今日の愛ちゃんのダブルスは25:50〜TBSで放映
明日はダテック(第四試合)と愛ちゃん(10:30)のシングルス予定
CS GAORA では一日中、生中継!
伊達のブログタイトルは「Always Smile」だ。
若い頃は、マスコミ嫌いでブスッとした態度で日本語でしか応じなかったそうだが、今は笑顔で英語での対応をしているそうだ。
本人は、若い頃は自分しか見えずそんなこともあったが、今は周りも見えるし、最も成長したのが試合中にカーッとすることが無くなったと自己評価している。
準決勝後の会見より;
「非常にうれしい。結果については考えず楽しんでプレーできた。
大きなプレッシャーはなかった」
「あしたは(9月28日)39歳になる。どこからエネルギーが出ているかは分からない」
世界的アスリートであるドライバーのミカエル・クルムとの結婚が大きく影響しているとは思うが、これがダテックの持っている本当の姿なのだと思う。
決勝で勝ってスマイルを魅せて欲しい。
がんばれダテック!と力が入ったら Clickを。 → 
posted by kawashiman |14:00 |
ダテック/杉山愛 |
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2009年09月26日
バスケットボール協会の公式サイトに選手らのインタビューや活動レポートが載ったので、見ていきたいと思う。
ヘッドコーチの背中
準決勝:韓国戦後の電話インタビューを「言い訳したくない」と断った中川HCの心中は動揺の二文字に尽きるだろう。選手が揃わずにプレーや試合の流れが何一つうまく回らなかったのだから。
次の日3位決定戦の1時間半前のコートを写した三上さんの写真がブログ下に掲載されてある。
まだ暗いコートのベンチに中川HCが一人。この様子だともっと前からそこに座っていたのだろう。
もしかしたら、進退を掛けるべきかを悩んだり、その思いを振り払ったりしていたのか。いや中川さんのことだから、きっと躍動する選手をコート上でシミュレーションしていたのかも知れない。
ただ、この時点で大神がプレーできると判断できていなかった状況かも知れない。
結果論だが、実際の試合では山田の1分半を除くと6人しかプレーしていない。若手は体調面では使えたのだろうが、絶対に勝たねばならない試合だから選手起用は生命線だったはず。大神がいない前提でのシミュレーションは一体どんなだったのだろう。そして、そこに勝機は見付けられたのだろうか。
まだ意を決していない段階にあることを背中が物語っているようだ。
現地日本人会の功績
9/23活動レポートでは現地日本人会の差し入れなどサポート・応援の様子が丁寧に紹介されていた。選手にとっては本当に心の支えになっただろう。
また、急に体調不良に襲われるこの症状は「日本人がインド滞在1週間前後に必ず発生する症状だ」とも紹介されている。アジア大会規模の競技大会を運営したことがなく、今回は代替開催で確かに仕方無い部分もあるが、今後のアジア大会開催は競技に関係無くこのような地は避けて欲しいものだ。
ただ、手厚いサポートをしてくれる現地日本人会との出会いを生んだのは運命だったかも知れない。
25日の夕方にアップされた9/24活動レポートでは、3分の1の文量で現地日本人会への感謝が綴られた。この絆のストーリーは選手それぞれの心に刻まれ、ハートを強く成長させたことと思う。
さて、インタビューを見てみる。
まず、中川HCが「しばらく代表から離れていたので、アジアの情勢を分かっていませんでした」と暴露している。
※実際はスカウティング担当スタッフがいるが大会前あるいはもっと前からの偵察が一切できていないという意味と捉える。
スカウティングについては北京五輪米国女子HCのドノバンさんのインタビュー(小永吉さんブログ)にあったように、国際試合を闘うには重要な部分を占めるため、男子も含めて全日本は年間通してのスカウティングシステムの体制導入が必要だと言いたい。
ドノバンさんは、
「どこの国のゲームを見るのは、アメリカのためにどこかで役立つと思うから」
と説明している。王者アメリカのコーチがこのような姿勢にあることを学ぶべきだ。
小磯は、吉田・高田・高橋の名前をあげて「日本代表はタフで無ければならないという経験ができたことが大きい」とした。この三人は今後代表から外すことをしてはいけないという警鐘とも取れる。
「世界へ挑戦できる権利を得たので、日本のバスケットがどこまで戦えるのか、チャレンジしていきたいです。」という矢代らしいコメントのあとに、日本人会について「本当に元気を貰いました」と感謝の念を表した。もし日本人会のない違う場所での開催だったら、どうなっていただろう。男子の時は日本人会はその地に無かったのだろうか?そんなことを考えてしまう。
大神は「一番キツイ試合で速攻をいっぱい出せたのは、中川HCが言ってる日本の魂を出せたと思います。」と誇示した。確かに連日試合が続く中で、テーピングや足がつるといったシーンは無かった。男子と同じように体調不良者が続出する似たような環境の中で、プラスに働いた気持ちを強調したのは印象的であり、大神らしい。
165cmのリバウンド王
吉田が今大会のリバウンド王に輝いた。平均数は7.7で全体6位だがPGポジションという特異な状況を評価されたと考えられる。大会オフィシャルサイトで個人statsランクを見れるが、リバウンドはガード部門ランクが想定されていないようで検索できない。
4分の1くらい(13/54)をオフェンスリバウンドが占める点が最も評価されたと思われる。大神と比べても5cm小さい165cmという身長でもリバウンド王になれるということを理解し、男子もじっくりと確実に取り組むべきだ。
吉田のインタービューを是非協会サイトに載せて欲しい!
国内報道に困惑・・・
そう言えば9/25の読売スポーツ欄でWJBLの開幕を告げる大きめの囲みに登場した代表選手の名前は大神、吉田くらいだったろうか。脇に3cm x 4cmくらいのスペースに世界選手権の切符を手にしたと紹介があった。担当が違うとは言え、たかだかJBL<開幕>だけのお知らせニュースが同じ女子の全日本チームによる世界選手権出場権獲得のニュースを上回る構成はいかがなものか。もっと大きく取り上げて欲しかった。
また、この記事の下書きをしている25日昼時点で出場切符獲得ニュースはネット上にはほとんど無い。他社のニュースから状況を知り、これから流すことになりそうだ。マスコミのバスケ注目度を表す状況は少し寂しい。
次回以降から、リバウンドのポジション取りについて触れていきビッグマンキャンプに話を戻していこうと思う。
できれば吉田の動きをビデオで追いたいところだが画面の外のことが多く、「何故、このタイミングでここに居るのか?」の検証は難しいと思うが少しトライしてみようと思う。
日本チームの激戦を讃え Click! → 
posted by kawashiman |10:07 |
全日本女子 |
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2009年09月25日
ビッグマン論議について、宮路陽子さんからコメントを返して頂いていた。
(10日近く経っているが宮地さんは忙しいと直前にブログに書かれていたためしばらくノーチェックを決め込んでしまい、女子ABCが始まりのめり込んでいたため許して頂きたい)
それによると残念ながらビッグマンキャンプの取材はしたことはないが、ピートニューウェルについてHOOP誌の連載記事「コーチ列伝」を書くのに集めた資料から以下を引用していただけた。
ビッグマンキャンプのエッセンスは正しいフットワークを教えることで
「シュートの質はフットワークに左右される」
「ボールをもってプレーするのは全体の10%(の時間)にすぎないが、
足を使ってプレーするのは100%」
というのがピートニューウェルの言葉だそうだ。
彼のビッグマンに関する信念が織り込まれた言葉だと思う。
ビッグマンはフットワークで優位なポジションを奪うのであり、ポジションを奪ったならばシュートを決められる、とわたしは読む。
また宮地陽子さんが問題提起していた「'審判の軽い笛'」については、早川ジミーから同じ話を聞いたと紹介。「高校時代はちょっとした接触でファウルを取られてしまうので、ファウルを恐れて、まったく思い切りプレーができなかった」ようだ。これを肌で感じ、その違いに気付いただけでも彼の留学は彼のバスケビジョン(国内バスケの評価)を変えるのではないだろうか。
サウスケント大学で早川ジミーはチームで身長が低いほうから4番目だが、ベンチプレスではチームで一番重くまで上げ、大きなアメリカ人選手の中でリバウンドをもぎとっていたと頼もしい様子を紹介頂いた。
奇しくも小さな吉田がアジアでトップリバウンダーになれたのだから、早川ジミーも国際試合をした場合にさほど大きくないながらも、アジアでトップリバウンダーになる可能性があるということだ。
体格としては、恐らく高橋マイケルよりもガッシリしており、マイケルよりも強いリバンダーになれるだろうし、またその部分が現時点においてチーム内で強みになっている点ではビッグマンの要素は多分にあると言っていいだろう。
コメントの最初に宮地陽子さんに投げかけた命題について、ビッグマンを「サイズを生かしたプレーができる選手」と定義して頂いた。これにピートニューウェルの信念を調合させて頂き、ビッグマンは「サイズもしくはフットワークを生かしたプレーができる選手」とこの場では再定義させて頂くとする。
早川ジミーはフットワークを覚え明日の日本男子を救って欲しい、と思えたら Click! → 
posted by kawashiman |16:12 |
ビッグマン |
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2009年09月25日
試合開始前、解説:萩原さんよりチャイニーズタイペイは、ビッグマンを中心にしたハーフコートオフェンスが中核となる攻めのパターンだと示唆。そんな中、レポーター:三上さんより体調不良者がなく、内海も戻れ、中川HCからは「日本にいいおみやげを持って変えるぞ!」とゲキを飛ばしたと紹介があった。期待を持たせる試合前の状況となった。
スタートは、見る側にとってベストメンバーの2ガード/3センター(小磯、三谷、矢代)で、ビッグマンの役割について確認できる布陣となった。
タイ戦で紹介したように3者の役割はキッパリと分かれており、ビッグマンとして動くのは実際には小磯/矢代だけになる。
前の試合:韓国戦で矢代は「リバウンド/ルーズボール」という役割を全うし、速攻やドライブインの後ろから追い掛けて、リバウンドやタップシュートを決めていた。これは地味だが最も敵にとっても嫌なプレーである。その点を理解し、それを全うする矢代はビッグマンとして招集される理由の多くを占める部分だ。また、三上レポーターからあったように大会前に「得点を狙っていく」という本人の抱負通りに、ミドルシュートも狙い、決めている。ゴール下でガツガツとパワープレーを展開するのは少々不得意だが、十分にビッグマンの役割を担っていると思う。
1Q残り2分半の同点から、吉田のスリーが決まると解説:萩原さんは「そんなにスリーが上手くはないが、ここぞのスリーの確率は高い」と、やっぱり吉田を誉めまくる。ロンドンもしくはその次は自分がHCと言わんばかりの惚れ込みようだ。
※自分は、JOMOのシューターファンをしてきて、参河さん、萩原さんの大ファンなので、一度断った全日本女子のHCをやって欲しいという希望があるので、こういった向きの発言はうれしい。
2Q開始1分半で、ダブルスコア。大神のマークがきついと見るや、ここまで吉田がミドルやスリーを担当。結局、大神の真骨頂の部分をもしもの時は全てカバーできるだけの能力を持つと言える。
男子にもこのような真のオールラウンドな選手が欲しい。喉から手が出るぅ〜っ!
次に得点したのは小磯のドロップステップからの10得点目。試合前に解説:萩原さんから「全てのポジションで少しづつチャイニーズタイペイの身長が上回っているので注意したい」と着眼点を提示していたが、数センチの差では問題無く<経験>が勝ったようだ。まさにハビットスポーツの醍醐味の部分である。
次の得点はスターター全員得点となる大神。ここまで無得点は、期待を裏切る部分もあるが解説:萩原さんから試合前に「体調も万全ではない中で…」というフォローもあったところを考えるとヤバイ試合もあったのかも知れない。そこは大神のガッツを誉めるしかない。
2Q、残り2分半。吉田が左45度から、右ハイポストからゴールに切れ込む矢代へのループパスが通る。実況担当より、「かつては(JAL)薮内さんが全日本の時はこういうコンビプレーがありました。」と紹介があった。同じJAL同士の作られたパスをいとも簡単に実践してしまう吉田の感性はPGとしては大神よりも数段上のように思える。和製女子マジックジョンソンと言っても過言ではない。
前半終了して、
小磯: 12点、6リバウンド
矢代: 8点、5リバウンド
吉田: 5点、6リバウンド、6アシスト
吉田のstatsは国際ルールのPGのハーフではトリプルダブル相当かそれ以上の価値のある内容である。解説:萩原さんは「大崩れがなく、本当に計算できる選手」とベタ誉め。
3Q残り3分で、大神が攻めあぐねた所で「やっぱり大神選手は1番(PG)の選手で、2番としては慣れていない。」と切った萩原さん。
確かに、前の試合の韓国に抑えられたシチュエーションと、今日のディフェンスでは少し抑制力は違うが、ことごとく攻めに失敗している大神を評して何気なく口をついたセリフだったが、結構本質を突いている。
この意味は4Qに入って解説されるのだが、自分でドリブルをしていって、場面を作ってシュートを決めに行くタイプなので、パスを貰ってラストシュートをするというシチュエーションに実はまだ慣れていないという意味の指摘、だそうだ。
是非、世界選手権までは大神に成長して欲しい部分である。しかし、考えてみたらWNBAではPGを任せられるため、本人の中で変わり切れない部分だとは思われる。どう化けるかが楽しみだし、自分からコンボガードだと言い張っているのだから、是非ともチーム(JBL、全日本、WNBA)によっての1、2番の使い分けを実現して欲しい。
前半20点差で終えた3Qは12-18と詰められたが、まだまだ余裕がある。
4Q、開始早々、大神から小磯への速攻でのいいパスが通る。よく見ると吉田を外し、大神のPGという布陣。大神の頭を切り替えて、少し冷静さと自分さしさを取り戻すのも手かも知れないと思っていた所、さすが中川HCだ。
大神が何故ここにきて得点が出来なくなっているのかは、韓国戦で徹底的にマークされ、全く使命を果たせなかったことで2番としてのリズムがどこかに行ってしまい、(萩原さん曰く)気負いが強くなったのだと思う。余裕のある時点で、ベンチに下げるのではなく、自分らしいスタイルでプレーさせ続けることで気持ちを落ち着かせるための施策と考えられる。
もう少し見てみよう。
※どうやら大神は、3Q終了間際からPGのポジションに移ったようで、萩原さん曰く「吉田が速攻でパスミスを連発したので交代した」とコメントしていた。さすが観点が違う・・・。
試合は、リバウンドで15本、アシストで9本の差を付けて、72-57で勝利!
ビッグマンでは、
小磯: 21点、13リバウンド
矢代: 8点、 7リバウンド
三谷: 16点、 2リバウンド
山田: 1:39のプレーのみ
と期待通りの結果を残した。
中川HCは、試合後のインタビューで「大神は昨夜熱が出て、今朝平熱に戻ったので使った。とにかく全員が戻ってよかった。」と指揮官の本音を語った。この後に萩原さんは昨夜の時点で大神から「実は、下痢/嘔吐でやばい」と電子メールを貰っていたことを披露した。
更に矢代キャプテンは「実は(大会期間中は)自分が一番体調を壊し、インドの救急車に乗った」と明かすも、昨日の韓国戦後は「結果を受け入れて、チームが一つになるために選手だけのミーティングを行った。」と加えた。心強い。
本当にいいチームを作れた全日本女子が世界選手権への切符を取るべくして掴んだ。
「おめでとう!!」の勢いでClick! → 
posted by kawashiman |01:31 |
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2009年09月23日
準決勝が終わった。というか、、、1Qの出だしで試合がほぼ決まった。
スタメンが二人おらず、どちらもスリーポイントを有望視され、大神を活かすためにも絶対必要な駒だったが、三谷は発熱・内海は肩の怪我が癒えないということでDNP。
スタメンが二人いないということで、遠い昔のゲームを思い起こす。
それは1991年のNBA Final #5 だ。
Lakersは、先勝するも3連敗で1-3と後が無いところで、第5ゲームはスタメンのウォージーとスコットを怪我で失った。
第4戦では20分足らずの出場ながら、それぞれFG1本しか決めていないテリー・ティーグルとACグリーンをスタメンで使うしかなくなっていた。また、2戦、3戦で、4分、2分しか出れなかった(おらく怪我だった)キャンベルとトニー・スミスが控えから交代しただけだった。本当に駒不足だった。
このゲームでマジック・ジョンソンは20アシストで4人に二桁得点をもたらし、本人はチームトップの11リバウンド・16得点で、得意のトリプルダブルの成績を残し、チーム得点は101点までいくがジョーダン、ピッペン二人の30得点にしてやられた。
マジックはこのシリーズでピッペンにビッタリとディフェンスされ疲弊してしまい、センターのディバッツがボール運びをするという中でのトリプルダブルだった。
もしスタメン2人がいれば、、、と後悔するも、翌シーズンはこのメンバーで闘うことができなくなるというマジックのラストゲームともなったことは、まさにジョーダンの時代到来を告げる象徴的なゲームとなった。
明日の全日本は、そんなラストゲームにはならないことを祈りたい。三谷、内海の復帰を祈る。
「がんばれ日本!」の気合いとともにClick! → 
posted by kawashiman |22:09 |
全日本女子 |
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2009年09月23日
今回は、テレビ放送をそのまま見れたので、点の流れには大きく触れないようにしてツイッターに情報を流した。
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・吉田、顔でディフェンス。女子バスケアジア大会。 (21 Sep 18:51)
・パスが来るとは思わなかった。が、吉田PGへの感想。これは、NBAマジックジョンソンに対するAllStarでの感想。吉田、凄い! (21 Sep 18:57)
・大神のミドル炸裂。小磯、フリースローライン前からのロングフック。 前半終了。韓国、ハは機能せず。 三上さん、日本人会のレポート。 選手は、御礼を試合結果で返す、といき込む。 (21 Sep 19:16)
・後半でだし、韓国いい感じ。日本、タイムアウト。3分。 (21 Sep 19:25)
・3分半、日本得点なし。 (21 Sep 19:27)
・三谷、ファウル4。残り4分半、3Q, (21 Sep 19:31)
・日本、攻め切れ無い。まだ、8点。残り13秒 (21 Sep 19:39)
・さぁ、4Q開始。 (21 Sep 19:41)
・吉田、涙もんのリバウンド、12本! (21 Sep 19:48)
・終わっちまった、、、 集中力の差、だと萩原さん。 読みがうまい韓国、原田さん。 (21 Sep 20:01)
・68-82 負け。 (21 Sep 20:03)
・差はそんなに無いです。予選では。 (21 Sep 20:56)
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合間、合間に、急いでiPhoneで打ち込むので言葉足らずは否めないようだ。
○吉田の顔ディフェンス
韓国:ハのゴールしたへのもがきで肘を顔に入れられた。
解説:萩原さんは「吉田は逃げない。わたしなら、よける。」とし、
解説:原田さんは「自分の(ファウルを受けていると)アピールできるところは自信を持ってディフェンスできる。気持ちが強い」と評していた。
○「パスが来るとは思わなかった。」
大会前の練習試合などで吉田からのパスを受けたチームメートの談だそうだ。日本では田臥くらいしか言われたことがないのではないだろうか。
○韓国、ハは機能せず。
スクリーンとしてはいくつかプレーを作っていたが、山田がマンツーでついていたせいか得点する訳でもなく、ブロックをする訳でもなく、リバウンドを取る訳でもない、という総合的な評価だ。正確には「ハは思ったより、存在感が薄かった」という程度で実際は山田がずっと付きっきりで小磯が同じコートに立てない状況に持ち込まれた点が不利になったポイントのような気がする。
○日本人会のレポート
三上さんのブログで詳しく読めるが、本当に選手には心強い見方である。
後半始まって3分半の間、日本に得点が無く、5分半の時点で三谷が4ファウルとなり、ビッグマンを使う選択肢が狭くなり、万事休すという感じだった。結果として3Qは10得点に終わり、3Qだけで16点のビハインドとなってしまい、打つ手無しといった感じに。
結局ゲームを通して凄いのは吉田のプレーで、解説の二人もしきりに誉める。なんといってもゲームハイの12リバウンド(うちオフェンス5)をPGがもぎ取るのだから。
大会自体を欠場した渡辺 由夏と、体調を崩したという高橋 礼華の4番3番を欠くという状況で誰かがファウルトラブルになった時に「いたらいいのに」と思えた。
ポジションの潰しが効かない女子だけに。
※三上さんブログによると矢代・櫻田の体調不良、内海の怪我が試合中に発生したそうだ。
試合後の中川HCインタビューで
「選手交代がきつく、使い続けてしまい、チームに勢いが無くなった」
という意味がわかった。
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前半までのstats(以下)は(TO以外は)全ての項目で日本が上回っていた。試合を終えたところでは、逆に韓国が全てを上回ってしまった。
韓国 日本
35 ー 42
10/24(42%) 2pts 15/28 (54%)
04/13(31%) 3pts 03/05 (60%)
3/4 FT 3/3
18 R 20
7 A 9
2 S 4
8 TO 9
よくあるパターンだが、後半出だしの攻撃が3分半封じ込められたのが敗因だろう。
また、前半10得点の大神が後半は6点に抑えられた。もっと取れる試合運びが必要だろう。
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posted by kawashiman |09:37 |
全日本女子 |
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2009年09月21日
ドラマ「ブザービート」のキャッチコピーが、Love makes you strong(恋は人を強くする)だそうだ。
時間延長したストーリーはあまりドロドロせず、タイトルが示すようにブザービーターで終了した。
J SPORTSサイトで、井上雄彦さんの『BUZZER BEATER』がウェブコミックとして公開され、後にTVアニメ化され、今年の1月まで再放送などが流れたようだ。
おそらく、このために本ドラマは「ブザービート」と命名を変更したのだと思われる。
「ブザービート」プロデューサー:中野利幸さんのバスケへの思い入れが番組を作ったと聞いた。bjとJBLの両方にプロデューサーがじきじきに出演依頼をしたらしい。
ルール説明もなく、スリーポイントライン手前からのシュートで2点差をひっくり返すブザービーターで優勝が決まるシーンを見たバスケを知らない視聴者から「あれどういうこと?」という質問がバスケ好きに飛び交うことで、バスケルールが理解されバスケの普及に繋がるだろう。
バスケ好きのみなさんは、答えの用意を。
Basketball makes ourselves strong
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posted by kawashiman |22:07 |
スポーツを生活に密着させるには |
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2009年09月21日
ブルーレィレコーダーのHDDのお掃除のために男子アジア大会に目を通してきたが、HDDに残った日本の試合は8位決定戦グループE初戦の対イラン戦(BoxScore)だ。
第1Qからミドルがことごとく落ちてしまった。
試合を通しても2ポイントは五十嵐、網野が試投に対して成功数がゼロ。成功数1で見ると、折茂、柏木、伊藤、2は山田、譲次と散々である。結局3本以上決めたのが公輔8、竹田5だけとなる。
※スリーは、点差を詰めるために苦し紛れのため25試投と乱発で、あまり参考にならないので触れない。
折茂はこの試合から体調を戻し、今大会スタメンで初めて出た訳だが、全く入らない。
ただ、誰のシュートもゴールに吸い込まれることがない重い時間が過ぎて、アッという間にダブルスコアになってしまった。
柏木は既に足の問題はあっただろうがそれ以降のゲームに比べるとアグレッシブに動けていたし、公輔はシュートタッチが良く、伊藤も体を張って何度かハッダディを止め、山田はよくポストアップしてパスをさばいていた。網野も繋ぎに徹して、アシスト5を稼いだ訳で、皆が前向きに取り組んでいる感じを受けた。
この組み合わせがもしイランで無ければ、、、という考えすら浮かんでしまった。
感情論やタラレバを語ってもしようがないので、このターニングポイントとなってしまったゲームを再評価してみようと思う。
目立ったのは、イランのいいところばかりなので先に紹介する。
・視野の広さ
トリッキーとも見えるパスをいとも簡単に通し、シュートにもっていける
ハッダディもポストアップから自分の裏に飛び込んだ見方にパスを出せる
※前回記事で触れたように視野の広さはBasketballをうまく展開するためには必用な技能
・緩急の差
ペネトレイトの際にトップスピードで抜きゴール下までその勢いだけで入れる。
→中で守っているビッグマンが本来はヘルプに行かなければならないが
ハッダディを離すとパスが入るためにガードに楽なレィアップを許し続けた。
ただ、あのドライブインの早さだとヘルプも間に合わないかも知れない。
・リバウンド/ルーズボールへの執念
背の小さい選手もリバウンドには執念深く絡んできて、少し気を抜くと取られたり、オフェンス時のタップシュートを簡単に許しているシーンが目立った。
トップ近くまで上がったハッダディが、トップからのドライブインに対してもゴール下まで戻り結果的にブロックしたり、リバウンドを獲得するあたりの動きは真似たいものである。
対して日本で目立ったのは、
・クイックシュートができない
最初の数本はうまくいったが、アウトサイドでパスを受けてそのまま気持ち良くジャンプシュートというパターンをスリー以外ではほぼ作れなかった。また、ゴール下でも一瞬ためらう間にハッダディの戻りが間に合ってしまい叩かれるというシーンがたくさんあった。ゴール下こそクイックシュートでファウルを貰うべきだ。
・止まっているプレーヤーへのパスがほとんど
結果的に緩急の差をつける以前に、一回一回プレーが止まり、繋がりのある展開ができない。
・動いているプレーヤーへのパスが相手の欲しいところへ出せない
せっかくムーブしていてもリードパスができないがために、動きを止めてしまうようなパターンを目にする。
バスケットボールは、普段の練習時のレベル以上のことは期待ができない競技であり、大会中にHCが「シュート確率が悪い」というのはマズイ。大会前に、いろんなシチュエーションでの確率を上げるために体幹を鍛え、当たり負けない中でいかにシュートをねじ込んでいくかの繰り返しの練習が必要なのである。
とは言え、課題としてアジリティ(「俊敏な」「すばやい」)とストレングス(「強さ」)を強化することは時間を掛けて個人が努力することで可能ならしめるが、視野の広さ・コートビジョンについて鍛える方策をやはりジュニアやミニのレベルから鍛えなければ国際試合でのパッシングゲームは出来ない。
女子はシューティングゲームを目指すとして今回の大会に臨んでいるが、前の記事で紹介したように(中国戦は見れていないが)タイ相手では吉田を機転にバンバンとパスが回る展開が出来ているため、至る所でシュートチャンスが生まれている。
この差は大きい。
止まっていたり、動いている方向と逆にパスが来ては、撃てるシュートも撃てないし、例え撃っても入れる自信のないシュートになってしまう。また、外から撃てないがためにゴール下にもぐりブロックに合うという最悪のパターンに陥ったのがこのゲームを象徴する消極的な部分だったような気がする。
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posted by kawashiman |11:41 |
バスケ全日本男子 |
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