2006年07月18日

まず競技が根付くために・・・(1)

スポーツ競技が日本でどれだけ普及しているのかをみてみる。

根づく。英語では establish でしょうか。辞書で調べると・・・

〈慣習・主張・評判などを〉確立する, (世間に)認めさせる
(…として)名声を得る, 身を立てる, 地歩を固める, 定着する


わたしなりに「確固たるものとして誰にでも認知され、定着している」ことが根付いている=普及していると言い換えてみます。

そして、一旦競技の根付き具合を考えるための分類をしておきます。

 ◆1◆ 教育的に「体育」の場面から運動部へ派生している競技
 ◆2◆ 趣味的な競技
 ◆3◆ プロ競技
 ◆4◆ 文化的/社会的に認知されている競技



では、サッカーの例がわかりやすいので、サッカーからいきましょう。

結論から言うと、サッカーは根付いています。根拠はたくさんあります。
上の分類のどれに属すかを括弧内に示しながらリストアップしてみます。

 ・高校サッカーや天皇杯が注目され続けている (1)

 ・サッカークラブ対象の大会組織が海外まで繋がっている (*)

 ・プロリーグがあり、サテライトなど下部組織がある (3)

 ・Jリーグの各クラブがスポーツクラブとして機能している (3)

  レッズに代表されるように、多種目競技のクリニックやスクールも実施し
  地域に密着したスポーツクラブを目指している。
  ヴァンフォーレ甲府などは地元のいろんな年齢層のサッカーに興味ない人をも
  ファンにするほどの地位を気付き、地域に根ざしている。
  
 ・日本代表を海外まで応援しに行くサッカーファンがいる。(4)

 ・ビーチサッカーやフットサルの普及にまでサッカー協会が関わっている (4)

  おそらくフットサル人口は部活以外の趣味競技としては現在トップでは?


このように、まんべんない根付き具合に加え、(*)をつけたように世界的にサッカークラブの概念の組織・大会があり、古くから日本に根付いています。

フットサルなどを推進したのはサッカーの普及のために川渕さんらが尽力したようで、まさにサッカー協会の普及策の一つがはまり、現在では「やる」スポーツとして定着しています。モーニング娘。も興じて、フットサルの審判資格まで取る状況ですから、普及度の深さを感じます。


他の競技を少しだけみると、野球は当然ながら(1)~(4)まで網羅し、
相撲は(2)はあれども(3)が主体で、国技であるがゆえに(4)の域に達しています。
格闘技は(2)(3)で、ブームになったという意味では(4)までいっているし、過去にはボブサップが牽引しましたが今ではすっかり亀田兄弟や、マサト・マッハ・元気が盛り上げていますね。なんと言っても「みる」だけのファンがお金を払って会場に足を運んでいる訳ですから・・・。

では、バスケットボールはどうでしょう?

小学校ではポートボールが廃止されバスケの授業になってるという意味では充分に(1)を満たし、また部活人口は野球・サッカーと同レベルと聞きます。
わたし自身も含めてバスケに興じる人はたくさんいますので(2)もありますね。実際はフットサル人口より多いかも知れません。
(3)の環境も、いくつか立ち上がりつつあります。これからですが満たしています。で、問題は(4)と考えます。

ここまでが客観的な評価です。本来はデータをもとに語りたいのですが、なかなかすっきりしたデータが世の中には無いのも事実ですので、この辺で勘弁を。

バスケについて(4)文化的/社会的に認知されない側面を、検証していけば、逆説的にバスケが根付いていない理由、どうすれば根付くのかが、見えてくると考えられますね。解明は次回!

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posted by kawashiman |15:27 | 競技の普及 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2006年07月18日

スポーツクラブ組織の必要性

ここでは、今後日本のスポーツ界に地域密着型のスポーツクラブがなぜ必要なのかを説いていきたい。


W杯のクロアチア対戦を機に、クロアチアへのブライダルツアーなどの人気が高まったそうである。

これまでクロアチア出身のNBA選手に愛着があるだけで、クロアチアという国はよく知らなかった。最近クロアチアの地形がよくわかる写真を見る機会があり、すぐに「行きたい」と思った程、美しい景色を持つ国だ。

クロアチアはお隣の旧ユーゴスラビアと並ぶバスケ強国だ。バルセロナオリンピックの決勝で後にNBA入りする二人が、ドリームチームを苦しめた。その二人とは、、、

■Drazen Petrovic ドラツェン・ペトロビッチ(元NETS)

ゴールを狙う目は、獲物を狙う獣のようで、ドライブインやミドルシュートで得点を稼いだ。絶対にあきらめないという思いとその闘志が外に出るタイプで、そこがファンを魅了した。欧人として遺した功績は大きい。

□Tony Kukoc トニー・クーコッチ(Bulls →現Bucks)

欧州プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを3度獲得した後に、ジョーダンの引退と入れ替えでブルズに入った。ジョーダンが復帰した 1995-96シーズンには Sixman of the Year に当然のように輝き、1996年からのブルズ3連覇のメンバーとしてチームに貢献した。

当時のブルズでは、サウスポーというのもあってかクーコッチに一番注目していた。


この二人をクロアチア代表選手として育て、欧州選手権で2度優勝を経験しているのが現日本代表監督のジェリコ・パブリセビッチ。以前そのパブリセビッチ監督が、日本のバスケット環境について以下のように語った。

「一貫した教育システムが日本にないのが驚き。また、コーチを育成する学校がないのも駄目! 背の大きい選手が最初からセンターだけをやらされて、可能性を潰されている。勿体無い選手が数多くいる」

ヨーロッパでは、スポーツクラブの仕組みが発達しており、ジュニアの頃から同じ指導者に支持し、年齢を重ねても同じスポーツクラブに所属しながら、各カテゴリにエントリーするチームに所属してプレーを楽しむという活動が根付いているため、パブリセビッチ監督の発言もうなづける。

「世界バスケ」はこのクロアチア出身の監督がどこまで日本代表を鍛えてくれたのか注目したい。


日本でも、Jリーグやbjリーグが地域密着型のスポーツクラブとしての役割を担おうとしているが、今後もっともっと活性化するよう期待している。

ここでは、日本の現状と照らし合わせ、なぜ日本にスポーツクラブ組織が必要なのかを紐解いていこうと思う。

次回から、日本のスポーツ界とりわけバスケットボール界の現状について整理してみようと思う。

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posted by kawashiman |11:27 | コメント(0) | トラックバック(0)
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