2011年04月03日
前エントリーでは、5つの前提条件からクリエイティブなゲームが生まれ、そこに面白さを感じる可能性が生まれ、盛り上がることに繋がるとした。
体力+技術力+知力に裏付けされた瞬時の判断力+決定力
これが【シュートを入れること】であり、バスケの面白さである。
バスケの面白さを体現できれば、観る者をも盛り上けることに繋がる。
体現するとは例えば、クリエイティブなゲームの中での【入れて当然の面白さ】を魅せることではないだろうか。
*ここが三上さんの言う「シュートは入れる!」という意味と通じる点だろう
最近、JSportsで1980年代のオールスターゲームを幾つか観ることができた。
残り2分半で7点差で負けていてもマジックは平然な顔をしてベンチから出て来て、プレーを創り速攻を出したり自ら得点したりで逆転勝ちをおさめるゲームがあった。
この「勝ちへの拘り」の中での冷静さと【自信】。
日本のチームは、そういうシチュエーションを味わって勝つ経験を積めていないのだと思う。
bjリーグはそれをルールも含めてエンターテイメントとして演出もしているが、JBL・WJBLにはそういう試合が少ないのではないだろうか。
ましてや全日本チーム(特に男子)は、逆転されると自滅してそれっきりという試合がずーっと続いている気がする。
「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」by 安西先生@スラムダンク
絶対負けない気持ちを持つことと、自分がヒーローになるんだというセルフィッシュなシュートを撃って落とすことの違いを理解していない。自分ではなく、瞬時にチームの最善を考える知力が重要だ。これが無いから観てるものに伝わるものが生まれないのではないだろうか。
マイケルは世界に一人しかいない。マイケルのスタイルを追って成功したのはコービー、ウェイド位しかいないということを理解して欲しい。
シュートを入れることを実現するには、自分が撃つこと(だけ)ではないということをゲームの中で理解し、次の試合に活かすことを実践して欲しい。【チームとしてシュートを入れることが勝利に繋がる】ということをキチンと身に付けるべきである。
三上さんの「シュートは入れる!」に呼応したエントリーは以上
posted by kawashiman |18:55 |
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2011年04月03日
前エントリーでは、バスケットボールで盛り上がってもらう重要ポイントは得点場面を判りやすくすることとし、その実現のためにシュートを入れる前提条件とそれがもたらす盛り上がり効果・影響についての持論5つのうち3つを書いた。
4. フリー状態の確率(シュート力)
空中にあるゴールに入れられるシュート率は、世界のどんなレベルの試合においても約5割である。
ところがシューティング練習で8割入らねば試合で5割は難しいと言われる程デリケートなジャンプシュート。果たして8割まで完成させて試合に臨むプレーヤーはどの位いるだろうか。
地道なプレーの中でシュートセレクションして、フィジカルな強さで競った中で撃つ場合、時には完全フリーで撃つ場合、試合の中でどっちが多いだろうか。
どっちのシチュエーションを想定して練習すべきかが重要である。
5. 視野の広さ(ノールックパスなど)
高校時に観る者を魅了させたマジック・ジョンソン。
そのマジックのスタイルに魅了され、それを体現した田臥。
両者は、確実にファンを楽しませる術を持ったプレーヤー。
一般のバスケットに興味を持っていない人にバスケットを楽しんでもらうためには、彼らのように「シュートを入れさせるため」と判るアシストパスを演出し、相手が誰であれ簡単にフリーでシュートを入れる場面を誇張して<魅せることを計算できること>が必要ではないだろうか。
バスケを知らなくても田臥なら知っているということは、そういうことである。
彼が高校の時にその印象を与え、彼以外にはその印象に追い付くことができないままである。
ジョーダン、アイバーソン、ウェイド、レブロン、コービーなど絶対的なフィジカルとシュート力を持つ世界に数人しかいないプレーヤーの格好だけを真似ても結果は付いて来るハズもないことを学び自認すべきだろう。
わたしからの提言は、視野の広さを身に付けて自分以外を活かすパスを磨いた上で自らのシュートセレクション力を身につけるべきだ。そうすることで、自ずと観る者にも伝わる何かが生まれる。
「いつ見たの?」「なぜ、そこに味方がいるったわかったの?」「今そっちは見てなかったのにパスしたよ!」
敵も味方もあざむく位じゃないとディフェンス重視の中でシュートチャンスを得ることは難しいのだから。
例えば、先日の全日本vsJリーグ選抜の復興チャリティ試合で闘莉王のヘッドパスが無ければカズのゴールは生まれなかったということを考えるべきだ。パス無くしてゴールは生まれない。それはPGに該当する俊輔だけに頼るものではないという典型的なシチュエーションだったのではないだろうか。
そういう意味で日本こそヨーロピアンタイプのバスケに移行すべきであり、どんなポジションの選手でもパスとシュートが上手いという土台を作るべきなのかも知れない。
残念ながら、パスが上手いと思えるPGが少ない。いいパスが無ければ、いいシュートセレクションと高確率のシュートは生まれない。これは間違いない。
国際大会でアシスト王を獲得した吉田(JX)のような成長を、男女問わず誰もが目指すべきだろう。
そこに勝機があることが証明されたのだから。
以上5つの条件からクリエイティブなゲームが生まれ、そこに面白さを感じる可能性が生まれる。
面白いと感じられれば盛り上がることになる。
(4)につづく
posted by kawashiman |18:27 |
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2011年04月03日
前エントリーでは、興味のない一般の人も含めて盛り上がってもらう重要ポイントは判りやすいこととした。
ここからは、得点場面を判りやすくするためにシュートを入れる前提条件とそれがもたらす盛り上がり効果・影響についての持論を5つのポイントに分けて書いていく。
1. 地道な(例えばフリーになるための)プレー
ボールのあるところに両チームのプレーヤーが集まり攻防の結果としてボールを確保し、より安全な位置関係にあるシチュエーションでのシュートが入りやすい。
よって確保するための地道な動きがシュート回数を稼ぐことに繋がるる。
例えば
デニスロッドマンのリバウンドそして横っ飛びのルーズボール
矢代や吉田のルーズボール・矢野良子のおとり(コートバランス)
アレン・ミラー・折茂のフリー位置創造力と即座のシュート技術
2. シュートセレクションの良さ(撃つべきタイミング・止めてパス)
佐古・折茂・大神・川村・ビラップス・ストックトンらの確信を持ったシュート。
今ここで撃つことがベストであるという瞬時の判断力と、その時に入れられるという自信・信頼感。
どうも国内では「えーぃ撃っちゃえ!」が多くはないだろうか。「入れば儲け」という感じが観る側に伝わってしまうと盛り上がる。
いかに大事にそのシチュエーションを作って、どう判断して入れたのかがわかるように入れるのが盛り上がるためにはベターなのである。
3. フィジカル(あたり・ジャンプ力・かわす技術・バランス力)の強さ
随分前に北原さんがサントリーボールの時だったかフリースローだけで20得点した試合がありました。2mの身長で冷蔵庫のような体を持ってしても米国大学生に歯が立たずファウルを貰うプレーで稼いだ。
フィールドゴールを入れられずとも、ファウルを貰う技術とフィジカルの強さがあったと言える。
最近では、同じような身長のイートンや大治、あるいは竹内兄弟がゴール下でファウルを貰うことすら難しい。
しかしゴール下に限ったことではなく、ミドルシュートを撃つためにもフィジカルの強さは必要だ。
ウェイド・コービーなどは、ガードでありながら当たり負けをしないプレーによりシュートを決める。
そんな強いフィジカルを持って【シュートを入れてくる】選手は、古くは萩原・加藤ジェット・永田・大神・高田、男子では例えば折茂・川村(栃木)などである。
「うわっ、この場面で、そんな簡単に入れちゃうのね?!」「頼もしい、こいつに任せたい!」とコートの内外の人が認めるプレーヤーであり、それをそうと判ってもらえるプレーを創れたのではないだろうか。
(3)につづく
posted by kawashiman |17:52 |
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2011年04月03日
三上”Deco”太さんの「シュートは入れる!」に呼応して、久し振りに書くエントリーです。
三上さんは、
バスケットを盛り上げるには、一般のバスケットに興味を持っていない人にバスケットを受け入れてもらう、楽しんでもらうことが必要
どうすれば楽しんでもらえるのか。一番は日本代表が勝つこと
勝つためにはどうする?のかという命題を掲げた。
三上さんの視点は「シュートを入れること」と導いた。
バスケットボールは、ネット越しのセット制の球技以外では唯一点を入れることができる球技であるということを忘れてはならない。
つまり、ゼロ得点で負けたりゼロ同士で引き分ける試合が無い競技であり「両チームともに得点するゲーム」が必ず展開されるのである。
よって、点は入れられるのだから、いかに点を入れるかに興味を持ってもらうことが楽しんでもらう上で重要となる。1点が入るシーンだけを待つ競技(場合により無得点)とは根本的に異なるのである。
点の入れ方が重要になる競技なのに、日本でのバスケ観戦において得点シーンに対して「今、点入ったの?」「誰がいれたの?」「どっちのチームの得点?」という質問を会場で耳にすることがある。
残念だが、これが現実である。
この状況を無くすことが、興味のない一般の人も含めて盛り上がってもらう最も重要ポイントだろう。
つづく
posted by kawashiman |17:32 |
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2010年02月13日
三上”Deco”太さんの「小生が伝えたいこと」に呼応して(コメントさせて頂いた文章に加筆修正して)ブログにも残します。
実はこちらもバスケ関連ではブログを書けずにいました。
忙しさもあるのですが、三上さんのおっしゃるような「空虚さ」を感じてしまってから、なんか書くモチベーションが落ちたまま…。
三上さんはリズ選手のことをあげていますが、わたしはこれからを背負うのは女子では吉田@JOMOだと思っています。
日本人的な脇役に徹する感じもありながらも、一個一個のプレーに魂が入っているのがよくわかる。小さな体で常にトリプルダブル並のスタッツを残すスーパーマンぶりに惚れています。
昔、Bullsの黄金期の試合で3Q前半で負け試合みたいな流れになって、控えが5人交代で出て来るんだけど、なぜか大活躍で僅差まで追い上げる。
4Qからはマイケルらがコートに復帰して、試合をひっくり返すという試合を何度となく見せられた記憶があります。
この5人交代は、敵チームに手を抜かせるフィル・ジャクソンの作戦なのかと思えてしまう程、別のブルズと言っていい程に強かった。
そして、しっかりリーグ戦を戦い抜く姿をファンにも魅せていたと思います。チームとしてはブルズを応援していない者にとっては面白くなかったですが、この「凄さ」はずっと覚えています。
どうなんでしょうか、、、ロスターは大したことはなかったと思うんですが、楽しんでバスケをしながら追い上げていたように思います。
つまり、
・スターターは楽しみながら追い上げるのには精神的にキツイ
・リザーブは負け試合でもベストパフォーマンスを心がけられる
・ちゃんとセカンドチームでも5人のバスケができる
・バスケの試合が成り立ちセカンドチームによる逆転も有りえる
ということは、つまりセカンドチームがどれだけ機能できるか?が鍵ではないかと。
攻守両面で完璧な当時のブルズのファーストチーム相手に練習しているセカンドチームは、当然ながらレベルが高いIQバスケを実現できたんじゃないかな、と。
国内に目を向けると競っている試合では7人がせいぜいで、そこから先のプレーヤーはDNPが多く、実戦では育っていないんじゃないかなぁ、と。それは女子にも男子にも言えるんじゃないかな。
全日本なんかも、女子なんかでは富士通など5人で40分近く戦う姿が多いような気がします。
「調子はいいけど、休むところは休む」というNBAやMLBの経営陣・指導陣のような考え方ができない日本の気質が、そういった結果をもたらしているように思えてなりません。
こき使って、すり減って、故障させて、御用済み・・・これは一般の企業にも言える風潮でもあるのではないでしょうか。
そう考えると、企業主体よりも、きちんとプロ化した方が面白い試合が多くなるという理屈になりはしないでしょうか?
(あ、NPBはサクッと戦力外通告してますが、あそこも親企業の意見が大きく影響のある組織なので別として)
男子はbjとの統合を3年後(ですか?)に据えたようですが、このように観る側に与える印象度を上げる努力が各チームやリーグに望まれていることを充分に理解して話を進めて欲しいところです。
河内さんが、そういった部分を声高に主張してくれないかな、と。
いや、でも、観る側の気持ちがそれまで維持できないんですけどね、、、
#こちらはカテゴリーは、「競技の普及」とさせて頂きました。
posted by kawashiman |18:01 |
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2006年07月18日
スポーツ競技が日本でどれだけ普及しているのかをみてみる。
根づく。英語では establish でしょうか。辞書で調べると・・・
〈慣習・主張・評判などを〉確立する, (世間に)認めさせる
(…として)名声を得る, 身を立てる, 地歩を固める, 定着する
わたしなりに「確固たるものとして誰にでも認知され、定着している」ことが根付いている=普及していると言い換えてみます。
そして、一旦競技の根付き具合を考えるための分類をしておきます。
◆1◆ 教育的に「体育」の場面から運動部へ派生している競技
◆2◆ 趣味的な競技
◆3◆ プロ競技
◆4◆ 文化的/社会的に認知されている競技
では、サッカーの例がわかりやすいので、サッカーからいきましょう。
結論から言うと、サッカーは根付いています。根拠はたくさんあります。
上の分類のどれに属すかを括弧内に示しながらリストアップしてみます。
・高校サッカーや天皇杯が注目され続けている (1)
・サッカークラブ対象の大会組織が海外まで繋がっている (*)
・プロリーグがあり、サテライトなど下部組織がある (3)
・Jリーグの各クラブがスポーツクラブとして機能している (3)
レッズに代表されるように、多種目競技のクリニックやスクールも実施し
地域に密着したスポーツクラブを目指している。
ヴァンフォーレ甲府などは地元のいろんな年齢層のサッカーに興味ない人をも
ファンにするほどの地位を気付き、地域に根ざしている。
・日本代表を海外まで応援しに行くサッカーファンがいる。(4)
・ビーチサッカーやフットサルの普及にまでサッカー協会が関わっている (4)
おそらくフットサル人口は部活以外の趣味競技としては現在トップでは?
このように、まんべんない根付き具合に加え、(*)をつけたように世界的にサッカークラブの概念の組織・大会があり、古くから日本に根付いています。
フットサルなどを推進したのはサッカーの普及のために川渕さんらが尽力したようで、まさにサッカー協会の普及策の一つがはまり、現在では「やる」スポーツとして定着しています。モーニング娘。も興じて、フットサルの審判資格まで取る状況ですから、普及度の深さを感じます。
他の競技を少しだけみると、野球は当然ながら(1)~(4)まで網羅し、
相撲は(2)はあれども(3)が主体で、国技であるがゆえに(4)の域に達しています。
格闘技は(2)(3)で、ブームになったという意味では(4)までいっているし、過去にはボブサップが牽引しましたが今ではすっかり亀田兄弟や、マサト・マッハ・元気が盛り上げていますね。なんと言っても「みる」だけのファンがお金を払って会場に足を運んでいる訳ですから・・・。
では、バスケットボールはどうでしょう?
小学校ではポートボールが廃止されバスケの授業になってるという意味では充分に(1)を満たし、また部活人口は野球・サッカーと同レベルと聞きます。
わたし自身も含めてバスケに興じる人はたくさんいますので(2)もありますね。実際はフットサル人口より多いかも知れません。
(3)の環境も、いくつか立ち上がりつつあります。これからですが満たしています。で、問題は(4)と考えます。
ここまでが客観的な評価です。本来はデータをもとに語りたいのですが、なかなかすっきりしたデータが世の中には無いのも事実ですので、この辺で勘弁を。
バスケについて(4)文化的/社会的に認知されない側面を、検証していけば、逆説的にバスケが根付いていない理由、どうすれば根付くのかが、見えてくると考えられますね。解明は次回!
posted by kawashiman |15:27 |
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