2009年09月26日
FIBAアジア女子バスケ大会での日本チームを振り返る
バスケットボール協会の公式サイトに選手らのインタビューや活動レポートが載ったので、見ていきたいと思う。 ヘッドコーチの背中 準決勝:韓国戦後の電話インタビューを「言い訳したくない」と断った中川HCの心中は動揺の二文字に尽きるだろう。選手が揃わずにプレーや試合の流れが何一つうまく回らなかったのだから。 次の日3位決定戦の1時間半前のコートを写した三上さんの写真がブログ下に掲載されてある。 まだ暗いコートのベンチに中川HCが一人。この様子だともっと前からそこに座っていたのだろう。 もしかしたら、進退を掛けるべきかを悩んだり、その思いを振り払ったりしていたのか。いや中川さんのことだから、きっと躍動する選手をコート上でシミュレーションしていたのかも知れない。 ただ、この時点で大神がプレーできると判断できていなかった状況かも知れない。 結果論だが、実際の試合では山田の1分半を除くと6人しかプレーしていない。若手は体調面では使えたのだろうが、絶対に勝たねばならない試合だから選手起用は生命線だったはず。大神がいない前提でのシミュレーションは一体どんなだったのだろう。そして、そこに勝機は見付けられたのだろうか。 まだ意を決していない段階にあることを背中が物語っているようだ。 現地日本人会の功績 9/23活動レポートでは現地日本人会の差し入れなどサポート・応援の様子が丁寧に紹介されていた。選手にとっては本当に心の支えになっただろう。 また、急に体調不良に襲われるこの症状は「日本人がインド滞在1週間前後に必ず発生する症状だ」とも紹介されている。アジア大会規模の競技大会を運営したことがなく、今回は代替開催で確かに仕方無い部分もあるが、今後のアジア大会開催は競技に関係無くこのような地は避けて欲しいものだ。 ただ、手厚いサポートをしてくれる現地日本人会との出会いを生んだのは運命だったかも知れない。 25日の夕方にアップされた9/24活動レポートでは、3分の1の文量で現地日本人会への感謝が綴られた。この絆のストーリーは選手それぞれの心に刻まれ、ハートを強く成長させたことと思う。 さて、インタビューを見てみる。 まず、中川HCが「しばらく代表から離れていたので、アジアの情勢を分かっていませんでした」と暴露している。 ※実際はスカウティング担当スタッフがいるが大会前あるいはもっと前からの偵察が一切できていないという意味と捉える。 スカウティングについては北京五輪米国女子HCのドノバンさんのインタビュー(小永吉さんブログ)にあったように、国際試合を闘うには重要な部分を占めるため、男子も含めて全日本は年間通してのスカウティングシステムの体制導入が必要だと言いたい。 ドノバンさんは、 「どこの国のゲームを見るのは、アメリカのためにどこかで役立つと思うから」 と説明している。王者アメリカのコーチがこのような姿勢にあることを学ぶべきだ。 小磯は、吉田・高田・高橋の名前をあげて「日本代表はタフで無ければならないという経験ができたことが大きい」とした。この三人は今後代表から外すことをしてはいけないという警鐘とも取れる。 「世界へ挑戦できる権利を得たので、日本のバスケットがどこまで戦えるのか、チャレンジしていきたいです。」という矢代らしいコメントのあとに、日本人会について「本当に元気を貰いました」と感謝の念を表した。もし日本人会のない違う場所での開催だったら、どうなっていただろう。男子の時は日本人会はその地に無かったのだろうか?そんなことを考えてしまう。 大神は「一番キツイ試合で速攻をいっぱい出せたのは、中川HCが言ってる日本の魂を出せたと思います。」と誇示した。確かに連日試合が続く中で、テーピングや足がつるといったシーンは無かった。男子と同じように体調不良者が続出する似たような環境の中で、プラスに働いた気持ちを強調したのは印象的であり、大神らしい。 165cmのリバウンド王 吉田が今大会のリバウンド王に輝いた。平均数は7.7で全体6位だがPGポジションという特異な状況を評価されたと考えられる。大会オフィシャルサイトで個人statsランクを見れるが、リバウンドはガード部門ランクが想定されていないようで検索できない。 4分の1くらい(13/54)をオフェンスリバウンドが占める点が最も評価されたと思われる。大神と比べても5cm小さい165cmという身長でもリバウンド王になれるということを理解し、男子もじっくりと確実に取り組むべきだ。 吉田のインタービューを是非協会サイトに載せて欲しい! 国内報道に困惑・・・ そう言えば9/25の読売スポーツ欄でWJBLの開幕を告げる大きめの囲みに登場した代表選手の名前は大神、吉田くらいだったろうか。脇に3cm x 4cmくらいのスペースに世界選手権の切符を手にしたと紹介があった。担当が違うとは言え、たかだかJBL<開幕>だけのお知らせニュースが同じ女子の全日本チームによる世界選手権出場権獲得のニュースを上回る構成はいかがなものか。もっと大きく取り上げて欲しかった。 また、この記事の下書きをしている25日昼時点で出場切符獲得ニュースはネット上にはほとんど無い。他社のニュースから状況を知り、これから流すことになりそうだ。マスコミのバスケ注目度を表す状況は少し寂しい。 次回以降から、リバウンドのポジション取りについて触れていきビッグマンキャンプに話を戻していこうと思う。 できれば吉田の動きをビデオで追いたいところだが画面の外のことが多く、「何故、このタイミングでここに居るのか?」の検証は難しいと思うが少しトライしてみようと思う。 日本チームの激戦を讃え Click! →
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posted by kawashiman |10:07 |
全日本女子 |
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