カワシマンとバスケットボール

宮地 陽子さんの目でみる日本バスケ

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先日『アメリカ留学体験記 Never Too Late―今からでも遅くない』をやっと購入。言わずと知れた田臥勇太の渡米記だ。

読もうと思ったきっかけは、宮地 陽子さんブログで「岐路2008年9月2日 宛に「栃木ブレックスの加藤HCを選んだのは正しい選択」だとコメントを入れさせて頂いた際に陽子さんからの返信にて「どんな選択をしても絶対正解ということはない」と強く返された際に、脳裏をよぎったのが「Never Too Late」のタイトルだった。
この時から1年が経ってしまったが、やっと読むことができた。

その本で知ったのだが、小野秀二HCに興味がありトヨタを選んだとあった。

現役時代の小野さんのプレーを見ていれば、もっと深い関係を築けたかも知れないと考えると、出会いというのは紙一重だな、と。

 小野さんと桜井良太とは、愛知学泉大学HC時に桜井に声を掛けたが小野さんが移籍し、トヨタHC時も桜井のトヨタ移籍が決まった後に小野さんが移籍したという経緯があったそうで、桜井をPGにしたかったのかどうか、今回の全日本には呼ばなかったので結局またニアミスで終わり真意がわからず仕舞い・・・彼ら二人は出会っていないことになる。


また田臥は本の中で、日本の大学には行きたいと思うチームが無いと断言している。これが間接的に留学へ繋がった訳だが、結果的に自ら挑戦するカードを選んだことになるのは彼にパイオニアの資質があったのだろう。


もう一つ、宮地 陽子さんブログ「日本代表対ホーネッツ(SLT)2009年7月10日 にて「2m以上が9人のチーム相手にビッグマンは通用し、他は完全に高さで抑えられたと見ました。」とコメントを入れた際に、陽子さんからの返信にて「高さだけでなく、パワーや速さにもやられていました。特にトランジションの切り返しの速さにはなかなかついていけない」と返された。

このときは「パワーや速さ」という言葉がどれだけの意味を持っているかがわからずのままでだったが、今回読み返してみて、今回のアジア予選での惨敗で「何もできなかった」と選手本人がコメントした意味とやっと繋がった。



また、今全日本男子が置かれた状態への伏線かのような「日本基準2007年10月29日 というエントリーがある。

陽子さんは久し振りに日本で試合を見た感想として

 (1) 日本の観客が“観賞”から“応援”に変わった
 (2) 石崎選手と竹内譲二選手と竹内公輔選手は、アメリカに出てきてほしい
 (3) 軽い笛による弊害

を上げていた。

この時は、国内の試合を見て軽いタッチで書かれていたせいか、あまり重く受け止めていなかったのだが、どうやらこの提言は深い部分をえぐっていたことにやっと気付いた。

日本のファンが「観賞」している様は、裏を返せばよく言われるバスケがわかっている人の見方なのかも知れない。自分自身どんな場合も「観賞」する方で、プロ野球を観に行くと一挙手一投足に興奮しまくる同伴者に嫌がられたものだ。
これがbjリーグが始まり、バスケを知らない地元ファンがファミリーや恋人同士で観戦に集まり応援するようになった姿を指している。まさに、【見る側への普及】が成功した姿ではないだろうか。


(2) の3人はアメリカに行くべきとしているのは、「アメリカに出てきてほしいと思うのは、その選手がアメリカで活躍できそうだからという理由ではない。」「アメリカに来て同等以上の選手とマッチアップして、壁を感じて、それを乗り越えてほしいと思うのだ。」と理由を披露している。この心配は、今年のアジア大会に迫った時期の譲次の慢心に繋がったと言える。
奇しくも、この3人は次の小野全日本メンバーに選ばれている。


茨城インターハイを萩原美樹子さんと伴に見ての感想ということだったので、この時の萩原さんのコメントは無かったのかと気になるところである。なにせ世界バスケの評価として全日本男子チームを「まだ原石のような選手だから、これからなんだ」と守った発言をしていた訳で、この時の印象も萩原さんの中で今に繋がっているに違いないからだ。



最後の【軽い笛】とは審判への嫌味ではなく「あんなに軽い笛の中で、ファウルを取られることを恐れながらプレーしている外国人相手にプレーしていて、果たして本当に世界基準の選手を育てることができるのだろうか」と危惧している。
まさに今回スポーツナビに書き始めたオンザコートルールとビッグマンという話のカテゴリーだ。

  笛が軽いというのは、軽い接触ですぐに審判が吹きプレーが止められること。
  そう言えば、萩原さんがよく解説時に好んで用いる言葉だ。

今回のアジア大会で勝利したクウェート戦などを2日前に見直してみたが、ポストアップして展開できるのは山田くらいで、伊藤はポストプレーしても自分よりも小さい相手に突き飛ばされることがしばしばで全くパワープレーに繋げられなかった。無論、敵もファウル覚悟で止めにきているが計算されたプレーなのでクウェート戦などは前半同点くらいまで詰められた。
なぎ倒してでもスリーポイントプレーに持っていくという力強さが求められるのだが、全くこのあたりも身長に関係無く当たり負けをしていた。

公輔・譲二はポストアップする様子もなく、ドライブインから強引にパワープレーに持っていこうとすると、故意に止められているとは言えボールがリングの方には飛ばないレベルの攻防となっていることがわかった。どうやら日本国内の笛の軽さに影響ありと言えよう。

陽子さんの指摘は、まるで予言のようだと感じた。

 ちなみに、ミニバスケットは接触があった時点で笛を吹くように指導されるがいかがなものだろうか?その年代から過保護(低いゴール、小さなボール、軽い笛)にされていては、気持ちもプレーも力強くファイトできる方向には行きづらい気がする。
そもそもミニバスケット自体が日本固有の種目である点において疑問を拭い切れない。


陽子さんの目でみた「日本におけるビッグマンキャンプの必要性」について是非聞いてみたいと思う。


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