カワシマンとバスケットボール

ビッグマンに求められるスキルの探求(その3)

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Webでは簡単にキャンプメニューを見付けられなかったため、ビッグマンに必要と思われる技術について、まず一般的なレベルとして指導されていると思われる内容と、センタープレーヤー経験者として本来習得すべき(だが教えられていない)と考えられる技術について整理してみようと思う。


◆基本として教えられていると思われる技術

[オフェンス]
フラッシュ
面取り(シール・ピンハンド・両手ターゲットハンド)
片手でのパスの受け方
ポンプフェイク
ドロップステップ
ピボットアウト
ステップイン
バンクショット
フックショット
パワードリブル・パワーシュート
ターンシュート
ターンアラウンド・フェイダウェー
スピンムーブ
ピック&ロール


[リバウンド]
ボックスアウト
ロールして内側を取る


◆あまり教えてもらえないと思われる技術

[センタージャンプ]
構え/ジャンプのタイミング/駆け引き

[ブロックショット]
ブロックショットのタイミングと手の使い方
ブロック後のボックスアウト

[リバウンド]
リバウンドジャンプのタイミング
オフェンスリバウンドのシチュエーション別の対応
ランニングリバウンド
リバウンド時のキャッチ/ティップの仕方

[オフェンス]
ハイポストからゴールへの縦のカッティング
ロールしてのバックドア
※ガードからのパスの入れ方(ループ/バウンズ)
ポストからのパスの出し方(手渡し・トス・バウンズ・パスフェイク・リードパス)
ツーポストの際のビッグマン同士の連携の仕方

かなり個人的な判断でバッサリを分けてしまったが、こんなのがあるぞ!これはどうだ?というのがあれば是非コメントを頂きたい。



ここで唯一ネットで得ることのできたビッグマンキャンプのメニューについて改めて紹介したい。

中学/高校の外部コーチを35年歴任されている「おやぢさん」のサイトは「鶏肋(けいろく)の館」と名付けられ、「ヘッドコーチの資料室」というコーナーにはおやぢさんのバスケ観がギッシリと詰まっている。その中の一つの資料が先日紹介させて頂いた『センタープレーの必要性』だ。

「ヘッドコーチの資料室」には、最も共感し、わたしがバスケを教えたり、やったりする上で最も重要だと思っているくだりがあった。「バスケットボールとは」において『バスケでは「多く」入れたほうが「勝ち」だが、自分達の得点能力以上に「入れさせない」ことが重要になる』と説いている。
ただ単に口先だけで「ディフェンスを頑張る」という程度では勝利をモノにできない。この奥義の意味を頭と体で理解し、勝つためにはいかにディフェンスでファイトするかが問われるのだと、昨今の点を入れるだけに拘った日本バスケ界の風潮に対して強く言いたい。


今回のビッグマンに限定した一連の記事投稿の流れの中でおやぢさんに連絡を取ったところ電子メールにて「センターを軸としたバスケがベスト」という考えを教えて頂き、センタープレーヤーである自分自身もプレーヤーとして自分のチームでの存在価値を見つめ直し秋の大会を目前にしてビッグマンらしいプレーに拘るようになった。と言っても練習は1度だけだったが、今後のプレースタイルについて深く考える必要を感じている。

さて、おやじさんのビッグマンキャンプ・メニューをわたしなりに解釈してみた。

  (1)講義:ポストプレーの重要性と身長差の優位性について
  (2)基本姿勢と基本動作 フットワークとボールハンドリング
  (3)基本シュートバリエーションの習得(12のドリル)
  (4)ディフェンスとの位置関係を優位にする動きの習得
  (5)ポストアップへのディフェンスの仕方
  (6)ガードのパスの入れ方
  (7)ローポストでの1対1

  是非プレーヤーや指導者は具合的に表現された各ドリルの細かい動きについてシミュレーションしてみて欲しい。どれが出来るのか、どれを教えていないのかなどをチェックし、自分なりにバリエーションを整理してはいかがだろう。
「ビッグマンガードキャンプ」という開催例が日米ともに見られたが、接点はここ(上記6)だった。ポストへのパスの仕方を教えるには両者がキャンプにいる必要があるのだ。


  また、おやじさんからこの一連の記事にふさわしい本の紹介というプレゼントを頂いた。

  ・「ポストプレーヤーのスキル&ドリル」バロル・ペイ
  ・「PLAING BIG」ピート・ニューウェルビッグマンキャンプの映像DVD付き

金曜日にアマゾンで注文した「ポストプレーヤーのスキル&ドリル」は、土曜の夕方には到着したのだが、目次を見ただけで「これだ!」と思った。訳者が原書より構成を変えた目次については次回紹介したい。

次回は、バスケ協会編の「バスケットボール指導教本」を確認しながら、「ポストプレーヤーのスキル&ドリル」「PLAING BIG」と対比させながら、技術メニューのポイントを探ってみたいと思う。



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この記事へのコメントコメント一覧

おやぢさんへ

「ポストプレーヤーのスキル&ドリル」は、原則、リバウンド、パッサー(1,3,4章)しか読んでませんが、解説にあるように現場でドリルやポイント点を辞書的に引ける構成ですので、指導者必携ですね。

「勝利へのステップ」のステップは、踏み台ですか、まさかビッグマンのプレーのひとつのステップでしょうか?(ビッグマンに限った内容なのかどうか、が気になった次第です)

「PLAING BIG」を読むには、少々時間が掛かりそうですが、おやぢさんのビッグマンキャンプを大きくしていって欲しいです。
百聞は一見に如かず、いつか見たいなと思います!

ビッグマンに求められるスキルの探求(その3)

ご紹介いただいて恥ずかしい限りです。HPは鶏肋(けいろく)の館です、あまりバスケのHPらしくない内容ですが。「ポストプレーヤーのスキル&ドリル」読んでいて、指導者生活しているうちに偶然見つけて指導しているスキルがアメリカではちゃんと教えられていたのにビックリ(スイムムーブなど)、この本のだいたいのことは教えてあるな、と意を強くしています。
あともう1冊、これも大修館から出てますが、ハル・ウィッセル著「勝利へのステップ」。この本偶然知人がアメリカの書店で見つけて買って来たものを、良さそうだったので生徒と翻訳しました。それから数年して翻訳出版されて読んだところ「ほぼ」合ってるなと胸を撫で下ろしました。これにも日本ではあまり教えられてないスキルがたくさんありました。ベースライン側にドロップステップからパワードリブルした時に肩の線はバックボードに平行とか、ディフェンスがどちら側に居るかわからなかったらベースライン側にフロントターンしなさいとか。もうおわかりと思いますが、自分のビッグマンキャンプの内容はこの本がネタ元です。翻訳してみて良かったと思います。鈴田先生(女子が世界選手権2位の時のコーチ)にお目にかかった時に「出来るだけ原書を読みなさい、そこに書いてある用語やニュアンスを知ることは大事です」と言われました。
長々とすみません。

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