2006年12月14日
うれしさと悔しさと【第15回アジア競技大会(2006/ドーハ)】
写真はセパタクローのダブルイベントで金メダルを獲得したタイチームです。日本のセパタクローにも、いつかこんな日が来るのでしょうか。 うれしいニュースです。セパタクロー女子がダブルイベントで銅メダルを獲得しました。おとといの試合で2連勝して、準決勝に進出。3位決定戦のないセパタクローでは、その瞬間にメダル確定です。 今日は準決勝が行われました。この試合、どうしても行きたかったのですが、移動を考えると次の取材に間に合わず、またもメディアセンターでのテレビ観戦となりました。それにしても素晴らしい試合でした。第1セットを取ったときは、このままいけると確信しました。2セット目こそ奪われたものの、両者の間に実力の違いはありませんでした。わずかの差、それはもしかしたら経験や勝負強さといった、技術だけでは補えない部分かもしれません。ただ、ほんの少しだけ、手が届きませんでした。 それでも、心底しびれる試合でした。個人的な感情もあいまって、途中、少し涙が出そうになりました。競技の背景や人間関係、そしてここまでの道のりを少しながらでも共有できたからだと思います。監督の矢野君もよくここまでいいチームに仕上げてくれました。矢野君が現役時代、タイでの合宿にお邪魔させてもらったときに、いろいろ話をしたことを思い出しました。敗れはしたものの、本当にナイスゲームだったと思います。 それから男子は、残念ながらメダルなしに終わってしまいました。最後までよく戦いました。勝てばメダル確定の、昨日のインドネシア戦。第1セットを取ってそのままいけるかと思いました。しかし、残念ながら逆転負け。渾身の力を振り絞りました。コンディションも決して万全ではありませんでした。でも、寺本君が言い訳をすることはありません。すべては試合後の涙が物語っていたと思います。 ただ、スポーツライターとしての立場から言うのなら、インドネシア戦は絶対に負けてはいけない試合でした。メダル奪取は最低限、必要でした。セパタクローのようなマイナー競技にとって、メダルは特別な意味を持ちます。たとえば今大会、前回の釜山大会から派遣人数が男子5人から9人、女子6人から9人と増員されました。もちろん、昨年の世界選手権で表彰台に立ったことが大きな評価につながりました。でも、前回大会で銅メダルを獲得した選手たちの頑張りを忘れてはいけません。 少しながら競技の普及にもつながりました。男子の寺本君や女子の奥さんのように、メディアに露出する機会も増えました。そして今回のドーハ大会は、団体戦に出場することができました。競技によってメダルに対する価値は様々です。だから、メダルがすべてだとは思いません。ただ、セパタクローのようにこれから発展していく競技では、アジア大会でのメダル獲得が唯一にしてもっとも形として残る結果なのです。 今大会、東南アジアのみならず、韓国も中国も大きな強化を図ってきました。第一線で活躍する選手が年齢を重ねた日本も今、4年後に向けて大きな転換期を迎えているのかもしれません。
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posted by katsu0531 |08:43 |
第15回アジア競技大会(2006/ドーハ) |
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写真はセパタクローのダブルイベントで金メダルを獲得したタイチームです。日本のセパタクローにも、いつかこんな日が来るのでしょうか。
うれしいニュースです。セパタクロー女子がダブルイベントで銅メダルを獲得しました。おとといの試合で2連勝して、準決勝に進出。3位決定戦のないセパタクローでは、その瞬間にメダル確定です。
今日は準決勝が行われました。この試合、どうしても行きたかったのですが、移動を考えると次の取材に間に合わず、またもメディアセンターでのテレビ観戦となりました。それにしても素晴らしい試合でした。第1セットを取ったときは、このままいけると確信しました。2セット目こそ奪われたものの、両者の間に実力の違いはありませんでした。わずかの差、それはもしかしたら経験や勝負強さといった、技術だけでは補えない部分かもしれません。ただ、ほんの少しだけ、手が届きませんでした。
それでも、心底しびれる試合でした。個人的な感情もあいまって、途中、少し涙が出そうになりました。競技の背景や人間関係、そしてここまでの道のりを少しながらでも共有できたからだと思います。監督の矢野君もよくここまでいいチームに仕上げてくれました。矢野君が現役時代、タイでの合宿にお邪魔させてもらったときに、いろいろ話をしたことを思い出しました。敗れはしたものの、本当にナイスゲームだったと思います。
それから男子は、残念ながらメダルなしに終わってしまいました。最後までよく戦いました。勝てばメダル確定の、昨日のインドネシア戦。第1セットを取ってそのままいけるかと思いました。しかし、残念ながら逆転負け。渾身の力を振り絞りました。コンディションも決して万全ではありませんでした。でも、寺本君が言い訳をすることはありません。すべては試合後の涙が物語っていたと思います。
ただ、スポーツライターとしての立場から言うのなら、インドネシア戦は絶対に負けてはいけない試合でした。メダル奪取は最低限、必要でした。セパタクローのようなマイナー競技にとって、メダルは特別な意味を持ちます。たとえば今大会、前回の釜山大会から派遣人数が男子5人から9人、女子6人から9人と増員されました。もちろん、昨年の世界選手権で表彰台に立ったことが大きな評価につながりました。でも、前回大会で銅メダルを獲得した選手たちの頑張りを忘れてはいけません。
少しながら競技の普及にもつながりました。男子の寺本君や女子の奥さんのように、メディアに露出する機会も増えました。そして今回のドーハ大会は、団体戦に出場することができました。競技によってメダルに対する価値は様々です。だから、メダルがすべてだとは思いません。ただ、セパタクローのようにこれから発展していく競技では、アジア大会でのメダル獲得が唯一にしてもっとも形として残る結果なのです。
今大会、東南アジアのみならず、韓国も中国も大きな強化を図ってきました。第一線で活躍する選手が年齢を重ねた日本も今、4年後に向けて大きな転換期を迎えているのかもしれません。
