2006年06月19日
ニュルンベルクのPVにて
実は試合前から、相当に酔っていた。 ニュルンベルク中央駅を降り、Sバーン(地下鉄)に乗り換える。ブルーの衣を纏った日本サポーターと、赤と白の格子柄のクロアチアサポーターがごった返し、エアコンのない車内は、さながらサウナのように蒸し返っていた。 パブリック・ビューイングで観戦するため、フランケン・シュタディオン駅の一つ手前で降りる。ここから歩くこと10数分、ようやくファンフェスタのゲートが見えてきた。ここまでたどり着くまでに、体中の水分はかなり失われていた。何でもいいから、とにかくのどの乾きを潤したかった。 酒はそれほど強くない。ただ、景気付けにアルコールの力を借りたかった。容赦なく降り注ぐ太陽が、8年前を思い起こさせたから。 スタジアムの様子はうかがい知れない。だが、パブリック・ビューイングの人数は、圧倒的にクロアチアが優位だ。日本サポーターが前列の一角に陣取るものの、その声はスタジアムはおろか、広場の後方に届くまでに、クロアチアサポーターの大声援にかき消されていた。 射るような日差しと空腹感に酔いが重なって、何度か意識が遠のきそうになる。 スタジアムと大画面モニターの差は、物理的な距離以上に、大きな開きがあるように感じた。それでも、クロアチアサポーターの真ん中に交じって、最後まで試合を見届けた。 モニター越しの観戦だったため、試合の詳細はここでは省く。ただ、川口の好セーブで引き寄せた流れを、最後まで生かせなかったことが残念でならない。枠に飛ばないシュート、リズムに変化のない単調なパス交換、意図の見えない選手交代が、試合を決定付けられなかった要因だ。 暑さは確かに身に堪えた。しかし、暑くなれば日本有利と書きたてた新聞もあった。決して言い訳にはならない。 すっかり酔いからさめた帰途で、原稿を書いている。車内の電光掲示板には、ブラジルがオーストラリアを2-0で下したと表示された。 日本の決勝トーナメントへの道のりは、さらに険しくなった。
posted by katsu0531 |09:57 |
ドイツW杯 |
コメント(0) |
この記事に対するトラックバック一覧
◆このWCが、代表が通らなければならない『イバラの道』の始まりだった。 【2006ワールドカップ観戦記】
代表×クロアチア戦から一夜明けて、 意外とフラストレーション引き摺ってなくて、 お陰で冷静に昨日の代表戦やフランス×韓国の引き分けを振り返ってたりしてたんだ。 そこで思い出したんだよね。 5月の中旬、代表はグループFで2分1敗って予想してた自分をさ。 (↓ ここにあります。暇な時にでも) http://blogs.yahoo.co.jp/meeya328/archive/2006/05/16 何時の間にか気持ちが高揚し、メディアに煽られ、信じ、思い込み、 サッカーが好きで代表に頑張って貰いたいから、 代表
2006-06-19 22:20 | 続きを読む



