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NBA 無冠の帝王と呼ばれた男たち・・・~頂点に立てなかったスーパースター~

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マイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソン、ラリー・バード、アイザイア・トーマス、コビー・ブライアント、シャキール・オニール、ティム・ダンカン・・・

彼らに共通すること、それは、まぎれもないスーパースターであること、そして、
バスケットボール界の頂点に立った男たち。

スーパースターで、ありながら、世界一の称号を得られなかった者は、数知れない・・・
なかでも、パトリック・ユーイング、チャールズ・バークレー、カール・マローン、ジョン・ストックトン 彼らを、尊敬の念を込め、「無冠の帝王」と呼んだ。

そして、この男たちに共通することは、まぎれもないスーパースターであること、それと、マイケル・ジョーダンという、バスケットボール界史上最も偉大な男に、阻まれ続けたという現実・・・

まずは、パトリック・ユーイング

キングコングのニックネームそのままに、ゴール下の番人として、リーグを代表する
センタープレイヤーとして活躍。

実績も、1984年と1992年(ドリームチームⅠ)に、オリンピック金メダルを獲得、
NBA50周年記念して、選出された50人の偉大な選手の一人に選ばれるなど輝かしい。

しかし、ジョーダンという、とてつもなく大きな壁に、幾度となく、阻まれてきた。
代表的なのが、ジョーダンの名を世に知らしめた、「ザ・ショット」
1982年 NCAA決勝 大学の頂点を決める、大学最高峰の舞台での、
劇的ショット・・・

残り17秒 ユーイング率いるジョージタウン大学が1点リード。
当時、大学№1プレイヤーとして、その名を轟かせていたユーイング
一方、まだその名を知られていなかった、ノースカロライナ大学を率いた、ジョーダン

その、ジョーダンが放った「ザ・ショット」が決まり、ジョージタウン大学 土壇場での、
大逆転負けという圧倒的現実・・・
そこから、ユーイングの「不運」が始まってしまったのかもしれない。

時は経ち、1984年 ドラフト全体一巡目で、ニューヨーク・ニックスに入団してから、
1994年 初めて、NBAファイナルという最高の舞台に、足を踏み込むまでの10年間
幾度となく、ジョーダン率いるシカゴ・ブルズに敗れてきていた。

1994年 ジョーダンは、引退していた、ユーイングにとって最大のチャンス
対戦相手は、アキーム・オラジュワン率いる、ヒューストン・ロケッツ。

大学時代 NCAAファイナルで対戦したことが事があり、その時は、ユーイングの勝利で、NCAAを制し、最優秀選手にも選ばれたという因縁がある。

3勝4敗 あと一歩のところで、ロケッツに敗れ、優勝を逃した。

1999年にも、再びチャンスを迎えるも、ティム・ダンカン率いるサンアントニオ・スパーズに敗れ、その後は、スーパーソニックスやマジックを渡り歩き、2002年に、18年の
キャリアに幕を閉じる。 

現在は、マジックのアシスタントコーチとして、第二の人生を送っている。
2008年殿堂入り

ユーイングの息子も父と同じく、ジョージタウン大学へ進み、背番号33 父と同じ背番号を背負い、NBA入りを期待されているそうだ。

ジョーダンが陽なら、ユーイングは、陰か・・・
ケガに泣くことも多かった。
一度も頂点に立つこともなく、引退を迎えた。
光り輝く姿を見てみたかった選手であった。


チャールズ・バークレー

空飛ぶ冷蔵庫と呼ばれ、その名の通り、パワー、闘志溢れるプレー、ビックマウスなど
強烈なキャラクターで、サー・チャールズの愛称で、ジョーダンと人気を二分した男。

92年、96年オリンピック金メダリスト
50人の偉大な選手の一人として、その名を刻む。

84年 76ersに入団
92年 フェニックス・サンズへ

93年 ジョーダン率いるシカゴ・ブルズとNBAファイナルで、激突。
世界中の注目を集めた戦いは、2勝4敗でブルズに軍配が上がった。

その後、94年、95年と二連覇を達成した、ロケッツへ
しかし、現実は厳しく、三連覇ならず・・・
一度も、夢舞台に立つことなく、左ヒザのケガにより、2000年 シーズン途中に突然の引退。

16年のキャリアに、終わりを告げた。
「ひざを見た瞬間に、終わったと思った。 神様は、オレがキャリアをスタートさせた
この地(フィラデルフィア)で、選手生活にピリオドを打たせたかったんじゃないかな。」
という言葉とともに・・・


カール・マローン

史上屈指のパワーフォワード、「メールマン」 カール・マローンは、1985年にユタ・ジャズに入団してから、2002年までの、17年間をジャズで過ごした。

92年と96年 オリンピック金メダリスト
97年と99年にMVP獲得
50人の偉大な選手の一人

2003年 最高の相棒 ジョン・ストックトン引退を機に、三連覇と王朝を築いていた
レイカーズへ。

そこで、早くも、98年以来の最大のチャンスを迎えるも、ピストンズに敗れ、またしても
優勝ならず・・・

2005年に、引退する。

ジョン・ストックトンとの、最強コンビで得点を量産。
気づけば、神様 ジョーダンを抜き、通算得点(36928得点)で、歴代2位という
偉大な記録を残す。


ジョン・ストックトン

カール・マローンと共に、ユタ・ジャズを支え続けた ジョン・ストックトンは、マジック・ジョンソンやアイザイア・トーマスの陰に隠れがちだが、間違いなく、歴代最高のポイントガードは、この男である。

19年間のキャリア全てをジャズで過ごし、歴代最多アシスト(15806)、スティール
(3265)という偉大なる記録を打ち立てた。

92年、96年 オリンピック金メダル
50人の偉大な選手の一人

97年、98年と二年連続で、マローンと共にNBAファイナルへ進むも、二度ともブルズに阻まれ、その後、チャンスに恵まれず、2003年引退へ。

引退後も、マローンと私生活でも、親密な交友をもっており、互いの子供の名づけ親となったり、ストックトンtoマローンというカーディーラーを共に立ち上げている。

ストックトンが放った、とても印象的な言葉がある。

「僕は、ジョーダンになれなかった。」

1998年 NBAファイナル第六戦 3勝2敗とブルズ王手
マイケル・ジョーダンが、バスケットボール界史上最も有名となった
「ラストショット」を決める。

残り5.2秒という局面で・・・

しかし、残り5.2秒 ジャズにもラストチャンスが残されていた。
最後のチャンスは、ストックトンに託された。
悲願の、初優勝へ

ボールが、ネットに吸い込まれることはなかった・・・
そして、ジョーダンは、「ラストダンス」といわれた、最後のシーズンを有終の美で飾ることとなった。


長く、険しき道を経て、バスケットボール界の頂点を決める夢舞台

NBAファイナル

刻々と終焉近づき、残酷なまでに明暗分かれる、この舞台

「陰と陽」

一つの栄冠に、多くの者が涙を呑み、頂点に立ったものだけが得られる・・・
数々のドラマ、 ロマンを感じずにはいられない。


無冠の帝王にまとわりついて離れない言葉
「悲運」

しかし、選手生命の限りを尽くしてまで、傷つきながらも、栄冠を追いつづけた姿
あと一歩で敗れながらも・・・
そこには、「敗者の美学」が存在しているようでならない。











 










(現在ユーイングが、アシスタントコーチをやっているのは、ロケッツではなく、
マジックでした。 訂正いたします。 BJさんご指摘ありがとうございました。)

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この記事へのコメントコメント一覧

NBA 無冠の帝王と呼ばれた男たち・・・~頂点に立てなかったスーパースター~

tsu-yanさん
ご指摘ありがとうございます。

自分の中では、その後というのは、94年と95年に頂点に立ち、96年に三連覇を目指していた、ロケッツに入団したが、このロケッツに入団した96年を含め一度もNBA
ファイナルという夢舞台に、立つことができずに、引退・・・。
という意味で書いたつもりでしたが、確かに読み返したら、書いている本人では、理解していても、読んでくださる方側にとっては、不親切な内容だったかもしれません。

失礼しました。
以後気をつけます。

NBA 無冠の帝王と呼ばれた男たち・・・~頂点に立てなかったスーパースター~

プロの世界って勝ち運みたいなものがあって
どうしても勝てない選手っているんですよね。
おもしろかったです。
ただ、バークレーがロケッツに移籍したのは
たぶん、96年なんで、ロケッツの3連覇うん
ぬんの表記は間違いかと・・・。

NBA 無冠の帝王と呼ばれた男たち・・・~頂点に立てなかったスーパースター~

ジョーダン引退後(ブルズ)、
チャンピオン最有力と言われていた当時のジャズが
プレーオフで敗退したときの、
何とも言えない切なさは今でも忘れられません。


ジョーダンと同じ時代でなかったら、あるいは、
チャンピオンリングを手にしていたでしょうか・・・。

ストックトンは本当に偉大な記録を持っていますが、
もう一つ、尊敬すべき点があると思います。
一つのチームでキャリアを全うしたこと。

フランチャイズプレーヤーとしてチームを背負う選手が
少なくなっていることは、私は少し寂しく思います。
もちろん、今シーズンのKGやレイ・アレンを見れば、
優勝のための移籍は当然の選択でもありますが・・・。

NBA 無冠の帝王と呼ばれた男たち・・・~頂点に立てなかったスーパースター~

僕もジャズファンです。
当時のこのコンビが魅せるピックアンドロールに
心躍らされたものです。
また、HCのジェリー・スローンも派手さは無いが
基礎のしっかりしたチームをつくっていたと思います。
 
ジョーダンのブザービーターが、ラッセルのブロックを
かわしネットに吸い込まれたことを今でも思い出します。

最近はまたスローンの育てた選手が活躍しはじめました。
今年はレイカーズにやられましたが、来シーズンに
期待を持たせてくれる内容でした。

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