樫井太郎のマジックスポーツ!

松坂、粘投も最後はまさかのツーアウトからのバントヒットやられに心が折れたか・・・残念無念、しかし状態はけして悪くないと思う。次回に期待したい。

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野球はよくツーアウトからと言ったものだが・・・・


その昔、最終回ツーアウトランナーなしで7対0の場面からでも解説者が「野球はツーアウトからです!まだワカリマセン!」と絶叫しているのを何を言ってるんだ?と笑い飛ばしていたが・・・・。

松坂にしろヘルナンデスにしろ・・・・今日は厄日なのかそれとも実力なのかわからないが野球の恐ろしさをこれでもかと感じさせられた・・・そんな試合だった。


松坂はまさか下位打線であの様な点の取られ方は予想だにしてなかったと思う。油断とゆとりは似ている様で違うが、その油断に近い状況だったのかもしれないにしても。。。まさかのボーボン、ツーアウトからのドラッグバンド。

あれはショックだと思う。完璧に打たれたならまだしも・・・あれでプツっと糸が切れたかヒットをその後も許しピンチを広げた形でマウンドを降りた。本人もインタビューであの場面最後まで尻をふけなかった事に後悔と自分に対しての歯がゆさを語っていたが、考え方によればそれほど松坂のピッチングは悪くなく、むしろ普通にやっていては点が取れないと判断された・・・名誉的な事だともっと自信持っても良いんじゃないかと私的には思う。

悔いるとすれば、と言うかメジャーの底深さを感じたのは、松坂のフィールディングをしっかり把握した上でのバントヒット狙いだと感じた事だ。

松坂はけして守備が下手じゃない。むしろ上手い方だと思う。バッティングセンスから解る様に桑田しかりようは何させても才能の塊的選手は守備も当然良い。

メジャー選手では投げた後、投げっぱなしで(右投手の場合)勢いで体が回転し左足の前に右足がくる投手もいる。オシリがバッターに向くほどまわる投手もいる。ようは体重そのまま体全体が左側に流れる事だ。これはうちのピッチャーでもその傾向にあって、投げた後は野手だと言う事を徹底的に意識させる上で、投げた後は両足でしっかり構えさせる指導をしている。もちろん怪我の防止にも繋がるからだが・・・・

特に腰を大きく切る投手では、打球がマウンドの右側に飛んだら取る事が不可能にある。(全て右投手の場合)

松坂も稀に渾身のストレートを投げた時、勢いで体全体が左に流れる事もあるが基本的には投げた後、バランスを取る為、左軸から右軸に戻し両面バランスにしよう・・・・とする。。やさきに打球がこれまた良い具合に左側に飛んできた。

軸が完璧に右側に移動した瞬間なので、もうすこし打球が遅くても届いたかどうか・・・・またある程度予想していればまた多少違ったかもしれないがまさかツーアウトからあれは予想できまい。

むしろ三塁側のバントの方が松坂的には良いフィールディングが出来た可能性があったと思うが、とにかくバッターがよく研究していたと思う。ここ一番の機会を待っていたかの様だった。

結果として猛暑の中、何とか心で踏ん張っていた松坂の心をある意味折った一打となりボーボンがチームの勝利へと導いた。

松坂は丁度、6回過ぎてから所謂ランナーズハイに近い状態だったと思う。ストレートも逆にスピードも増してきていた(と言うか前半おさえていた?)時期でもあったので、あの一点は大きかったと思う。

レンジャーズのウィルソンが良いピッチングをしていただけに余計にそう思った。あの体全体を使う投げ方であの猛暑でよく体が持つもんだなぁと思ったが、顔つきからして鬼系良男俳優系のダブルミックスなので当然と言えば当然なのかもしれないが、メジャーというのはどこまでも広い。果てしなく広いと思わせるに十分値するそんな投手だ。

とにかく松坂は自分の仕事はしたと思う。

昨年よりも明らかにキレは増してきていると思う。今年の調子悪かった時期と比較しても。

ここ一番でも腕もしっかり振れる様になってきたと思う。がしかし相変わらずその日に良いイニングと悪いイニングがあるのは技術的な問題じゃないと思う。

日本であればごまかせるかもしれない。かつて江川がそうであった様に。若干その中身が違えど特にメジャーの様に球数制限があるとどうしてもコントロール主体のピッチングになるのは明らかで、ピッチャーと言うのはそういった意識が強くなればなるほど特に下位打線に置いてはいかに楽してアウトを取るかを考える為、余計腕が振り切れない時がある。

しかしメジャーにおいては二番も強打者であったり、7番以下でも一発を持っている選手がゴロゴロ。それを100球で7回までとなればいったいどういったピッチングをすれば良いのか?とさえ思うがようは下位打線は打たせて取り、上位打線は力でねじ伏せるがポイントだと思う。日本であればある程度一流投手が普通の調子ならば出来るだろう。

しかし下位打線も力でねじ伏せないといけないとなれば、そりゃ元来力系の松坂は球数が多くなるのは仕方がない。

全体的には線でまとめたいところで、そういったイメージで投球するも、現実的には依然として点で攻めている。いや攻めざる得ない。そんな雰囲気を私的には感じている。

今の松坂のストレートのキレであれば、コースを間違えなければまず長打はないと思う。しかし間違えは必ずあるわけでようはその時、どう上手く対処できるかでその日の形が決まってしまう。これは松坂だけじゃない。メジャーにはそういった飛躍する可能性を秘めた投手がゴロゴロいる。そう考えると松坂にはまだまだ可能性が今より十分ある投手だと私的には感じている。日本贔屓も若干あるにせよ、コーナーに決まった時の松坂のボールには説得力がある。

エースの条件のひとつは、いかに説得力のあるボールを持っているかだと思う。あのピッチャーのあのボールのあのコースは打てない。解っていても打てない。

その逆にその説得力あるボール=打たれる事のない自信ボール・・が打たれた瞬間からその殆どのエースが自ら幕を下ろしている。ような気もする。

とにかく次回も当然登板ありきで一時期、ローテーも外されるかもしれないと思っていた状況からすれば結果はともかく良い流れにきかかっていると思う。もうここからのこの時期は体力面での戦いもあると思うが頑張って欲しい。


さて、もう1人の悲劇?は我らマリナーズのヘルナンデス。

今日も絶好調&打線沈黙=いつもの事。。。ながら簡単にツーアウトを取ってセカンドゴロエラーからまさかの大失点。

しかしあの打球の強さなら、仕方なかったのかもしれない。

フィギンスは基本通り、速い打球がゆえ正面にやや回り込み気味で胸でボールを掴もうとした。少年野球であればセカンドでのゴロはじきは十分間に合うが、プロの場合サードよりもたちが悪い。もしフィギンズがサードで同じ様な守備をしていればファーストは間に合ったかもしれないが、セカンドでのファンブルはその守備位置の深さと打球移動距離長さから間に合わないケースが多い。

とはいえ、当然プロレベルで捕れない打球ではない。伊東キャンプでしごかれていれば捕れていただろう。地獄の伊東キャンプといえばナマクラと言われた山倉を鍛え上げた長嶋氏だが、その山倉氏は意外性の男と言われたわけで、バードも意外性の男的活躍をするのでいっその事フィギンズと一緒に伊東キャンプに行けば良いと思うが、もう伊東のその場所はおろか長嶋氏は引退しているので、とりえずカープの地獄練習でもどうだろうか(苦笑)

いや落合キャンプも相当地獄だと聞いている。落合塾に入るのも良いかもしれないが・・・・というかなんだかんだと毎年優勝争いに加わる中日はやはり凄いと思うが。。と話はそれたが、イチローのあの打球が抜けていればまず九分九厘勝利していたと思う試合が大差で負ける。

これも野球の奥深さと思うし、甲子園を観ていても最近は西東関係なく実力の差もなくその殆どが運的な形で負けたチームがけして弱いわけじゃないと思いつつ。。。もうここで東京勢同士の対決はなかんべなと思いつつ、今年の東京のレベルはせっかく高かったのに残念な気持ちもありつつ・・・・とにかく野球はツーアウトから。たとえそれが7点差だろうが8点差だろが・・・・そう感じさせられた日であった。



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Re:松坂、粘投も最後はまさかのツーアウトからのバントヒットやられに心が折れたか・・・残念無念、しかし状態はけして悪くないと思う。次回に期待したい。

はじめまして。
毎日スポナビの色々な方々のブログを読むのですがコメントを書いた事はありませんでした。
今回管理人さんのブログとコメントされているmediartさんの内容を見て感動したというか凄く良い事書いてるなぁと思い、コメント書かせて頂きました。
しかし本当に心打たれましたよ(笑)
僕は松坂が大好きなので最近のピッチングの内容はとにかく三振が取れているという事が嬉しいです。
松坂にはぜひ記憶にも記録にも残るようなメジャーでの活躍をしてもらいたいもんです。
まず最多勝ですよね!そしてもちろんサイヤングも(笑)

Re:松坂、粘投も最後はまさかのツーアウトからのバントヒットやられに心が折れたか・・・残念無念、しかし状態はけして悪くないと思う。次回に期待したい。

打球的には打ち取っているのに点を取られるというのは時々あることで仕方ないと思います。あのバントも、奇襲までは狙い通りでしょうが、コースや深さまで狙ってはいなかったでしょう。つきに見放された、そんな感じでした。

目下甲子園の時期ということで、懐かしい横浜高校時代の松坂を見直しましたが、準決勝において8回まで6点のビハインドから、サヨナラ勝ちした打球もけして打ち崩した感の当たりではなく、内野の頭をふらふらと越えて行きました。

松坂という投手を俯瞰したところから眺めると、やはり特別な星のもとに生まれた投手だという印象があります。日本時代も今のダルビッシュのように年間防御率が1点代などという支配力はなく、時には大量失点したり、勝率5割で沢村賞に選ばれ非難されたなどの粗い印象がありますが、しかし大舞台や大勝負にはこの人だというインパクトがかなり強い。甲子園時代から続く神秘的な平成の松坂という一つの現象でしょう。

ですから個人的には、メジャーでも数字的に優秀な投手になることより、インパクトを彼には求めたいのです。甲子園に出てきて規格外の驚きを与えた時のように、高卒ルーキーとして首位打者イチローを三打席連続三振に仕留めた時のように。

それには理屈を超えたものが必要でしょう。球の切れでも制球でもなく、あのバントをアウトにでき、次にチームが逆転するような勝ち運が。

決して良くなかった2ち年前、18勝3敗という異様な勝率をのこしたのも本当に彼らしい。
彼に1番似合うのは、最多勝でしょう。今年中にその強運に包まれた存在感を取り戻して欲しいですね。

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