観戦のすゝめ

オリンピックの枠を獲っただけでメダルを獲った訳ではないので。(世界フィギュア)

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フィギュアスケート世界選手権が終わりました。

この大会は来年の平昌オリンピックの出場枠が決まる大会でもありました。 その結果、日本は男子3枠、女子2枠の獲得となりました。

女子の方はSPで15位と出遅れてしまった三原舞依がFSだけでは4位となる138.29を出し、総合5位と大きく順位を上げた一方で、樋口新葉と本郷理華は順位を落としてしまいました。 オリンピックの出場枠最大の「3」を得るためには、上位2人の順位の合計が「13」以下であることが必要ですので、三原の5位+樋口の11位=16でした。樋口が9位に入るにはあと4点ほど。ジャンプミス1個分くらいですが、こればかりはしょうがないですね。

順位はロシアのメドベージェワが自身の持つ世界歴代最高得点を更新する233.41で圧勝しました。演技構成点は全項目9点台と文句のつけようもありませんが、技術点ではジャンプの種類や出来栄え点でもう少し上を狙えそうなので、まだまだ伸びしろはありますね。親日家で、インタビューでは簡単ではありましたが日本語を話すようなところも好感が持てます。

ソチ五輪に向けての強化でロシアは特に女子のすごいスケーターがジュニアからどんどんシニアへ参戦して来たんですが、金メダルのソトニコワやリプニツカヤ、他にも沢山居たんですけど、最近はケガとか色々で国際大会ではあまり名前を聞かなくなったのは、それはそれで寂しいですね。層が厚いと言えばそれまでなんですが、それでもまだジュニアにすごいのがいるみたいですよ。

女子の方でも最近は、基礎点の高い3Lz+3Tあるいは3F+3Tを組み込む選手が多くて、ジュニア世代でもトップレベルはこのコンビネーションを投入しています。今回優勝のメドベージェワ、2位のオズモンドもそうですし、日本の三原や樋口もそうです。 ただ、今回3位になったカナダのデールマンは最も基礎点の低い3T+3Tを入れていて、そこで3Tを二回使ってしまうため、他のコンビネーションでは2回転を混ぜるという苦肉の構成です。それでもその3T+3Tの出来栄え点(GOE)で満点を獲得するなど、ミスのない美しい滑りで得点を稼ぎメダルを獲得しました。ジャンプの不調から8位に終わったコストナーもそうですが、高難度ジャンプに頼るだけでない「美しさ」で点を取ることも考えてみてはどうだろうと思いまして。

女子の現状は、男子の様に3回転から4回転の時代になり得点のベースが大きく上がった訳でもなく、3Aを実戦投入してくる選手も浅田真央以降は上位に来ていません。という事は技の基礎点では大きく差がつく訳ではないんですね。あとは、GOEと演技構成点(PCS)で差がつくわけです。高難度の技で尚且つGOEが良ければ最強ですが、高難度技がギャンブルになってしまうなら、難度を落としても良いんじゃないかと思います。 ジャンプに偏った構成にすると、プログラム自体もつまらない内容になる気がするもんですから。 あとは、小芝居というか顔芸(笑)ですかね。ひと昔前で言うとキムヨナとか村主とか顔芸の第一人者がいたでしょ。演技構成点の中に曲の解釈とか振り付けという項目がある以上、プラス評価になってると思うんですよ。少なくともマイナス評価はないですよね。選手が低年齢化することで技術先行になって、表現力が追い付いていないとも思うので、ジャンプの難度だけでなく、この辺りも平昌に向けて強化していって欲しいですね。

2枠か・・・。怪我人が順当に復帰してきたとすると、宮原、浅田、ジュニアからシニアへ上がる本田真凜もオリンピック戦線に参戦してくるんだよな・・・。

男子の方は「空前絶後の4回転バトル」、いや「4回転祭り」でした。 何故こんなにも4回転ブームになったのかは、後日改めて書くとして、2種類以上の4回転がないと上位には食い込めなくなって来ました。それもただ着氷するだけでなくGOEで+評価にならないと難しくなりました。

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この記事へのコメントコメント一覧

オリンピックの枠を獲っただけでメダルを獲った訳ではないので。(世界フィギュア)

こんにちは。
アドバイスありがとうございました。記事は大工事しました。
「14」だと信じ切っていて、疑いもなくカナダの枠のことも間違って書いてしまっておりました。
きっと何年も前から「14」と思っていたのかもしれません。
レイノルズは素晴らしい演技だったので残念ですが、他の選手も素晴らしかったですからしょうがないですね。
オリンピックの団体もあるので、ペアとアイスダンスも頑張って欲しいですね。

オリンピックの枠を獲っただけでメダルを獲った訳ではないので。(世界フィギュア)

こんにちは。見応えのある大会でしたね~。
やはり五輪出場枠がかかっているだけあって、どこの選手も必死なのが伝わってきて、見てる方も緊張しちゃいました。

枠取り条件ですが、3枠になるのは上位2人の合計が13以下ですね。
樋口新葉は8位になれば3枠でしたが、あと4.15点必要でした。ノーミスなら・・・と思うけど、本郷理華も含めて3人ともよく頑張りましたよね。
カナダ男子は5+9=14なので、あと1ポイントで3枠を逃しました。レイノルズもあと3.63点で8位だったので、回転不足がなければ・・・というところでした。

日本のペアとアイスダンスがフリーに進めなかったのがショックでしたが、秋の最終予選で取れると信じて応援したいと思います。

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