2009年07月28日
元『週刊ゴング』編集長で、最近『子殺し 猪木と新日本プロレスの10年戦争』(宝島社)をリリースしたばかりの金沢“GK”克彦氏が、7.26『ハッスル・エイド2009』の感想を激筆!! 物議をかもした同大会のラスト、さらに今後のハッスルの進むべき方向性についても鋭く指摘しています。
『ハッスル』創設メンバーがすべて去った!
新生ハッスルへの期待と不安とアドバイス
7.26『ハッスル・エイド2009』(両国国技館)を観戦してきた。昔からそうなのだが、『ハッスル』の場合は“取材”というより“観戦”というほうがピッタリとくる。バックステージで選手の声を聞けるわけでもないし、理屈をこねる必要もないわけだから、単純に「おもしろいかどうか?」がすべて。日本のプロレス団体の興行で一番肩の力を抜いて観られるのも『ハッスル』というリングなのである。
ただし、今大会ばかりは少し空気が違っていたような気がする。8割方きれいに埋まった会場の空気もそうだし、私も気分的に軽いノリではなかった。いつもはボックス席(記者席)で知人らと一緒に「これ、おもしろい!」とか「ハズしたよ、寒いなあ」とかしゃべくりながら観戦しているのだが、ひさしぶりに誰ともつるむことなく、一人おごそかに(?)大会を見届けた。
やはり、「さよなら、高田総統」には、それなりにグッとくるものがあった。とくに、エスぺランサー・ザ・ゴッドがマグナムTOKYOのAVスタープレスに敗れ去り引き揚げた後のVTR(高田総統特集)には、それなりの歴史を感じてしまった。というよりも、『ハッスル』の歴史そのものをフラッシュバックで見せられたように思う。
高田総統が初登場したのは、04年3月の『ハッスル2』(横浜アリーナ)だった。もちろん、会場は“ドン引き”状態。「いくらなんでも……」という感じで、観客、マスコミ、関係者、他団体のレスラーと、ほぼ大多数が呆れかえったことだろう。私も呆れた。「これは絶対に無理でしょう!」と思った。
実際に、その時の映像も少し流れたのだが、まったく様になっていないというか、しゃべりのトーンも声の張りも全然違っていた。演じている本人がキャラを掴まえていないというか、明らかな手探りであって、お客の引き具合にも困惑しているのだ。
のちに某バラエティ番組に出演した高田延彦氏は、深夜のバラエティ番組だけに自分が高田総統であることを認めてしまった上で、初登場のときの心境をこう語っていた。
「これが“ドン引き”ってやつだなって、初めて知った(笑)。だけど、反対にアレで本気になったんですよ。よーし、それじゃあ意地でもこのキャラを続けてやろうってね」
継続は力なりというか、とにかく続けることが肝心だ。たとえば、棚橋弘至の「愛してま〜す!」だって、使い始めはドン引きされヒンシュクを買っていた。それが、2年、3年と言い続けるうちに、いまではベルトを防衛した後など、その一言を期待して待っているファンのほうが遥かに多くなったのだ。
※この続きはこちらでどうぞ!
posted by kamipro |21:05 |
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2009年07月08日
8.2『戦極〜第九陣〜』さいたまスーパーアリーナ大会で準決勝&決勝を迎える『戦極フェザー級トーナメント』。ポスターにもピンで登場するなど前評判が高く、実力通りに勝ち進んできた“修斗の子”日沖発と対戦することになった“ZST最強の男”金原正徳。パンクラスのアライケンジと出場査定マッチに勝って出場権をもぎ取った金原のテンションがいま、とても高い。対戦を熱望してきた日沖との対戦が実現することになり、日沖のおとなしい態度を舌鋒鋭く批判する金原の真意はどこにあるのか!? 格闘技人生の中でも正念場を迎えた金原が、頂点を目の前にいま何を考えているのか直撃してみた。
聞き手/坂井ノブ
——戦極フェザー級トーナメント2回戦のジョン・チャンソン戦はいい試合でしたね。
金原 そう言ってもらえると嬉しいです。
——試合後はかなり不満そうでしたけどね。
金原 スタンドは強いですけど、寝かせれば一本取れると思ってたんです。寝かせるのに苦労するかと思ったら、寝かせてからが苦労してしまって。もっと出来ると思ってたんですけど。
——それが悔し涙になった、と。
金原 家に帰って落ち込みましたけど、GOZOさん(塩田“GOZO”歩・パラエストラ八王子代表)にもいい試合だったって言ってもらったし、胸を張っていきたいと思います(笑)。
——準決勝に残った4選手を見るといずれもいい勝ち方をした選手ばかりが揃いましたけど、その中でも日沖(発)選手は頭一つ抜けてると思いますか?
金原 一回戦の時点では頭一つ、二つ出てたと思いますけど、いま4人残ってる中ではべつに彼が飛びぬけてるとは思わないですね。誰が優勝してもおかしくないんじゃないかと思います。
——金原さんの中でも上に見てた部分があったけど、自分に自信がついてきたという感じですか?
金原 どうですかね。準決勝に残った4人は強いことに変わりないし、誰が勝つかは組み合わせ次第というか、じゃんけんみたいなものだと思います。
——組み合わせは金原 vs 日沖、小見川道大 vs マルロン・サンドロと決まりましたが、ずっと対戦希望を表明していた日沖戦がついに決まりましたね。
金原 そうですね。
——対戦希望をしても、日沖選手は「主催者が決めた人と闘うだけです」といたってクールな反応でしたよね。
金原 あれは……、なんですかね? 僕は大会が盛りあがったり、話題になればいいと思って言ってる部分もあるわけですよ。もちろん対戦したいというのは本心ですけど。
——勝てば優勝にグッと近づきますよね。
金原 それもあるし。でも、日沖選手はそういうことをまったく言わない。人それぞれスタイルがあるからいいですけど、ポスターの真ん中に載って、メインを任されて、みんなから注目を集める立場じゃないですか。それなのに、ああいう発言はどうなんだろう? と思いますよね。
——挑発が通じないことに対するイラ立ちもあります?
金原 彼が盛り上げないなら、僕が盛り上げちゃうよって思いますよね。日沖選手は毎回コメントが同じですよね、「頑張ります」とか「試合で見せます」とか。そんなのあたりまえで、口に出して言うまでもないと僕は思うんですけど、どうですか?
——確かにそのとおりだと思いますよ(笑)。
金原 プロ意識あるんですかね? プロって強いのはあたりまえで、そこにさらに何かがないと伝わらないと思うんですよね。“強ければいい”という世界ではないですよ。これでお金をもらってるわけですから、一人でも多くのお客さんを呼びたいし、多くの人に観てもらいたいから、僕だってない頭を絞ってコメントしてるんですよ。
——格闘技人気も落ち着いてきたとか言われているだけに、日本の場合はとくにそういう発言って大事ですよね。マスコミもプロレスからの流れがあるから、そういう発言をしてもらった方が正直煽りやすいというのもありますし。
金原 盛り上げようと思って言ってる部分もありますけど、いま日沖選手に対して言ってることは100パーセント本音ですから!
——わかります(笑)。
金原 別に対戦の可能性がないのに吠えてるのとは違いますからね。彼は自分がどれだけ注目を集めてるか、もう少し認識した方がいいですよ。それでも自分のペースでやりたいなら、彼が何か言いたくても言えないように、僕が完勝するしかないと思ってますから。
——相当テンション高いですね。
金原 NTTやYBTで青木(真也)さんや北岡(悟)さんを間近で見てますから。一緒に練習して会話をするだけでいろんなことを考えてるんだなって影響を受けるし、プロとして素晴らしいと思うんですよ。あの領域に少しでも近づけるように僕も頑張って、この試合に勝ちたいと思います。
※このあともさらにハイテンションでインタビューは続く!! こちらでお読みください。
posted by kamipro |15:21 |
戦極 |
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