2008年11月29日

【kamipro】女子格闘技にメロメロ!! 佐伯繁『ジュエルス』スーパーバイザーにインタビュー【前編】

スマックガールの活動停止によりピンチを迎えたかに見えたジョシカクだったが、11月8日にGCMコミュニケーション主催の『ヴァルキリー』、そして11 月16日にはスマックガールの後継イベント『ジュエルス』という二つの大会が旗揚げし、ふたたび注目を集めている。今回登場するDEEP代表の佐伯繁氏は数年前からDEEPで女子の試合を組み、女子だけのイベントの開催も示唆していたこともあったが、紆余曲折あって『ジュエルス』のスーパーバイザーに就任。「ジョシカクにはビジュアルのいい子が必要」と以前から強調していた佐伯さんの考えるジョシカク論とは? 大会直後に「100点満点」と満足げに語っていた佐伯さんを旗揚げ戦翌日に直撃してみると……!? 

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──今日は女子総合の新団体『ジュエルス』のスーパーバイザーを務める佐伯さんにジョシカクの未来について、たっぷり語ってもらおうと思っています。
佐伯 あ、そう。じゃあ、今日は若林さんのことはいいんだ?

──今日はけっこうです(笑)。
佐伯 まあ、ジョシカクの未来って部分では、ハッキリ言って……、なんだっけ? ゴキブリホイホイ?

──は!? なんですか、ゴキブリホイホイって?
佐伯 あるじゃない? ヴァルなんとか……、あっ、バルサンだ、バルサン!

──バルサンから進化してゴキブリホイホイ。わかりづらすぎますよ!
佐伯 (無視して)ウチより先に旗揚げしたけど、大会をやる前は、俺が言うのもなんだけど、向こうのほうが遥かにカードがいいと思ったんだわ。

──そうなんですか。そのへんの違いがボクらにはすでにわからないというか。
佐伯 だってさ、向こうはメインで辻結花vsV一をやったりとか、WINDY(智美)選手が藤野(恵実)選手とやったり、いろんな部分で旗揚げ戦からしっかりとメンバーを揃えてきたなって凄く感じたの。かたや『ジュエルス』のほうは、しなし(さとこ)選手は間に合わない。MIKU選手もスケジュール的に無理っていう中で、「どうしようか?」っていうのがあったわけよ、実際。最初は試合数もちゃんと組めるかどうかっていうのもあって。

──要は時間がなかったわけですね?
佐伯 そうそう。ウチはちょっと出遅れたからね。

──でも、あえて『ヴァルキリー』と同じ月に旗揚げ戦をぶつけたとも言ってましたよね。
佐伯 いやいや、それもあるんだけど、ほかにもいろんな理由があってね。まず最初に、『ジュエルス』を旗揚げするって決まるまでにホントに時間がかかったの。いろんな問題があって(苦笑)。

──それはスマックガール時代から続く、あまり表に出せないような問題も含めてですか?
佐伯 そういうこと。結局、スマックガールの権利を尾薗(勇一)社長が買ったわけじゃん。ぶっちゃけて言うと、スマックガールの名前でもう一度始めるのか、新しいものにするかっていう中で、いろいろと調整に時間がかかったんだよな。

──スマックの名前を使うメリットって、そんなになさそうな気もしますけどね。
佐伯 未払いとかあったからな(苦笑)。だから当然、俺は主張したよ。「新しい団体にしたほうがいい。そうじゃなきゃ無理」って。だけどやっぱり、尾薗社長はスマックガールっていうのを観てきたっていう思い入れもあって、最初は「スマックでやりたい」って言ってたの。でも、俺は内部の話とか裏の話を知ってるわけじゃん。だから、「スマックでやっていくのはメリットはないよ」って社長だけじゃなく、いろんな人に説明しなきゃならなかったの。そういうことを考えたときに、言い方は悪いけどPRIDEがなくなってDREAMになったみたいなもんだよな。

──規模は違いますけど、そんな感じですよね。
佐伯 そういうことも含めて、新しい団体にしようって決まったのが最初の会見のちょっと前。最初は旗揚げ戦をやった11月16日は、もう間に合わないだろって話になったんだよ、じつを言うと。

──プロモーション期間が満足に取れないと?
佐伯 プロモーションもそうだし、それ以外の準備もできない。ただ、俺は8年間、プロモーターとして格闘技の世界で経験を積んできて、大会数もこなしてきたわけじゃん?

──もの凄い数の大会をこなしてきてますからね。
佐伯 そうでしょ。そういう経験から言わせてもらうと、マスコミも含めて、みんな「プロモーションが足りない」ってよく言うけど、じゃあ会見やったら載るんか! 載らねえだろ!! 小さいところは。

──確かに載らないかもしれませんね(笑)。
佐伯 極端な話そうでしょ。会見やったところで、そんなに載せてくれないじゃん! 新聞だって来たって書いてくれたことないよ! どういうこと!?

──ウチは新聞社じゃないので(笑)。でも、新宿FACEクラスの会場だとスポーツ新聞とかにはなかなか載らないですよね。
佐伯 だろ。それもわかってるし、べつにそんな大きなネタでもないじゃん。ジョシカクの新団体ができたっていうのは。これが「伊調馨が参戦します」ってなったら、みんな集まって、とんでもない会見になるだろ!

──まあ、そうなるでしょうけど、そんな可能性もあったんですか?
佐伯 いやいや、まったくないけどさ。でもね、そう考えると「時間がない」っていうのは言い訳なんだよ、みんな。ぶっちゃけ、チケットを大会の3週間前から1ヵ月前にちゃんと売り出せれば、もう一緒なんだわ。

──なるほど。
佐伯 結局、早くチケットを売り出したら売り出したで、買うほうからすれば「まだ時間があるな」と思って買わないし。それで、『ジュエルス』に関して言えば、日程が決まって、チケットが何日にできてとか、会見の日からチケットが発売になるとか、いろんな計算をしたときにギリギリいけると判断したの。

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※まだまだ続く佐伯流女子格闘技論! 続きはこちらで!! 後編はこちらでご覧ください。


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2008年11月21日

【kamipro】UFC親会社の経営危機説に迫る!! アフリクション副社長トム・アテンシオ直撃インタビュー

アフリクション——。近年アメリカで大人気のTシャツのブランドである。もともとアフリクションは選手のスポンサードを通してUFCと友好関係を結んでいたが、昨年末にアフリクションが自社のCMにクートゥアーとヒョードルを出演させたことが問題となり、UFCはオクタゴンでアフリクションの着用を禁止した。これを機に開き直ったアフリクションは、実際にヒョードルを獲'''得して08年7月にMMAイベントを開催し、正式にUFCの敵対勢力となった。ダナも彼らへの対抗心を隠そうとせず、「Tシャツ屋に何ができる?」「来年まで続くはずがない」など、挑発的な言葉を繰り返した。一方の『アフリクション』側は常に大人な対応をしてきたが、最近になって「UFCの親会社は来年二月で倒産する」などと発言し、反撃を開始した。はたしてその発言の真意とは? また、11月22日発売の『kamipro No.129』ではUFC危機説について、別角度から深く検証している。詳しくはそちらを読んでもらうとして、対抗団体『アフリクション』(こちらにも団体経営危機説はあるのだが)のトム・アテンシオ副社長に話を聞いてみた。

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——こんにちは! お忙しい中、時間を割いてくださってありがとうございます!
トム ノープロブレム! なんでも聞いてくれ。

——よろしくお願いします! 早速ですが、『アフリクション』は1月24日に第二回大会を行ないます。この大会にボクシングの試合も一緒に組むという話もあるようですが、本当ですか?
トム 確かに我々はオスカー・デ・ラ・ホーヤのゴールデンボーイ・プロモーションズ(以下、GBP)と提携を始めたが、一月の大会でボクシングの試合を組む予定はない。大会はすべてMMAマッチで、メインイベントはエメリヤーエンコ・ヒョードルvsアンドレイ・アルロフスキーの試合だ。その他のカードも続々と決定しているので、オフィシャルサイトでチェックしてくれ。

——1月の大会は、もともと10月11日に行なわれる予定でした。延期された理由はなんですか?
トム 我々は10月11日の大会でラスベガスのトーマス&マックセンターへの進出を狙っていたが、10月に大会を開催するには状況が整っていなかったので、万全の状態で大会を開催できるように日程を調整し直しただけさ。

——7.19の旗揚げ戦はいい試合も多かったですし、ヒョードルもティム・シルビアに勝利し、大会としては成功と言ってもいいものでしたが、一方でかなりの赤字が出たとも聞いてます。今後、改善すべき点はなんですか?
トム 旗揚げ戦ではMEGADETHを呼んで、試合前に演奏してもらった。激しいメタルミュージックと攻撃的なMMAとのコラボレーションは新たな化学反応を起こしたと思うし、私自身もいいものを提供できたという自負がある。ただ、初めての大会ということもあり、いろいろお金がかかってしまったのも事実だ。『アフリクション』はMMAプロモーションとして、まだ赤ん坊にすぎない。だからショービジネスを熟知しているGBPと提携したんだ。次回大会ではバンドは呼ばずにMMAに集中した大会にするよ。

——話は変わりますが、最近、あなたはMMAメディアに対して「UFCの親会社であるステーション・カジノが来年の二月に倒産する」と発言しましたね?
トム ああ。ステーション・カジノの状況はひどいよ。かなり深刻だ。ダナ・ホワイトは「『アフリクション』は来年までもたない」と言っていたようだが、危ないのは彼らのほうだよ。ハッキリ言っておくが、フェティータ兄弟が運営するステーション・カジノの負債額は53億ドル以上だ。彼らの経営危機に関しては、我々は確かな情報をつかんでいるよ。

——53億ドルと言うと、日本円で5200億円以上! 額が多すぎて実感がわいてこないですね……。差し支えなければ、その情報源について詳しく教えてもらえますか?
トム 残念だが、それはいまここでは話せない。ただ、話せるところで言うと、08年度のノースラスベガスのギャンブル収入額が全体的にかなり売り上げを落としているし、ステーション・カジノも負債を返済期限までに返せない可能性があるから“監視リスト”に入れられて、会社としての信用はガタ落ちだ。その返済期限が来年の3月末にあるということだ。

※衝撃的なUFCの内情はまだこんなもんじゃない! インタビューの続きはこちらでどうぞ!! さらに、この問題は11月22日発売の『kamipro No.129』でもより深く掘り下げています。そちらもぜひご覧ください!


posted by kamipro |08:46 | UFC | トラックバック(0)
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2008年11月19日

【kamipro】風香は血みどろの殴り合いを目指す

立ち技総合格闘技シュートボクシング最大の祭典、11.24『S-cup』さいたまスーパーアリーナ大会が目前に迫っている。アイドル女子プロレスラーの風香の参戦が発表されたのだが、その意気込みは!? 意外な言葉で参戦の意気込みを語ったのだが……大丈夫なのか!?

聞き手/坂井ノブ

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——よろしくお願いします。この度、11月24日のシュートボクシング(以下SB)に出場されるということですが、そもそも格闘技をやろうと思ったキッカケってなんだったんですか?
風香 ちゃんとやろうと思ったのは、試合がスマックガールで決まってからですね。

——試合が決まったのが先だったんですか?(笑)。
風香 そうです(笑)。試合が決まったから2週間前に練習行こうって思って。

——はあ、2週間前に?
風香 はい、それで試合をしたら1Rでワーって攻めてったら、キュッて腕をとられて、見込み一本で終わっちゃったんです。納得いかない終わりかただったので、なんか悔しくて練習しているうちにどんどん格闘技が好きになりました。

——なるほど、ちょっとマネできない感じの入り方ですね(笑)。ちなみにその3年前のスマックのときには練習はどこで?
風香 AACCです。いまはシーザージムと大村道場で練習しています。・

——総合格闘技と立ち技の打撃って全然違うんじゃないですか?
風香 そうですねぇ。プロレスでは200試合以上しているし、総合でも3回試合しているんですけど、たぶん思い通りにいかないようなこともいっぱいあると思うんで、いろんな悪いことを想像してから試合に臨もうと思います。

——たとえば、それはどんな状況でしょう?
風香 最悪な状況は……、やっぱりボディを効かされたりとか。総合だと寝技で膠着して休むとか駆け引きを使えるけど、立ち技だと打ち合い続けるから、自分のペースでは絶対に休めないし。打撃だけっていうのがどういうふうになるのか全然想像つかないです。

——今回のルールは2分3ラウンドなんですよね?
風香 はい、もう2分3ラウンド攻撃しまくりたいと思います!

——それ動けるだけのスタミナは?
風香 それが不安で。練習ではいくらでも動けるんですけど、やっぱり大舞台だったりとか、独特のリングの雰囲気にのまれて動けなくなったりすることもあると思うんで。自分の試合をしたいと思います。

——自分の試合というのは、どういう試合ですか?
風香 ガンガン攻めまくる!(キッパリ)。

——いいですね。
風香 よく「相手の動きを見ろ」って言われるんですけど、自分は下手くそだし、そんな余裕もないので、相手見るよりもとにかく自分がガンガンいったほうがなんかいいんですよ(笑)。

——練習でもガンガンいってるんですか?
風香 ガンガンいきますけど、ガンガンいれられまくってます。

——ダメじゃないですか(笑)。
風香 でも、プロレスやってて打たれ強さはあるので、「痛いんじゃー!」ってぐらいで大丈夫、倒れはしないです。

——凄いなぁ。で、相手の市井舞さんも女子プロレスラーですけど、総合格闘技もやってますよね。その試合はご覧になりましたか?
風香 しなし(さとこ)さんとの試合をちょこっと観たぐらいです。

——あれもほんとに体格とパワーで勝ったような試合でしたね。
風香 凄くうまい選手を相手に、それを体格とパワーだけで抑えられたっていうのは凄いと思います。

——ということは、やっぱり相手もガンガン前にでてくる感じになるんでしょうね。
風香 そうですね。あと通常体重が結構差があるんですよ。私が48キロから上げて、向こうが56キロぐらいから下げてくると思うんです。契約体重は50.8キロなんですけど。

——パワー的には相手に分がありますね。
風香 パワーでは負けます(笑)。

——練習しながら増量って結構大変じゃないですか?
風香 そうですね。やっぱ食べれないですね、あんまり。だがら夜中とか身体がでかくなりそうな時間帯に食べるようにしているんですけど。

——身体に悪そうですね(笑)。


※インタビューのつづきはこちらでお読みください!!


posted by kamipro |23:25 | シュートボクシング | トラックバック(0)
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2008年11月17日

【kamipro】ZST初参戦! 永田克彦、屈辱からの再生

6.15『DREAM.4ライト級GP 2nd ROUND』では青木真也で敗れ、6月29日に挙式をあげたあと、しばらく音沙汰のなかった永田克彦が、11.23『ZST.18〜旗揚げ6周年記念大会〜』ディファ有明大会では“ZSTのエース”小谷直之と対戦することが決定した。永田克彦はこれまでにレミギウス・モリカビュチス、勝村周一郎を撃破している“ZSTキラー”。エース・小谷直之を倒して『Dynamite!!』で所英男戦をアピールする。永田さん復活なるか!?

聞き手/坂井ノブ

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——11月23日のZST参戦が決まりました! 試合は6月以来ですね?
永田 そうですね。『DREAM.4』の青木戦が最後です。

——その後、どんな練習をされてたんですか?
永田 まあ、密かに練習をしてたというか、強化をしてたという感じです。試合の悔しさを思い出しながら(苦笑)。

——あの試合は、青木選手の劇的なフットチョークが話題になりました。
永田 いやあ、もう知らぬ間に入ってたんでね。いま考えても、なんとも無様な姿で負けたもんだなあってみじめな気持ちになりましたね(しみじみと)。やっぱり何よりも悔しいし、そういう気持ちは持って練習はしてました。

——対戦してみた青木選手はどうでした?
永田 思ったより力がありましたよ。リーチもあるし、寝技で抑え込む力が思った以上に強かったですね。

——練習とかで過去にフットチョークを極められたことってありますか?
永田 昔あったような気はしますけどねえ。でも、上からはないです。下からはあったかもしれないけど、まあムカつきますね、負けると本当に。本当にこのままじゃ……。やっぱリングの上で自己主張してナンボだし、青木選手が強かったことは素直に認めますけど、それでもムカつくんで、リングの上で結果を出して、リベンジするしかないです。

——逆襲を狙う、と。
永田 とくに日本人対決だと、負けたときに失なうものって大きいんですよ。それを練習前なんかに思い出すと、やっぱりやる気が出るというか。その気持ちをぶつけてきたんで、これからですよね。ある意味、目覚まさせてくれたという感じです。


※まだまだ語られる永田さんの熱い思い。そして今年ベストとの呼び声も高い伝説の煽りVTRについての感想も飛びだした!! インタビューの続きはこちらでどうぞ!!


posted by kamipro |22:50 | ZST | トラックバック(0)
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2008年11月13日

【kamipro】過去三度の一騎討ちをナマで目撃したGKが激筆!! “Uの宿命”田村vs桜庭

昨今のMMAの文脈だけでは語ることができない因縁の一戦、それが田村潔司 vs 桜庭和志の因縁マッチだ。いまはなきUWFインターナショナルで過去三度のシングルマッチで伝説を残した両者の対戦を新日本プロレスの番記者だった金沢GK克彦氏はすべて目撃していた。『kamiproドットコム』で大好評連載中のコラム「こちらプロレス村役場ドットコム」に掲載された、その当時の秘話の一部をこちらで公開しよう。

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撮影/菊池茂夫

12年半の空白を埋めるUの宿命か? 田村vs桜庭、4度目の一騎打ちを心して見届けよう!

年越しのドリームカードである田村潔司 vs 桜庭和志の一戦が、大晦日の12.31『Dynamite!!』で実現する。5年越しというのは、初めて田村 vs 桜庭というカードが実現に向かって動き出しのが、03年の暮れであるから。つまり、世間が空前の格闘技ブームに沸き返っていた当時の話。03年の大晦日には『PRIDE男祭り』(さいたまスーパーアリーナ/フジテレビ系)、『K-1 Dynamite!!』(愛知・ナゴヤドーム/TBS系)、『イノキボンバイエ』(神戸ウイングスタジアム/日本テレビ系)の3大イベントが競合し、まさに格闘技バブルの絶頂期を示していた。

そこで、PRIDEサイドが発案した桜庭絡みのベストカードが田村戦。プロレスファン、U系ファン、格闘技ファンと、すべてのニーズに応える最上のマッチメイクであったことは間違いない。しかし、案の定、田村がそれを拒絶した。いまになってみれば、よく分かる。田村の性格上、お祭りの一環として、興行戦争の目玉企画として、また爆弾カードとして、桜庭と交えることは避けたかった。それが偽らざる本音だったろう。

その後も、PRIDEのリングで、二度実現に向け動いた田村vs桜庭は、結果的に田村が固辞する格好で二度とも流れている。しかしながら、ラストPRIDEとなった昨年の『PRIDE.34』(4.8さいたまスーパーアリーナ)で、『HERO'S』に移籍した桜庭が里帰りし、榊原社長を挟むかたちで田村と並び、将来的な対戦をファンに確約している。

過去、桜庭の「赤パン」発言などから、田村が態度を硬化させた時期もあったが、一つの時代の終焉に際し、互いの小さなわだかまりはどこかへ吹っ飛んでいたのだ。ところが、当のPRIDEが組織として完全に崩壊し、総合格闘技は再編期を迎えることとなり、田村 vs 桜庭の気運も一時的なものとして沈静化してしまった。

ところで、冒頭で5年越しのドリームカードと記しているが、周知の通り田村と桜庭はUWFインターナショナルの先輩後輩の間柄。Uインター時代、両者は3回シングマッチ(※Uインターにはダブルバウトもあった)で肌を合わせている。その期間というのは、ちょうど史上最大の団体対抗戦と言われた新日本 vs Uインターの潰し合いが、マット界の話題を独占していた時代。そこで、独り対抗戦に背を向けて、あくまで新日本と交わることを拒絶したのが田村だった。田村はあまりに真っ正直であり、頑固一徹な男だった。

新日本との対抗戦が勃発する直前に、当時Uインターのエース外国人であったゲーリー・オブライト(故人)を破り、試合後、「高田さん、僕と真剣勝負でやってください!」とマイクアピール。この一言が田村のすべての思いを象徴していた。紛れもなく、高田延彦に次ぐUインターの二番手にまで成り上がっていた田村。新日本の中でも、MMA志向が強く、当時は道場最強と言われた石澤常光(現ケンドー・カシン)などは、対Uインター開戦を前に、「やりたいのは田村潔司!」と言い続けた。私が「田村は出ないよ」と言っても、石澤は「田村戦しか眼中にないです。出てこい!と。マスコミで煽ってください」と執着心を捨て切れぬ様子だった。



※まだまだ当時の秘話は出てくる!! つづきはこちらでお読みください!!


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2008年11月11日

【kamipro】変幻自在のトリックスター須藤元気が格闘青春小説に挑戦!!

格闘技の現役を引退してから活躍の場を文筆の世界に移した須藤元気。内容的にもセールス的にも好評だった前作までのエッセイとはうってかわって、最新作は小説に初挑戦! 変幻自在のトリックスターは、原稿用紙の上でも踊り続けるのか!?

聞き手/松下ミワ  撮影/梅木麗子

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須藤 じつは、表紙が今日できたんですよ(といって、新刊『キャッチャー・イン・ザ・オクタゴン』の表紙を披露)。

——おお! これはまた女性らしいさわやかなデザインですね。
須藤 ええ。マーケットは女性が動かしてますから。それに、装丁のデザインをしてくださったデザイナーさんにはけっこう細かいところにも気を使っていただいて。「・」の部分もよく見ると8角形になってるんです。

——あ、ホントですね。しかし、このタイトルがやはり一番始めに気になってしまうんですが、ズバリ『キャッチャー・イン・ザ・ライ(ライ麦畑でつかまえて)』からの引用なんですか?
須藤 じつは、けっこう今回はタイトルをどうしようか凄く迷いまして。いままで随筆だったので、僕の中でイメージがポンポン浮かび上がってたんですけど、小説ともなるといままでの一風変わったタイトルは合わないなと思ったんです。

——元気さんはこれまで6冊の本を出版されてますが、小説というのは初めてですね。
須藤 だからタイトルは凄く迷ってて。でも、迷ったときは無意識に語りかけようと思って30分ぐらい瞑想してたんですけど、パッと目を開けて僕の本棚を見たときに『キャッチャー・イン・ザ・ライ』があったんです。そこでひらめきまして、「これは、『キャッチャー・イン・ザ・オクタゴン』がいいな」と思って名づけました。

——そもそも、今回元気さんが小説を書こうと思ったのはきっかけはなんだったんですか?
須藤 一応現在、作家ですからね。作家として活動してて、もう書くこともずいぶん慣れてきましたし、やはりそろそろ勝負できるだろうということで何か一つの区切りかな、と。

——では、作家としての集大成というか、実力を試してみようという感じなんですね。
須藤 ええ。なので、これじつは勝負を懸けてる本なんですよ。やはり作家として7冊目ということで、ここで評価が分かれると思うんです。『風の谷のあの人と結婚する方法』をはじめ、いままで書いてきた随筆はやはり小説とはまったく別のものなので、「随筆はいいけど、小説は……」という感じにはならないように気を使いましたね。

——格闘家出身にしてこれだけ本を書かれてるというのは驚きなんですが、そういった文章力は才能の部分をのぞくと、どういったところで磨かれてきたんですか?
須藤 じつを言うと、僕は学生時代はまったく勉強しなかったんですよ。学校教育に馴染めなくて、レスリング推薦で進学したりして。でも、20歳の頃にあるきっかけで本に目覚めまして。アメリカ修行時代に付き合ってたミッちゃんという人がかなりの読書家だったんです。

——その方に影響されたということですね。
須藤 はい。そこで「いままでなんで僕は本を読まなかったんだろう」と思ったんです。なので、20歳ぐらいから1日に3冊ぐらい読むようになったんですよ。

——そんなに!
須藤 そうすると、だんだん書きたくなったし、書けるようになってきたんです。いろんな文章を読んできたので、文章が書けるようになったのはきっとインプットし続けてきたからじゃないかなって。

——その点、小説を書くということで影響された本ってありますか?
須藤 小説というより、最近はノンフィクションを読むことが多いんですよね。もちろんたくさんの本は読んできたんですけど、あえて言うとすれば、司馬遼太郎さんが書かれる小説の、闘うシーンの描写が凄くいいと思いますね。凄く臨場感があって血がたぎるというか(笑)。でも、闘うシーンに関しては僕も今回けっこう自信を持って書けたと思います。


※インタビューのつづきはこちらで!!


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2008年11月08日

【kamipro】金沢GK克彦が断言「現在進行形の新日本はWWEである!」

新日本プロレスの地上波放送『ワールドプロレスリング』やサムライTVなどでも解説を務め、常にリングサイドでその鋭い批評眼を光らせている元『週刊ゴング』編集長の金沢克彦氏。当サイト『kamipro.com』でも「こちらプロレス村役場ドットコム」という連載をお願いしています。その週に最も旬なプロレスの話題を鋭く斬っていくというスタイルで、常に反響のある人気企画です。今回はその内容をこちらでチラッとご紹介しましょう。
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※11.7鈴木修氏と武藤・蝶野・橋本大地君のトークライブでも司会を務めるなど多彩なGK氏(左端)。

現在進行形の新日本はWWEである!
シュールでシュートなテンコジ友情物語

最近の私は新日本プロレスに対して辛口なのだという。というか、周囲の人たちはそう感じるらしい。たとえば当コラムで、『G1クライマックス』優勝戦(後藤洋央紀vs真壁刀義)に関して、「GBHセコンド陣の介入は如何なものか?」と問題提起してみたり、先だっての10・13両国大会の総括では「メインのIWGP戦終了後に、なぜ新日本勢は誰も挑戦の名乗りを挙げないのか!」とイチャモン(?)をつけたりもしている。

ただし、逆にいえば、そうやって私が小言を提示できるほど新日本マットには活気が戻り、興行のグレードがアップしてきたという証拠だろう。これが2〜3年前の新日本だったら、駄目なところには極力目を瞑り、いい部分だけをピックアップしてあげる作業が必要だった。それを思うと、今の新日本は明らかにここ数年の迷走・低迷状態から脱却し、かつての勢いを彷彿させると同時に、新たな息吹さえ感じさせる空気を醸し出している。

そこで、11.4&5 後楽園ホール2連戦で閉幕した『G1タッグリーグ』について触れてみたい。さすがに4日は7割程度の入りだったが、5日は9割がたビッシリと埋まっており満員御礼の趣き。4日の大会でもっとも印象に残ったのは、メイン・セミの試合よりも、すでにⅤ争いから外れた消化試合である邪道&外道vsR・ロメロ&N・カサスの公式戦とG・バーナード&R・フーラーvs金本&井上の公式戦。

前者は邪外からメキシコCMLLコンビが金星を奪取しているが、邪外の名人芸がこの一戦を単なる消化試合には終わらせなかった。後者は本来ならバーナード組が圧勝すると誰もが予想するところ。しかし、これが大接戦。しかも、超スーパーヘビーのガイジン勢がジュニアコンビ(※井上はヘビーに転向したが)と同じスピードで動き回るのだ。これまでのガイジンなら本当に楽をした楽勝で済むところなのに、バーナード組は金本組と同じ目線、同じ土俵で闘っていた。なぜにここまで一生懸命に闘うのか?という疑問まで沸いてくるほど濃い内容だった。

※つづきはこちらで!!


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2008年11月04日

【kamipro】DEEP佐伯代表が若林太郎氏に反論!

佐伯繁DEEP代表が『kamipro NO.128』を読んで非常に憤っているらしい。10月下旬、そんな話が編集部に伝わってきた。その発端となった記事は日本修斗協会事務局長・若林太郎氏のインタビューだ。NO.128の特集テーマである「PRIDE」について、その功罪を若林氏が語っている内容なのだが……。はたして佐伯代表は何を怒っているのか? さっそくインタビューを申し込んでみた。

聞き手/堀江ガンツ

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ーー今日は「PRIDE特集」を掲載した『kamipro』最新号(No.128)の記事について、言いたいことがあるということで、うかがったんですが。
佐伯 なんか若林(太郎)さんが、ウチのことをいろいろ言ってるって聞いたんでね。

ーー日本修斗協会事務局長、若林太郎さんのインタビューに物申す、ということですか。
佐伯 そうなんだけど、修斗協会に対しては僕は敬意を持ってるし、僕のやってるDEEPとは違う方向性の競技性を重視している部分でも凄く認めてるんですよ。実際、いい選手もいっぱいいるしね。でも、若林さんはこのインタビューで、DEEPの方向性自体を否定してるし、「選手を引き抜いた」って言ってますよね。あれがまず大間違いなんですよ!

ーー引き抜きはしていない、ということですか?
佐伯 僕は引き抜いてません(キッパリ)。マッハ(桜井“マッハ”速人)にしても、須田(匡昇)くんにしても、選手側から人を介したりして「出してくれ」って言ってきたんです。その際、僕は必ず「(修斗)協会のOKをもらってきてほしい。そうしないと僕は使えませんよ」って言ってますからね。それで「OKだ」っていうから使ってるんですよ。

ーーちゃんと選手が修斗協会の許可を得て、DEEPに出場している、と。
佐伯 だからみんな「協会は問題ない」って言ってますよ。それがなぜ引き抜きなのか、俺にはわからない。

ーー少なくとも選手のほうから来てたら「修斗離脱」ではあったとしても「引き抜き」ではないですよね。
佐伯 やっぱり選手を使うということについては、待遇だったり、いろいろなことがあるじゃないですか。そこの考え方の違いだと思いますよ。僕の考えは、トップ選手はなるべく食わせてあげたいって思ってるんですよ。だからアマチュアで、お金のことを関係なくやらせたいっていう人とは、考え方が違うんですよね。実際、そういう(修斗の)考え方が嫌で出ていく人間っていると思うんですよ。

※佐伯代表の過激発言はまだまだ止まらない! この続きはこちらで!!

※『kamipro NO.128』は全国書店で絶賛発売中です!!


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