2008年11月11日
格闘技の現役を引退してから活躍の場を文筆の世界に移した須藤元気。内容的にもセールス的にも好評だった前作までのエッセイとはうってかわって、最新作は小説に初挑戦! 変幻自在のトリックスターは、原稿用紙の上でも踊り続けるのか!?
聞き手/松下ミワ 撮影/梅木麗子
須藤 じつは、表紙が今日できたんですよ(といって、新刊『キャッチャー・イン・ザ・オクタゴン』の表紙を披露)。
——おお! これはまた女性らしいさわやかなデザインですね。
須藤 ええ。マーケットは女性が動かしてますから。それに、装丁のデザインをしてくださったデザイナーさんにはけっこう細かいところにも気を使っていただいて。「・」の部分もよく見ると8角形になってるんです。
——あ、ホントですね。しかし、このタイトルがやはり一番始めに気になってしまうんですが、ズバリ『キャッチャー・イン・ザ・ライ(ライ麦畑でつかまえて)』からの引用なんですか?
須藤 じつは、けっこう今回はタイトルをどうしようか凄く迷いまして。いままで随筆だったので、僕の中でイメージがポンポン浮かび上がってたんですけど、小説ともなるといままでの一風変わったタイトルは合わないなと思ったんです。
——元気さんはこれまで6冊の本を出版されてますが、小説というのは初めてですね。
須藤 だからタイトルは凄く迷ってて。でも、迷ったときは無意識に語りかけようと思って30分ぐらい瞑想してたんですけど、パッと目を開けて僕の本棚を見たときに『キャッチャー・イン・ザ・ライ』があったんです。そこでひらめきまして、「これは、『キャッチャー・イン・ザ・オクタゴン』がいいな」と思って名づけました。
——そもそも、今回元気さんが小説を書こうと思ったのはきっかけはなんだったんですか?
須藤 一応現在、作家ですからね。作家として活動してて、もう書くこともずいぶん慣れてきましたし、やはりそろそろ勝負できるだろうということで何か一つの区切りかな、と。
——では、作家としての集大成というか、実力を試してみようという感じなんですね。
須藤 ええ。なので、これじつは勝負を懸けてる本なんですよ。やはり作家として7冊目ということで、ここで評価が分かれると思うんです。『風の谷のあの人と結婚する方法』をはじめ、いままで書いてきた随筆はやはり小説とはまったく別のものなので、「随筆はいいけど、小説は……」という感じにはならないように気を使いましたね。
——格闘家出身にしてこれだけ本を書かれてるというのは驚きなんですが、そういった文章力は才能の部分をのぞくと、どういったところで磨かれてきたんですか?
須藤 じつを言うと、僕は学生時代はまったく勉強しなかったんですよ。学校教育に馴染めなくて、レスリング推薦で進学したりして。でも、20歳の頃にあるきっかけで本に目覚めまして。アメリカ修行時代に付き合ってたミッちゃんという人がかなりの読書家だったんです。
——その方に影響されたということですね。
須藤 はい。そこで「いままでなんで僕は本を読まなかったんだろう」と思ったんです。なので、20歳ぐらいから1日に3冊ぐらい読むようになったんですよ。
——そんなに!
須藤 そうすると、だんだん書きたくなったし、書けるようになってきたんです。いろんな文章を読んできたので、文章が書けるようになったのはきっとインプットし続けてきたからじゃないかなって。
——その点、小説を書くということで影響された本ってありますか?
須藤 小説というより、最近はノンフィクションを読むことが多いんですよね。もちろんたくさんの本は読んできたんですけど、あえて言うとすれば、司馬遼太郎さんが書かれる小説の、闘うシーンの描写が凄くいいと思いますね。凄く臨場感があって血がたぎるというか(笑)。でも、闘うシーンに関しては僕も今回けっこう自信を持って書けたと思います。
※インタビューのつづきはこちらで!!
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2008年11月08日
新日本プロレスの地上波放送『ワールドプロレスリング』やサムライTVなどでも解説を務め、常にリングサイドでその鋭い批評眼を光らせている元『週刊ゴング』編集長の金沢克彦氏。当サイト『kamipro.com』でも「こちらプロレス村役場ドットコム」という連載をお願いしています。その週に最も旬なプロレスの話題を鋭く斬っていくというスタイルで、常に反響のある人気企画です。今回はその内容をこちらでチラッとご紹介しましょう。
※11.7鈴木修氏と武藤・蝶野・橋本大地君のトークライブでも司会を務めるなど多彩なGK氏(左端)。
現在進行形の新日本はWWEである!
シュールでシュートなテンコジ友情物語
最近の私は新日本プロレスに対して辛口なのだという。というか、周囲の人たちはそう感じるらしい。たとえば当コラムで、『G1クライマックス』優勝戦(後藤洋央紀vs真壁刀義)に関して、「GBHセコンド陣の介入は如何なものか?」と問題提起してみたり、先だっての10・13両国大会の総括では「メインのIWGP戦終了後に、なぜ新日本勢は誰も挑戦の名乗りを挙げないのか!」とイチャモン(?)をつけたりもしている。
ただし、逆にいえば、そうやって私が小言を提示できるほど新日本マットには活気が戻り、興行のグレードがアップしてきたという証拠だろう。これが2〜3年前の新日本だったら、駄目なところには極力目を瞑り、いい部分だけをピックアップしてあげる作業が必要だった。それを思うと、今の新日本は明らかにここ数年の迷走・低迷状態から脱却し、かつての勢いを彷彿させると同時に、新たな息吹さえ感じさせる空気を醸し出している。
そこで、11.4&5 後楽園ホール2連戦で閉幕した『G1タッグリーグ』について触れてみたい。さすがに4日は7割程度の入りだったが、5日は9割がたビッシリと埋まっており満員御礼の趣き。4日の大会でもっとも印象に残ったのは、メイン・セミの試合よりも、すでにⅤ争いから外れた消化試合である邪道&外道vsR・ロメロ&N・カサスの公式戦とG・バーナード&R・フーラーvs金本&井上の公式戦。
前者は邪外からメキシコCMLLコンビが金星を奪取しているが、邪外の名人芸がこの一戦を単なる消化試合には終わらせなかった。後者は本来ならバーナード組が圧勝すると誰もが予想するところ。しかし、これが大接戦。しかも、超スーパーヘビーのガイジン勢がジュニアコンビ(※井上はヘビーに転向したが)と同じスピードで動き回るのだ。これまでのガイジンなら本当に楽をした楽勝で済むところなのに、バーナード組は金本組と同じ目線、同じ土俵で闘っていた。なぜにここまで一生懸命に闘うのか?という疑問まで沸いてくるほど濃い内容だった。
※つづきはこちらで!!
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2008年11月04日
佐伯繁DEEP代表が『kamipro NO.128』を読んで非常に憤っているらしい。10月下旬、そんな話が編集部に伝わってきた。その発端となった記事は日本修斗協会事務局長・若林太郎氏のインタビューだ。NO.128の特集テーマである「PRIDE」について、その功罪を若林氏が語っている内容なのだが……。はたして佐伯代表は何を怒っているのか? さっそくインタビューを申し込んでみた。
聞き手/堀江ガンツ
ーー今日は「PRIDE特集」を掲載した『kamipro』最新号(No.128)の記事について、言いたいことがあるということで、うかがったんですが。
佐伯 なんか若林(太郎)さんが、ウチのことをいろいろ言ってるって聞いたんでね。
ーー日本修斗協会事務局長、若林太郎さんのインタビューに物申す、ということですか。
佐伯 そうなんだけど、修斗協会に対しては僕は敬意を持ってるし、僕のやってるDEEPとは違う方向性の競技性を重視している部分でも凄く認めてるんですよ。実際、いい選手もいっぱいいるしね。でも、若林さんはこのインタビューで、DEEPの方向性自体を否定してるし、「選手を引き抜いた」って言ってますよね。あれがまず大間違いなんですよ!
ーー引き抜きはしていない、ということですか?
佐伯 僕は引き抜いてません(キッパリ)。マッハ(桜井“マッハ”速人)にしても、須田(匡昇)くんにしても、選手側から人を介したりして「出してくれ」って言ってきたんです。その際、僕は必ず「(修斗)協会のOKをもらってきてほしい。そうしないと僕は使えませんよ」って言ってますからね。それで「OKだ」っていうから使ってるんですよ。
ーーちゃんと選手が修斗協会の許可を得て、DEEPに出場している、と。
佐伯 だからみんな「協会は問題ない」って言ってますよ。それがなぜ引き抜きなのか、俺にはわからない。
ーー少なくとも選手のほうから来てたら「修斗離脱」ではあったとしても「引き抜き」ではないですよね。
佐伯 やっぱり選手を使うということについては、待遇だったり、いろいろなことがあるじゃないですか。そこの考え方の違いだと思いますよ。僕の考えは、トップ選手はなるべく食わせてあげたいって思ってるんですよ。だからアマチュアで、お金のことを関係なくやらせたいっていう人とは、考え方が違うんですよね。実際、そういう(修斗の)考え方が嫌で出ていく人間っていると思うんですよ。
※佐伯代表の過激発言はまだまだ止まらない! この続きはこちらで!!
※『kamipro NO.128』は全国書店で絶賛発売中です!!
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2008年09月17日
世間からバッシングの集中砲火を受けたプロボクサー・亀田興毅が、新世代の“大放言柔道王”としてメディアを騒がせる、北京オリンピック柔道100kg超級の金メダリスト・石井慧に忠言した。
これは9月20日(土)に発売される『kamipro No.127』(エンターブレイン)の中で亀田興毅がインタビュー中に答えたもの。自ら“ヒール柔道”を掲げて内容より勝ちにこだわる姿勢を表明、また尊敬するスポーツ選手として朝青龍、亀田興毅を挙げている石井慧に対してヒールの先輩(?)である、亀田興毅が返答した。
亀田は「(ヒールは)しんどいで……」「そんなん言われてると叩かれるぞ!」「朝青龍という名前は出してもええけど、亀田は出さんほうがええと思う」と大バッシングを受けた経験を踏まえて、石井のイメージを心配しながら親切に忠言。「もうマスコミ恐怖症になっとるんよ」と、自身が受けたバッシングをしみじみと振り返った。
9月9日には、東日本ボクシング協会から独立を承認された亀田ジムの設立記念パーティーも開き、新たなスタートをきった亀田興毅だが、一度世間から貼られたレッテルを剥がすことの難しさを誰よりも知っている亀田だけに、石井にとってはじつに重みのある先輩からのアドバイスと言えるかもしれない。
なお、同誌には亀田興毅以外にも、江夏豊、やくみつる、デーモン小暮閣下、革命家・外山恒一などがそれぞれ悪役の魅力を存分に語っている。
kamipro No.127の詳細はこちらです!!
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