2009年07月08日

【kamipro】日沖発にプロ意識はあるのか!? “ZSTの金ちゃん”金原正徳が『戦極フェザー級トーナメント』に懸ける思いを激白

8.2『戦極〜第九陣〜』さいたまスーパーアリーナ大会で準決勝&決勝を迎える『戦極フェザー級トーナメント』。ポスターにもピンで登場するなど前評判が高く、実力通りに勝ち進んできた“修斗の子”日沖発と対戦することになった“ZST最強の男”金原正徳。パンクラスのアライケンジと出場査定マッチに勝って出場権をもぎ取った金原のテンションがいま、とても高い。対戦を熱望してきた日沖との対戦が実現することになり、日沖のおとなしい態度を舌鋒鋭く批判する金原の真意はどこにあるのか!? 格闘技人生の中でも正念場を迎えた金原が、頂点を目の前にいま何を考えているのか直撃してみた。
聞き手/坂井ノブ

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——戦極フェザー級トーナメント2回戦のジョン・チャンソン戦はいい試合でしたね。
金原 そう言ってもらえると嬉しいです。

——試合後はかなり不満そうでしたけどね。
金原 スタンドは強いですけど、寝かせれば一本取れると思ってたんです。寝かせるのに苦労するかと思ったら、寝かせてからが苦労してしまって。もっと出来ると思ってたんですけど。

——それが悔し涙になった、と。
金原 家に帰って落ち込みましたけど、GOZOさん(塩田“GOZO”歩・パラエストラ八王子代表)にもいい試合だったって言ってもらったし、胸を張っていきたいと思います(笑)。

——準決勝に残った4選手を見るといずれもいい勝ち方をした選手ばかりが揃いましたけど、その中でも日沖(発)選手は頭一つ抜けてると思いますか?
金原 一回戦の時点では頭一つ、二つ出てたと思いますけど、いま4人残ってる中ではべつに彼が飛びぬけてるとは思わないですね。誰が優勝してもおかしくないんじゃないかと思います。

——金原さんの中でも上に見てた部分があったけど、自分に自信がついてきたという感じですか?
金原 どうですかね。準決勝に残った4人は強いことに変わりないし、誰が勝つかは組み合わせ次第というか、じゃんけんみたいなものだと思います。

——組み合わせは金原 vs 日沖、小見川道大 vs マルロン・サンドロと決まりましたが、ずっと対戦希望を表明していた日沖戦がついに決まりましたね。
金原 そうですね。

——対戦希望をしても、日沖選手は「主催者が決めた人と闘うだけです」といたってクールな反応でしたよね。
金原 あれは……、なんですかね? 僕は大会が盛りあがったり、話題になればいいと思って言ってる部分もあるわけですよ。もちろん対戦したいというのは本心ですけど。

——勝てば優勝にグッと近づきますよね。
金原 それもあるし。でも、日沖選手はそういうことをまったく言わない。人それぞれスタイルがあるからいいですけど、ポスターの真ん中に載って、メインを任されて、みんなから注目を集める立場じゃないですか。それなのに、ああいう発言はどうなんだろう? と思いますよね。

——挑発が通じないことに対するイラ立ちもあります?
金原 彼が盛り上げないなら、僕が盛り上げちゃうよって思いますよね。日沖選手は毎回コメントが同じですよね、「頑張ります」とか「試合で見せます」とか。そんなのあたりまえで、口に出して言うまでもないと僕は思うんですけど、どうですか?

——確かにそのとおりだと思いますよ(笑)。
金原 プロ意識あるんですかね? プロって強いのはあたりまえで、そこにさらに何かがないと伝わらないと思うんですよね。“強ければいい”という世界ではないですよ。これでお金をもらってるわけですから、一人でも多くのお客さんを呼びたいし、多くの人に観てもらいたいから、僕だってない頭を絞ってコメントしてるんですよ。

——格闘技人気も落ち着いてきたとか言われているだけに、日本の場合はとくにそういう発言って大事ですよね。マスコミもプロレスからの流れがあるから、そういう発言をしてもらった方が正直煽りやすいというのもありますし。
金原 盛り上げようと思って言ってる部分もありますけど、いま日沖選手に対して言ってることは100パーセント本音ですから!

——わかります(笑)。
金原 別に対戦の可能性がないのに吠えてるのとは違いますからね。彼は自分がどれだけ注目を集めてるか、もう少し認識した方がいいですよ。それでも自分のペースでやりたいなら、彼が何か言いたくても言えないように、僕が完勝するしかないと思ってますから。

——相当テンション高いですね。
金原 NTTやYBTで青木(真也)さんや北岡(悟)さんを間近で見てますから。一緒に練習して会話をするだけでいろんなことを考えてるんだなって影響を受けるし、プロとして素晴らしいと思うんですよ。あの領域に少しでも近づけるように僕も頑張って、この試合に勝ちたいと思います。


※このあともさらにハイテンションでインタビューは続く!! こちらでお読みください。


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2009年01月29日

【kamipro】戦極ミドル級王者ジョルジ・サンチアゴの次なる野望とは!?

戦極ミドル級最強はこの男!『戦極』の2009年第一弾興行、1.4『戦極の乱2009』にて三崎和雄を下し、戦極ミドル級王者に輝いたのがアメリカン・トップチーム所属のジョルジ・サンチアゴだ。02年のMMAデビュー以来、UFC、ストライクフォース、ボードッグ、KOTCなど、海外マットで活躍していたサンチアゴだが、08 年5月の『戦極〜第二陣〜』で初来日を果たすと今回の三崎戦まで怒濤の5連勝! セコンドには毎回J.Z.カルバンがつくことでもおなじみのサンチアゴを大会翌日に都内ホテルでシャキーンと直撃!この男の次なる狙いはいったいなんだ!?

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——まずは戦極ミドル級タイトル戴冠おめでとうございます!
サンチアゴ ありがとう。

——念願のチャンピオンベルトを腰に巻いた感想はどうですか?
サンチアゴ ホントにうれしいよ。いままで苦しいトレーニングを積んできた成果だと思う。

——三崎選手との試合は、結果だけでなく内容も素晴らしかったと思いましたが、ご自身ではどう感じましたか?
サンチアゴ 昨日はお互いの動きが非常によかったと思う。ミサキは素晴らしいファイター。昨日はよりベルトが欲しいという気持ちが強いほうが勝つと思っていたんだ。厳しい試合であり、ミサキの目を見たら絶対にあきらめない目をしていたけど、なんとか勝つことができたよ。

——こんなハードな試合はこれまでにありましたか?
サンチアゴ いや、ないね。これまでで一番ハードな試合だったよ。内容もハイレベルだったし、あの緊張感を保ったまま5ラウンド闘ったというのは、未知の領域だったよ。

——一時も気が抜けない試合だった、と。
サンチアゴ そうだね。ずっと集中していたよ。ちょっとした隙を与えただけで、試合展開がガラリと変わってしまうからね。だから集中力だけは途切れないようにしたんだ。

——4ラウンドまでは、ジャッジで三崎選手有利だったと思うのですが、最後に逆転できると思っていましたか?
サンチアゴ 最後の最後まであきらめることはなかったし、勝つ自信も最後まであったよ。だからこそ、5ラウンドで極めることができたんだ。

——最後はスタミナの勝負でもあったと思いますけど、自分のほうがスタミナが残っているな、とは感じましたか?
サンチアゴ それは気づかなかったね。ただ、試合が流れる中でお互いスタミナが消耗していったけど、俺は試合前のトレーニングでも12ラウンド闘ったりしているので、そこの違いが出たんじゃないかな。

——では、5ラウンドの試合は初めてだと思いますけど、フルに闘える自信があった、と。
サンチアゴ 5ラウンドといわず、10ラウンドでもよかった。それぐらいの準備はしてきたからね。

——途中でローキックのダメージは気になりませんでしたか?
サンチアゴ けっこう蹴られたけど、そこまでのダメージではなかったよ。ATTにはもっとキツいローキックを蹴るファイターが何人もいるからね(笑)。

——サンチアゴ選手はホントに身体が強靭ですよね。今日も5ラウンド闘ったのに顔もきれいだし。
サンチアゴ でも、拳はちょっと腫れてるけどね。

——それは自分が殴りすぎたってことじゃないですか(笑)。
サンチアゴ たぶんそうだね(笑)。でも、試合中はアドレナリンのせいで、何も感じなかったけどね。

——サンチアゴ選手の攻撃面では、右ストレートの伸びが印象的だったんですが、ご自分でも自信がありますか?
サンチアゴ 確かにストレートは得意だね。だから、今回もストレートで倒せればいいと思ってたよ。ただ、ナカムラと闘ったときに拳を痛めてしまったので、あれからボクシングのトレーニングがあまりできなかったんだ。でも、自分の持ち味を発揮するため、拳がどうなってもいい気持ちでストレートを打っていったんだよ。

——今回、三崎選手を倒したことで、『戦極』に上がっているミドル級のトップクラスをほぼ制圧した感がありますけど、これからの目標はなんですか?
サンチアゴ 今後についてはセンゴクと話し合いながら決めていきたいと思う。自分としては、トレーニングをしっかりして、またいい試合をして、ファンによろこんでもらいたいよ。そしてセンゴクからは新しい挑戦者を待っているよ。

※このインタビューの続きはこちらでどうぞ!!


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2008年10月20日

【kamipro】『戦極』ライト級・横田一則インタビュー “言い訳の向こう側”

「言い訳ハゲ」(by郷野聡寛)などと、横田一則に対してGRABAKAの諸先輩方からきつい言葉が飛び出した。8.24『戦極〜第四陣〜』で行なわれたライト級トーナメント1回戦、横田は無名のスロベニア人ファイター、ボーヤン・コセドナーと対戦。二回りほど大きな体格のコセドナーを相手に、横田は非常に苦しんで判定勝ちをもぎ取った。試合後、リング上でマイクを握った横田は「あ〜、すいません。でかいことばっか言って。じつはケガをしてぜんぜん練習できなくて、今回は言い訳させてください。しょっぱいね。絶対優勝できるように練習して、ここに戻ってきたいと思います」と観客にアピールしたのだった。この一言が引き金となって冒頭の郷野の言葉が飛び出すのだが……はたして、横田自身はあのマイクをどう思っているのか? 11.1『戦極〜第六陣〜』で廣田瑞人とのライト級トーナメント準決勝に挑むのだが、この試合ははたしてどうなる!?

聞き手/坂井ノブ 撮影/乾晋也

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——戦極という舞台で闘ってみて、いかがでしたか?
横田 楽しかったですね。大きな舞台のほうが燃えるし、演出も凄くいいし、試合をやってても違いましたね。大きいイベントに出るのはいいなぁと思いました。まぁ、でも試合はしょっぱかったですねぇ(しみじみ)。ケガをしてて仕方なかったんですけど、マイクで言い訳したら三崎さんと菊田さんと郷野さんに「あれはねえだろ」って言われたんですけど。ほかのライト級トーナメントの3人はKOか一本で勝ってるのに、俺だけしょっぱい試合になっちゃって。

——まあ、判定勝ちでしたけど。試合後のマイクを含め、周囲の評価はどうでしたか?
横田 友だちからは賛否両論でしたね。「あれは言わなくてもいいんじゃねえの?」っていう声と「へえ、ケガしてたんだ?」っていう反応でしたね。

——横田選手の中にも「言っちゃいけないな。かっこ悪いな」という意識はありましたか? たぶん、あったとは思うんですが……。
横田 いやぁ、それほど苦しかったんです! リングに立ってるのがいっぱいいっぱいでした。

——横田選手がそんな苦しい状態だということはGRABAKAの皆さんは知ってたんですよね?
横田 はい。でも、「そこを隠してこそ男だ!」っていうことだと思うんですよね。そこが俺の弱さですね。思ったことをすぐに口に出しちゃうタイプなんですよ。つらいのをガマンしてかっこいいなっていうのよりも、つらいかったらすぐ言って「あの人は何でも言うんだな」って思われちゃう。

——隠すのがかっこいいという美学は?
横田 ないですね(キッパリ)。黙ってることが好きじゃないんで。

—— なるほど、『戦極』初戦で三崎選手が足首をケガして、指も脱臼して試合に臨んだじゃないですか。試合はパッとしなかったですけど、三崎選手本人はその場では言わなかったけど、山崎(剛)選手が自分のブログで秘話を公開したじゃないですか。あれはGRABAKA流のチームワークだと思うんです。
横田 俺にはそういうのが皆無でしたね。しょっぱく言っちゃいましたね。いや、試合中も相当しんどかったんですよ! 「そんなもんか」と思われるのも嫌だったんで。今後もこのままでいこうと思ってます。北岡選手ほど考えずに言ってはずすんじゃなくて、少しは考えて言おうかと思いますけどね。

——先ほどから「しょっぱい」とおっしゃってる試合についてなんですが、内容を詳しく話していただけますか?
横田 少し荒れた試合になっちゃいましたね。相手もイエローが二枚出て、俺も金的をやっちゃって。

——まあ、ずっと膠着をしていたわけではないですからね。
横田 そうなんですよ。俺も上を取ったりして動いてはいたんスけどね。

——自分の動きに満足がいかなかった?
横田 そうですね。何にもできなかったんで。

——ケガの影響ですか?
横田 そうですね。

※さらに飛びだす横田の“言い訳”はこちらで読める! いますぐアクセス!!


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2008年09月29日

【kamipro】『戦極』でブレイクなるか!? 光岡映二インタビュー

8.24『戦極~第四陣~』で、ブラジリアン柔術の黒帯、ホドリゴ・ダムから劇的なカウンターのフックでダウンを奪い、見事なチョークで一本勝利を収めた光岡映二。初期のPRIDE武士道のリングに上がりながらも、ブレイクするきっかけをなかなか手中にすることができなかったが、『戦極』では一転してスリリングな内容で、二連勝。日本人全員が勝ち残ったライト級GPの中でも注目の選手の一人だ。煽りVでの「負けてもいいからおもしろい試合をする」という発言の真意、そして試合後のちょっとグダグダなプロポーズ発言、そして『戦極』&DREAMライト級戦線などを本人に直撃!! 光岡はライト級の戦国時代で下剋上できんのか!?

聞き手/大川義之

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――ホドリゴ・ダム戦の勝利おめでとうございます! 試合のあとはどう過ごしてましたか?
光岡 姿をくらましていましたね(笑)。地元に帰って、墓参りなど、やっておかなきゃいけないことをやっていました。やはり、練習でお盆に行けなかったのもあるし、まあ、ご先祖さまのおかげ様ってことで。

――墓参りするなんて、なんだか宇野さんみたいですね。
光岡 いやいや、ボクは宇野君よりもしてますよ! とりあえず試合終わって、次の日の会見があったんですけど、そのときにも近くの神社に行ってお参りしてきました。縁起を担ぐというのではなく、普段から普通に行っていますね。考えなくても身体が勝手に「あー、行かなくちゃ」って思うんですよ(以下、神社参りのスピリチュアル話が続くが大幅カット)。

――では今回は願いごとの効果があったのかもしれませんね。試合後はメールとか電話がいっぱいきました?
光岡 けっこうきました。イ・グァンヒ戦が終わってからブログ始めましたが、知らない方々からも凄くたくさんコメントをいただくようになったりして、そういうのは新鮮でしたね。Tシャツも販売したんですけど、知人以外の方々からもほしいっていう連絡をいただいて、凄く嬉しかったです。

――試合前の煽り映像で、「負けてもいいから、おもしろい試合がしたい」と言ってましたが、これまでの光岡選手からすると、少し意外な気もしたんですよ。あれはどういった心境で出た言葉ですか? 
光岡 ボクは性格が凄くネガティブなんです。AB型なので、いつも思っていることに変化があるんです。逆に「負けたらどうしよう」って思ったりもするし。でも、あのときはあのときで、そう思ってたんです。瞬間的に。

――あ、瞬間的な思いでしたか(笑)。
光岡 あの瞬間だけですよ。だから、ずーっとそう思ってるわけじゃない。ただ、あの発言をしたときは「やっぱり、自分は客さんあってのものだ」と、だから「試合は楽しくないとダメだ」って思って、言ったんですよ。

――ヨアキム・ハンセン戦(07年11.8 修斗。2-0の判定勝ち)では、勝ちたい思いが先に出ていたような印象もありましたが。
光岡 あのときは、その前の試合で朴光哲選手とやって負けていたんです。だから、早く次の試合をして、なんとしてでも勝ちたいっていうのがありました。ボクは負けてるあいだや、負けたあとって凄く気分的に陰ができていて“負のオーラ”が満載なんです(笑)。だから、そういう「早く勝ちがほしい」っていう気持ちがあったので。だから……。

――ああいう試合になってしまったと?
光岡 そうですね。

――ただ『戦極』に上がってからは、スリリングでおもしろい試合ばかりですよね。
光岡 ボクはずっと金網(ケージ・フォース)で闘ってきました。金網の試合は逃げ場がないから「あとは闘うしかない」って感じでワーッと行くんですけど、『戦極』のリングに上がったら凄く開放感があったんですよね。会場も広いし、何も考えずに闘えるようになったんです。いい緊張感があって、素の自分のままで闘えました。

――『戦極』のリングに合ってたと? 
光岡 雑音も感じないし、凄く静かなところでしたし、自分らしく闘えましたね。前回のイ・グァンヒと闘ったときもそういう感じだったので。

――誰かからアドバイスをもらったりしましたか? 
光岡 いや、それはないです。ボクは社長にもアドバイスなどはあまり求めないんです。言われたことを、ただ「はい」って言ってやるぐらいで。たぶん、いろいろな試合をして、強い相手とやった経験で自分にはそれが合っていると思います。あと、(和術慧舟會の)道場には強い選手がいっぱいいるので、みんなのレベルが一緒に上がってきたというのもあります。

――試合後には、結婚の話もありましたが……。※続きはコチラで!!


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2008年09月10日

【kamipro】戦極ライト級トーナメントのダークホースから優勝候補へ!! 廣田瑞人インタビュー

 8.24『戦極〜第四陣〜』ライト級GPの一回戦。激戦が繰り広げられる中、日本人4人全員が準決勝に進出するという展開となった。そのGPで実績的に優勝候補といえる存在がライアン・シュルツだった。IFLライト級王者のシュルツは、この試合まで6連勝中で、JZカルバンと引き分け、現・UFCライト級のトップ戦士の一人、ロジャー・フェルタを秒殺した経歴を持つ。

 そのシュルツの相手は、『ケージ・フォース』ライト級王者の廣田瑞人。戦極ライト級に出場した日本人の中で最も無名なの存在だった。実績充分のシュルツ戦では苦戦が予想されたが、フタを開けてみれば、廣田はシュルツと堂々と渡り合い、最後は飛び込んでのフックで豪快なKOで斬って落として見せた。

 いったい廣田瑞人とは何者なのか? そう思いつつ、『戦極〜第四陣〜』終了後、取材を申し込み、廣田選手と対面した。大きめの帽子を斜めにかぶり、ダボダボジーンズを履いた廣田は、いわゆる"B-BOY"を思わせるいでたち。そんないまどきの若者っぽい出で立ちの廣田に格闘技を始めるきっかけを聞いた。
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「そうっスねぇ……。高校生の頃にボクシングをしていたんスよ。でも、アマチュア・ボクシングって制限が厳しいじゃないですか。反則とか。それでアマチュア・ボクシングは自分に合わないなって。あるとき、友だちにPRIDEのビデオを借りて観たんですよ。そのとき、倒れてる相手を殴る"パウンド"を観て『これしかない』と思いましたね。総合格闘技はボクシングよりも自由に闘えるので、自分に向いてるなって思いました。だから自分の理想もヴァンダレイ・シウバみたいに『倒されないで殴って勝つ』スタイルです」

 廣田はいまから6年前、21歳のときに地元長崎から上京。「たまたま近くにあっただけ」という理由で、GUTSMAN修斗道場で総合格闘技を学びはじめる。元祖シューター・桜田直樹会長の熱血指導を受けながら、廣田はアマチュア修斗で総合格闘家としての基礎を作り、05年のデビューイヤーには修斗新人王を獲得。順調にランキングを駆け上がり、07年に『ケージ・フォース』へと主戦場を移すと、 3連勝して一気にライト級王者となった。

 実際に廣田はシュルツと闘って、どう感じたのだろうか。

「試合前は『テイクダウンは絶対取られないぞ』って思ってたのに、簡単にテイクダウンされたんで、ツエーなあって思いましたね。身体もでっかいし。ただ、思ったより力は感じなかったです。もっとスッゲーのかなって思ってたんスけど。パンチもリーチが長いから当たるんですけど、そこまで効かないな、と思いましたね。ただ、途中から相手がバテてきてたんで、打撃で徐々に圧力かけていけました。1ラウンドが終わったら、向こうのスタミナは切れてたんで、もう前に出るしかないなと。試合前、会長に厳しくしごかれてたんで『練習のほうがもっとキツかったぞ!』って思いながら闘いました(笑)。試合前にけっこう追い込まれましたから。でも試合終わったら、会長は凄く嬉しそうにしてましたね。『おめでとう』って言ってくれました」

 1ラウンドの後半から、廣田はシュルツのタックルを次々に切って相手のスタミナを奪い、最後はK-1 MAXのマイク・ザンビディスがよく見せる、飛び込んで放つ"スーパーマンパンチ"で、シュルツを豪快にKOして見せた。

「最後のパンチは、練習でもたまにやるんですけど、蹴りのフェイント見せると当たるんですよ。おかげで拳は腫れちゃいましたけどね。殴ってるうちに途中から痛くなってきて……。でも大丈夫です! 拳はもう3回折ってるんで」

 そういって廣田は腫れた右拳を差し出した。「3度も拳を骨折するのはハードパンチャーによくある宿命ですか?」と聞くと、廣田は「そういうことにしときます」と言って明るく笑った。

※自分以外の戦極ライト級ファイターや五味隆典についても注目発言!! このインタビューの続きはこちら


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2008年08月28日

【kamipro】意外とインテリ!? 最強柔術家シャンジ・ヒベイロにロングインタビュー

シャンジ・ヒベイロ。はたして日本のMMAファンがこの名前をどれだけ知っているかはわからないが、正真正銘の世界トップクラスのグラップラーであることは間違いない。アブダビコンバットや柔術での優勝歴は錚々たるものだが、柔術に詳しくない格闘技ファンには、2000年5月26日に行なわれた『コロシアム2000』で近藤有己に秒殺されたサウロ・ヒベイロの実弟と言ったほうがわかりやすいかもしれない。9.28『戦極〜第五陣〜』でMMAデビュー戦が発表された、この未知の強豪に『kamiproドットコム』はロングインタビューを敢行した。

聞き手/大川義之

XANDE

——はじめまして! 今日は9.28『戦極〜第五陣〜』でMMAデビューするシャンジさんに話を伺います! シャンジさんは、なんでもアマゾンのジャングル出身だそうですね!
シャンジ ああ。オレが生まれたマナウスは、アマゾンのジャングルのすぐ近くさ。父親がボートを持っていたので、子どものころはよくアマゾン川に行って釣りをしたり泳いだりしたもんさ。かなりワイルドな幼少期だったね。

——そうですか! 格闘技にもその経験は生きていますか?
シャンジ もちろんだ。マナウスは田舎だから娯楽も何もない。だからトレーニングぐらいしかすることがないんだよ。それから子どもの頃から毎日、柔術とトレーニング漬けだったから、自然と高校はミリタリースクール(陸軍士官学校)に進学した。士官学校では毎年ジャングルでサバイバルな訓練をしていたよ。そんな経験をしている人はあまりいないだろう? フフフ。

——いないでしょうね(笑)。でもどうしてミリタリースクールに進学したんですか?
シャンジ 当時はまさか自分がプロの格闘家になるとは思ってないから、将来はジェネラル(大将)になろうと思っていたんだ。こう見えてもオレはデキのいい生徒だったんだぜ(ニヤリ)。高校はブラジルの名門だったし、大学も法学部を専攻していたんだ。

——インテリじゃないですか!
シャンジ 実際、父はいい教育を受けさせてくれたた思うよ。ただ、柔術では学業よりもっといい成績を収めることができたので、アメリカで柔術のアカデミーをオープンするチャンスを得たんだ。

——文武両道を地で行くタイプだったんですね(笑)。
シャンジ ビジネスで将来的な計画もなくはなかったけど、大学3年生の時点で、学業には見切りをつけたよ。要は教科書をサブミットして格闘家として生きていくことに決めたんだよ。

——では子どもの頃はケンカもしなかったですか?
シャンジ ストリートファイトは一度もしたことがないね。自分はいつもグループの中でリーダー的な存在だったから、争いごとが起きても拳じゃなく言葉で仲裁にすることが多かったね。拳は格闘技のトレーニングのためにとっておいたよ(笑)。

——理論派だったんですね。そういえばジャカレイ選手もマナウスにいたことがありますが、面識はありましたか?
シャンジ 彼はブラジルの東海岸で生まれて14歳のころにマナウスに来たんだ。ちょうどオレが渡米するのと入れ違いだったから、知り合ったのはアメリカに移住してからだね。じつはジャカレイがDREAMに出る前も、オレたちはずっとサンディエゴで一緒に練習してたんだよ。

——ジャカレイ選手のDREAMでの活躍は刺激になりましたか?
シャンジ もちろんさ! MMAは柔術のトレーニングの延長線上にあるし、ホジャー(・グレイシー)やジャカレイの活躍を観て「よし! 自分も」という気になったよ。

つづきはkamiproドットコムで!!


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