2008年05月03日

(4)「初動負荷と終動負荷を考える。」

 初動負荷と終動負荷について、本ブログ管理者なりに考察してみました。

上に掲載した記事の写真は初動負荷理論でいう、溜まった力
(引っ張られて(負荷がかかって)、バネに溜まったバネ力は、その負荷が軽減されるとバネは巻き戻る。)
が順次加速し、その終末で最大のパワーとなって、放出される。最後に手先の負荷はゼロになる。その状態が良くわかる、まさしく典型的なAJ・バーネット投手のピッチのワンショットです。
 
以下。「「・・ 」」は初動負荷理論創始者小山裕史氏の著作から引用。 

 「「     <初動負荷の定義>

 『反射の起こるポジションへの身体変化及び、それに伴う重心位置変化等を利用し、主働筋の「弛緩—伸張—短縮」の一連動作を促進させると共に、その拮抗筋ならびに拮抗的に作用する筋の共縮を防ぎながら行う運動』 」」
 
 <*1>反射の起こるポジションへの身体変化:>>胴体の捻り、胴体の前後的の反り、又は、屈み(丸み)、そして、胴体側の伸び、縮み。
<*2>それに伴う重心位置変化等:>>下肢の動きによる、上下、左右、前後の身体重心の移動。

<*3>主動筋の「弛緩ー伸張ー短縮」の一連の動作を促進:>>
 1)弛緩・・・胴体であれば、最初の位置では、先ず、構え、自然体これは、弛緩。
 2)伸張・・・そして右捻りの際の右半身は伸張性筋収縮。
 3)短縮・・・次に右半身は短縮性筋収縮。

<*4>と共にその拮抗筋ならびに拮抗的に作用する筋の共縮を防ぎながら行う:>>左半身の体側筋は伸張性筋収縮し、右半身の体側筋は短縮性筋弛緩し共縮を避ける。

<*・・>は本ブログ管理者個人的な解釈から。負荷については<*6>で説明。

「「 チューブトレーニングや空気圧式のマシーンをはじめとする動作の終わり(終動作)に強く負荷がかかるトレーニングは、身体を硬化させ、故障や不調を招く—。」」

<*5>トレーニング動作の終わりに強い負荷がかかるその弊害。強い終動負荷は身体に弊害。


「「一般に「力」という言葉は、物を押したり引いたりするときに筋が発揮する感覚や努力感という意味で使っています。これを物理学的な見地で説明するならば、力は質量(ある物体の重さと考えましょう)と加速度を掛け合わせたものと定義できます。しかし、スポーツ場面での競技力の向上には力だけでは不十分で、パワー(力とスピードの積)がなくてはなりません。ですから、一般に使っている「力」という言葉は、実際にはパワーといった表現が適当でしょう。」」

「「私の「初動負荷理論」での動作形態は、このパワー発揮に有効であることがわかっています。例えば、筋肉をバネと考えてみてください。バネは負荷によってある方向に引っ張られると伸張しますが、負荷を適当な段階で軽くするとバネは元の位置に戻り始めます。このとき負荷が適切に漸減(難しいので減少と考えて下さい)できれば、バネの短縮速度(※2)は高まり、大きなパワーが生まれます。B.M.L.T.はこの機能を応用しています。」」

「「筋肉は、関節をまたぎ骨に付着しています。筋肉が収縮したとき筋の伸び縮みは、負荷の大きさによって決まります。収縮力が負荷と同じならば筋の長さは変化しません。これを等尺性収縮と呼びます。負荷よりも大きな収縮力であれば筋は短縮(短縮性収縮)、逆に、負荷が大きければ筋肉は伸びながら収縮し、このような収縮様式を伸張性収縮と呼びます。B.M.L.T.では、伸張性収縮と短縮性収縮をうまくつなぎ合わせたところに特徴があります。」」

 「「もっと具体的に、初動負荷トレーニングでの筋の収縮様式を説明しますと、先ず最初は筋を弛緩させて短くした状態から始まります。そこに負荷が掛りますと筋は伸張性収縮によって力を出していくことになります。張力が最大となったところで素早く短縮性収縮に切り換えますが、そのとき負荷が適切に減少されれば収縮速度は加速し、パワーの増大が期待されます。」」

「「トレーニングでは、身体根幹部の筋群を十分伸張させることが大切です。身体根幹部の筋群で力を発揮、その筋力から出た力をうまく使って手足などの末端部を動かせばよいのです。末端部に位置する腕や膝、フクラハギの筋肉はリラックスが必要で、できる限り余計な張力を発揮させたくありません。この動作形態が初動負荷理論の特徴です。末端部の筋肉が大きく出力すれば、せっかく身体根幹部で作り出した力が生かされず、むしろ動きが硬くなり、加速度が制限されます。」」

<*6>ここでの負荷は外部から身体にかけられた力と解釈。ダンベルであったり、第三者による他動的力(引っ張られたり、押されたり。)であったり。 その負荷が胴体、又は、手腕の筋肉の収縮する力(負荷に抵抗しようとする力)より強いと胴体、又は手腕は伸ばされる。伸ばされながら筋は収縮していることになる。ますます、伸ばされながら収縮している筋力、いわゆる張力が最大になったところで、外部からの負荷が取り除かれると、一挙に胴体、または、手腕は短縮性筋収縮となり、最初の位置に加速しながら、戻り始め、適切な負荷の除去があれば、その収縮速度は加速し、その終末(発射点)はパワー(エネルギー)が最大となって、放出される。 投げる、打つ、跳ぶ、走る等。その時の先端(負荷がかけられていた部位)の負荷はゼロ。投げ終わった時の指先、蹴り終わった時のつま先。

 もう一度言うと、初動負荷で最大のパワー(エネルギー)が身体に溜まり、あるとこで その負荷が軽減し減少するにつれて短縮速度は加速、最後は速度が最速となって、最大パワー(エネルギー)は放出される。 そして、終動負荷はゼロとなる。

<*7>初動負荷理論では、身体根幹部に焦点を絞って述べています。
  本ブログでは、1)歯、噛み合わせ、頭頚部
            2)上肢、手腕部
             3)胴体(身体根幹)部
            4)下肢、脚足部

     4つの部位、域に分けてとらえて考えてみました。
     それぞれにその部位、域を主動する主動筋があり、そしてその拮抗筋があります。
  歯、噛み合わせの部位にも身体動作バランスと密接に関係あるのですから、これらの他の3つの部位、領域と連動して、初動負荷がかっています。
 もし、歯、噛み合わせに何らかの障害があり、固まり、共縮状態に陥ると、連動する身体の初動負荷の一連の運動動作が円滑にいかなくなることでしょう。 
 歯、噛み合わせも初動負荷理論と密接に関係しているのです。

初動負荷トレーニングとは?
マシーン使用動画がご覧いただけるワールドウイング施設のサイトです。 
  http://www.worldwing-gion.com/bmlt/basic/training6.html

  
 

  • 共通ジャンル:

posted by kamiauspo |10:10 | 初動負荷理論 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加