2008年09月03日

大麻疑惑

若の鵬の大麻所持・解雇につづいて、こんどは露鵬・白露山の兄弟力士に大麻疑惑が発生。以下は私見。

仮に、「正式な尿検査」にもとづき、大麻反応が確認できたとして、その事実から、さらに大麻の吸引、所持の事実が認められたとするならば、デーモンや、やくみつるの強烈な協会批判もあながち不当とはいえないかもしれない。

しかし、報道によると、大麻の反応は、他人が吸った大麻の副流煙によっても、または、他の複数の薬物による化学反応によっても、出るらしい。

この報道に間違いがなく、かつ、これらのケースに該当する場合であったとすれば、話は別であって、ここまで辛らつな協会非難は筋違いというべきである。

さて真相はどうなのか、ここ数日間の彼らの行動をきちんと把握できれば、いずれが真実かがわかるはずだ。

もっとも、副流煙を知らずに吸い込むようないかがわしい場所に出入りしていたこと自体に解雇相当の非があるというならば、これまた話は別であるが、「罪と罰の比例原則」に照らせば、そこまでの非はないと思う。    

いずれにしても、現時点では大麻に関する事実はきわめて不確かで、流動的であり、また、力士生命にかかわる重大な事柄であるので、憶測や邪推を基礎とする二重三重の推論にもとづいて、軽々しく物を言うことは厳に慎むべきだと思う。
 

posted by 亀山猫太郎 |19:12 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年08月30日

スポーツ記事 リレー雑感

あっという間に、オリンピックが幕を閉じ、モンゴル(朝青龍)興行も終わった。その間に悲喜こもごものドラマがあったが、今日はその中から、特に印象深かったシーンを格闘技に絞って思いつくまま若干のコメント付きでピックアップしてみようと思う。

1、モンゴル選手に足をすくわれ、体ごと持っていかれた柔道の鈴木
「レスリング+モンゴル相撲」が「格式高い正しい柔道」に勝った瞬間。

2、「正しくない」ジュードーを貫いて、金に輝いた朝青龍シンパの石井
朝青龍バリのやんちゃな言動が物議をかもす。だが、勝てば官軍。

3、負ければ賊軍の例。不可解な指導の判定で銅に終わった谷亮子
以後、特別扱いはしないんだと。でも、堂々と戦ったから良しとしよう。

4、堂々と戦い、結果も出した女子レスリング4人娘。日々精進の賜物
高速タックルで足をすくえば、関取でもころがすことができるだろう。

5、タックルではなくて、大麻で足をすくわれた若の鵬。あっさりと解雇
問答無用で非情な協会。更生の機会を与えず、世間の空気を読む。

6、場の空気を読むに長けた白鵬。巡業の主役の座を朝青龍に譲る
モンゴル場所の立役者の朝青龍の顔をたて、「貸し」ひとつ。

・・・
というわけで、この「貸し」が両者の力関係にどのように影響するか、9月場所ガ楽しみだね。


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posted by 亀山 |08:45 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年05月31日

貴ノ花の元妻の証人申請

1975年春場所千秋楽、貴ノ花(故人)が北の湖を寄り切って優勝を決めた相撲は、実は、貴ノ花が北の湖から星を買った八百長相撲であったと、ある週刊誌が告発した。

この告発によって、大いに名誉を傷つけられたとして、北の湖と日本相撲協会は、当の週刊誌の発行元や執筆者を相手どって、多額の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める裁判を起こしたが、このほど被告側が貴ノ花の元妻を証人申請したそうだ。以下はこのニュースに接しての感想。

元妻は被告側証人として出廷し、何を証言するのか。、貴ノ花が星を買った状況やいきさつなど、八百長を裏付ける事実を証言する可能性が考えられる。

仮にそうだとした場合、八百長を肯定する元妻の証言は、北の湖だけでなく、貴ノ花の名誉も傷つける。それも著しく傷つける。大げさに言えば、死者の霊に鞭打つことを意味する。その理由はこうだ。

この相撲は、テレビの瞬間視聴率が50パーセントを越えるほど国民の関心度が高いなかで戦われ、歴史的名勝負のひとつに数えられる熱戦であっただけでなく、初優勝の貴ノ花にとっても、「忘れ得ぬ思い出の相撲」であったにちがいないからだ。

この相撲が「出来レース」であったかどうかは知らない。100歩譲って、八百長があったかもしれないが、そんなことはどうでもいい。世の中には真相を明らかにしなくてもよい事実がある。

あえて、あの相撲の真相を暴かずとも、世界の平和を乱すことも、日本国の国益を害することもないし、誰かを傷つけることもないからだ。

第一、あのとき、あの相撲で、貴ノ花の勝利に酔いしれた1975年当時の大多数の国民のよき思い出、昔はよかったなぁ~、という「三丁目の夕日」的なノスタルジックな心情を汚さないでいただきたいと思う。

posted by 亀山 猫太郎 |14:41 | コメント(13) | トラックバック(0)
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2008年05月26日

夏場所大相撲コメント集

① 琴欧洲は来場所優勝したら、横綱になるか。

すべきでない。たとえ全勝優勝しても、横綱としての力量はまだ未知数であるから。世論に後押しされ、浮かれた調子で、横綱にして、泣きをみるのは琴欧洲本人と相撲協会である。

また故障したり、不振に陥ったら、引退するしかないし、引退させるしかない。横綱は返上も降格もできないから。要は、まだ海のものとも、山のものともわからない現時点では、大関であと一年は経験を積んで、安定した星を残すことが出来るようになってから横綱に推挙されても、ぜんぜん遅くない。あわてるこじきはもらいがすくない。

② 千秋楽の朝青龍と白鵬に厳罰を与えるべきか。

罰を与えるには及ばない。緊迫した空気が流れたことはたしかだが、なぐりあったわけでもないし、醜態をさらしたというほどでもない。話題性という点では最高に盛り上がった。遺恨の発生も大いにけっこう。来場所の相撲が楽しみだ。遺恨があるため、相撲ファンでなくても、来場所の千秋楽の横綱決戦だけはきっと見逃さないだろうから。視聴率上るよ。

「ばかなことを言うな。白鵬は勘弁してあげてもいいが、朝青龍だけはどうしても許せない。相撲やめてモンゴルに帰れ。」 こういうことをいう人たちの気持ちはわからないでもないが、ちょっと了見が狭いね。おっと、失礼。

でも、そのうっぷんは琴欧洲にはらしてもらえばいいんじゃないの。もちろん、土俵上でね。そのほうが健全だし、きっと盛り上がるよ。返り討ちになったらシャレにならないが・・・。

posted by 亀山 猫太郎 |20:36 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2008年05月25日

ロングアンドワインディングロード 美男力士の美談物語

琴欧洲、歓喜の初優勝!二人の父親に感謝!!さぁ、次は綱とりだ!!!

こんな感じの見出しがスポーツ紙をかざる。

ブルガリアの寒村出身の孝行息子は、来日以来、貧しく病気がちの両親への仕送りを一度たりとも怠らない。端正なマスクとギリシャ彫刻像のような均整のとれた長身を武器にモンゴル勢にひとり立ちはだかる。

・・・

二人の父親というのは、14日目を館内で観戦していた実の父親と元師匠の琴桜(故人)のこと。右も左もわからない異国の地に降りたって以来、手取り足取り、丹念に面倒をみてくれた琴桜は彼にとっての大恩人。

現役時代の琴桜は、無気力相撲(とりわけ、前の山との一戦は歴史的な汚点)のチャンピオンであり、先代貴ノ花に対する憎っくきヒールでもあった。

大関時代はクンロク大関の代表格、大関互助会の代表幹事役として君臨。そのだらけた大関が神がかりに二場所連続優勝し、あれよあれよという間に横綱昇進。これにはビックリ。

以上のとおり、彼の現役時代はダーティーで悪役的なイメージがつきまとっていたが、引退後の評価は一転。彼の実像は、人格円満、面倒見がよい好人物。指導者としては一流だった。

琴欧洲は毎朝、稽古後きまって、今は亡き琴桜の遺影に手を合わせる。そんな親孝行で人情味あふれる琴欧洲が優勝する。苦労は報われた。まさに日本人好みの演歌風の感涙ストーリー。

・・・

来場所は真価が問われている。横綱への足がかりをつかむためには、真っ向勝負の相撲を磨くことだ。横綱のハードルは高く険しい。その道は長く曲がりくねっている。

posted by 亀山 猫太郎 |08:12 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年05月23日

立会いを逃げる琴欧洲に明日はない

まだ2日あるが、夏場所大相撲はもう終わったも同然。琴欧洲の優勝でほぼ決まり。いくら「ノミの心臓」の持ち主でも、あと2日間、負け続けることは、よもあるまい。

本命の二人がここにきてバタバタと負けてしまい、面白くもなんともない。緩んだ廻しのごとく、締まりがないったら、ありゃしない。

朝青龍は太りすぎだ。動きが緩慢、力強さに欠け、技にキレがない。ここ二日、三日の無気力相撲はひどすぎる。こんな調子じゃ、引退・廃業後、格闘技の世界から、「および」はかからないよ。もっとも、格闘演技集団からのオファーはくるかもしれない。ただし、人寄せパンダとして。

白鵬は前半戦こそ絶好調で、大いに株を上げたが、後半に入ると、突如として失速。株も急降下。場所前の稽古不足がたたって、息切れしたのかな。

琴欧洲は、勝てばいいというものではない。ずうたいがでかいくせに、立会いを逃げちゃダメだ。気合の入った真っ正直で力強い相撲をとらなければ、彼のファン以外は誰も賞賛しないし、感動もしない。そして、絶対に「明日」にはつながらないし、けっして横綱にもなれない。

・・・
相撲全般の印象として、風紀や品格ばかりに気を取られ、肝心の相撲内容をおろそかにしつづけると、いずれ、かならず、つけがまわってくる。

posted by 亀山 猫太郎 |19:03 | コメント(13) | トラックバック(0)
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2008年05月18日

今、相撲界がなすべきこと

スポナビのニュースから

日本相撲協会の再発防止検討委員会は17日、東京・両国国技館で臨時の会合を開き、夏場所4日目(14日)の朝げいこで、序二段力士(18)を竹刀でたたいてけがをさせた協会理事の間垣親方(55)=元横綱・2代目若乃花=を厳重注意とすることを決めた。また、今年1月に十両の豊桜(34)=陸奥=が、序ノ口力士(18)を調理用のお玉で10回たたいて8針縫うけがを負わせていたことも報告され、豊桜と師匠の陸奥親方(49)=元大関・霧島=の2人を厳重注意とした。

・・・

あきらかにやりすぎだ。間垣や豊桜の行為が、ではなくて、協会の対処が。

たしかに、「口封じ」をきっちり手当しておかなかった間垣らは対処法が拙いし、時津風事件に関する学習能力がないと思う。しかし、それ以上に、協会のヒステリックなまでの狼狽ぶりは滑稽にさえ感じる。

つまり、この程度の「しごき」は相撲社会において、これまでも日常茶飯事であったろうし、相撲が博物館入りして消滅しないかぎり、これからも日常茶飯事でありつづけることだろう。

それに、「しごき」の横綱でもあった千代の富士もそのメンバーである理事会での「厳重注意」など、単なるパフォーマンスでなければ、強烈なギャグそのものである。

たかだか、この程度のスキャンダルを表ざたにして、脳梗塞の間垣をさらなる「窓際」に追い込んだり、ロートル力士の豊桜を萎縮させて、廃業を早める必要性はまったくない。要するに、彼らは憐れなスケープゴートというべきだろう。

今、協会がなすべきこと。それは相撲内容の充実、体力・技術の向上である。
はたいたり、すかしたりしても、容易に落ちない強靭な足腰や、「うっちゃり」ができる「二枚腰」の養成。5分でも10分でも平然として戦い続けることができるスタミナの養成・・・。性技48手を憶える前に相撲技48手を習得すべきだ。



posted by 亀山 猫太郎 |10:05 | コメント(10) | トラックバック(1)
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2008年05月10日

負けるとシャレにならない

桜庭と秋山との遺恨(ただし、遺恨があるとすればの仮定であるが)、
その上で、桜庭が秋山との再戦を拒否する心理プロセスの推察。

管見は以下。


秋山は信義にもとる悪質なルール違反をした。 
いわば不意打ちを食らわされた恰好の桜庭は、なすすべもなく、秋山にボコボコにされた。 
ボコボコにされた桜庭は人気者、すこぶる愛嬌がある。 純和風味。
 ボコボコにした秋山は傲慢不遜、とても憎憎しげだ。  ピリ辛のキムチ味。
 悪玉の秋山が善玉の桜庭を、「掟破り」に叩きのめしたため、「判官びいき」のファンの怒りは簡単には収まらない。 
そんなこんなで、秋山の謝罪会見は不十分と評価され、そのため、禊はいまだ済んでいないとみなされて現在に至る。 禊が済んでいない状況下で、桜庭が秋山との再戦を拒否するのは当然のことである。 

・・・ 以上は格闘技ファン(桜庭ファン)が一般的にいだいている感情と論理。だが、桜庭が再戦を拒否する理由はもうひとつある。

それはルールにのっとり、正々堂々と対戦した場合、秋山にはどこからいっても勝てないと思っているからではないか。 

今度負けたら、秋山の禊は済んでしまったことになるし、どんな言い訳も通用しないから。 これからの桜庭は、「元解説者」の船木のような、比較的楽な相手と対戦しているほうが身の丈に合っているような気がする。 

秋山のような強い相手とやってボコボコにされると、近い将来、パンチドランカーになってしまいそうで、悲惨すぎて見ていられないという思いもある。 

posted by 亀山 猫太郎 |09:44 | コメント(17) | トラックバック(0)
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2008年05月09日

一番強い力士は一番稽古するから一番強い

スポナビのニュースから。

今場所前の両者は、けいこに臨む姿勢が対照的だった。 敵役イメージが定着した朝青龍がひたむきに大汗を流した。出げいこ中心の調整はこれまで通りだが、「出勤日数」と番数は白鵬に比べて格段に多い。「大きな人の胸の下に入る」などテーマを設けて試す。相手も多彩。
 
白鵬は幕内力士、とりわけ番付上位とのけいこが少ない。10番程度で終わることも多く、23歳とは思えぬスローペース。泰然と構えるのはいいが、序盤で星を取りこぼす悪癖以上に終盤のスタミナ切れが心配だ。 

・・・・
第一人者の朝青龍が稽古十分で意欲的・積極的であるのに対し、彼より6つも若い白鵬は、稽古不十分で受身的・消極的という報道だ。しかし、どうひいき目に見ても、白鵬の「一日10番の申し合い」というのはあまりに少なすぎる。白鵬は泰然というより怠惰というべきだ。

稽古の質量において、引退間際の横綱のような白鵬が、仮に5月場所で優勝するようなことがあった場合、他の格闘技と比べ、日本の大相撲のレベルはさほど高くないと言われてしまいそうだし、返す言葉もない。

ということで、今場所は是非とも稽古十分の朝青龍が優勝すべきだ。「一番強い力士が一番稽古すると優勝力士となる」という、ごく当たり前の事実を証明してもらいたいものだ。

posted by 亀山 猫太郎 |19:26 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月25日

お前は俺が嫌い。俺もお前が嫌い。 

内館牧子は根に持つタイプだな。雌馬のいななきのように、ヒンカク、ヒンカクとうるさいこと、うるさいこと。朝青龍を目の敵にしている。彼がよほど嫌いとみえる。

>審議会の席上、「朝青龍問題がクリアになっていない」と指摘。春場所で4場所ぶりの優勝を果たした横綱に、品格面の改善が見られないと一席ぶつ。

>まず、優勝直後のガッツポーズ、「死ね」発言騒動で「誰が言ったんや」と“釈明”した言い回しを例に挙げて、品格の欠如を指摘した。「強くて優勝したからといって、品格問題を水に流していいのか」とたたみかけた。

マイコメント
ガッツポーズのどこが悪い。柔道の田村のように、勝ったとき、ピョンピョン跳ねるほうがよほど品がないと思うが、いかが。勝ってうれしい感情を抑え、ポーカーフェイスを決め込み、能面を装うよりも、人間として真っ当ではないだろうか。
「死ね」発言騒動については、発言の幼稚さをたしなめる前に、スポーツ・芸能メディア側の、無思慮かつ無作法な挑発行為をも糾弾しないと公平さを欠くと思う。

>さらに、力士の教育システムの再構築に言及し、「新十両、新入幕、新三役など、段階ごとに教え続けた方がいい」と主張。

マイコメント
「品行方正な力士」は、はっきりいって、形容矛盾ではないか。そもそも、品行方正な人間になるために力士になったわけでもない。体のでかさを生かすため、そしてできれば、富と名声を得るために力士になるわけだろう。作家になるためには文才は必要だが、人間としての品格・正しさは無関係であることと同様だ。
 
>横審内での朝青龍への考えはさまざまであって、海老沢勝二は「優勝は褒めてやらなければ」と擁護する。内館を納得させられれば“完全復権”も近い。

マイコメント
内館が朝青龍を認めること、そんなことは絶対にあるわけない。なにをどうしても、また、どれほど時間が経とうが、嫌いなものは嫌いだからだ。朝青龍もきっと彼女が大嫌いだろう。これまちがいない。

posted by 亀山 猫太郎 |21:44 | コメント(2) | トラックバック(0)
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