2008年01月19日
琴欧州の憂鬱
関脇時代の輝きはどこへやら、豪快な勝ちっぷりは激減し、「ただの大関」になりさがった琴欧州。 ズバリその原因は相撲のトレーニング方法が問題だと思う。文章の最後でも触れるが、もうひとりの有望な欧州人力士「バルト」の低迷もこのあたりにあるのかもしれない。 世間一般では、相撲の稽古は「過酷」「ハード」といった評価が定着しているが、それはすこし違うと思う。たしかに、相撲部屋でのいじめ・いやがらせは「過酷」そのものだが、稽古それ自体は、他の格闘技に比べて、けっして「ハード」ではない。 稽古場の隅で、無意味にボケッとつっ立ってる時間は長いが、四股テッポウの回数は少ないし、いいかげんだ。また、相撲のトレーニングのなかでは、もっともハードであるが、実力向上には不可欠と思われる「ぶつかり稽古」は、おざなりにすまされることが多い。総して、「強くなるため」の工夫と努力が足りない。 こんな程度のトレーニングでお茶を濁していながら、大飯を食らい、大酒を飲み、昼寝はする。こんな生活を続けていれば、脂肪量はバンバンに増えつづけ、動きはどんどん緩慢になり、腰や膝は悲鳴をあげる。あげくのはて、相撲以外のスポーツでは使い物にならない「ボノ」のような「力士体型」が完成する。 以上のとおり、琴欧州や「バルト」の低迷の原因が相撲の練習内容にあるとすれば、問題の根は深い。ただ、致命的であるのは、協会のトップが保身に汲々として、「やんちゃ」で「はみだしもの」の朝青龍の足をすくうことばかりに気をとられていることだ。大相撲の明日は暗く貧しい。
posted by 亀山佐吉 |08:13 |
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