2013年05月23日

阪神考察~どうした先発投手陣?~

 今日は試合後はもう疲れ果てましたので、一気に行きます(笑)

 試合です。QVCマリンでのロッテ2連戦の初戦。投手は、阪神が榎田で、ロッテが阿部。

 西岡にとっては凱旋試合という事もあり、足も痛かったと思うが、初回いきなりヒットで出塁する。このあたりは、さすがですね。精神的な強さとでも言いましょか、見ていて「お見事」と唸ってしまいました。故障もありながら、初打席でお世話にになったロッテファンの前でヒットを放つ。素晴らしいですな。

 2番の大和ですが、バントをミスしてしまうわけですね。下手というよりも、問題外ですね。構えが分かっていないので、バントそのものの構造すらも理解していないのではないでしょうか?「どの様にしたらバントは成功する」という基本形を知らなければ、今みたいなミスが起こってしまうのも当然でしょうね。問題を問題として放置するのではなく、問題が起こったとしても、改善する方に持っていけば、問題がプラスになる事もあるのですが、放置しっぱなしですからね。ですので、問題がそのままになってしまう。で、同じミスを繰り返す。というわけですから、大和にはバントはさせない方が正解でしょう。それでもバントを命じたいのなら、さっさと「バントの基本形」を教えこむ事です。

 マートンがヒットで繋ぐなどして2アウト1,3塁のチャンスを作るのですが、新井のショートゴロを鈴木が好プレーでアウトにして、初回のチャンスを潰してしまう。先頭打者のヒットを、余計なバントミスがあってせいで、0点に終わってしまう。こんな事はこれからしないように、大和にバント以外で走者を活かす方向性を模索した方が、もっと先に進めるような気もするのですがね。難しい事なんでしょうか?

 榎田の立ち上がり。球審のゾーンが取ったり取らなかったりと、あまり上手いタイプではありませんでした。その中で、なんとか四苦八苦してコースに変化球や速球を投げ分けて、0で立ち上がる。

 2回には1アウト2、3塁のピンチから、鈴木に浅いレフトフライを打たれてしまう。これが犠牲フライとなってしまうのですが、レフトがマートンですから、仕方ないですね。スローイングが遅すぎるし弱いので。しかし、肩が弱くても「素早くスローイングする」「カットマンに返す」という事をすれば、タッチアップは防げたとも思うのですが。これを「仕方ない」と思うようなチームなら、仕方ないとするしか無いのでしょうか。意識は低いと思いますが。

 1点を先制された阪神。よく先制されるのですが、本当に先に点を取られてしまう先発投手陣なわけです。「粘る」という事以前に、なんでこうも相手打線に主導権を握られてしまうのか?見ていて、イライラとさせられますね。その原因は、後ほど書きます。

 4回の阪神。先頭の鳥谷が四球で出塁。マートンがセンターオーバーの2ベースを放ち、0アウト2、3塁に。阿部ですが、球は高い。球威はありますが、走者を出せば、少し間がなくなるので、速球の角度もなくなる。そんな感じでしたので、若い投手にありがちな「走者を出してからが下手」というタイプの投手に見えました。経験不足というやつでしょうか。

 新井が四球となり満塁。ここで今成。打撃力に関しては、球の呼び込み方などにおいては、才能を感じさせる選手です。あと、反射能力は、並の選手では無いと思います。ただし、少し猫背になってしまう所もあり、技術的な問題部分はあると見てます。能力は素晴らしいのですが、技術部分に課題が有る。そんなわけで、高目の球に対して、猫ぞを伸ばそうとする分、伸び上がってしまう所もある。そうなると、下からバットが出たりする所もあるわけですから、「飛びつかないように注意して」と思いながら見ておりました。

 で、ここでは低目の変化球に飛びついてしまうと。投手ゴロとなり、1-2-3のゲッツーになってしまうわけでして、まさに「あ~あ」ですな。若い選手にありがちな「打たないと」というプレッシャーが先に来て、難しい球に手を出してしまう。いわゆる経験不足が、ここで出てしまったのでしょうね。投手も経験不足なら、打者も経験不足。そんなやり取りをみて、少し苦笑いしてしまいました。

 2アウト2、3塁となって、打席に良太。良い時はセンター方向に強い打球が飛ぶわけですから、センターへの意識を望む。ま~良太に関しては、常に望んでますが(苦笑)。外角の甘いスライダーをセンターに弾き返して、2点が入り逆転とする。見事なカバーでしたね、良太は。常に、この形でお願いします。

 日高が粘りながら、レフト前ヒットで続く。で、抜擢された柴田。速球には強いタイプですが、変化球には弱い。そんな事を知らなかったのでしょうか、インハイに速球を投げる。それをしっかりと叩いて、ライトにHRを放つと。本当にこのHRには驚きましたが、見事でしたね。「速球を打たせたらオレは負けない」というぐらいのモノを見せてもらいました。その能力をこれから伸ばしに伸ばして、存在感を出していってもらいたいですね。プロ入り1号、おめでとう!!

 4回の榎田。連打から0アウト1、2塁のピンチを作る。球威が無い分、少し甘く入ったら即反応されてしまう。ストライクゾーンも訳がわからないと来るので、投げる方としてはシンドイ状況だったと思います。

 0アウト1、2塁でサブローという場面。フルカウントになる。速球のキレはあまり無い。変化球は精度が今ひとつだし、球審のゾーンがアバウトとなるので、満塁にはしたくないだろうから、速球で勝負しに来る確率は高い。で「速球=球威がない=サブローのミート力=空振りの心配が無い」と判断して、ここでエンドランを敢行する。しかし、サブローが空振り三振となり、2塁走者が3塁でアウトになると。速球しか無い場面で速球を投げて、サブローが空振りしてくれる。これは、本当にラッキーでしたね。自分も「まさか空振りは無いだろう」と思いましたので。よく、空振りしてくれました。

 2アウト2塁となるのですが、速球で空振り取れた事に自信を深めたのかは知りませんが、速球に強い清田に対して、全球速球で勝負して、ライト前ヒットを打たれてしまう。速球で押し込んで追い込んでいたわけですから、引かないといけませんでしたね。「押し引き」というやつです。「押し」だけで打ち取れるほどの球威ありますか?という事ですわ。

 次の鈴木に四球を与えて、これで2アウト満塁に。で、打席に江村。外角の速球をファールにしてくれて、まずは確かると。ここから、変化球を投げて三振とするのですが、なんとか粘りきりましたな。
 
 次の回には、マートンが高め速球を豪快に振りぬいて、レフトにソロHRを放ち6-1とリードする。回も中盤でしたし、これで「勝てたかな」と思うわけでして。というか、「これで榎田も楽になったろうから、完投を目指せるか?」とさえ思っておりました。ピンチも粘れたわけですし、援護点もくれたわけですから。

 しかし、6回の榎田。井口と今江に連続HRを打たれるのですが、初球を4番に打たれる。外角ばかりで、狙い打ちされる。4番と5番と警戒しなければいけない相手に、こういう結果では完投出来ないのは当たり前でしょう。これで降板となるのですが、「疲労が出た」というのでしたら、先発としてはそろそろ厳しい頃合いではないでしょうか。休ませた方がいいですね。

 岩田と藤浪という、第二陣との入れ替え時期が来たようですな。

 鶴が登板。0アウトから走者を出すのですが、ゲッツーで2アウトにする。しかし、鈴木に2ベースを打たれるのですが、全部球が甘いですね。勝負球の変化球が、ベルトライン付近の高さに行くしキレも無いので「甘い」となる。カウント球の方が厳しくて、勝負球が甘くなるなら、追い込んだとしても打たれて当然でしょう。で、次の打者にも甘い球を打たれて、タイムリーヒットとなる。これで3点差となし、試合は分からなくなると。

 西武戦で2イニング投げたとしても、1日休みがあったわけですからね。言い訳できませんわな。それで言い訳するようでしたら、甘ったるい精神ですわな。大嫌いですね、そういうのは。またそういう擁護の仕方も、大嫌いです。前日の休みは何をしていたの?と質問したくなるのですが、面倒くさい話ですので、しません(苦笑)。

 8回の阪神。1アウトから、柴田がヒットで出塁する。西岡の時にワイルドピッチがあり、1アウト1,3塁とする。ここで打席に大和。セーフティースクイズを仕掛けるのですが、投手前に強いゴロとなってしまい、3塁走者が帰れないわけで、通常の送りバントになってしまうわけですな。

 大和の打撃力で返せないと判断したのか、それとも大和の独断かは分かりませんが、ここでバントを命じるような野球をするのなら、大和には代打でしょうな。打つ自信も無くセーフティーを独断で敢行するのも困った話ですが。とにかく大和にはバント系の策をさせるのはやめときましょう。ミート力はあるわけですから、打撃でもって打開させた方が良いと思います。「転がせる」という命令を与え、それのみに意識をさせる。綺麗なヒットを打つわけでもなく、崩れたもいいから転がす。それぐらいなら出来るでしょうしね。で、走者をスタートさせれば、内野ゴロの間に1点を取るという形も作れるのではないでしょうか。大和には、そういう方向の方が合っていると思うし、バントは重荷ですよ。単純に下手ですから。

 次の鳥谷がセンター方向に強い打球を放つですが、これをセンターの伊志嶺が素晴らしいファインプレーを見せてアウトにすると。後方の打球に対して、スライディングキャッチする。見事なプレーでしたし、これでロッテに流れが行きましたね。すごかった。
 
 9回2点差で久保が登板。根元が三塁方向にファールフライを放つ。これを良太と鳥谷が追いかけるのですが、良太が追いかけ過ぎてしまう。後方の打球に対して無理に反応しようとするのですが、透かしてしまう形で捕球出来ずにファールとなる。鳥谷でしたら、普通に捕球体制に入れる位置にいたわけですから、任せていたらアウトになっていたでしょうね。「オレが取る」というぐらいの勢いを鳥谷に持ってもりたいですので、良太の我の強さに負けてしまったのでしょうか(苦笑)

 根元に低目の変化球を掬われてしまうのですが、打った瞬間は「センターフライ」かと思いました。しかし意外に打球が伸びて、センターオーバーの2ベースヒットになると。大和が少し前気味に守っていたのかは知りませんが、センターの頭上を超えるような打球には見えませんでしたのでは、これには驚きましたね。よく打球が伸びますな~(苦笑)。

 荻野が進塁打を放って、1アウト3塁に。で、4番の井口。1点を与えてもいい場面ですが、HRは打たれてはいけな場面。ですので、カウントが悪ければ四球という選択もアリだと思うのですが、次が阪神戦に強い今江ですので、勝負を避ける選択もし難いと言えますかね。

 カウントが3-0となる。ここから三振を狙うのは、奇跡に近い。そう思ったので、犠牲フライや犠牲ゴロは最高。ヒットや四球は仕方が無いぐらいの感覚で投げて欲しいと思いながら見てました。

 で、そこから1球外角に速球を投げて、3-1とする。井口としては甘いゾーンに絞っていたでしょうから、こんなケースで速球を続ける事は無いと思ってました。勝負に出るならば、四球ありきの投球でもって、速球を選択するにしても、インハイかアウトハイなど、「高目の球でもって顎を上げさせるような球を狙うかな?」とは思ってましたが、まさかのベルトラインの高さに内角に速球を投げると。それをガチコンを打たれて、同点2ランとなる。えええええですね、まさに(苦笑)

 抑えの久保が打たれるのは、もう仕方ないと割り切ります。割り切りますが、能力を出しきった上での投球なら割り切れます。ただ、「なぜに3-0から速球をベルトラインに続けて投げたのか?」という疑問の残る配球でしたので、ちょっと不満と疑問が交差してしまいますね。

 レベルスイングさせたら、滅法強い井口です。内外とレベルスイングから長打を放つタイプの打者に対して、ベルトラインの高さに速球を続ける。これは「打ってください」という球を続けたとも言えるわけですから、不利なカウントから選択したバッテリーの「意図」が解せないし、困りましたね。こんな不可解な投球からの失点を、簡単にしてもらうのは困るわけですから、ここは反省しなければいけないでしょう。これを「点がとられるのは仕方がない」とするようでは、ちょっと先が思いやられてしまいますね。本人は「投げミス。一番いけない所で甘く行ってしまった」と反省の弁を述べてますので、次は注意してくれると思いますが。

 しかし久保ですが、高低を使わない投手ですね。先発の頃は、もう少し高低を使っていたはずですが・・・。「真ん中に落とす」という事があまり見えないので、フィニッシュの仕方がよくわからない投手に見えるわけです。これは鶴も同様ですが、阪神の投手は、こういうタイプが多いと思うわけです。「何で打ち取るの?」が見えない投手が。

 ストライクゾーンで勝負するのも良いと思うのですが、追い込んでからストライクを投げて打たれる回数多過ぎるとも思うし、それが交流戦では目立つようにも見えるわけです。またボールを投げるのですが、コースを外れた所に投げているわけですから、見逃されるケースも多い。何で「真ん中に落とす」が出来ないのでしょうか?チームとして「真ん中に落とす」は厳禁とされているのですかね。ちょっと見ていて、阪神の投手陣が窮屈に感じるのですが、そんな部分に原因があるように思うわけでして。

 11回。先頭の鳥谷がヒットで出塁。守備固めに入っていた俊介がバントで送り、新井が四球となる。1アウト1、2塁となって、ここで相手は松永という左腕に交代していた事から、今成から右打者に代打という選択。ここでコンラッドを使うわけですな。

 コンラッドを使うのですが、二軍レベルの投手を打つのは、OP戦の頃から見ているので、分かります。しかし、一軍レベルは対応出来ない事も分かりました。ですので、「二軍でどのように意識改革や技術改善がなされているのか?」を見ていたのですが、これが全くできていないと。煽るようなスイングで、オーバースイングそのままですので。

 一軍レベルの速球には付いていけないし、配球を読むのも上手くない。相手投手が中継ぎとして活躍している投手ですから、キレのある球を投げるわけです。そんな中で、技術力が低く配球も読めない選手を出すというのは、「甘く緩い球を投げてください」とお願いしているようなモノでしょうと(苦笑)。

 4打席立たせたら、慣れも出てくるかもしれないし、油断が生じて甘い球が来る可能性がある。でも、相手投手がピンチの場面ですし、そこを切り抜けてきた投手なわけです。慎重に投げてくる事は予測出来ますし、その投球レベルについて行ける打者レベルと思えなかったので、この打席には全く期待してませんでした。

 案の定三振となるのですが、普通の結果ですよ。この選手を使うんでしたら、北條の方がまだマシですね。日本人なわけですから「こういう球をこういう形で待ちながら打て。打ち方はこういう方向にして」と指示もしやすいでしょうから。

 コンラッドを使うのでしたら、逆方向へのミート力を高めさせるとか、「条件付きの技術改善」がハッキリと伺えてからにしないとダメでしょうね。昨年の巨人のボウカーなんて、はじめは引っ張りばかりでしたが、そこから二軍に落ちる。上がってからは、逆方向に打てるようになってました。で、後半活躍したわけです。条件を付けて二軍に落として「条件に似合うような選手になりました」という段階を得ているわけですね。コンラッドには、そういう段階が見えないわけです。落ちる前と一緒の姿で上がってきて、「さ~一軍に対応してごらんなさい」とする野球って、自分には理解不能ですね(苦笑)。

 2アウト2、3塁となって良太。レフト前ヒットを放つのですが、当然に外野は前進守備でした。肩も悪くない荻野が捕球して、バックホームする。送球はそれるのですが、楽々アウトのタイミングでしたね。

 送球が逸れているのに楽々タッチアウト。これは「暴走」なわけでして、手を回した吉竹コーチの判断力に「問題アリ」と言わざるを得ないのでしょう。状況を判断すれば、普通にストップです。

 そうしてチャンスを選択や判断のミスによって潰しながら、相手攻撃を筒井が3イニングしっかりと抑えて引き分けとするわけですね。

 この試合のヒーローは、もう筒井でしょう。素晴らしかったです。コースピッチングするわけでなく、思い切って腕を振って強い球を投げる。そこから変化球などを駆使して、緩急を見事に付けてました。ですので、速球でも空振りが取れるのですが、これが阪神の先発には出来ないんですよね~。こういう強い気持ちを、少しは見習ってもらいたいものですな。

 筒井は3イニング投げたわけですが、ここで潰れては困る投手です。ですので、明日は接戦になろうが、ブルペンに入る事もして欲しくないですね。完全休養日にあててくださいな。まだまだ先は長いのですから。

 そういうわけですから、明日は「筒井抜き」で勝たなければいけない試合です。ですので、先発がまずはしっかりと投げる事。いい加減に、7回はしっかりと投げる。元々ダメな先発なら、こんな事は言いません。セ・リーグでしっかりと安定した成績を残している先発陣だからこそ、注文をつけたくなるわけです。

 パリーグ相手ならこんなレベルなの?違うでしょう。もっともっと強く相手を攻めれる能力を持っている先発陣なわけですから、その強さをそろそろ出してくれと。レベルの高い先発投手陣なはずですからね。こんな簡単に攻略される方がおかしい。おかしいわけですから、どこかに原因があるはずです。それを探し出して、先発投手陣の強さでもって勝利に導く。これからの交流戦は、そういう姿を求めたいと思います。

 頑張れ、先発投手陣!!!

 

 

 

posted by kaisei |01:27 | 野球 試合の感想 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2013年05月21日

阪神考察~抜擢は?~

 今日は試合考察はありません。試合前から腹立たしく感じていたので、まともに試合は見れませんでした。振り返りたくもない試合ですかね。

 ただ、西武の菊池は素晴らしかった。色々と言われてきた投手ですが、本当に成長してくれてよかったと思います。高校時代の能力が開花され、これからさらなる進化をして行く事。そして、日本NO1左腕として、どんどん素晴らしい物語を作って行ってくれる事を楽しみに。いずれは、藤浪との投げ合いなんてのも、楽しみですね。豪腕左腕、素晴らしい投球でした。

 というわけで、試合は完敗です。新井のミスから、スタンがあれよあれよと失点を重ねてしまうのですが、崩れすぎですわね。初回から窮屈な投球をしているわけで、いつパンクしてもおかしくない状態でした。エラーがキッカケでパンクするのですが、どっちみちパンクはしていたのでしょう。初回から、一人を抑えるのに、球数を要し過ぎでしたから。

 そんな事はもう関係なく、本日の試合でのスタメン。コンラッドをDHで起用しているわけです。「は?」ですわね、これを知ったときは。今は新外国人投手を獲る話が出ているわけで、正直コンラッドはチームとして、不必要の扱いが高まっているわけです。良太がある程度使える目処が出て来ましたので、今更良太をかえてコンラッドを使うなんて事もしないでしょう。1塁は兄貴がしますね。となると、近い将来いなくなるであろう選手を今使う意味がどこにあるんだ?と思うわけですね。「コンちゃんもかわいそうだからチャンスあげて欲しい」なんていう人もいましたが、阿呆かと。そのコンラッドよりももっとチャンスを与えてもらっていない選手がいるでしょう、ベンチに。野原ですよ。

 何の為に彼はベンチにいるのか?というのが見えない。「右の代打か?」「守備固めか?」「代走要因か?」と考えるが、全く見えてこない。セ・リーグの試合だと、スタメンが固まっているチームですから、使いにくい部分が出てきても仕方が無い。でも、今はDHがあるでしょうと。そのDHを活用出来るのだから、今しか出来ない事を試すという事も出来るわけです。実験的な事も含めて。使えると思うのなら、使う。使えないなら使わない。しかし試さなければ、なにの根拠に使えるかどうか?の目処を立てているのかも見えない。何で「コンラッド>野原」と、どこを見て判断したのか?が、自分には全く見えなかったわけです。

 自分は「育成論者」ではありません。補強をする事で「育成を」「生え抜きを」なんて声たかだかにして言う気はありませんし、「若手を使え」なんて根拠も無く言う気はありません。でも、根拠以前に、全くもって判断出来ないのが今現在の野原ですので、「試して実力をはかりませんか?」と思っているのですが、全く試そうとしない。

 試すことも無く「使えない」として、「コンラッドや浅井>野原」と判断するのなら、もうこれから先も野原はこういう扱いしか受けないでしょう。彼が活躍するのは、真っ白な目で見てくれるチームに移籍するしか道は無いのかもしれません。

 今日は新井のミスから失点が重なりました。確かに、新井のミスは大きいです。しかし、彼はキャンプ中に満足に1塁守備の練習をしてましたか?を問う。していないのなら、場当たり的な起用ですから、ミスを責める事も出来ないでしょう。目を瞑る覚悟を持って起用しないと。そういう事を考えれば、DHがあるのですから、1塁に野原をテストしてみるという事も頭に入れてみたらいい。しかし、そういう可能性を模索するという事もしない。

 若手の可能性を模索する以前に、解雇寸前の外人選手の起用。少し実績がある選手の起用。これでは、何も生まれないでしょうし、先もしれてますよね。三塁の穴は、関本が復帰して埋めるしか、このチームは出来ません。外野も右の外野手でそこそこ打てるのは、浅井しか出て来ません。セカンドの西岡も、足を痛めている感があり、疲労も溜まっている様子がアリアリです。身体のキレもない状態ですが、カバー出来る選手は、上本の復帰を待つしかありません。可能性以前の話ですよね、これでは・・・・。

 貯金がある。交流戦という特別な場。目先の勝利しか見えないようでは困るわけですから、もうちょっと先の事を考えて、試せる所を試していく。そんな考えをもってもらいたいというのが、今日の試合前からの感じていた事です。

 それと、玉置が好投しました。彼のスライダーに、西武打線はまったくタイミングが取れてなかったので、特別な武器を彼は持ってます。ですから、不当な二軍をまた命じる事があれば、これはもう許されないでしょうね。彼は、一軍クラスの内容を見せているわけですから。

 もう少し、実績の無い選手達の起用法をしっかりと持つ。二軍から上げた意味を、選手に感じさせる。そうして試合に入らせる。そんな姿を、チーム全体から感じさせてもらいたいと思います。あんなみんなでパフォーマンスする事で一体感を得るみたいな事では無く。

posted by kaisei |00:12 | 野球 試合の感想 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2013年05月19日

阪神考察~技術力を~

 本日の試合は、両チームのエース同士の投げ合いという事で、技術力のある投げ合いを普通に予想しておりました。ただ、どちらも完璧というほどのエースという感じではないので、一抹の不安はありましたが。

 試合です。西武ドームでの西武2連戦の初戦。投手は、阪神が能見で、西武が涌井。

 能見ですが、前回は藤浪の離脱もあり、急遽中5日での緊急登板となったのですが、その中でなんとか試合を作って勝利しました。チームが困っても、そこでなんとかする姿を見せてくれ「やっぱりチームの中心的存在だな~」という感じを受けたわけです。今回は中6日での登板という事で、調整は万全だろうと。ですので、ある程度の投球内容は、当然に期待すると。

 初回の阪神。いきなり西岡が3-0となるのですが、そこから力のある球を投げて投手ゴロで1アウト。次の大和も高目の球に力負けしてのゴロアウトで、2アウト。鳥谷は死球で歩くのですが、マートンには内角の球を詰まらせてのフライアウトで、3アウトに。

 初回の能見。速球のキレ自体は普段と変わりなく見えたのですが、いかんせん制球が悪いと。速球を投げ、それをいきなり浅村にHRにされる立ち上がり。ここで昨日の攝津を思い出すわけです。いきなり先頭にHRを打たれるなんて、エースクラスと呼ばれる投手は、あまり経験が無いでしょうからね。「下手に力まなければいいが」なんて心配になると。

 2番の秋山にも制球定まらない中で、最終的に投げた速球を捉えられて、センター前ヒットで出塁される。見ていて腕の振りの弱さがまず感じたのと、誰かが言ってましたが「マウンドが合わない」のでしょうか、立ち投げ的に見えました。もう少し沈み込みながら、低目にキレのある球を集める投手ですが、どうにもうにも球が高いと。

 0アウト1塁で、3番の栗山。ここは早めに追い込む形に成功して、なんとか外角速球で見逃し三振に。追い込む事が出来れば、なんとか技術で出来る投手ですから、カウントを稼げる球を作ってくれる事を期待しながら、祈るように見ておりました。

 1アウト1塁で、オーティズ。初球いきなり盗塁を決められるのですが、走者をまったく警戒していないような感じで走られました。らしくない盗塁でしたな。といわうけで、まだ浅村に打たれたHRを引きずっている事が伺えると。

 そこからチェンジアップを引っ掛けさせるような形で打たれるのですが、3塁線を大きく空けていたために、タイムリー2ベースとなってしまう。長打を避けるべき場面で、3塁線を空ける。自分のセオリーにはありませんので、この感覚はチームからさっさと拭い去ってもらいたいですな。これは恥ずかしい事ですから、二度と見たくはありません。

 次のヘルマンには、速球オンリーで攻めるのですが、ムキになりすぎですね。150キロ以上出る速球でないのですから、続けたら簡単に打たれてしまいますよ。で、センター前ヒットを打たれて、1アウト1,3塁に。次の坂田が打ち損じ気味のゲッツーを打ってくれて、なんとか2失点で収まりましたが、正直坂田にも危ない球でした。低目に目線を置いていた分、高目に釣られた感じのスイングでしたが、速球に対しては速さを全く感じていないスイングでしたからね。

 2回の阪神。先頭の新井が、センター前ヒットで出塁する。DHですから、レフトで抜擢された今成。高目速球に対して、見事にレベルスイングした打球があわやHRの打球となり、2ベースヒットで0アウト2,3塁。打撃センスは本当にある選手ですから、外野でもし使えるとなると、今後も福留のカバーは今成でいいのかもしれないですね。隼太や俊介がだらしないようだと。

 0アウト2、3塁で良太。ボール球を空振りするなど、0アウトで3塁に走者がいる意味をまったく理解していないようなスイングを見せるので、「コラコラ」と思いながら見ておりました。良太自身も「これはダメだ」と気づいたのかは知りませんが、そこからボールになる変化球をしっかりと見極めて、なんとか四球で満塁となると。気づいたのなら、よく気づきましたな(笑)

 0アウト満塁で藤井。インハイの球に詰まらせてしまうのですが、最初から右狙いの感じでしたので、それが幸いしたのかもしれないですね。打球が転がらずにフライとなり、ライト前にポトリと落ちて1点を返し、なお満塁。

 満塁で、本日はライトに隼太ではなく柴田がスタメンで出場。2球目の時にワイルドピッチとなり、同点となる。0アウト2、3塁という形となるのですが、スライダーに詰まらされて走者帰れずの1塁ゴロ。変化球を打つのが下手なタイプですから、そこをカットしながら得意の速球を打つとかの技術は、まだまだ求められないですわな。完全に技術負けしましたね。

 1アウト2、3塁となり西岡。1、2球目とボールとなるのですが、そこからスライダーでカウントを稼がれる。速球を張っていたのでしょうが、最後は膝下に落ちるスライダーに空振りして三振になると。スライダーのキレは鋭かったのですが、見逃さなければいけない球でしたね。ヤクルト戦で、同じような難しい球を見事に反応してヒットにしてましたが、その経験があるぶん反応してしまったのでしょうかね~。

 次の大和もフライアウトに倒れ、結局同点止まりに。一気に逆転出来る所で逆転出来ない場合は、またまた相手に流れが行ってしまうなんて事は、野球ではよくある事です。ですので、次の能見には、慎重に投げてくれる事を祈ってました。

 2回の能見。片岡に対して、甘いチェンジアップを簡単に運ばれて勝ち越しHRを打たれてしまうと。制球力の良い能見が、ここまで制球に苦しむというのも珍しいですね。マウンドが関係したのかもしれないですが、そこはエースですから、なんとか適応してくれる事を期待する。

 3回の能見。この回は、左打者に対してスライダーを上手く組み込んで、簡単に2アウトを取る。「ようやく適応してきたかな?」と思った途端に、オーティズとヘルマンに連打を食らうと。なぜか右打者になると、速球系が多くなるわけですね。で、その速球に簡単に反応されてしまう。

 2アウト2、3塁となり、坂田。スライダーが2球続けてボールとなるのですが、ここは四球でもいい場面。ですので、幅広く投げる事を期待していたのですが、ここでも簡単に速球を投げて、それを弾かれてしまう。2点タイムリーヒットを打たれてしまうのですが、ま~不注意な投球でしたね。

 西武の打者の特徴を知らないのかは知りませんが、速球系に強いという事を頭に入っていたら、速球を投げる時には、最低限注意するはずです。で、その速球が今日は悪いとなると、他の球で勝負する事を考えるはずです。そういう技術力があるのが能見と思っているので、そういう部分を期待して見ていたのですが、それが全く見られないで失点を重ねる。思わず「若手か」と思ってしまいました。ま~ダラシナイ失点の仕方でしたね。

 4回の阪神。能見が嫌な点の取られ方をしたので「シュンとしてるかな?」と心配になったのですが、いきなり良太が四球で出塁する。藤井が詰まりながらのヒットで繋ぎ、これで0アウト1、2塁に。で、柴田。セーフティーバント気味な送りバントを、3塁線に見事に決める。それを素手で涌井が取ろうとするが、捕球出来ずに満塁になると。ま~涌井も、状況を想定しないないチンタラとした投球してくれて、自然と阪神に反撃ムードを与えてくれましたな(笑)

 0アウト満塁で西岡。前の打席では、下手にスライダーに反応して三振してました。ですので、ここは甘めに絞る事を期待すると。そう思う以前に、もうストライクがまったく入らずに四球となり、押し出しで1点を返す。

 ここで涌井が降板するのですが、面倒くさいタイプですな涌井は。色々な球を投げたがるのですが、それが決まらない。なら制球出来る球を探すべき所、探そうともしない。自信過剰か自惚れかは知りませんが、渡辺監督も胃が痛いでしょう(苦笑)。まさに親の心子知らずですな。

 なお0アウト満塁で大和。投手は坂元にスイッチしてましたが、これまたストライクが入らずに押し出しとなり、1点差になる。で、鳥谷。甘い速球が来て、それを完璧に捉える。ライトへの2点タイムリー2ベースヒットで、一気に逆転するわけですな。何が何だかよくわからない、貰った逆転という感じでしたね(苦笑)。考察いらずでしょう。

 マートンの犠牲フライで1点を追加して、これで7-5と2点差に。マートンですが、少し状態の悪さを気にしてましたけど、ベンチで笑顔も見せてましたし、ライナー系の打球も打ってましたので、また上がってくる頃ではないでしょうかね。そろそろ、明日あたり爆発するのではないでしょうか。

 1アウト3塁で新井。少しスライダーに力んでしまった分押し込まれてしまい、浅いライトフライとなる。タッチアップ出来ずに、2アウト3塁。で、今成。走者いる所で打点を稼ぐ仕事などをすればアピールになるわけですから、ここは打つ事に期待しておりました。今後の今成のためにも。しかし、高目変化球に空振り三振してしまうわけですね。

 少し技術的に気になるのは、猫背気味に構えている部分です。速球に対しての反応は素晴らしいのですが、変化球に反応が鈍いんですよね。その理由を考えると、猫背という部分が気になるわけです。猫背の姿勢から伸び上がる。その伸び上がりと変化がシンクロしない分、変化球への対応の遅れに繋がっているのでは?なんて思うわけでして。言葉では説明し難いですが。ですので、もう少し自然体で構えて、変化も自然に反応出来るようになれば、隙の無い良い打者になる可能性を凄く感じる選手ですから、ガンバってもらいたいわけです。速球に関しての反応は、天才的とも思えますからね。

 4回の能見。逆転してくれたわけですが、状態の悪さは変わっていないでしょうと。そこを技術力でどうカバーするのか?が注目のイニング。スライダーを中心に、炭谷をアウトにとる。しかし、次の永江には速球オンリーで四球を出す。ここで、いい加減に反省したのか、次の浅村には全球変化球を投げて、なんとか空振り三振に。

 2アウト1塁として秋山。スライダーをライト前に運ばれて、これで2アウト1,3塁で栗山。西武打線の中で、唯一能見の速球にタイミングが合っていない打者でしたね、栗山は。ですので、速球を2球続けてファールにしてしまうと。他の打者なら、この速球を確実に捉えてました。ですから、能見としては助かったわけですな。最終的には、速球を捉えきれずに1塁ゴロとなり、なんとかピンチを乗り越えると。

 5回の能見は、もう速球を見せ球として、変化球で打ち取るスタイルに。それで、オーティズ、ヘルマン、熊代とアウトにとり、この試合はじめて三者凡退がおとずれると。能見で、5回ではじめて三者凡退を見る事になるなんて、思ってもみませんでした。ここで降板するわけですが、情けない投球だったのは、本人が一番感じているとおもいます。

 今年の能見は、速球をムキになって続けてしまう所が目につきます。で、その速球を本塁打にされたりしているのですが、そうなると、ますますムキになってしまう。多分、速球の力で抑えこむ事を理想としている部分があるのでしょう。それが出来る様に理想を置いて投げているのですが、それが現実的には長打を打たれてしまう結果に繋がってしまう。球質そのものが軽いんでしょうね。軽い球だから、捉えられたら即長打になってしまう。そう考えると、速球ありきの投球でなく、速球をいjかにして「速く見せるか?」を主とした方が、自分は良いと思うのですがね~。というか、能見のタイプは「変化球ありき」であり「技術力」でもって抑えるタイプと思っているので。高い技術力があるわけですから、一本調子になって打たれる所を見ると、「何しているんだ?」と思ってしまうわけです。

 力強さを追い求めるのは良いと思うのですが、それもほどほどにお願いしますと。というわけで、次は能見らしい技術力をしっかりと示した完投を願います。

 6回には、新井の2ランHRが飛び出す。内角の変化球でしたが、完全に軸回転でのHRでしたね。昔は、軸足が前足に流れてしまう所があって、体全体が球に対してぶつかってしまうような所が見受けられました。変化球も泳いでしまうし、速球には遅れてしまう。今は、しっかりと溜めて軸足中心に回転で打ててますから、泳ぐ姿も減りましたし、速球を強く弾く事が出来てます。本来の新井の打撃は、こういう姿にあったと思うと、「ようやく戻ってくれた」という所でしょうか。長かったですな~(苦笑)

 広島から阪神に移籍してきた最初の年。OP戦で楽天のマークンのインハイ速球を、完璧にレフトスタンドに放り込んだ姿がありました。本来は、内角に滅法強い打者だったわけですね、新井は。しかし、阪神で年をおうごとに長打を意識し過ぎたのか理由はわかりませんが、オープンスタンスにするなどして、内角を自らで狭めてしまう。結果内角が苦しくなった分、素早く開こうとしてしまう。で、外角にもついていけなくなるわけで、対応力が年々落ちて行ったわけですね。その姿にイライラし続けてきたわけですが、ようやく広島時代の良かった新井が戻ってきてくれるのなら、もう過去の事は忘れます。これから、ガンガンと打ちまくってくれるのならば。

 7回にも1点を追加するのですが、1アウト2塁で柴田。速球系の球をセンター返しして、1アウト1,3塁になろうかという所。外野の送球が高ければ、2塁にという所。そのケースは、バックホームですわな。しかし、それほど高く無い送球でした。1塁から2塁走者がホームへと走っているのか見えるのですから、走っているのならば、囮として2塁に向かえばいい。しかし、止まっているのなら、ハーフウェイあたりから戻ればいい。むちゃくちゃ判断も簡単なケースで、2塁に向かいタッチアウトとなる。もう分かりませんね、この選手は(苦笑)。

 自爆気味の2アウト3塁となってしまい「あ~あ」と思っていた所、西武の投手がワイルドピッチで3塁走者を返してしまう。その流れの良さに、思わず笑ってしまいました(苦笑)。

 今日の試合は、こんな所でしょうか。中継ぎ投手の筒井が、西武の勢いを止めた所が、大きかった試合でもありますかね。ナイスピッチングでした、筒井。

 ま~色々ありましたが、勝てた事が悪い部分を流してくれますように。そんな所でしょう。能見も勝ちを付けてくれたわけですから、次は中継ぎを投げさせないで、しっかりとした投球を見せて下さいな。「相手を知る」中で、投球プランをしっかりとたてる。そんな姿を、次は期待しております。技術力の高い、能見らしい投球を。

 
 

 

 

 

posted by kaisei |23:21 | 野球 試合の感想 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2013年05月18日

阪神考察~甲子園晴れ~

 ただいま交流戦3連敗でございます(笑)。もう3連敗しただけでも「負けた負けた」という言葉が連呼されて、「やっぱり交流戦は鬼門だ」という言葉まで飛び出してましたね(苦笑)。一つ勝つまでは安心出来ませんし、勝ち越しという現実を感じない間は、負けると即座に「勝てない」「苦手」などとネガティブな方向に行きがちとなってしまう。その雰囲気に飲まれてしまい、チームまでもが・・・なんて事にならないように、今日の試合が終われば遠征に出るわけですから、今日こそは勝っておきたいところ。

 試合です。甲子園で、ソフトバンク2連戦の2戦目。投手は、阪神が小嶋で、ソフトバンクが攝津。

 先発投手が小嶋と攝津ですから「勝てば儲けもの」ぐらいの感じで見ておりました。

 初回の小嶋。先頭の長谷川を、速球で見逃し三振に。しかし、次の李には速球オンリーで攻めるが、簡単に弾かれてレフト前ヒット。内川にも初球の速球をミートされ、センター前ヒットで1アウト1、2塁。初見の相手に対して、これだけ簡単に速球を合わされるわけですから、嫌な感じがプンプンと。

 でも、ラヘアを内角速球をつまらせてのゲッツーで、なんとか初回を0で乗り越えると。連敗しているわけですから、先に点を与える展開が一番こわい所でした。ですので、ラヘアに助けられた感じでしたね。

 初回の阪神。攝津ですので、「制球良くキレの良い球を、初回からバシバシと決めてくるんだろうな~」なんて思いながら見てました。で、先頭の西岡。外角速球に合わせた打球が風に乗って、レフトスタンドに飛び込む先頭打者HRで、1点を先制すると。これには驚きましたし、久々の先頭打者HRに、何か今岡を思い出しました。背番号も7ですしね。やぱり7は、先頭打者HRが似合いますな(笑)

 大和が外角スライダーを上手くミートして、ライト前ヒットで出塁する。大和は、だいぶ流し打ちがしっかり出来るようになってきましたね。外角に対して、フライになってしまう姿が無くなってきました。打球方向などを見ると、日々成長している部分がかいま見えるので、嬉しくなりますな。

 0アウト1塁で鳥谷。投手ゴロになるのですが、攝津の送球ミスがあり、オールセーフというラッキーな展開に。攝津相手に、まさか初回からこの様に攻め立てる事が出来るなんて思っても無かったですね。しかし、相手は技術力がある投手ですから、隙がある内に攻めこんでおきたい所。

 0アウト1、2塁で4番のマートン。3-0というカウントになるのですが、そこから速球を決められ3-1。打ち気に逸ったのか、ボールの速球を空振りして、3-2とフルカウントに。次は好調の新井ですので、ここは満塁にはしたくない所でしょうが、ここでストライクからボールになるシンカーを投げてきて、それを空振りして三振に終わる。マートンとしては、最低でもファールにしておきたい球だったのでしょうが、ここであのキレのあるシンカーを投げた攝津の方が上だった、という所でしょうかね。

 1アウト1、2塁となって新井。ここも3-0となるのですが、自分は内角の反応はマートンより新井の方が今は良いと思っていたので、多少甘いシンカーが来たなら、新井なら対応出来るような気がしてました。ですので「シンカー来い」と思って見ていたら、さすがに内角には投げて来ませんでしたね。外角の変化球が外れて、四球となり満塁となる。

 1アウト満塁で良太。相手バッテリーとしては、新井と良太の状態を比べての勝負に出たと思うのですが、自分も良太には心配しておりました(苦笑)。高めの球に対して、顎が上がってしまう部分。低目に対しての見極めが出来ない部分。内角を意識させられると、腰を引きながら外角に食らいつこうとしてしまう部分。高低左右と簡単に揺さぶられてしまう状態に見えたので、とにかく「1点に絞ってくれ」と思いながら見ると。

 初球は外角に外れる変化球で1-0。内角に腰を引かせるボールを投げてくるかな?と思ってましたが、満塁ですので、死球が怖く外角を選択したのでしょうかね。初球の入り方が内角で無かった分、ちょっと安心しました。しかし、2球目と3球目と速球を見逃して、1-2となってしまう。この時点では、もう言葉も考える力もありませんでした。「またか~」というのが先に来ていたので。正直、ここから「ボールになる変化球で空振り三振」というイメージが簡単に想像出来るわけです(苦笑)。しかし、2球続けけて変化球が高目に浮き、それをファールにする。ここでボールに出来ないという所が、攝津の状態を現していたのかもしれないですな。で、6球目は甘いコースでしたが、やや高目の速球でした。高目に対しては「顎を上げるな」と心配していたのですが、ここはレベルにしっかりと振りぬいた打球がグングンと伸びて、レフトスタンドに飛び込む、まさかの満塁HRとなると。

 良太の能力からすれば、高目速球をレフトスタンドに持っていく力はあると思います。しかし、最近の技術力を見る限り、全く想像してなかったので、このHRには驚きましたね。そうとう試合前から、顎を上げる部分を意識して練習していたのかは知りませんが、全く違う姿で結果を見事に出してくれました。いや~良かったですね。これで、ここまで悪かった分も少しは吐き出せたでしょう。ですので、次からはもう少し楽に打席に立てるとは思います。思いますが、この状態を忘れないで欲しいですね。打てなかった時の姿と、打てた時の姿を常に頭に入れておく。で、修正ポイントにおいて、悪くなった時になるべく早く対応出来るようにする。そうすると、もっと安定感が増して、レギュラーを完全に任される選手になってくると思いますから。良かった良かった(笑)

 2回の阪神。1アウトから大和。内角シンカーに対して、綺麗に回転してのヒットで出塁する。ここら辺りは、もう一流レベルの技術力ですわな。状態が悪いとは言え、攝津の決め球をしっかりと反応して結果を出したのですから、これは自信にしていいでしょう。素晴らしい内角打ちですね。

 1アウト1塁で鳥谷。内角速球をガツンとライトに運ぶ。少し前気味に守っていたライトの頭上を超える2ベースとなり、1点を追加して6-0とする。統一球の頃の鳥谷の長打力を考えての守備位置だったかもしれないですが、本来の鳥谷の打球は、強く伸びますからね。風という事もあってか、鳥谷の事をなめていたかのような守備位置でしたが、「知らない」という事が関係したタイムリーにも思いました。

 3回の小嶋。1、2回と打球は捉えられながら、野手の正面に飛んだりして、0で抑えておりました。で、点差は6点もあるわけです。ここから緩急を使いながら、ノラリクラリと楽に投げてくれる事を期待しておりました。

 細川と攝津を簡単にアウトにとる。で、1番の長谷川。ここで四球を出して、2アウト1塁に。長谷川に対して、速球が急に入らなくなるわけですが、こんな事は小嶋ならよく見ている事ですから、あまり気にしないでいたら、2番の李。速球を完璧に捉えられ、2ランHRとなる。1打席目から速球を合わせられていたのに、2打席目も同じ球を投げる。で、今度はより完璧に捉えられるわけですから、ちょっと不注意な投球に見えたのですが、小嶋ですからね~。

 次の内川。やや外よりのチェンジアップを打たれ、レフトスタンドに放り込まれて2者連続HRとなる。内川に対しては、踏み込まれてしまう部分をなんとかしない限りは、勝負してはダメでしょうね。内角を意識しないから、踏み込みを甘くさせることもしない。だから、外角が外角にならない勝負をしているので、甘くなれば即長打になっても仕方ないでしょうね。ミート力の高い打者に対しての攻め方としては、次の対戦までに課題を克服して欲しいと思います。

 3回の阪神。先頭の良太がヒットで出塁。次の隼太。3点返されたわけですから「ここでバントかな?」と思いきや、ヒッティングに。しかし、何も出来ずに三振となる。変化球に対して、また軸足が折れてしまうから、全然変化に付いて行ってませんね。悪い時の状態というのはハッキリしているのだから、それを少し克服したかな?と思わせといて、また同じ事をしているわけです。もうね、こういうのは止めてもらいたいですな。進歩するなら進歩するんです。練習してしまくって掴んで、それを離さない。そんな事を、もっと意識強く持っておかないと「良い悪い」が簡単に交互してしまうような、不安定な選手となりかねないわけですから。しっかりしてもらいたいですね。

 1アウト1塁で藤井。1、2塁間を破るヒットを放つわけでして、1アウト1、2塁に。で、小嶋。3回の打たれ方が酷かったので「代打かな?」と思っていたら、そのまま打席に入らせる。で、送りバントをするのですが、間一髪のタイミングで良太がフォースアウトとなり、2アウト1、2塁に。で、西岡も三振となってしまい、チャンスを不細工な形で潰してしまうと。

 ここで小嶋ですが、打席に立たせたとしても交代と思いました。次は松田からですし、ちょっと抑えられる状態には見えない。下手な攻撃をして、相手に流れがいきかけているところ。下手に失点はしたくないので、鶴あたりに3イニング投げてもらう事を考えて、小嶋を下げる。小嶋よりは抑えられる可能性の高い選手をチョイスする方向を考えいたのですが、普通に小嶋がマウンドに上がる。

 4回の小嶋。先頭の松田に対して、初球甘いスライダーを完璧にとらえられてのHRとなる。「ほれ見たことか」ですわな。ストライクに投げる球は、ほとんどタイミングを合わされている。ボールを匠に使うなどの技術力は無い。ストライクを打つのが強い松田からの打順。「小嶋では・・・」というのがわかりすぎるくらいわかっていた所で投げさせて失点をする。ちょっとベンチに対して、不満を感じましたな。

 吉村は三振に取るのですが、今宮にはヒットを打たれる。ここで鶴にスイッチするのですが、自分としては回の頭からの交代。もっと言えば、打席での交代だったと思います。とにかく、この回は小嶋では無理だとおもっていたので。鶴が後続を抑えて、この回を1失点で終わらせると。

 5回の鶴。ストライク勝負しか出来ない投手なので、甘く入っての痛打を心配していたのですが、しっかりと腕を振って変化球を決めてました。ですので、長谷川も腕の振りに惑わされたかのようなスイングで、スライダーを引っ掛けてのセカンドゴロで1アウト。

 李には、内角速球を投げてしまうのですが、タイミングはあってましたが、打ち損じてくれての内野フライで2アウト。で、難敵内川。ここで、ようやく内角に強い球を投げて、詰まらせての捕手フライでチェンジに。内角を投げるのは怖いかもしれませんが、しっかりと投げ切らないと、強打者は抑えられないわけです。そこを鶴が見せてくれたので、これからの対内川に良いデータとして参考にしてもらいたいですね。

 5回の阪神。先頭の新井が四球で歩き、0アウト1塁。次の良太は良いあたりを放つのですが、レフト正面のライナーとなり、1アウト1塁。次の隼太は、何も出来ずに三振となり、これで2アウトに。「送らせろよ」と、TVの前でブツブツと(苦笑)。

 2アウト1塁で藤井。川原という左腕の速球派の投手にスイッチしてましたが、まずモーションが大きいと。走れないことは無いですが、タイミングを新井ははかっていたのでしょうね。藤井の2球目に盗塁を仕掛けて、見事に成功させる。2アウト2塁として、5球目。ワイルドピッチとなり、完全に捕手の細川が球の行方が分からなくなる。球が大きく弾んでいる間に、新井が3塁から一気に本塁をついて、ホームインで1点を追加すると。1人で稼いだわけですから、HRみたいな点の取り方ですが、ナイスランでしたね。

 6回の鶴。先頭のラヘアにヒットを打たれますが、松田を打ち取る。吉村をゲッツーに打ちとって、三者凡退の形に。4回途中から登板しましたが、完全にソフトバンクの勢いを止めましたね。今日のヒーロといってもいい働きで、ナイスリリーフだったと思います。

 小嶋と鶴を見ると、先発の穴が出来た場合には、もう鶴に任せた方がいいでしょうね。下から白仁田を上げて、かわりに鶴の働きをさせるなどして。小嶋はもうちょっと厳しいでしょうから。バックスイングが緩く大き過ぎるので、打者は腕の振りに合わせやすいと。そこで球種も少ないし、制球も悪いとなれば、一軍ではもう無理ですよ。小嶋に関しては、今のままでは「もう無理」と強く判断して、ここからのローテの組み方を考えてもらいたいですな。

 6回の阪神。2アウトから、大和が四球で歩く。川原のままでしたが、モーションは大きいですからな。大和なら走れる投手です。そこで盗塁を警戒して、牽制を2回入れる。球を長く持つなどして、3球目。盗塁警戒からか外角高目の速球を投げるのですが、これを鳥谷が読んでいたのか、完璧に捉えた打球が浜風に乗ってHRになり、2点を追加すると。この時のHRには『走+打』という連動性が見えて、良い攻撃だったと思います。「走ってくるよ」と相手に思わせるだけでも武器となる事を、改めて感じましたね。お見事。

 8回には内川にHRを打たれましたが、これも初球でした。初球を簡単に変化球で入らない事を強く頭にいれておきましょう。パリーグは、積極的に振ってくるわけですから。甘い球なら、初球だろうがいかれますよ。

 最後は久保がしめてゲームセットとなり、ようやく勝利したわけです。遠征に出る前に、甲子園で勝利したという事は大きいですね。晴天の中での甲子園でようやく勝利。まさに「甲子園晴れ」という感じで、これまで暗くなりかけていた雰囲気も、これで吹き飛ばしてくれるように、遠征から違う姿を見せてもらいたいと思います。

 そのためには、バッテリーが「簡単に踏み込ませない」という部分を強く持って、パリーグの打線に挑む。打者は、積極生を持って、振りながらタイミングを掴んで行く。そんな事を意識して行けば、上昇気流になっていくのではないでしょうか。

 ま~頑張ってくださいな。

 
 

posted by kaisei |22:25 | 野球 試合の感想 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2013年05月18日

阪神考察~主導権を握るためには~

 2連敗からはじまる交流戦。嫌な予感はしていたが、今年は跳ね除けてくれる事も期待しておりました。が、しかし・・・。そう言えば、ナゴヤでもやはり負け越しから始まるなど、嫌な予感が嫌な予感通りになっている部分は、今年も続いてしまうのですかね~。しかし、試合は続くわけですから、そんな事も言っている場合ではなく。

 試合です。甲子園でのソフトバンクとの2連戦の初戦。投手は、阪神がメッセンジャー(以降メッセ)で、ソフトバンクが帆足。

 初回のメッセ。1アウトから、福元にセンター前ヒット。盗塁を仕掛けられるが、完全スタートの遅れた盗塁となり、楽々アウトに。これで2アウトをとるわけですが、内川にレウフトオーバーの2ベースを打たれてしまう。外角ばかり投げて、簡単に踏み込まれて変化球を芯でとらえられてしまう。そんな感じでしたかね。

 2アウト2塁からラヘアを四球で歩かし、2アウト1、2塁。で、松田。そこまでストライクゾーンばかり投げていたので、下手に仕留められずにファールを打たれ粘られてのヒットと四球。この松田は、ストライクには強い選手なので、下手にストライク勝負する事を避けたい所。しかし、メッセの状態がさほど良くないので「甘く入ったら怖いな」と思いながら見ていたのですが、1-2からしっかりと真ん中から低目に落ちるフォークで空振りを奪い、これでチェンジになると。

 最後松田に対して、ようやく空振りを取れたわけです。ですから、この球をメインとして、次の回からは球数を少なく抑えてくれる事を期待しておりました。

 2回のメッセ。さっき言った事を期待しながら見ていたのですが、吉村に全球速球勝負で、追い込んでいるのにライト前ヒットを打たれる。1-2から投げるにしては、実に不注意な配球でしたね。そんなに言うほど特別に威力のある速球レベルではないのですから、変化球を交えながら抑えて行かないと、打たれてしまいますよ。

 0アウト1塁で今宮。ここも速球を打たれて、レフトにヒット。マートンの処理が遅れている間に2,3塁とされる。何でこうも簡単に速球を投手、簡単に打たれてしまうのか?不思議でしたね。しかも、内角を突かないわけで、踏み込まれてしまう。「外角オンリー」「速球オンリー」という感じでしたので「相手を舐めているの?」という感じに見えて、メッセに対して苛立ちを覚えました。

 0アウト2,3塁で山崎。ここはさすがに変化球で仕留めようとするのですが、0-2というカウントにも関わらず、仕留める球が無いので、「何で抑えるの?」という状態に入ってしまう。そこで、フォークがストライクゾーンに入るが、それを拾われて3塁線を破られる2ベースヒットとなり、2点を先制されると。

 外角やや低目の変化球でしたが、それを3塁線を破られるヒットを打たれるという事は、踏み込まれているわけです。つまり、内角を全然つかないから、簡単に球に対してついてこられてしまう。ほぼ初対戦の中で、初打席というにも関わらず、下位打線に対して簡単にどの球種もついて来られるなんて、配球の問題にはありませんからね。これが2流投手なら「力が無いから」で済ませられますが、ローテの中心がこんな事をしてくれては困るわけです。

 試合前から何を準備していたんだ?と言われても仕方の無い、立ち上がりでしたね。主力としては、かなり情けない姿を簡単に晒す事に、苛立ちMAXに入ると(苦笑)。パリーグのエースクラスが、こんな不甲斐無い姿を簡単に晒すか?というやつですね。

 0アウト2塁で、帆足がバント失敗からの三振で、1アウト2塁。1番の長谷川がセカンドゴロの進塁打となって、2アウト3塁。で、福元。速球をレフト前に運ばれて、追加点を奪われてしまうと。1打席目も速球で、2打席目も速球。相手が分からないなら「変化球は打てるかな?」と試す事も当然ですし、内角を付いてからの外角とか、色々と相手の反応を見ながら投球して行く事もせずに、ただ2番で名前があまり聞かない選手だからか「力が無い」として、簡単に速球を投げる。で、完璧に捉えられてしまう。ここも、不注意以外言葉は無いですな。

 全力で2点で留めようとせずに、相手を舐める所が先に出てしまう。防御率にそういう部分が出ている感じですね。甘い!!

 2回の阪神。阪神打線は、帆足に良いようにタイミングを外されて、簡単に初回を三者凡退。2回も、マートンが倒れて1アウト。で、新井。速球をしっかり弾き返して、1アウト1塁になると。速球オンリーなら、主力クラスは打ちますよ。

 1アウト1塁となって、良太。初球膝下に食い込むスライダーで、1ボール。1球足元を動かされたのが印象に残ったのか、次の甘い変化球を簡単に見逃して、1-1。2球変化球を続けられた事で、速球のマークを外したのか、高め速球を2球続けられて、簡単に空振り三振。良太の状態なんて、見ないでも分かりますよね。顎が上がってますから「高めは打てない」と、誰でも分かりますよ。そんな選手をずっとスタメンで起用し続けている、阪神ベンチの方がおかしな事をしているとも言えますが(苦笑)。

 状態を上げる為に我慢するのは良いですが、「なにのための戦力なんだ?」という部分を忘れているとも思いますね。ほぼ9人だけで1年間乗り越えられるか?と考えたら、乗り越えられないでしょうと。今のままだと、右の内野手である程度使えるのが、新井兄弟と関本だけという問題が改善されないまま、1年間終わってしまう事になりかねない。そこを避ける為にも、貯金があるわけですから、ある程度試しながら1年間を想定して選手起用する事も出来るはずなんですよね。と思えば、何回も書きますが、野原を使えるかどうか試せ!と。「力が無い」なんて下手な先入観を先にするのでなく、試して現実の力を測ってみろと。そこから、野原が使える可能性が見えてきたら、阪神にとって「底上げ」というプラス効果が生まれる。良太が悪い時に、野原が頑張る。野原が落ちてきたら、良太が復調して頑張る。関本が復帰して頑張る。そういう可能性もあるわけですから、可能性を模索して欲しいと、心から願うわけですね。

 1年を考えるなら、序盤、中盤、終盤と区切って考える。スタメン起用もそういう具合にして考えていけば、トータル的に分厚い戦力で戦えるようになるのではないの?と単純に思うのですがね~。本当に、フル出場野球が好きなチームですな(苦笑)。

 2アウト1塁となって藤井。本日も7番でしたが、もう7番は藤井は止めるべきですね。今の藤井は、打撃力はよくありません。リードでも、交流戦において負担もかかってくるわけですから、打撃に関しては「打てば儲けもの」ぐらいの見方で見てあげたほうがいいでしょう。そのかわりに、リードはしっかりとしてもらう。「リード>打撃」という見方を外さずに、普通に俊介7番で、藤井は8番に戻すべきですな。右の外野で俊介しか使えない。しかし、その俊介の打撃にまったく信用を覚えないというのなら、そんな編成は問題ありすぎると言えますからね。でしたら、オリックスの竹原とか二軍にいますから、トレードを打診しなさいよ。穴を埋める為に編成がいるわけで、そこを統括するのがGMだとすれば、さっさと動く!というか、何でトレードが皆無なんですかね~・・・。2年続けてBクラスなチームという事忘れてません?(苦笑)

 藤井もアウトとなり、初のヒットが何も起こらずに終わってしまう。

 3回の阪神。先頭の俊介が、ライト前ヒットで出塁する。俊介は遅れ気味なタイミングの打者ですから、外角の対応がうまいという事知らないみたいですね。セ・リーグでは、ほとんど内角を突かれて振り遅れを感じさせる。そこから変化球を投げ、体制を簡単にくずしているのですが、そういう攻め方は、ここまでの交流戦では見られないですな。

 メッセがバントを決めて、1アウト2塁。1番の西岡ですが、甘い変化球ですけども、良い当たりをするが外野手の守備範囲のフライとなり、2アウト2塁。気負い過ぎている部分があるのでしょうが、少しバットの出が悪いですな。5打数5安打ぐらい放っていた時は、ムチャクチャスムーズにバットが出てましたからね。インパクトの時に力を込めるという感じでしたから、ヘッドが走る。ですので、少々無理な体制からでもヒットコースに打球を飛ばしていたのですが、今はトップから力みがあるのか、ヘッドの走りが鈍い。その分、差し込まれてしまい、打球の伸びが感じられない。そんな気がします。

 2アウト2塁となり、大和。厳しい速球を打ちに行ってしまうのですが、運が良くポテンヒットとなる。その間に俊介がホームインして、1点を返すと。先になんとか1点を返せて、「試合になるか」と少し安心しました。

 2アウト1塁で鳥谷。ここで大和が盗塁失敗をしてしまうわけですね。で、チェンジになるのですが、追い上げる立場のチームが、2アウトだろうが、クリーンアップに入る前に盗塁失敗をしてしまう。凄く間の悪いアウトに見えたわけです。仕掛けるのは悪くありませんが、ここは追い上げるムードでしたから、一気にクリーンアップの打撃に託さないといけない。「ここでアウトになっても、なんとかこの投手なら追いついていける」という確信があれば、盗塁アウトになってもいいですがね。そんな対戦も無いチームで、まして中継ぎのいいチームなわけです。相手バッテリーの盗塁防御力もさして知らない敵なわけですから、分からない。100%も、あまり計算も立てにくくなる。追い上げる試合展開という事に加えて、クリーンアップには、出来るだけ走者を置いた状態で打席に立たせたい事を思うと、ここは盗塁失敗してはダメなケースだったと感じました。

 立ち上がり、単調な投球が目立ったメッセですが、以降は速球とカーブなど緩急を付けて、5回までしっかりと抑えこむ。内角にも強い球を投げてましたし、「何で粘られてしまったのか?」をしっかりと反省して、次の投球に活かしてもらいたいですね。中盤はしっかり抑えられたわけですから、抑えられない投手では無いわけですから。単純に「抑え方が悪かったから点を取られた」と思って、その抑え方を考えて立ち上がりをスムーズに行うようにする。次は、そういう投球が見たいですな。期待しております。

 5回の阪神。先頭の良太が、センター前ヒットで出塁する。久々にセンター方向へのヒットでしたかね。良い時は、右中間に長打やHRを打ってましたよ。そういう逆方向への強い打球が消え失せてから、今の不調が存在する。そう思うと、「良い時」「悪い時」の特徴がハッキリと出ているのですから、修正に向けてのポイントもわかりやすいと思うのですがね。いつまでも同じ形を続けて悪い状態を長続きさせずに、修正はお早めにです。

 0アウト1塁で藤井。甘く入った速球を叩いて、レフト前ヒットでつなぐ。0アウト1、2塁となり、打席に俊介。送りバントをするが、投手の真ん前に転がり、3塁がフォースアウトとなるわけですな。変化球でしたが、バットが上から下に下る形のバントでした。このチームのバントですが、本当にバントの構えが上下に動く選手多いですよね~。アマ時代にどう教えられてきたのか知りませんが、これだけバントを大事にする日本の野球環境にいて、バントの動きの悪い選手が集まるのも、ちょっと珍しいですな。下半身で変化球に付いて行ってバントするのでなく、腕で操作してましたからね。それだと、ちょっとボールの下や上にバットが入ってしまい、変な回転を与えてしまう可能性が増えてしまう。高く弾んだり、フライになるケースも増えるわけですから、出来るなら球の正面にバットを入れる形を追求すると、目線とバットは一緒にして構える必要が出てくるのですが、それが見えない。

 ま~2塁走者の良太の足を考えると、難しいケースだったとは思います。しかし、そういうケースでもバントを決めれるよういなるには、もう少し追求する所は追求しないといけないでしょうと。甘く優しい球を何球も続けてバントしても、そんな球は試合中にはめったに来ない。と思えば、普段から厳しい球や変化する球でバント練習をする。そういう事を、いい加減に願いますわ。

 1アウト1、2塁となって、打席にメッセ。「代打かな?」と思ったのですが、そのままでしたね。で、バントの体制に入るのですが、見るからに「出来ない」という構えですからね。で、初球バントをミスする。2球はボールとなり、1-1。ここでメッセが、1塁のラヘアがチャージするのが見えたらしく、「ヒッティングの方が良い」と独自の判断でバスターへと。で、強い打球を放つのですが、松田のファインプレーとなり、5-4-3のゲッツーでチェンジとなる。抜けていたら、1点でしたし、1,3塁の形で同点までもっていけた可能性が高かったと思うと、ソフトバンクとしては、非常に大きな松田のプレイでしたね。阪神としては、痛かった。

 ここで解説していた岡田はんが、メッセは次は中5日で登板する事になるのだから、この打席で交代させても良かったのでは?なんて言ってましたが、同感です。勝負機だったと思うので、ここは代打で勝負にかけても良かったと思うのですがね。帆足の球も、中に集まり気味でしたし。バントミスと、投手のゲッツーでチャンス機を逃す。疲れが見えた帆足としてはラッキーであり、阪神としては不運でした。困りましたね~(苦笑)。

 メッセは6回を投げ切って降板するのですが、打席回らずに降板でしたからね。球数も135球だったわけですが、5回も6回もさして変わらないと思うと、やはり打席での交代には疑問を今更ながら感じてしまいます。

 6回の阪神。ソフトバンクは、帆足から藤岡へとスイッチ。1アウトから、大和が内安打で出塁する。鳥谷もセンター前ヒットで繋ぎ、1アウト1、2塁でマートン。ここで藤岡から岩崎にスイッチ。傷が広がらないうちに、ダメと見たら即座に交代させる。継投判断が素早いチームというのが、伺えられますね。

 マートンですが、3-1と有利なカウントになる。ここまでスイングは一切無し。で、速球に対して初アクションを行うのですが、ファールとなる。これでフルカウントに。そこから変化球を待っていたのか、外角速球を見逃して三振になると。速球に対してノーマーク過ぎましたが、解説して岡田はん曰く「パリーグはこういう時に速球を投げてくるわけで、そこがセリーグとは違うんですよ」という事らしいですが、配球の違いからくる見逃しだったのですかね?自分には、アクションの意識よりも「見極める」という意識が強すぎるような見逃しに見えたのですがね。良い時のマートンは、ドンドンと振りに行きますから。振りに行った中でタイミングを掴んで、照準を合わせていく。ですので、もう少し早くアクションをしていれば、タイミングをつかめて打てなくてもファールにしているような球には見えたのですがね。四球を選ぼうとしたマートンの姿に、何か違和感めいたモノを感じました。

 2アウト1、2塁となって新井。こちらはしっかりと速球に照準を合わせて、1ストストライクの速球をしっかりと振りに行く。で、ライト前ヒットとなり1点を返す。ここで1塁走者の鳥谷が「バックホームをする」と思ったのか3塁に向かうが、吉村が3塁に送球して、タッチアウトになってしまうわけですな。解説していた赤星はんいわく「吉村が本塁に投げそうな体制を見せてたので、鳥谷は3塁に向かった。しかし、それはフェイクだった」という事らしいですが、それが本当ならば、吉村のファインプレーという事でしょうかね。それにしても、このアウトは痛かったですね。鳥谷としては、反省すべき所ですわな。

 7回から加藤。先頭の長谷川に四球を出してしまう。完全に外れた四球でなく、粘られた中での四球でした。これは、長谷川の粘り勝ちですね。

 次の福元がバントで送り、1アウト2塁で内川。次が左のラヘアで、その次が不調の松田。そういう所を考えると、2安打打っている内川とは、勝負を避けると思ってました。しかし勝負をするわけですが、速球を簡単に投げて、速球を簡単に打たれてタイムリーヒットになると。「は?」ですわな(苦笑)

 勝負をするのは、良いとは思いませんが納得します。でも、次の打者と比較して考えたら、歩かせてもいい場面なわけです。相手はミート力の高い選手なわけですから、状況や相手の力量を考えたら、球種やコースなど色々と幅広く投げながら「抑えたれたら儲けもの」ぐらいの感覚で投げないといけない所、簡単に速球を投げる。しかも、コースが甘い。内角にかまえて逆球になってましたし、西岡が身体で止めていたら、タイムリーにはなっていなかったと思います。しかし、それが出来なかった。捕手の構えを見て内野手は判断をするわけで、逆球いなれば、一歩のスタートが遅れてしまう。それがタイムリーに繋がったとすれば、ここは加藤は大反省モノな投球でしたな。

 ボールになるんだったら、内角を投げる場合は打者寄りの球にする事を意識する。中に入ってしまう事だけは気をつける。とくに1点を取られていけない場面で、強打者と相対するときは。そういう事を意識せずに、簡単に投げるから、球が甘く入り最悪な結果となる。不注意過ぎますよね、バッテリーが。

 なんとかラヘアと松田を打ち取り、この回は1点で抑える。

 8回の阪神。投手は岩崎から千賀にスイッチ。若いですが、防御率1点前半など、売り出し中の選手として注目しておりました。楽しみにしていた投手ですが、噂通り球は速く、本格投手として魅力満載ですね。

 1アウトから、西岡に四球を与える。変化球がストライク入っていないので、大和は速球に絞っていたのでしょう。見事に速球をライト前に運んで、1アウト1、2塁のチャンスに。で、鳥谷。見ている限り、スライダーが全然ストライク入らない。結局四球となり、1アウト満塁に。

 四球を2人出しての満塁ですから、制球力は困憊している状態。で、ほとんどスライダーが入っていない。となると、絞り方としては、ストライクゾーンを狭くして速球に絞れる形が作れるわけですね。そこを、次のマートンに期待しながら見ておりました。

 しかし、初球のコースも高さも外れるボールになるスライダーを空振りして0-1。2球目も同じ感じの球を空振りして、0-2と追い込まれる。絞っていなかったとしか思えない空振りでしたので、集中力の欠如をここで感じました。相手を助けるわけで、色々な球を投げれる状況を作らせてしまう。ここで千賀が選択したのがフォークボールで、空振り三振を奪われると。4番として見た場合。マートンの技術力を考えて見た場合、ここの打席内容は酷すぎました。絞りやすい状況で、まったく絞らないわけですからね。時折集中力を欠かす選手ですが、この交流戦で欠かしてもらっては困るので、明日からは変化した姿を求めますよ。頼みますから、集中してくださいな。。。。。

 2アウト満塁となって新井。すべてフォークボールを投げられて、空振り三振でチェンジになる。ここでフォークを選択出来たのも、前のマートンがスライダーを捨てて、2-0というカウントを作れていたら、そんなフォークなんて投げる余裕はなかったと思います。しかし余裕が出来た所で、フォークを試せれた。そのフォークが使えると判断出来たので、細川は全球新井にフォークを投げさせた。伏線というのはありますわな。

 ただ、ピンチでストライクやボールになるフォークを投げ分けた千賀という投手は、やはり只者ではありませんがね。育成枠上がりと聞いて驚くのですが、それにしても逸材というのはいるものですね~。阪神の140キロ出すのがせいぜいの若手投手とくらべてみると、編成の差を改めて感じました。

 最後は、ファルケンボーグに完全に抑えられてゲームセット。これで3連敗になりましたが、原因はしっかりとあると思います。バッテリーの試合の入り方がまず悪い部分が1点。打者の消極的な姿勢が、まず2点。ソフトバンクやオリックスの選手を見ると、振りに行った中でタイミングを合わせてます。三振を恐れていないかのようなスイングを見せているのですが、初回から三振を恐れるような野球をしていては、攻撃力なんて生きて来ないですよね。

 ですので、知らない相手と戦うわけですから、まずは恐れないで内角をしっかりと突く。不用意な内角でなくて、足元を動かすとか、胸元を起こすとか、外角勝負に出る為の伏線をしっかりと張るという事です。その中で、内角勝負なども加えながら、アクセントを付けていく。簡単に絞られて、簡単に連打をくらい立ち上がり先制点を奪われて、主導権を握られる形から逃れるためにも、まずは強く攻める事を願います。

 打者は、とにかく三振を恐れないで、どんどん振っていく。振って行く中で、甘い球を捉える。そうすれば、相手も「甘い球は投げにくいな」という事になり、コースピッチングになる可能性も増えてくる。球数も増して疲れが増す中盤になりと、捕まえられる確率が高くなる。立ち上がりの不安定な序盤と中盤で点を取る為にも、とにかく強く振って行く意識を高めてくれる事を、注文したいですね。

 主導権を握る為にも、まずは意識を強く持って挑む姿勢を!!!

 交流戦は戦いと思って、普段の戦いよりもっと強い意識を持って牙をむいて戦う姿勢を見せてくれる事。これを期待して、ここからの巻き返しに期待しております。

 

 

 

 



 

 

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2013年05月16日

阪神考察~先入観~

 交流戦がはじまり、各地で熱い戦いが繰り広げられてますが、甲子園でも接戦からはじまるわけで、今日の一戦も当然に熱い戦いを期待する。

 もう試合です。甲子園での、オリックス2連戦の2戦目。投手は、阪神が榎田で、オリックスが松葉。

 榎田は勝ち数はさほどですが、防御率的に見てもしっかりとした内容を見せているわけで、当然にそう簡単に攻略されないと思ってました。一方の松葉ですが、ルーキーながらいきの良い球を投げると聞いていたので、こちらもそんな簡単には攻略出来ないでしょうと。ですので、接戦となる事を予想しながら、この試合を見ておりました。

 初回の榎田。先頭の坂口に対して、キレのある速球で三振。川端にも速球で押し込んでのセカンドゴロで、簡単に2アウト。これを見てると「状態はよさそうだな」と思うわけです。で、3番のバルディリス。

 速球をガツンと打たれて、レフトスタンドにHR。簡単に捉えられましたが、ちょっと速球を過信し過ぎたような投球でしたね。浜風が強いという事も考えると、強打者に対しては、内角でカウントを稼ぐ方法は工夫をしないといけない所。しかし、簡単に1、2番で速球でアウトに出来たものだから、3番にも通用すると思った。でも、通用しなかった。エアーポケットに入った感じのHRとも言えるので、以後気をつければいいだろうと。

 4番の李。低目の変化球を拾われて、ヒットで出塁。ローボールヒッターなわけですから、低目を投げるときには注意をしたい打者ですわな。5番のロッティーノ。1-2と追い込む事に成功するのですが、いずれも外角の球で追い込んでおりました。浜風もあるという事で、対応出来ていないのなら、外角の球を続けてもいい状況にあったと思います。4球目が外れて、2-2となる。そこから5球目ですが、日高としては、内角からボール球になるスライダーを要求したかったと思うのですが、それが甘く入ってしまい、レフトスタンドに放り込まれてしまう。これで3点取られてしまうわけですが、HR打者で浜風が強い中での選択としては、「大失敗」でしょうね。別に、ヒットを打たれてもいい状況にあるわけですから、危険の少ない外角勝負で良かったと思います。相手を知らないからこそ、慎重に探りを入れる部分がおろそかとなり、失敗を犯す。困りましたね~(苦笑)

 初回の阪神。松葉は、噂通りに速球の力はありましたね。その球でグイグイと押しこむのですが、完全に力負けしての初回の攻撃が終わると。鳥谷は出塁しましたが、盗塁失敗も付け加えておきます(苦笑)。

 2回の阪神。先頭のマートンが、センター前ヒットで出塁する。速球で勝負してきましたけど、そんなに力があるからといって、簡単に速球で抑えこまれては困りますからね。そりゃ~、単純な攻めなら、マートンはヒットを打ちますよ。

 ただ、問題は次です。5番の良太。すべての球に対して、オーバースイングをしているわけですから、捉える確率生が低すぎる。今のスイングだと、捉えられる投手は数少ないでしょうな。何を考えてスイングしているのかは分かりませんが、対応力の欠如が著しくて、状態としては酷いレベルにあると思います。ですから、今はもう5番は外すべきでしょう。自分としては、スタメンを外す状態とも思うのですが、関本の足の問題があるわけで、かわりになるサードが見当たらない。ですので、使わざるを得ないのですが、とにかく5番は外しましょう。ボロボロですから、今は(苦笑)。

 ですが、本当は「乗り越えろ」なんですよね、自分の力で。自分の力で何とかしなければいけないのに、それが出来ずに悪い状態を続けてしまう。で、最悪状態に入ってしまう。レギュラーを掴むのなら、自分で研究して検証して、修正能力を身につけないと1年間レギュラーは難しくなるのですから、何とか乗り越えてもらいたいものですな。修正せい!!

 良太がショートゴロを放ち、マートンと入れ替わりで1アウト1塁。次の新井が空振り三振となるのですが、こちらも強振が目立ちますね(苦笑)。捉えられる球が何球かあるわけですが、これを捉えられない。オリックスの主力の違いは、捉える確率生にあると、この時点で感じました。打ち損じの違いは、もう明白ですね。阪神は、ちょっと打ち損じる率がひどすぎます。

 2アウト1塁となって、俊介。ライト前にヒットを放ち、2アウト1,3塁とする。遅れ気味のタイミングで打つタイプですから、外角の球を遅れ気味に打った結果、ライト前にヒットとなる。遅れ気味が幸いしましたかね。

 2アウト1,3塁で日高。スライダーが甘く入り、それを踏み込んでのライト前に運ぶタイムリーヒットで、1点を返すと。初見の相手なのに、よく変化球に合わす事が出来ましたよね。お見事でした。

 2アウト1、2塁となって榎田。外角速球を綺麗に弾いて、センター前ヒット。2塁走者の俊介がホームを狙うのですが、坂口のバックホームがよくて、タッチアウトになると。惜しい攻撃でしたけど、攻守共に精一杯のプレーでしたので、見応えありましたな。

 3回の榎田。先頭の川端に対して、速球を簡単に投げて、これまた簡単に右中間に弾かれての2ベースヒットを打たれる。バルディリスに対して、ようやく外角に落ちる変化球を投げて、投手ゴロで打ち取ると。これで1アウト2塁となるのですが、ようやく持ち味をここで出しましたよね(苦笑)。なんで速球で打ち取れる投手でないのに、速球を投げたがるのか?と、ここまで疑問に感じてましたので。

 1アウト2塁で李。インローのスライダーに空振りするのですが、しっかりと球に合わせてタイミングは取れてました。ボールになった分空振りとなりましたが、タイミングは崩れてしないと。ですので、ローボールヒッターですから、内側に投げるときは、特に注意しないといけない所。しかし、甘く低い変化球を投げてしまうわけで、それを完璧に弾かれてしまい、2ランHRとなってしまうと。

 「ローボールヒッター」というタイプを考えると、前回の巨人戦のような、抜ける高めでなく、狙って投げる高めなどが欲しかった所ですが、それが無い。制球力は今日の方が良かった分、低目に投げれてしまう。それが丁度良い感じに、李にあってしまう。そんな所でしょうかね。制球力があればあるで打たれて、無ければ無いで抑えられる。難しいですね、野球というものは(苦笑)。

 ただ、ここでも一つ言えるのは、なぜに歩かせてもいい場面で、李に対して入る系の球を投げたのかな?というのが疑問ですよね。外角へのカットなりで良かったと思うのですが、ちょっと強打者に対しての攻め方に工夫を感じなかったので、バッテリーに対して「不注意すぎるだろう」と怒りを覚えました。

 この試合は、もうこれで終わりです。語る言葉はもうありません。完全に力負けしました。投手の能力も、完全に完敗です。オリックスの投げてくる投手の力ある球に対して、阪神の投げる投手の力の無いことと言ったら・・・(苦笑)。これはもう編成の問題ですが、福原が抹消となって、かわりに145キロ以上出せる投手を探すとなると、久保田、渡辺という実績組くらいですからね?何で、こんなにも球の遅い投手をかき集めたのか?と、今更ながら思ってしまうわけです。

 野手に関しても、打てる時にはガンガン打つが、打てない時にはもうカラッキシとなる。ロッテなんて、少々点を取られようが、しっかりとスイングして、少しでも甘くなれば、確率良く結果を残す。阪神なんて、ちょっとリードされたら、なんか力んでファールや打ち損じが多くなってしまいますからね。それが完封負けの大さや、逆転勝ちの少なさに繋がっているんでないの?と、パリーグの試合を見て、改めて感じました。

 大振りスイングは、もうやめようぜ(苦笑)

 あと大敗しているのに、良太の状態が問題視されている中で、野原を最後の代打の1打席にしか使っていない事に不満があります。使えるかどうかを、今日みたいな大敗時に試してみる。結果使えたのなら、良太の代わりに野原を使うんですよ。そうあんると、良太にも刺激を与える事になるわけですから、相乗効果が生まれてくるかもしれない。しかし、何もせずに良太のままでしたら、悪い状態が悪いままとなってしまいかねないわけですからね。

 大敗したとしても、何か繋がる部分を見せて欲しかったのですが、見えなかったのが残念ですね。野原のスイングですが、悪くありません。良太よりは、いいですよ。しかし、首脳陣の先入観によって「良太の方がいい」と思い続けたら、野原は一生良太がいる限り、こんな使われ方しかされなくなる。「育成」とは程遠いですよね、それでは。

 オリックスなんて、安達にかえて山本。平野にかえて川端とか、戦力を戦力としてフル活用させてますよ。固定化もいいとは思いますが、もう少し先を見て、冒険してみるとか色々と試せる時に試してもらいたいのですが、それが見えないのが残念な試合でしたね。

 先入観をもたずに、「今は野原の方がいいかもしれない」と思って抜擢してみるような、そんな起用法してくれる事を願っておりますよ。

 とりあえず最初の2連戦が終わりましたが、最悪な出だしとなりましたね。ちょっと、力負けしている部分が目立ったので、今後気をつけないとズルズル行きかねないですな。ズルズル行ってしまうようなチームなだけに、かなり心配しております。

 もうちょっとイケイケ野球出来ないものかな~。大人し過ぎる!!

 

 

 

 

 

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2013年05月15日

阪神考察~祝、交流戦開幕!~

 いよいよやってまいりました、交流戦。最近はこの時期になると、阪神のチーム力は低下気味となり、毎年パ・リーグの力強さに恐怖心をいだいていたわけでして。「勝てないだろうな~」なんて思いながら見ていたのですが、今年は違うと(笑)。6連勝の勢いを持って挑めるわけですから、ここ数年と違うパ・リーグとの熱い戦いを期待するわけです。

 試合です。甲子園でのオリックスとの2連戦の初戦。投手は、阪神がスタンリッジ(以降スタン)で、オリックスがディクソン。

 普段はパ・リーグの試合を見ないので、ディクソンという投手は初見です。ですので「どんな球を投げるのか?」と興味を持って見ておりました。

 初回のスタン。坂口に良い打球を打たれるのですが、鳥谷の好守備によって1アウト。次は、待ってました平野ですね。思い入れの深い選手なので、元気に試合に出てくれている事が、まずは嬉しいと。そんな中で、いきなりセンター前ヒットを飛ばすのですから、敵ですけども拍手モノですね。日本シリーズで、対戦したいものですな~。

 次は、こちらも元阪神のバルディリス。テスト生で入って、今やオリックスの立派な3番打者に成長して。阪神では、不当な扱いを受けてましたが、本当にオリックスに入って良かったですね。しかし、ここでは速球に空振り三振(笑)。

 4番の李。自分は、この選手の打撃は大好きですね。とにかく「柔らかい」身体の使い方に、本当にホレボレとしてしまいます。あれだけ柔らかく使えるわけですから、少々の変化でも対応出来る間が作れますから、簡単には三振をしない。崩されたとしても、下半身で粘る事もできるから、なんとかカットしたり見逃したりもできる。本当に、好打者と強打者を兼ね備えた、素晴らしい右打者だと思っているわけです。

 しかし、ここはスタンのスライダーに合わせるだけの感じで、ライトフライでチェンジとなると。

 スタンですが、ヒットは打たれましたが、上々の立ち上がりを見せるわけで、まずは一安心といった所でしょうか。

 初回の阪神。外角の速球をあわせる格好の打撃となるのですが、高いバウンドとなって、それが幸いして内野安打で出塁する。いきなり先頭打者が出塁するわけで、相手は知らない外人投手ですが、相手も阪神打線を知らないわけで、いわゆる知らない者同士ですから、色々試す事もできるというやつですね。

 2番の大和。「何をするのかな?」と思っていたら、まずディクソンのセットは遅くは無いですが、特別速いという感じもしない。盗む事はできるだろうから、「西岡の足を活かす作戦に出るかな?」と思う所もありました。しかし、ここはオーソドックスにバントを選択する。でも、2球続けて失敗するわけですね。

 初球のバントをミスした時に、捕手に向かってバックスピンが掛かってファールになったわけです。バックスピンがかかるという事は、球の下っ面にバットを入れている事になるのですが、バントでそれをするのは、上手くない証拠ですよね。「上から下に下げている」という事が証明されたわけです。しっかりと目線と平行に構えなければいけないのですが、「バスターもあるよ」という姿勢からバント姿勢に入り、そしてバットを上から下に下げながらバントする。この連動作業が、大和は苦手なんでしょうね。それがハッキリと出た、初球のバントミスでしたな。というわけで、バントをさせると決めるのなら、バスターの構えはやめさせるべきでしょう。成功確率が下がるだけですから。

 結局ヒッティングに出るのですが、2塁フォースアウトという形になってしまい、1アウト1塁で鳥谷。ここはしっかりと球を見定めて四球を選び、これで1アウト1、2塁に。初見の投手に対して、球を見定めるのは難しい事ですが、それをしっかりとやってのける鳥谷は、素晴らしいとおもいます。ただ、少しディクソンの球が荒れ気味という事もあったので、ここは打線的に「一気に叩くチャンスが来た!」と言えるような四球と思いました。

 4番のマートン。スライダーをファールにするのですが、鋭く変化していたので、なかなか初対戦でジャストミートする事は難しい。ですので、なんとかカットしながら、速球系を叩くイメージを、マートンに抱いてました。2-2となってから、内角に食い込む球が来るのですが、ちょっとシンカー系みたいに沈んでましたね。内角打ちに定評があるマートンが、どうする事も出来ずに空振りして、三振になると。ちょっとこの球は、セ・リーグで投げる投手はいないので、マートンも驚いたとおもいます。

 5番の良太。前のマートンの三振を見る限り、手元でグイグイと曲がる球が持ち味の投手と、ハッキリと分かりました。そんな投手は、新井兄弟は大嫌いと来ますから(苦笑)、ちょっと嫌なイメージを抱きながら良太を見ると。初球の変化球を空振りする。2球目の速球を見逃して、簡単に0-2と追い込まえる。最後は、スライダーを引っ掛けてのショートゴロで、チャンスを潰すと。良太の技術レベルだと、ちょっとこの手元で曲がる球を対処するのは、厳しかったですかね。

 2回のスタン。先頭のロッティーノに、レフト線への2ベースヒットで出塁される。癖の無いタイプの野手で、スイングはオーソドックス。パワー系でなく、アベレージタイプなんでしょうかね。まだ、なんとも言えませんが。次の後藤をレフトフライで、1アウト。伊藤には進塁打となる2ゴロを打たれ、2アウト3塁で安達。この時に、外し気味に藤井が外に構えるのですが、1球中に入って1ストライク。2球目も外に外すコースに構えるが、これも中に入る。しかし、これはボールとなるのですが、ギリギリストライクとも言えるコースでした。「敬遠とみせかけての作戦か?」なんて思ったのですが、この時にベンチからコーチが出てくるわけで、意思統一が出来てなかった結果、こういう形になっていたみたいですね。ならば、コーチが出てきて正解ですわな。意思統一ができていない中で、中途半端に勝負して点を奪われたら、悔みに悔やみきれませんからね。

 結局安達を敬遠して、ディクソン勝負。で、サードゴロに仕留めて、0で乗り越えると。

 2回の阪神。好調新井からの打順でしたが、内角のシンカー系の球に空振り三振。手元で動かされる投手、苦手ですからね~。仕方が無いですかね。

 7番の藤井も凡退するのですが、最近藤井の打撃は状態落ちてます。リードの関係もあるわけですから、やっぱり8番に戻してあげて欲しいですね。7番は、ちょっと今は荷が重いと思うので。

 2アウトで隼太。少し高めに抜けた変化球をしっかりと捉えて、センターオーバーの2ベースヒットで出塁する。捉えた時の打球が、強くなってきました。捉える確率はまだ低いですが、成長はしているのでしょう。もっともっと、打ってもらいたいものですな。

 次のスタンリッジに、簡単に四球を出してしまうわけです。これまで、あまり制球を乱して無かった中で、いきなり乱す。という事は、走者を置いてからの投球に難ありのタイプと見て良さそうかもしれないですね。その走者を出すのが難しいのですが(苦笑)。

 2アウト1、2塁で西岡。ロッテ時代をよく知っているのかは分かりませんが、ほとんど内角には投げて来ませんでしたね。外寄りの変化球でカウントを稼ぎ、最後も外のスタイダーで空振り三振にとる。さほど厳しい球ではありませんでしたが、タイミングがまったく合っていない空振りでしたので、イメージ出来ない球が来たとしか言えないわけで、初見の対戦の難しさが出ましたかね。しかし、なんとかカットするぐらいはして欲しい所でした。

 3回の阪神。先頭の大和がヒットで出塁する。0アウトで大和が塁にいる。これはもう絶好のチャンスなわけで、なんとか仕掛けたい所。

 0アウト1塁で鳥谷。何も動きも見せずに、カウント2-1となる。「仕掛け時」なわけですが、ここも仕掛けずに平凡なショートゴロで、2塁フォースアウトになると。初回の西岡の時と同様でしたが、「知らない相手」という事もあってか、ちょっと冒険心の無さを感じましたかね。もう少し、イケイケな所があっても良いと思うし、ディクソンはそんなに連打が出そうな感じもしませんでしたからね。「走+打」で崩しにかかる部分を期待していたので、残念でした。

 1アウト1塁でマートン。ここで少し伊藤が球を弾くのですが、その隙を見て、鳥谷が2塁を盗む。これは、隙をついた見事な走塁でしたな。で、マートンがセンターに良い当たりの打球を飛ばすのですが、野手の正面のライナーとなってしまい、これで2アウト。で、良太。4番が簡単に勝負されてアウトになっているのですから、ここは5番がカバーして欲しい所。しかし、初回と同じようなショートゴロとなって、チェンジになると。

 4回のスタン。先頭の後藤に上手く救われて、ライト線への2ベースヒットで出塁される。後藤ですが、好打者ですわな。こんな選手が6番にいるわけですから、オリックスも侮れない打線ですよね。

 伊藤が送って、1アウト3塁に。で、8番の安達。2-0となった所で、スクイズを仕掛けてくるのですが、これがミスとなり後藤がアウトとなる。安達もアウトとなってチェンジとなるのですが、これは阪神にとって大きなプレイが出たと思うと。

 5回のスタン。1アウトから、坂口に追い込んでいながら、甘く入ったカットをライトスタンドに放り込まれて、これで1点を失う。まさかの坂口のHRでしたが、スタンも驚いたのではないでしょうか。自分も驚きましたが、しっかりとしたスイングでしたからね。見事なHRでしたな。

 立ち上がりのスタンは決め球に苦労していた感じがして、球が荒れてました。球数も要する事となり、6回で90球に到達するなど、完投は見込めない状況に入ると。それでも、しっかりと1失点で7回を投げきるわけで、十分過ぎるくらいの先発の仕事は果たしたと言えますよね。悪いながらのピッチング、見事だったと思います。

 打線の方は、回が進むにつれて、ますますディクソンに合わなくなっていく様に見えましたな。「1点負けている」という精神が、そういう状況をもたらしたのかもしれませんが、いかんせん攻略法が見つからない状況でしたので、見ていて眠たくなりました(苦笑)。

 阪神打線は、最近好調と言われますが、先日の八木に対してもそうである様に、劣勢な状況で攻略出来ない投手に対して、そのままの姿勢で挑み過ぎる部分がありますかね。同じタイミングで、同じようにしてアウトになる。同じ選手を出し続けて、同じスイングでアウトになる。ベンチに選手はいるわけですから、もう少し違うアプローチを見せても良かったと思うのですが、どうなんでしょうか。

 8回は福原が登板。1アウトから、バルディリスに死球を与える。ここで、4番の李。全部速球を投げるのですが、すべての速球に完璧にタイミングを合わせてましたね。ですので「真ん中付近に来たら怖いな」と思って見ていたのですが、シングルヒットを打たれるのですが、「ヒットで良かった」という所でしょう。それにしても、一本調子過ぎますね、最近の福原は。

 フォームが小さいのだから、打者としてはタイミングが合わせやすいフォームです。その中で、球威で押しこむスタイルを取って行かないといけないのですが、その球威が落ちているのが今。ですから、速球を痛打されるシーンが目立つわけです。そんな所を、勿論本人も気づいているでしょうから、もう少し技術部分で何とか対応していってもらいたいですね。ちょっと、簡単に打たれすぎる様に見えるので。

 1アウト1、2塁となって、代打に糸井が出てくると。で、阪神も加藤にスイッチする。糸井は見たかった選手ですし、加藤も主力の中継ぎ左腕ですからね。ですので「パの左の主力にどう相対するのか?」と興味深く見ていたのですが、初球のストレートに対して、しっかりと反応を見せる糸井。この部分だけを見ても「さすが」と思いながら、見てました。なかなかあまり対戦の無い相手に対して、初球からタイミングを合わせるのは難しいですからね。しかも、加藤はサイド気味に投げるので、球の出どころが普通の左腕とは違うと思うのですが、それでも対応してくる。「素晴らしい」と。

 なんとか加藤もしっかりと腕を振って、スライダーで空振りを奪いながら、最後少し甘く入りましたが、なんとかセンターフライに打ち取り勝利すると。この勝負だけで、この試合は満足しました(笑)。面白い対決でしたから。

 次は、はこれまた好打者の左の後藤ですが、しっかりと腕を振った中で圧倒した感じのセカンドゴロで、3アウトチェンジにする。素晴らしい内容ある投球でしたな、加藤は。パ・リーグの左打者に対して、これで通用するという事が大体分かったので、これは大きな収穫になったと言えますかね。

 試合は、オリックスも継投に出て、佐藤達と平野に完璧に抑えこまれ、0-1で敗退すると。まず佐藤ですけども、投げっぷりの良い投手ですな~。あれだけ思いっきり投げてくる右腕の中継ぎ、なんか昔中日にいた郭源治を思い出しました。ちょっと攻略は難しそうですね、この投手は。こんな若手の投手、阪神も出てこないものですかね~(苦笑)。

 最後は平野。新井がヒットを打ちましたけども、ほとんどが圧倒された感じの3アウトでした。球は噂通りに速い。素晴らしいストッパーですな、本当に。見ていて「何でWBCに選ばれなかったの?」と思うくらい、素晴らしい投手ですよ。これまた、そうは簡単に打てませんよね。

 というわけで、明日は必勝となりました。相手は、ルーキーの松葉ですけども、切れ味鋭い球を投げる左腕と聞いてます。ヤクルトの八木みたいなタイプかもしれませんので、難敵と思って挑んだ方がいいでしょう。というわけで「コンパクトに鋭く」のスイングで、繋いで繋いで打線の援護を榎田にしっかりとして、勝利を祈ってます。

 
 

 

 

 

 

 

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2013年05月12日

阪神考察~危険な勝負~

 交流戦前最後の一戦。勝って意気揚々と交流戦に挑みたい所。しかし、相手のヤクルトも三連敗をなんとか阻止して、少しでも状態を上げて交流戦に挑みたいだろうから、必死でこの試合を勝ちに来るだろうと。接戦を予想しながら、この一戦を見る。

 試合です。坊ちゃんスタジアムでのヤクルト3連戦の3戦目。投手は、阪神が能見で、ヤクルトが八木。

 初回の阪神。昨日5打数5安打という離れ業をなしとげた西岡ですが、その勢いそのままに、いきなり2ベースヒットで出塁する。2番の大和。普通ならバントさせるところでしょうが、今日はさせず。しかし早々に追い込まれて、1-2に。球の勢いに対して、どのように対応するかな?と見ていたら、厳しい球をカットしながら粘りに粘って、四球を奪う。立ち上がりにこういう攻撃をされると、本当に投手にダメージを与えると思うので、この大和の内容は素晴らしかったですね。全盛期の中日の井端を思い出しました。

 0アウト1、2塁で鳥谷。大和に受けたダメージが大きかったのか、制球定まらずにアッサリと四球となり、これで満塁。大和の時からですが、速球の制球がバラついてました。ですので、変化球でカウントを稼ぐしか方法は無かったと思うので、次のマートンとしては狙いやすい状況でしたね。

 0アウト満塁でマートン。「変化球を狙うかな?」と思っていたら、初球見逃して0-1。2球目も変化球でしたが、これを空振りして0-2。速い系の球に照準を合わせていたようなタイミングの取り方してましたが、何回も対戦を重ねてのデータと違う攻め方をされたのでしょうかね。「ここは変化球を」と思っていたので、ちょっと「あれ?」と思うような追い込まれ方をされてしまう。そこからは、しっかりとボール球を見逃して、2-2と並行カウントに。で、速球を外角に投げるのですが、この球に最初から絞っていたのでしょうか、しっかりと反応して、鋭い打球を飛ばすと。しかし、運悪くセカンドライナーとなり、2塁走者の大和が戻れずにゲッツーになる。

 最初から絞り球を設定して、最後その球を投げさせる。それに対して、しっかりと対応する。マートンとしてはやるべき事をしっかりとやってのけた結果、運が悪くゲッツーになる。仕方ないですわね、これは。

 2アウト1,3塁となり、良太。速球に対して反応しながら、最後速球に当てただけとなる。こちらは「何を待っていたの?」と、全く見えない打席内容でした。マートンと比べると、アウト内容には「雲泥の差」を感じました。つまり、打席に入る前の準備が取れている選手と、取れていない選手との差を感じて、大人と子供ぐらいのレベルの差を感じたわけです。

 良太は、巨人戦からですが、内容が悪すぎますね。しっかりと振った中でのアウトなら仕方ないのですが、しっかりと振れない中でのアウトが多すぎますので。タイミングが取れない状況という感じで、そろそろ5番という打順が厳しくなってきましたかね~。しっかりとたて直して、悪い状態を長続きさせないでもらいたいですな。

 藤浪が抹消という事で、緊急的に登板した能見。デーゲームという事もあり、なれない地方のマウンドですし「状態としてはどうかな?」と立ち上がりを心配する。しかし、キレ味のある速球とチェンジアップを武器に、しっかりとコーナーに決めて、簡単に三者凡退で立ち上がると。この投球を見ると「エース」ですね。チームが困った時に登板して、打線がチャンスを潰したとしても動じずに、淡々とアウトを重ねる。相手に「点が取れそうもないな~」と思わす事で、少し劣勢気分を序盤から味あわせる。そんな存在がエースと思うので、能見の立ち上がりに、そういう姿を見たわけです。

 しかし、3回の能見。先頭の田中雅にヒットを許す。対戦経験のほとんどない選手だと思うのですが、簡単に速球を投げ、それをしっかりと対応される。という事は、この選手は「速球が強い」という事がいえ、能見の中にインプットされたでしょうね。

 0アウト1塁で、8番の川島。ベルトラインの高さの速球には滅法強い選手ですが、変化球への対応はあまりうまくない。そういう部分が打率にも出ていると思うのですが、阪神はなぜかこの選手に対して、ベルトラインの速い球を投げるわけです。で、結構打たれているんですよね。
ここでもそういう球を投げて、右中間方向にヒットを打たれてしまう。これで、1塁走者の田中が3塁へと進み、0アウト1,3塁のピンチになると。今後川島には、変化球で攻めるという事をお願いしたいですね。

 0アウト1,3塁で、八木が送って、1アウト2,3塁となる。ここで比屋根に対して、真ん中付近の速球を投げるのですが、これをしっかりと合わされてしまい、レフトフライになる。これが犠牲フライとなって1点を先制されるのですが、ちょっと能見の集中力の欠如を、ここで感じました。粘らないといけない所で、簡単に速球を投手、簡単に攻略される。この回はそんな感じが続いたのですが、速球を主体として崩れるというパターンが今年は目立つのですが、淡々として淡々と点を取られてしまう部分は、今後に向けての課題ではないでしょうか。エースならば、先に点を与えて欲しくは無かったですな。能見ほどの技術力があるのなら、速球を狙い打ちなんてことは、避けれるはずですしね。

 4回の阪神。先頭のマートンが四球で出塁。良太が内野フライとなって、1アウト1塁に。で、新井。ヒットエンドランを仕掛けて、速球をレフト前にヒット。マートンが3塁に到達して、1アウト1,3塁で藤井。

 ちょっとここ最近の藤井は状態を落としているので、鋭く球に反応できなくなってますね。回転が出来ないというか、鈍いスイングが目立ちます。この時も、甘い速球が来るのですが、それに力負けした打球がセンターフライとなる。少し浅かったのですが、マートンがタッチアップに。

 ここで捕手の田中が捕球した時にはまだ立っていたので、ベースは空いてました。マートンが、昨日の宮本みたいに回りこんでベースタッチしたら、セーフになっていたかもしれません。しかし、最初からタックルを仕掛ける事のみ考えていたかのようなぶちかましをを見せて、タッチアウトになってしまうと。ベースを隠していたら、このようなタックルも仕方ないと思える部分もあります。でも、ベースは空いていたわけですから、これは遺憾ですわな。

 よく他の外人選手も見せるのですが、こういうタックルプレーは野球とは程遠いプレーですからね。これが認められたら、例えば2塁に走者がいて、サードゴロとなった場合。走塁コースにサードが捕球体制に入っていた場合、2塁走者がタックルしてしまうなんて事が認められますか?守備妨害になるでしょうと。それと同じ事ですから、こういうプレーは守備妨害にするべきですよね。そのかわり、捕手はタッチできるスペースを必ずあけるようにする。これをルールとして徹底化する事を、NPBには求めたいですな。

 このプレーで田中捕手が鎖骨骨折したと聞きましたが、後味の悪い気持ちしか残りません。こんなタックルプレーは、もう二度と見たくありませんね。怪我をさせる為のプレーでしかなく、野球とはいえませんから。背骨でもいかれて、下半身不随なんて事が起こる可能性もあるわけですから、即刻ルールを作って、こういうプレーを無くすように進めてもらいたいと、心から願います。

 ここから、少し今回はヤクルトの応援をしながら『対阪神』を主として見ておりました(苦笑)。で、対能見を考えていたのですが、チェンジアップが邪魔な投手ですね。速球狙いで速球が来た場合は対応出来るのですが、速球と同じタイミングでチェンジアップが来る。そうなると、ほとんどの打者がアウトになってました。それほど、腕の振りが同じなのでしょう。というわけで、絞り辛い投手という印象を受けました。

 一方の阪神打線ですが、速い球を中心として、変化球を最後に決めた場合は、ほとんどがアウトになる。ですので、速い球とある程度の変化球を持っている投手なら、ある程度は抑えられる打線ですな。で、今の打線では、左投手ならば、3番、5番、7番、8番と抑えられやすい打順になってます。ですから、気を付けないといけないのは、1番から始まる打順。西岡を出した場合、どうしても4番と6番と、打ち取りにくい打者と相対する事となり、ここで失点する可能性が増えてしまう。ですので、1番西岡を攻略する事が、まずはこの打線を封じ込めるポイントになると。

 それ以外から始まる打順では、マートンと新井を避ければアウトにできる打線ですので、無理な勝負を避けながら0で抑えられる状態でしょうか。これは、左腕の場合です。

 しかし右投手となると、鳥谷が抑え難い状況となってきましたので、上位打線では、良太ぐらいしか抑えられるポイントがなくなってしまう。ですから、右投手をこの打線に投げさせる場合は、本当に力のある投手を投げさせないと、ちょっと抑えられる可能性は低くなる感じがしました。1番から6番までで、5番しか抑えられる穴が見つからないというのは、かなり脅威ですから。

 そんな印象を受けながら見ていたのですが、今日の八木の力なら、鳥谷を抑えられる力はあると。ですので、3番、5番を抑える目処がたつわけですから、打線を抑えるプランは立てやすかったのではないでしょうか。で、その通りマートンと新井にヒットを打たれようが、3番と5番と7番をアウトにして、7回まで無失点で抑えこむ。集中力のある、しっかりとした投球を見せておりましたね、八木は。

 で、8回の阪神。自分のプランとしては、球数が何球行こうが「点をとられるまでは八木で行く」というプランでした。しかし、この回で松岡にスイッチする。「は?」でしたね。しかも、鳥谷から始まる打順なわけです。先程も書きましたが、右投手の場合は、鳥谷は打ち取り難い打者となるので、鳥谷とマートンと出塁される可能性が高くなるわけで、とてつもなく危険な打線となるわけですね。で、松岡はさほど球速は速く無いと来る。「速球で押し込めな場合どうなる?」と思えば、小川みたいに連打連打されての失点する可能性がムチャクチャ高くなると。

 アチャ~と思いながら見ていたら、案の定鳥谷にヒットを打たれて出塁される。初球の速球を打たれた部分を見て、とてつもなく危険な継投に出た事を感じなければ嘘でしょうな。

 0アウト1塁でマートン。なんとかフォークを交えながらカウントを整えて、2-2に。ここで鳥谷が盗塁を仕掛けて、セーフとなる。7球目でスタートを仕掛けたので、この間にモーションを盗む何かを見つけたのでしょうね。で、8球目の甘く入った変化球をライト前に運ばれて、これで同点にされてしまうと。この時点で、プランニングはパ~となってしまいました(笑)。自分がもし八木に交代させるのなら、マートンからでしたね~。回の初めから行かせるなら、ひかくてき阪神打線を抑えている正田ぐらいでしょうか。出せる面子に悩む。それぐらい、今のヤクルトの中継ぎは厳しい状況にあると思うと、やはり八木の続投だったと、今でも思っております。

 0アウト1塁で、マートンに代走を送り田上が走者に。同点なわけです、まだ8回です。ここで4番のマートンを交代するという事は、田上が盗塁を仕掛けてくる可能性がすごく高いと思わなければいけない所。しかし、松岡は走者を意識する事なく投球をしてしまう。ここで田上に盗塁を決められるが、中村の送球が逸れて3塁に到達されてしまうと。マートンの時の7球で、松岡のモーションが盗まれた。「盗塁できる」と確信を持ったからこそ、マートンに代走を送った。ヤクルト側からすれば、同点でマートンに代走を送るという事を、もっと敏感に感じなければいけない所でしたな。

 0アウト3塁となって、良太。ここは抑えるプランが立てやすい打者です。高めの球を投げれば、顎が上がるのでファールか内野フライになる可能性が凄く高い。そこでカウントを稼ぎ、最後は落ちる球で空振り三振。わかりやすい形で、簡単に1アウトを奪うと。で、新井。

 今の阪神打線の中では、要注意の1人です。次の藤井は、状態を落としているので、打ち取りやすいとなる。となれば、ここは勝負を避ける方がベストと思ってました。しかし、勝負するわけですね。ここ5試合の成績を1人1人見ていれば、新井と勝負することはどういう事か?がわかると思います。ようは、バレンティンやブランコと勝負しているのと同じ事をしているのですが、昨年までの新井と感じているのか「打ち取りやすい」という印象を覚えて、そのまま勝負に出たのでしょうかね~。

 危険極まりない勝負でしたが、なんとか外角の変化球で追い込む形に成功する。2球続けて、ストライクの変化球で0-2とする。ここで1球ストライクからボールになる変化球を見せるのですが、これを見極められて、1-2に。この見逃しを見て、ヤクルトバッテリーは「変化球に照準を絞り直した」と思ったのでしょうが、内角に捕手の中村が構えると。釣り球を1球見せてから、フォークで勝負する計算だったのでしょうが、構えた瞬間「止めとけ」と思うと。新井をよく知っている人ならわかると思いますが、そんなに絞り球をクルクルと変えるほど器用な選手ではありませんからね。外角変化球でカウントを稼いだのなら、もう「内角に張っている」として、少々の内角なら食らいついてくる事を予測する。となると、空振りを奪ったのなら、その球を続けた方が良いわけですが、ここで内角勝負。回も終盤。1塁は空いている。次は7番。色々な状況を想定しても、HRの危険性がある内角という選択は外さないといけない所で、内角を投げてそれを打たれてしまう。で、2ランHRとなって、逆転されてしまうと。

 松岡は、要求されたコースに投げてました。ですので、問題は捕手の中村にあることは明白ですな。これが小宮山でしたら、「松山の悲劇再び」なんて書かれていたぐらい、かなり厳しい言葉を受けていたとおもいます。ちょっと有り得ない逆転のされ方でしたので。こんな事をされてはプランもタテられないので、この試合のヤクルト応援は、ここで放棄しました(笑)

 8回の能見。代打の水田にHRを打たれるのですが、速球を完璧に打ち込まれる。比屋根は藤井のファインプレでアウトにするのですが、田中には2ベースを打たれるわけで、能見は限界が来たと。ここでスイッチするのですが、ある程度ローテを任されている投手ならば、限界が見えてからの交代ですよね。阪神はそれを普通にするが、ヤクルトはそれをしなかった。ベンチワークの差を、ここで感じました。

 安藤が、内外としっかりとした制球を見せて、ミレッジと畠山を打ち取り、1点を返すのみで攻撃終了に。
 
 9回には、桧山にタイムリーを打たれてダメ押しされる。で、久保に抑えられてゲームセットと。

 阪神を敵として見た場合、抑えられないことはない打線という事が分かりました。しかし、少しでも隙があれば、畳み掛けてくる恐怖も感じたので、中継ぎの良いチームならば、なんとか0で抑える事もできるでしょう。しかし、投手力に不安を覚えるチームは、しっかりとプランをタテないと、抑えられないでしょうね。

 では、ヤクルトから阪神に戻ります(笑)

 最後に登板した久保ですが、内容は良かったとおもいます。ただ、空振り三振という形が見たいので、その為の球がまだ見られないですかね。球の状態は悪く無いので、それだけでも抑えられるときは抑えられるとおもいますが、そうでないときに頼る球が見受けられませんでしたから。状態は悪く無いので、さほど崩れるという事も無いと思いますが。

 これで6連勝で交流戦に向かえるわけですが、相手は2連戦という事もあり、力ある投手がガンガン投げてくると思います。そんななかで、そうは点が取れないと思いますので、しっかりと粘りながらなんとか勝利を奪う形を見たいですね。大きく勝ち越すことは無理でも、負け越さないようなチーム力にあるとは思います。勢いにのれば、優勝も狙えるかもしれません。どうなるかは、まだハッキリ分かりませんが、色々期待したり悲観したりしながら、ゆっくりと観て行きたいと。

 

 

 

 

 

 

 

posted by kaisei |23:06 | 野球 試合の感想 | コメント(17) | トラックバック(0)
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2013年05月11日

阪神考察~復調の気配~

 ここ数日4連勝と、かなり好調な域に突入した感のある阪神。勝ってはいるのですが、実はクリーンアップの状態は悪いわけです。でも勝つわけですから、チーム力としては良い感じで来ているという事なんでしょうね。昨年は、クリーンアップが打てないと、1点をとれずに敗戦してましたしね~。「クリーンアップを変えろ」なんて声が頻繁に起こってた頃に比べると、状態としては最高とも言えますかな。3番~5番が打てなくても、それほど目立ちませんからね。

 しかし、交流戦にもうじき入ります。パ・リーグの猛者たちを相手にするには、クリーンアップにしっかりと働いてもらいたい。相手のエースクラスを、主軸の技量でもって攻略してもらいたい。そんな事を思うと、「そろそろ状態を上げて欲しい」という感じで見ているわけです。

 試合です。坊ちゃんスタジアムでのヤクルト3連戦の2戦目。投手は、阪神が岩田で、ヤクルトが小川。

 初回の阪神。先頭の西岡が、内角の球をインサイドからバットを出して、レフト前にポトリと落ちるヒットで出塁する。大和が送り、1アウト2塁で鳥谷。ベルトラインの高さに速球が来るが、それをレベルスイングで綺麗に弾き、右中間への2ベースヒットで先制する。鮮やかな先制攻撃でしたな。

 小川ですけど、イキの良い球を投げますが、身長が低いからか角度が無くて、ベルトラインに球が集まる傾向がありますね。ですので、変化球をしっかりと交えないと苦しむ感じがしますかね。慣れられたら、今のままでは、ちょっと厳しいのではないでしょうか。そんな感じがしました。

 2回の岩田。立ち上がりに問題があるわけですが、この試合では、完璧な立ち上がりを見せるわけです。前回勝利をあげた事で、「そういう難点も克服出来たのかな?」と思いながら、2回も初回同様のピッチングを期待しておりました。

 先頭のバレンティンが、詰まりながらパワーでライト方向にヒットを放ち、少し外野手が打球に追いつくのが遅くなった隙を見て、一気に2塁へ。

 0アウト2塁となり、畠山。内角に食い込む速球で、内野フライで1アウト。次の宮本にも、膝下に食い込む球で、セカンドライナーに打ち取り2アウト。先頭打者を出しても、しっかりと制球しながら落ち着いて投げるわけで、「やはり良いな」と思いながら見ておりました。

 2アウト2塁で中村。好調な打者ですから、低目の変化球をしっかりと見極めてくる。速球もファールにされるなど粘られているうちに、四球となってしまい、これで2アウト1、2塁で川島。2-2と追い込むのですが、そこからベルトラインにやや内寄りの甘い球を投げてしまい、レフト前ヒットを打たれると。2塁走者のバレンティンがホームに帰って、これで同点にされてしまうわけですな。畠山や宮本に投げた、懐に食い込む武器があるのに、それを7番と8番という打者に投げ切れない部分を見て「は?」と意味不明に陥りました(苦笑)。

 呆気無く同点にされてしまうのですが、次は投手が打者です。落ち着いて投げたらいいのに、初球の速球が高めにはいる。それをしっかりと打ち返されてしまい、前進気味に守っていた外野手の頭上をこされ、走者一掃の2ベースを打たれてしまうと。1-3とアッサリと逆転されてしまうわけですが、アウトにとれなくなったら、すぐにリズムを悪くしてしまう。その悪い流れを止めれずに、失点を重ねてしまう。

 良い球を投げている時とそうでない時の姿が、ジキルとハイドぐらいの違いを感じますが、これはもうどうしようもないのでしょうね。本人が意識しなければいけない部分だと思うのですが、本人が「別にこれまでやってきた事を続けるだけです」と言っているのだから、変えるという事もしないのでしょう。「なんで結果が出ないのか?」を省みる意識も持とうとしないのですから、何も言えないですわな(苦笑)。というわけで、岩田の危険信号を察知して、周囲が何とか操作して行かないといけないという事なんでしょうかね。

 3回の阪神。1アウトから西岡。初回同様に、内角の厳しい球を内側からバットを出して、押しこむようにレフト前に落とすヒットで出塁する。で、2番の大和。ここでエンドランを仕掛けて、大和が3塁ゴロを放つ。西岡が2塁に到達して、3塁手が1塁に送球するのを見て、一気に3塁を盗むわけですが、これは見事な走塁でしたね。こんな走塁を久しく見てなかったのですが、若い選手にはいい勉強になるでしょう。田上や俊介や隼太あたりは、参考にしてもらいたいですね。

 2アウト3塁となって、鳥谷とマートンが連続四球で歩き、2アウト満塁で良太。最初から右中間方向の意識があったような打ち方で、内角の球を強引にライト方向に運ぶ。その打球がライト線上に落ちるポテンヒットとなり、バレンティンの緩慢な動きも合わさって、走者一掃のタイムリー2ベースになり、同点になると。高めの球でしたが、顎が上がって打ち方としては最悪でしたが、運が良かったですな。こういう運も必要でしょうから、これを機に、また状態を上げて欲しいとおもいます。

 なお2アウト2,3塁というチャンスで新井。外角に球を集めるが、制球出来ずに2-1となる。ここで内角で引っ掛けさせようとするが、最初から内角しか待っていないようにクルンと回転して、3塁線を破る2ベースヒットを放ち、2点追加して逆転するわけですな。読んでいた打ち方でしたけど、見事でしたね。状態が良いから、読みも冴えるのでしょうか。この状態を、長くキープして欲しいですな。

 逆転してもらった裏の岩田。右打者の内角にクロスファイヤーを投げるなど、力強い球を中心にガンガンと攻めこんで、0で抑えこむ。「これで状態も落ち着いたか?」と思わすぐらい、素晴らしい球を投げておりました。

 4回の岩田。先頭の宮本が内安打で出塁。三遊間の打球を鳥谷が追いつくのですが、少しグラウンドがぬかるんでいたのか、足が滑ったのでしょう。送球が乱れてしまうわけですね。鳥谷らしからぬプレーでした。

 次の中村を速球で押し込んで、1アウト1塁に。次の川島には、速球とカットという速い系の球中心に投げるのですが、フルカウントからも内角にカットを投げて、それをしっかりと弾かれてしまう。左中間への2ベースで、これで1アウト2,3塁のピンチ。「何でスライダーで空振りを狙わないのかな?」と不思議で仕方なかったですね。スライダーという武器を持っているのに、ここ一番で使おうとしない。緩急を使わずに、同じリズムで同じテンポで投げていたら、相手は段々とタイミングをあわせて行き、最後にはしっかりと捉えますよ。「タイミングを外す」という思考能力が欠如しているとしか思えないような、ヒットの打たれ方でしたね。

 1アウト2,3塁で、小川の代打の新田。力強いスイングする選手ですけど、明らからに速球に振り遅れてました。で、簡単に追い込むのですが、ここでも同じリズムで同じ球種を続けるので、ボールに当てられてしまう。2塁ゴロとなり、西岡が本塁に送球する。しかし、3塁走者の宮本がうまく捕手の捕球体制の後ろに回り込み、間一髪でセーフとなると。タッチプレーなわけですから、走者を見れる体制で構えとかなければいけない所、日高は西岡しか見てませんでしたね。あれでは、後ろに回り込まれてしまいますよ。

 守備面での悪いプレーが出てしまいましたが、本来なら空振り取れるケースでしたので、空振りを狙わなければいけなかった。しかし、当てられてしまうわけで、ミスによる点が入る。当てられてしまった事を、ちょっと反省してもらいたいですね。相手打者のスイングを見る限り、空振りは取れていたと思うので。

 1アウト1,3塁となって、1番の比屋根。セーフティースクイズを仕掛けてくる。岩田が捕球して捕手にトスするのですが、ギリギリのタイミングでしたが、少し送球が逸れてしまい、これで同点にされてしまうと。タイミング的にギリギリでしたから、慌てなければいけないケースでした。しかし、慌てた時の岩田は拙いプレーしかできなくなるので、どうしようもないケースでしたね。
 
 ここで岩田が降板するのですが、次の登板は交流戦ですか。昨年は交流戦で成績を残し、ソフトバンク相手に好投していたみたいなので、そういうデータを買って登板させるのでしょう。ただ、そこで内容が悪ければ、ローテからは外されることになる可能性が強いとおもいます。ですから、次の登板が、岩田にとっては本当に運命の登板となるわけですから、とにかく死ぬ気で投げてもらいたいですな。しっかりとした成績を残す為にも、しっかりとした準備を取ることです。「これまでと同じように」としていたら、悪い問題がいつまでたっても離れないわけですから、同じ失敗を繰り返すだけでしょうと。繰り返さない為の「工夫」をもって、いい内容を見せてもらいたいと。

 かわった鶴が、田中をセカンドゴロにうちとり、ゲッツーでピンチを逃れる。ここはよく粘りましたね。粘ったというか、田中が逸った感じの打撃でしたが(苦笑)。阪神としては、助かりました。

 5回の阪神。ヤクルトの投手は、小川から押本にスイッチ。1アウトから、マートン。追い込まれるのですが、低目の変化球をしっかりと見逃す。ここまで、少し状態が落ちていたのですが、少し逸った感じで、難しい球に手を出していた部分が見受けられました。スイングに対しての修正能力は高い選手ですが、精神部分で引きずってしまう所があるので、そこを心配していたわけです。しかし、ここではしっかりとボールをチョイスして、最終的に甘い球をしっかりととらえ、センターへの2ベースで出塁すると。「打てる球をしっかりと打つ」と、シンプルですけど、マートンらしい打撃でしたね。この一打は、内容があったと思いました。

 良太がライト前ヒットで続き、これで1アウト1、3塁で新井。変化球を続けられて、2-2となる。2-1からフォークを投げられ、これを空振りしました。全然タイミングが合っていないので、「タイミングが合っていないのなら、この球を続けて投げてくるかな?」と思いきや、一転速球を内角低目に投げてくる。それをしっかりと押し込んでのライトフライで、犠牲フライで1点を勝ち越すと。変化球が合わないのに、速球を投げてくれる。で、タイミングを合わせることが出来た。相手バッテリーに、助けられましたな。

 2アウト2塁で、押本から正田にスイッチ。で、日高から藤井に代打。外角の速球をうまくライト前に運ぶ。走者の良太が、中村の構えていた位置を見て、避けようとして走塁コースを内側に寄せるのですが、ライトからの送球が逸れて走塁コースと重なってしまい、捕手と衝突してしまうと。わざとぶつかった様には見えませんでしたので、悪いのはバレンティンの送球という事なんでしょう(苦笑)。中村が捕球出来ないわけで、これで1点を追加すると。しかし、両者とも怪我が無くて良かったですね。

 鶴がミレッジに2ベースを打たれるのですが、バレンティンを速球で見逃し三振。畠山と宮本も、速球で押しこむのですが、さほど特別に威力ある速球には見えっませんでした。それでも、押し込めるわけです。という事は、ヤクルト打線の現状が伺えるようなイニングでしたな。腕の振りも良かった部分もあったと思うので、鶴はナイスピッチングでしたね。ただ、追い込んでからの空振りをとれる球が、まだ見受けられません。抑える為のプラニングが悪い部分は解消されてませんから、なんとか意識を持って改善して欲しいのですがね。

 6回の阪神。投手は、江村にスイッチ。1アウトから西岡がヒットで出塁する。もう乗りましたね、西岡は。交流戦でも好調そのままに、暴れまくって欲しいとおもいます。次の大和も、外角変化球をうまくバットに乗せて、センター前ヒットで出塁。バットに球を乗せるという技術は、素晴らしいですね。

 1アウト1、2塁で鳥谷。真ん中速球に対して、しっかりと呼び込んで、鋭いスイングからライトスタンドに飛び込む完璧なHRで、3点を追加すると。久々の会心の一打だったと思いますので、本人もスッキリしたと思いますな。それぐらい完璧なHRでしたからね。素晴らしかったです。

 8回の阪神。西岡がまたもやヒットで出塁。もうとまらないのでしょう、こうなったら(笑)。0アウト1塁で大和。ここで送りバントを選択するのですが、「何点あっても油断が出来ない」という事なんでしょうかね?それか、0アウトではとにかくバントを選択するのか?分かりませんが、点差を考えると、理解不能なバントでした。大和が打てない打者なら分かりますが、打っているわけですしね~。大和へのバント練習をさせた、という事にしときましょうか(苦笑)。

 1アウト2塁で鳥谷。投手は七條に交代していたのですが、右投手の緩い変化球に対して、これまで上体が前に突っ込んでしまい、ほとんど泳いだ感じのファールか空振りが多かったわけです。しかし、ここではしっかりと溜め込んで、カーブをセンター前に弾くわけですね。タイムリーヒットとなるのですが、この打ち方ができるようになれば、復調も時間の問題だと思います。内容の濃いヒットでしたな。

 次のマートンもスライダーをセンター前に弾いて、1アウト1,3塁のチャンスに。少々甘い球に対して、しっかりとバットを出してヒットコースに運ぶ。もう元のマートンですな。安心しました。

 この後は、新井兄弟が三振して、1点止まりで攻撃終了。

 8回の筒井。7回から登板してましたが、完璧に抑えこんでました。その投球をこの回も期待するのですが、いきなりバレンティンに抑えこんでましたHRを打たれてしまう。完全にパワー勝ちされたようなHRでしたので、特別に気にすることはないのですが、気にしてしまったのでしょうかね。そのあと、速球を狙い打ちされての連打で、1点を失ってしまうわけです。速球に偏った緩急の無い投球に見えたのですが、こういう投球を接戦時にしない事を祈りますよ。悪い部分が早めに出たという事で、今後の良い反省材料にしてくれたらいいですな。

 9回は福原。こちらも速球を狙われ、田中、ミレッジに1、2塁間を破られる連打を打たれる。バレンティンには四球を与え、これで0アウト満塁。ここで、ちょっとバレンティンが四球を出した福原を睨むのですが、これは死球でないのですから、ただの侮辱行為でいただけないですね。これで福原が怒ったのかは知りませんが、畠山を速球で打ちとって内野フライ。三輪を空振り三振にうちとり、最後中村もアウトにして、なんとか0で抑えきり勝利すると。

 福原ですが、外角速球を狙われている所があるので、もう少し的を絞らせない様な工夫をしてもらいたいですね。良い変化球を持っているわけですから、使わないと損ですよ。

 最後少しモタモタとしてしまい、ヤクルトに下手な反撃意欲を持たせてしまいました。こういう事が、前回の甲子園でもあり3戦目に繋がった部分を感じたので、明日の試合に出ない事を祈ります。

 ただ、攻撃面では、不調だった選手の復調がうかがえたので、これは大きい収穫ある試合でしたね。鳥谷とマートンが復調してくれたのなら、これは大きいですよ。新井兄弟は、いつ落ちるか分からないですからね(苦笑)。安定した技術力のある打者が、復調してくれる。という事は、技術力が高いわけですから、技術力のある投手にも対抗できる可能性が高くなり、好投手攻略に結びつく可能性も高くなると。と思うと、交流戦に向けての良い材料が出てきたと、思うわけです。

 明日は能見です。中5日ですし、デーゲームですので、ちょっと状態が悪い可能性もありますかね。ただ、八木とは何回も対戦しているわけですから、しっかりと打線が攻略して、能見を援護してもらいたいとおもいます。ナイスゲームを期待!
 

 
 

 

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2013年05月11日

阪神考察~松山の悲劇?~

 巨人をスイープした阪神。しかし「巨人戦の次のカードが・・・」などと、言われる所もあり、気の緩みめいたものが出ないか?と心配する所もあり。で、今日からの試合は松山での試合。昨年阪神の状態が一気に悪くなった因縁の場所。色々ふくめて、今のいい流れを殺さない為にも、とても大事な1戦と位置づけて見ておりました。

 試合です。坊ちゃんスタジアムで、ヤクルトとの3連戦の初戦。投手は、阪神がメッセンジャー(以降メッセ)で、ヤクルトが石川。ヤクルトとの対戦になると、この名前しか書いてないわけで、毎度ですわな(苦笑)。日程の組み方、来年からなんとかしなさいな。

 甲子園で石川を打ち崩したのが前回の対石川。それまでは完璧に抑えこまれていたわけですから、「どっちの石川だ?」という感じで、立ち上がりに注目する。

 初回の阪神。いきなり西岡が、センター前ヒットで出塁。石川も前回のイメージが残っている所もあるでしょうから、いきなり走者を置く状況というのは嫌な所もあるでしょう。というわけ、攻め時がいきなり来た、と思っていたわけです。

 で、0アウト1塁で大和。エンドランを仕掛けるのですが、打球が投手正面のゴロとなる。石川が捕球してセカンドに送球するのですが、少しショートが入るのが遅れるわけですね。ですので、石川の送球が緩くなった分、スタートをきっていた西岡がセーフになる。大和は1塁でアウトになり、進塁打の形で1アウト2塁に。

 エンドランの時には、二遊間がベース付近に集まってきますから、できるならセンター方向への打球はゲッツーになりやすいので、避けて欲しい所ですね。体制を崩してもいいから、レフトかライトめがけて転がして欲しいと。

 1アウト2塁で、鳥谷。うまくレフト方向に流すのですが、ライナーをミレッジが見事に捕球する。本塁をつこうとスタートをきっていた西岡が戻れずに、ゲッツーで初回の攻撃が終わると。本塁をつこうとスタートを早くきる気持ちは分かりますが、ライナーやフライの時には、打球が落ちたのを確認する必要がまずは大事だと思うので、西岡のミス走塁でしたかね。

 初回のメッセ。ここまで勝利数は重ねてますが、まだ本来のキレが無いというか、何か重たい投球をここまで続けているように見えるので、そろそろ本来のメッセの投球が見たいところ。

 1アウトから、田中にヒットを打たれる。1番の比屋根をアウトにしましたが、1-2と早々と追い込むのに、そこから苦しんでフルカウントに。ここの田中も追い込むのですが、そこからの投球に四苦八苦してしまい、決め切れない球をセンター前に弾かれたという感じがしましたね。決め球の精度が悪いのに、球数を要してしまう。そこが、完投出来ない原因にもあると思うし、重たい投球の要因になっていると思うと、「今日も6回7回ぐらいが限度かな~」と思わすような立ち上がりでしたかね。

 1アウト1塁からミレッジには四球を出して、1アウト1、2塁に。で、4番のバレンティン。速球狙いだった所、スライダーでカウントを稼ぐ。1-2と追い込んでから、ボール球2つ挟んでのカーブを投げる。甘い抜けたカーブが行くので「ドキっ」としたのですが、バレンティンの頭に無かったのか、空振りしてくれて三振になると。長打コースの球でしたが、助かりましたね。

 2アウト1、2塁で岩村。2球目の外角速球をファールにしたのですが、その時のスイングを見て「外角は打てないな」と思いました。ためが全然取れないので、変化球を打つのも難しい状況ですわな。ですから、内角速球を投げなければ抑えられると思っていたら、最後カーブで空振り三振を奪うと。岩村を5番で起用してくれた事が、メッセにとっては助かりましたかね。

 3回のメッセ。先頭の比屋根が、ライト前ヒットで出塁する。2番の田中がバントで送り、1アウト2塁に。で、苦手のミレッジ。ここまでメッセに対して、外角速球をライト前に弾いてヒットするシーンが目立っていたので、ここもライト方向への意識を持って打席に立っていたとおもいます。そんな踏み込み方を、終始してましたので。そこでカーブやらスライダーを投げてなんとか抑えようとするのですが、なかなか抑えきれずにフルカウントになると。ここで、「外角」と読んでいたミレッジが踏み込むのですが、その裏をついて内角速球を投げる。で、バットが折れてのセカンドゴロとなり、2アウト3塁という形に。よく内角速球を選択しましたね。メッセの状態はまだ悪い感じがしましたが、藤井がよく選択させましたわな。ナイス判断でしたね、バッテリーは。

 2アウト3塁でバレンティン。高めのボール球に手を出してくれて、キャッチャーへのファールフライとなり、ピンチを逃れると。バレンティンは集中力がある時は、とんでもない集中力を発揮するのですが、そうでない時は、簡単に飛びついてくるわけです。今日のバレンティンは、集中力が無い方でしたね。岩村と並んでいるわけですから、4番と5番で抑えられる可能性が高いわけで、そこもメッセにとっては助かったポイントでしたな。

 5回の阪神。ここまで石川の状態が良くて、速球のキレがある。その球を狙いにいっても、上手く交わされてしまい、芯で捉えられずに詰まってしまう。打線としては、ちょっと手も足も出ない感じがありました。ヒットもなかなか出ない雰囲気があったのですが、先頭の良太がセンター前ヒットで出塁すると。

 0アウト1塁で新井。フルカウントとなり、自動スタートのような形になると。セカンドゴロになるのですが、良太がスタートをきっていたので、進塁打の形となり1アウト2塁。で、藤井。

 今日の藤井ですが、メッセの状態を考えると、リードで精一杯のような感じでしたかね。打撃では、粘りが無い感じで、アッサリと打ちに行く。平凡なショートゴロとなるのですが、森岡のエラーで出塁すると。「なんでエラーしたの?」というくらいの普通の打球で普通のプレーでしたが、エラーをする。石川としてはガックリという所でしょうな(苦笑)。

 1アウト1、2塁となって、俊介。シンカーを上手く拾ってセンター前に。これで満塁となるのですが、俊介は体制崩れてもヒットを打てる部分を見ると、本当に身体能力の高い選手ですよね。打てる能力はしっかりと持っている選手だと思うのですが、打てるための技術がまったくできていないと。だから、見ていてもどかしさを覚える選手なんですよね。「何で打てないのか?」を考えて技術改善をしていけば、打てる外野手になってくれると思うのですが。いつも同じ形のスイングをして、不細工なスイングからアウトを繰り返ばかりになるわけですが、そろそろそういうのを卒業して欲しいと、心から願います。福留がいない今がチャンスなわけですから、今死に物狂いで野球に取り組んでもらいたいですね。チャンスを掴むためにも。

 1アウト満塁となってメッセ。外野は当然前気味に守る。ここで石川が変化球を投げとけば、メッセは打てなかったと思います。しかし、速球を選択すると。その球が高めに入り、それをコンパクトにメッセが打ち返す。その打球がグングンと伸びて、前に守っていた外野手の頭上をこす長打となり、走者一掃の2ベースで阪神が先制するわけですな。石川らしからぬ不注意な投球でしたけど、打ったメッセが見事ですね。前回の甲子園でもヒットを打ってましたし、石川には合うのかもしれないですな。

 1アウト2塁から、西岡もヒットで続き、1アウト1,3塁で大和。内角の変化球をクルっと回転して、バットに球を乗せる。その打球がレフト線付近にポトリと落ちての2ベースとなるのですが、1塁走者の西岡が一気に本塁に帰る2点タイムリーになると。ミレッジも素早く球に追いついていたので、そうそう帰れるような状況では無かったのですが、スタートが良かったのでしょうね。お見事な走塁でしたな。

 5対0とリードして、ここからはもうメッセが安定した投球を見せてくれました。速球の威力は100球越えても落ちる事無く、角度ある速球が決まり、打者を押し込む。そこにカーブやらフォークを投げて、緩急の差を付ける。序盤の決め球に四苦八苦していた姿は無く、スイスイと抑えて、完封で勝利する。

 今回の投球で、ちょっと状態も安定したかもしれないですね。本来のリズムを思い出したかのような後半の投球でしたから。普通に緩急をつけたら、十分に完投できる能力のある投手なので、これからのメッセに期待したいですね。防御率を2点台までには普通に戻せる投手ですから、そこに期待しましょうか。

 松山の悲劇と言われましたが、特別なミスも無く、少ないチャンスを一気に攻めて勝利したわけですから、もう「松山の悲劇」なんて言葉は不要ですね。それと「巨人戦の後になると・・」という部分も、しっかりと攻守に渡ってミスする事無く野球出来てましたから、これも不要でしょう。地味な試合でしたけど、内容の高い素晴らしい試合だったと思います。

 ただ少し心配なのは、主軸に当たりが出ていない部分。鳥谷とマートンですが、特にマートンが心配ですね。甲子園でのヤクルト戦の状態から考えると、捉えられる球が捉えられないで、球をこすっている感じが見受けられるので。修正能力のある選手だと思いますから、いずれは戻ってくると思います。それに、打っていない時でもチームが勝利しているわけですから、慌てる事無く調整もできるでしょう。ですから、もうじき打ち出す頃だとは思うのですがね。といわうけで、明日の試合に注目ですな。

 鳥谷に関しては、ちょっと分からない。スイングのキレは無いのですが、守備の動きなどを見ると、体全体にキレが無いようには見えない。となると、打撃面でのメカニズムで、どこか問題があるのでしょうから、そろそろ修正しないといけないでしょうね。もう少し、フォームをコンパクトにした方が良いのでは?なんて思うのですがね。

 明日からの試合。小川も前回のリベンジに燃えてくるでしょうから、簡単に打てる相手では無いと思います。ですので、岩田の投球に期待ですね。1つ勝ったわけですから、良い形で交流戦に入る為にも、しっかりとした内容を見せるべき試合になるのでしょう。

 いい流れでチームが来ているわけですから、その流れにのって、自分の球に自信を持って、テンポ良く投げる姿を期待しておきます。
 

 

posted by kaisei |01:23 | 野球 試合の感想 | コメント(0) | トラックバック(0)
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