2009年06月10日
MLB「カネを払っても絶対見たい選手」③オーランド・ハドソン
斎藤隆がレッドソックスへ移籍し、黒田博樹もDLしていたため、今季はなかなかドジャース戦の中継が見られなかった。国営放送についてはあきらめているが、新たに放映権を獲得したCS局には、(中継数の制約があるのは十分理解できるが)バラエティーに富んだカード編成をぜひ期待したい。 さてMLB「カネを払っても絶対見たい選手」3回目に紹介するのは、そのドジャースに今季1年契約でFA移籍したオーランド・ハドソン二塁手だ。 2005年にブルージェイズで、2006・07年はDバックスで、両リーグにまたがってゴールドグラブを受賞した名二塁手は、経済不況による「FAバブル崩壊」のあおりをもろに食らった形になった。Dバックスは球団職員まで解雇する緊縮財政のため、攻守にわたってチームのリーダー役で、2007年の地区優勝にも貢献したハドソンとの再契約をせず、結局今年2月21日に、ジェフ・ケントが引退したドジャースが年俸340万ドル+出来高払い460万ドル以上、しかも単年契約と「破格ディスカウント価格」で獲得した。 ハドソン最大のセールスポイントはもちろんその二塁守備だが、単に守備範囲が広いとか、グラブさばきがうまいといった「個人技」のレベルにとどまらず、内野、さらには外野の守りにも神経を配って、守備全体のリーダー役を務め、ディフェンス力を120%以上に引き上げる能力に優れている。たとえば昨年まで所属したDバックスには、クリス・ヤング、ジャスティン・アップトンなど、並はずれた才能に恵まれた外野手がいたが、若さゆえの軽率さも目についた。その未熟な若手たちに対し、内・外野の中間に打球が上がった時など、アイコンタクトやボディランゲージで守備位置を指示したり、スペースを開けさせて自らが打球に飛び込んでチームのピンチを救った場面を何度も目にしたものだ。今季もセンターのマット・ケンプの守備力が向上しているのは、ハドソンの存在が大きいはずだ。 現在、ナ・リーグを代表する二塁手の座はこのハドソンとチェイス・アトリー(フィリーズ)、そしてハドソンを抑えて昨年のゴールドグラブをック得したブランドン・フィリップス(レッズ)が争う形になっている。DPコンビを組む遊撃手など他の内野手の守備範囲との兼ね合いもあって単純に数区を比較できるものではないが、6月上旬の時点で、ハドソン(56試合)の守備機会266、併殺数37、3失策に対し、アトリー(53試合)が守備機会272、併殺数30、5失策、フィリップス(49試合)が守備機会258、35併殺、4失策で、数字的にも実力が拮抗しているのがわかる。 投手にとっても、これほどの名手が後ろに控えているのは、さぞ心強いことだろう。 もちろんハドソンは守備だけの人ではない。通算打率.284、昨年は故障のため規定打席には足りなかったが初の大台となる.305を記録し、今季も58試合で打率.315と好調だ。4月13日の本拠地開幕戦では先発のランディー・ジョンソンらを相手にサイクルヒットを記録したが、これはドジャースの選手としては1970年のウェス・パーカー(元南海)以来となる快挙だった。 昨年までの正二塁手ケントは、二塁手としてメジャー歴代最多本塁打記録を保持し、ジャイアンツ時代にはMVPに輝くなどプレーヤー、とくに打者としては輝かしい実績の持ち主だったが、一方で守りは決して名手とはいいがたく、ネガティブな性格がしばしばチームメイトとの軋轢を生み、ドジャースでも若手選手との対立が報道された。ハドソンは長打力こそケントに劣るものの、守りでは百枚も千枚も上で、リーダーシップの面でも申し分ない。またチャリティー活動にも熱心な人格者で、ジョー・トーリ監督としては打者としてのタイプこそ違うが、彼にヤンキース時代のポール・オニールのイメージをオーバーラップさせているかもしれない。 マニー・ラミレスの違法薬物使用による出場停止のアクシデントがあっても、ドジャースが依然としてナ・リーグ西地区を独走し続ける原動力が、このハドソンであることは疑いの余地さえないだろう。 ドジャースの歴史には、50年代のジャッキー・ロビンソン、70年代後半から80年代前半のデイビー・ロープスと、黄金時代には必ず名二塁手の存在があった。ハドソンはいま、その輝かしい系譜を受け継いで新たな黄金時代の一翼を担おうとしている。
posted by kairi1958 |13:42 |
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【現地 8月10日 0時20分】 ATLANTA VS D-BACKS を現地で。 FOXの強権発動で13:05開始のはずが、17:10開始に 変更。とはいえ、Tシャツのgive-awayの日だったし、万が一も らいそびれると悔しいので結局ゲートオープンの14時半には チェース....
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MLB「カネを払っても絶対見たい選手」~私の場合~
コメント投稿者ID :
内野守備という点では、ショートストップの守備としては現役最高とも評価されている、アダム・エベレット(今シーズンはたしかタイガースだったかな?)を見てみたいです。
NPBにも、守備の上手い選手はいるけれど、俗に言う「守備だけでメシが喰える選手」はめったにお目にかかれません。機会があれば、ぜひに・・・と思っています。
ちなみに、外野手なら、断然マーク・コッツェー(Rソックス)です。この人の場合、長距離砲ではないけど、確実性のある打撃で中距離ヒッタータイプ、盗塁もそこそこ狙える脚力もあるそうで、地味目ながら魅力溢れるプレイヤーだと思います。
個人的には、外国人選手の「ハズレ」に泣くNPBの球団などは、彼を獲得して3番あたりで起用してくれないかな~・・・などと勝ってに期待しています(それだけの価値はあるプレイヤーだと思いますよ!)。
posted by 足がつった | 2009-06-10 18:48
MLB「カネを払っても絶対見たい選手」③オーランド・ハドソン
コメント投稿者ID :
守備って、良く試合を観ていないと分からない部分が多いですよね。
たまに観戦したくらいじゃ分からない場合が多い。
特に最近のメジャーリーガーは、打力を求められるケースが多いので、昔のオジー・スミスのような守備に華があって上手い選手が少ないというか、ほとんどいない。
H・ラミレスみたいに大型内野手が好まれますから。
それでもプレーオフに出てくるチームは、基本的な事が出来ている守備をしているチームが多いですね。
余分な失点をしない接戦に強いチームじゃないと勝ちあがれないでしょう。
フィリーズなども打撃のチームと思われがちですが、守備に高い意識持っていますからね。
posted by イチロー世代 | 2009-06-11 09:21
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