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4大陸フィギュア男子感想・羽生を脅かす存在になるのはネイサン・チェンより宇野昌磨

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これほど注目を浴びる4大陸は初めてではないでしょうか。 かつて4大陸なんていらないと書いた自分が恥ずかしいくらいです。 フェルナンデス、テン以外の本番で表彰台を狙える選手がすべて集まった今大会。 今季最大目標世界フィギュアに向けてのトライアルという位置づけ以上の熱気を感じます。 4回転は当たり前、複数の種類で3本以上クリーンに跳べるかが試される恐ろしい戦いが目の前で繰り広げられました。 これで本当に良いのだろうか・・・。 パトリックチャンやSPのミーシャジーなどの演技を見ると、これぞフィギュアスケートと思うのですが、間違いなく時代は「真・4回転」。 勝つためには(これもスポーツの大きな目的です)チャレンジしなければなりません。

それにしてもネイサン・チェン。 まともに見るのは初めてでしたが、思っていた以上に雰囲気があります。 これはとても大切な要素です。 それにハートも強い。 羽生のあの演技のすぐ後で大きな崩れもなく滑り切ったのには驚きました。 恐ろしい17歳です。

しかし、何といっても大舞台に出たのは今年が初めて。 昨年あれだけ軽々と4回転を跳んでいたボーヤンジンも今年は少し足踏みしています。 2年、3年続けて好状態をキープする事がいかに難しいことか。 まして来年はオリンピック。 ネイサンのジャンプ力は驚異ですが、オリンピックで羽生のトータルパッケージを上回るのはちょっと早い。 それより灯台下暗しではありませんが、ピョンチャンまでにもっとも成長するのは宇野昌磨と思っています。 多くの4回転を跳べるようになってきた。 トリプルアクセルも安心して見ていられる(今日は失敗しましたが) ジャンプだけでなくトータルパッケージとして優れている。 順調に行けば本番ではてっぺんを狙える選手になるでしょう。

本番まで1年ありますが、今年、プログラムの主流は SPで2本、フリーで4本の4回転。 SPで1本、フリーで1~2本のトリプルアクセル。(連続ジャンプ含む) それを組み込んだ上でスピン、ステップのレベルを落さない。 本番でもほぼほぼこの構成で争われるでしょう。 ネイサンはフリーで5本も4回転を入れてますが、オリンピックでは独特な雰囲気の中、疲労度も増すので4本を確実に跳ぶ作戦にすると思います。 選手によっては4回転を1本減らし3本にして、トリプルアクセル2本で(連続ジャンプ含む)加点を多くもらう戦略も考えられます。 この戦略がとれるのは確実に高い演技構成点をもらえる選手でしょうか。 パトリックチャンなどは(今日は失敗しましたが)本番もこの構成で臨むと思います。

今回4大陸での主な選手のSP・フリーの技術点と演技構成点の合計は(転倒減点含まず)           技術点合計   演技構成点合計 ネイサン・チェン  175.06  132.40 羽生結弦      162.44  141.27 宇野昌磨      154.76  135.29 パトリック・チャン 132.64  138.34 ボーヤン・ジン   152.00  117.51

技術点とのバランスでみた時にパトリックチャンの演技構成点は他の選手と比べ明らかに違和感を覚えます。 私は前から演技構成点は選手の格付けでもあると思っています。 このバランスからみた場合、チェンとジンは現時点でオリンピックで金メダルを取れる位置づけに達していないというのがわかります。 見方を変えればチェンもジンもジャンプは凄いがフィギュアスケート本来の魅力であるトータルパッケージという点ではまだまだこれからと言えるのでしょう。 いずれにしても上記の点数を見ると羽生のバランスの良さは突出しているのがわかると同時に、オリンピックで羽生を脅かすのはネイサン・チェンよりも宇野と私が書く根拠になっているのです。 さあ、次は世界選手権。 今シーズン最後を飾る大一番です。

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記事カテゴリ:
フィギュアスケート
タグ:
真・4回転時代
パトリック・チャン
ネイサン・チェン
宇野昌磨
羽生結弦
4大陸フィギュア

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