2008年04月19日

小堀佑介、5/19世界戦への心境を直撃!!

 日本タイトル獲得から2年半、前日本・東洋スーパーフェザー級王者の小堀佑介が5月19日、階級を一つ上げたライト級でWBA世界王者のホセ・アルファロ(ニカラグア)に挑戦することが正式決定!! 地味で天然なキャラクターとはミスマッチな豪快で熱いファイトスタイルで数々の強敵をなぎ倒し、ついには念願の世界戦にまでこぎ着けた小堀。ライト級でのタイトル獲得となればガッツ石松、畑山隆則に継ぐ日本人3人目の快挙となる。4月12日に角海老宝石ジムで行われた記者会見後の小堀をキャッチ、現在の心境を直撃した。

小堀佑介
--念願の世界戦がついに決定しました。心境を聞かせて下さい 「さすがに(気持ちが)高ぶりましたね」 --さすがに高ぶりましたか 「やっぱり世界戦ですから」 --決定の知らせはいつ聞いたんですか? 「4月の初めとかだと思います。電話で決まったと聞いて…」 --その瞬間は? 「僕で絵になるのかなって…」 --何を気にしてるんですか(苦笑 「すいません(笑)。いやでも初めはホントなのかなって」 --実際会見までやってますから本当ですよ 「そうですね。だから気合入ってます、本当に」 --試合まであと1カ月と少しですが、やっぱり練習にも力が入るんじゃないですか? 「いや、もう人生懸けて練習します。ずっとこれに向けてやってきてるし」 --いよいよという感じですか? 「やっぱり世界戦っていうのはボクサーにとっては最終地点というか…。いやこないだ洗濯中にそう思ったんですよね、もしかしたら5月で全て終わっちゃうかもしれないんだって。いくら鈍感な僕でもさすがにそう考えると少しこみ上げてくるものがありますね」 --なるほど… 「僕はボクシングしかやってきてないし、世界戦はこれまで歩んできた僕のボクシング人生の最終章になると思うし、練習もしっかりやって悔いの残らないようにしたいです」 --でも勝てば世界チャンピオンとしてボクシング人生の第2章が始まりますね 「もちろん。ここまで来たらそうなることを目指してます」 --さて、試合の方ですがまずは一階級上のライト級での挑戦ということですが 「もう世界戦がやれるなら体重は関係ないですね」 --特に不安はないと 「やっぱり相手のパンチも一発一発重いと思いますが、こっちもしっかり練習してパワーアップします」 --チャンピオンはニカラグアのホセ・アルファロ選手。戦績は20勝3敗で18KOと、かなりアグレッシブな選手と聞いています 「当然世界チャンピオンになるだけの強い選手だと思います。ガンガン前に出てくるタイプみたいなんで相性は良いんじゃないでしょうか。挑戦者らしくしっかり打ち合って、倒すか倒されるかの試合がしたいです。勝っても負けても完全燃焼したいですね」 --会見でも総合プロデューサーの萩森氏が「ボクシングの原点のような試合を期待したい」と仰ってましたね 「相手もチャンピオンになったばかりで初防衛戦だし、絶対打ち合ってくると思います。僕も気持ちでは負けないつもりですし、後先考えないで打ち合いに行きますよ」 --小堀選手はそれこそ現世界チャンピオンの(エドウィン・)バレロ選手ともスパーをしてますし、元チャンピオンの(マルコ・アントニオ・)バレラ選手とはアメリカで合同キャンプも張りました。そうした世界チャンプとのスパー経験や練習がかなり役に立つんじゃないでしょうか? 「あ…、言われてみればそうですね。今言われて初めて気づきました(笑)」 --むしろこの時のための経験だったというか… 「いや、そうですね。たぶんすごい役立つと思います。しっかり思い出して練習しないと…」 --是非お願いします。ジムや色んな方たちが小堀選手に期待していると思います。本当に頑張って下さい! 「頑張ります。しっかり打ち合ってKOで勝ちたいと思ってます!」


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posted by 角海老宝石広報室 | 13:43 | 対談・インタヴュー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月18日

●田中栄民の徒然なるまま日々のこと 小堀の世界戦が決定!!

20080418
 なんと言っても小堀(佑介)の世界戦がついに決定したぞ。この交渉は3カ月ほど前から水面下で行われていたのだが、相手のWBA世界ライト級チャンピオンのホセ・アルファロは大物プロモーターのあのドン・キングの選手で、交渉は紆余曲折もあったが1カ月前にはほぼ対戦が決まり、こちらも試合に向けて準備を始めていたところだった。  アルファロは若干24才で右打ちオーソドックスのファイタータイプ。ビデオも見たけど良い根性してるよ。去年の12月にタイトルを獲得したばかりで今回が初防衛戦。気合十分でガンガン打ち合ってくるだろうから小堀とだったら相当激しい試合になると思うよ。本当にやるかやられるかの勝負だ。  もちろんこっちとしても負けるつもりは毛頭ない。小堀もこれまでずっと準備してきたし、やっぱり練習に対する力の入り方も違うな。世界戦決定の知らせを聞いた時は「本当ですか?」なんて言ってたが、正式に決まってあいつと「よし、やってやろうぜ」ってお互い気持ちを入れ合ったからね。  俺はあいつなら絶対やれると思ってるよ。小堀は意外とああ見えてクレバーで賢い部分も持ってるし、反応、タイミング、回転力、それに割と注目されてないが目も良いからディフェンス能力も非常に高い。なんと言ってもあいつは皆さんもご存じの通り普段からとぼけた顔してるだけあって、悪く言えば天然でズボラなだけだが、良く言えば何事にも物怖じしないんだよ。それが私生活ではどう出るかは知らないが、こと勝負事に関しては小堀の場合はそれが大きな長所になってる。あいつはどんな試合でも必要以上に気負わないし、どんな相手でも前に出て勝負ができる。それがなによりボクサーとしての奴の強みだよね。  俺自身、トレーナーとして小堀の世界戦を熱望してたんだが、実際決まってみると意外と冷静というか割とさっぱりしてるもんだね。まあ勝負事は平常心が基本だから、それでいいんだろうな。試合が近づいてきて、また当日になったら気分も違うんだろうけど、今はしっかり目標に着実に近づけるように冷静にやっていこうと思ってる。  階級はこれまで戦ってきたスーパーフェザー級から一つ上げてライト級での挑戦となるが、問題はないだろう。小堀はこれまでもライト級の選手とも戦ってきてるし、元々回転とパワーのある選手だから力負けすることは絶対ない。  特にあの怪物と言われるエドウィン・バレロともスパーをし、去年はマルコ・アントニオ・バレラとのアメリカ合宿に行ってびっちり鍛えられてきた。世界のスーパーチャンプたちの実力を肌で感じてきてることが大きな経験になってるし、自分が世界で通用することにも確信を持ってるはずだ。   とにかくあいつは何かやってくれそうな気がする。妙な大物感というか、そういう雰囲気を持ってる男だと思うよ。試合自体もボクシングの醍醐味である男同士の殴り合いが見られる、本当に面白い試合になるはずだから、是非5月19日は小堀の一世一代の大勝負を皆さんにも見届けてもらいたい。


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posted by 角海老広報室 | 16:12 | 田中栄民の徒然なるまま日々のこと | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月16日

3/20後楽園ホール「The-Boxing-Renaissance8」岡本 庄一郎

☆53kg契約4R
●高野 豪(フラッシュ赤羽) 【判定4R3-0(39-38、39-38、39-38)】岡本 庄一郎(角海老宝石)×

岡本庄一郎
中広大悟(広島三栄)vs奈須勇樹(角海老宝石)戦のアンダーカードでデビュー戦を迎えることとなった岡本。 岡本は昨年熊本県から上京し、角海老宝石ジムの寮に入門し、先輩プロボクサーとともに朝のロードワークなど練習時間を共にしてきた。 岡本の晴れ姿を見ようと、同室の田中稔大をはじめ、寮生全員が応援に駆けつけてくれただけに、勝利した姿をも見せたいところ。しかし、対戦相手のも高野もまた、デビューから2連敗中なだけに勝利への執念は大きいものであった。 1R、小気味良いステップを使って攻撃を仕掛けようとする岡本。対する高野はフリッカージャブを使ってややラフファイト気味なボクシングで岡本の距離を窺う。 2R、高野のジャブをダッキングで避けて、相手の顔面を狙ってパンチを出す岡本だが、頭一つ分背の高い高野の顔面をなかなか捕らえる事が出来ず、この身長さに遣り辛さを感じているように見える。 3R、このラウンドから両者ともクリンチが目立ち始め、互いの攻撃がかみ合わないままラウンドが終了。 4R、決定打の欲しい岡本は、相手のボディーを狙っていくが。またしてもクリンチに縺れ込む。クリンチからの離れ際に高野がアッパーを岡本の顔面を狙っていく。 結果、1ポイント差で岡本はデビュー戦を勝利で飾ることが出来なかった。手数は多かったが、なかなか相手を捕らえ切れなかった。寮の先輩たちの前でいい姿を見せることが出来なかった岡本は試合後悔し涙を流した。経験の差を見せ付けられた岡本。この一敗を今後の経験に繋げていって欲しい。


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posted by kadoebi2 | 17:40 | 試合レポート | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月14日

3/8新宿FACE、「第2回ルーキーズKIGENカップ」 堀口祐輔・上條 正彦

有明コロシアムでWBC世界フライ級タイトルマッチ、内藤大助(宮田)VSポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)という、ボクシングファンならずとも注目の一戦が行われたこの日。東京・新宿フェイスでも第一部をオヤジファイト、第二部をルーキーズマッチオール4回戦、第三部を女子ボクシングという三部構成のボクシング興行が催された。この興行の最大ポイントは、一枚のチケットでどの部門の大会も観戦出来るということ。朝から晩までボクシング三昧な新宿フェイスは、世界戦に劣らない盛り上がりを見せた。

☆フェザー級4R
堀口 祐輔(角海老宝石) 【判定4R3-0(39-38、39-38、39-38)】温井 隼(ヨネクラ)×

慶応義塾大学卒業の肩書きを持つ頭脳系ボクサー堀口と対戦する温井は、水戸のジムから上京し、名門ヨネクラからデビュー戦を迎えることとなった、ガンガン攻めてくるファイタータイプ。新宿フェイスでの試合はこの日が初めてとなる堀口はジャブを使って攻撃を仕掛けるボクサーファイタータイプであり、初回からお互いのボクシングスタイルで戦いが始まった。

2R、堀口は、相手の打ち終わりにワンツーを当てて行く。ラウンド中盤にコーナーへ温井を詰め連打に持ち込むが、温井も前に出てパンチで堀口の攻撃を押さえつけるように連打で攻撃し、攻め合いのラウンドとなる。

3R、温井は堀口の距離にならないように接近戦で細かいパンチを出してくる。それに対し、堀口はフックで反撃。やや大振りにも見えるが、このパンチが温井の顔面を捉え始める。

4R、最終ラウンド、堀口が冷静に温井の動きをみて打ち終わりにカウンターを狙う。この冷静さが吉と出て、パンチがヒットする。

結果1ポイント差で、堀口が勝利。試合中相手の頭が頬の辺りに何度も当たっていたせいか、試合後控え室に戻ると、堀口の顔面は大きく腫れ始める。骨折の疑いがあり、急遽病院へ直行となったが、大事には至らなかった。

☆ライトフライ級4R
上條 正彦(角海老宝石)【負傷判定4R3-0(40-38、40-37、40-36)】後藤 敦(山神)×

ライトフライ級にしては長身の上條と後藤。長身、細身、ボクシングスタイルも似ている二人の対戦。初回、独特のステップと長いリーチでジャブを出しプレッシャーをかける後藤に対し、上條も上下にジャブを散らしながら距離を取り、相手の出方をみる。

2R、後藤が足を使い、距離を取りながらジャブを仕掛てくる。上條はこのジャブをヘッドスリップしながらサイドに回り返し打ち終わりを狙う。単発ながらも距離を取りながらパンチを当てていく。

3R、後藤のジャブに合わせるようにして上條もストレートで攻め、自分の距離へと持っていくと、フックやストレートを使ってカウンターを狙っていく。

4R、お互いジャブの打ち合いとなる。上條が打ち返しの右ストレートを後藤にヒットさせると、後藤は左目の上をカット。しかし偶然のバッティングと裁定されたこの傷を見たレフェリーはラウンド中盤に試合続行不可能と判断。4ラウンドまでの負傷判定の結果は上條のフルマーク勝利。上條は2戦目のこの試合で初白星を飾った。

posted by kadoebi2 | 17:37 | 試合レポート | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月10日

4/5 東洋、日本フェザー級ダブルタイトルマッチ

東洋王者・榎洋之(角海老宝石)×日本王者・粟生隆寛(帝拳)
榎洋之×粟生隆寛
 ボクシングファン待望となったチャンピオンカーニバルの大目玉、東洋チャンプ・榎洋之(角海老宝石)と日本チャンプ・粟生隆寛(帝拳)の日本人フェザー級最強を決めるダブルタイトルマッチが4月5日、後楽園に新設されたJCBホールのこけら落とし興行として行われた。ただ、試合は両者ともに決定打を欠いてドロー判定という結果に終わり、残念ながら勝者不在というすっきりとした結果とは言えなかったものの、このビッグカードの対決を振り返ってみよう。  セミイベントの日本スーパーバンタム級の現王者・下田昭文(帝拳)と前王者・山中大輔(白井・具志堅)も白熱した試合となり、判定の末に下田が見事に防衛を達成。その興奮冷めやらぬまま注目のメインイベントへ。  試合に勝てばWBAの指名挑戦権が与えられることもあり、日本人フェザー級最強の称号だけでなく世界戦への挑戦権まで手にできるとあって、両者ともに決意の表情が見て取れる緊迫した面持ちで花道からリングイン。チケットは1カ月以上前に完売しており、この試合を心待ちにしていた満員の場内からは大歓声がわき起こる。  そして試合開始。榎はいつもより慎重に様子を見ながら「自分の生命線」と言う左ジャブを突きながら試合に入る。一方、サウスポーの粟生は右のリードを積極的に打ちながらスピードの乗ったワンツーにつながていく。まずはお互いジャブの差し合い、落ち着いた立ち上がりと言ったところ。  さすが大一番に向けてしっかり仕上げてきた両者ともに凄まじい集中力で、リング上には常に緊迫した空気が張りつめ、見ている方もリング上から目が離せない。  2ラウンドからは榎のジャブがぐんぐん伸びてくる。じわりじわりとプレッシャーをかけ、良いタイミングでジャブが粟生の顔面を捉える。これに対して、高校6冠のテクニシャン粟生もスピードの乗ったコンビネーションでリズムを作りながら、得意の左カウンターを狙っていく作戦か。  中盤に入り、榎は時折右を出すがジャブ中心の戦略は変えず。粟生も右のリードジャブからコンビネーションを狙って積極的に手を出すが、榎のディフェンスを崩すまではいかない。試合は一層緊張感を増していくがその緊張感ゆえか、お互い中間距離で戦うことが多く、なかなかリスク承知で中に踏み込むことができない。  両者そろそろ膠着した局面を打開したいところ。7ラウンドには榎が強引に前に出て接近戦を仕掛けるが、やはり榎の追い足よりもフットワークならば粟生が上、なかなか捉えきれない。中盤の終わりあたりからは榎もジャブから左右のボディー、右のストレートと攻め幅を広げようとするが、粟生の「巧さ」に阻まれてしまい、結局中間距離でジャブから次の攻め手が見えてこない。  そして試合はいよいよ終盤。ここまでは目に見えたポイント差もなくほぼ互角、お互い勝負をかけたいところ。迎えた9ラウンド、粟生が接近戦から放った左アッパーが榎の顎を捉える。たたみ掛けるように粟生が前に出るが、榎もこれをなんとかしのぎ切り、逆にラウンド終盤にはボディーから左フックのコンビネーション、ジャブの連打と盛り返す。これには場内もボルテージが上がり、会場は大きな歓声に包まれる。  そして10、11ラウンドと両者距離を詰めてかなり近い間合いで戦う場面も出てきたが、やはり決定打は出ない。ここまでを振り返ってみると、ポイント的には榎の有効なジャブ、粟生の手数という判断だが、ドローのラウンドも多いと予想され、どちらが有利とは言い切れず。  いよいよラスト12ラウンド、出たのは榎だった。距離を詰めて接近戦から右が粟生の顔面を打ち抜いたことをきっかけに一気に攻勢を強める。左右のパンチを振り回しながらジャブは何発も当たり、粟生は足を使って防戦しながら戦うという展開。そしてそのまま両者最後の3分を戦い抜いてここで試合終了のゴング。  判定はジャッジ三者ともドロー。ベルトは双方がそれぞれ引き分け防衛という形となり、注目の決戦は決着を付けるまでには至らなかった。
榎洋之
 榎陣営からしてみれば最終ラウンドの攻勢をもう少し早い段階で見せたかったし、また粟生の立場で言えばカウンターだけではない決定力が欲しかった。両者とも今後への課題が残る結末となったが、遅かれ早かれ必ず世界戦の舞台に立つだろう2人だけに、どのような形となるかは分からないが近い将来再戦の可能性も十分にある。  試合内容には色々な議論があるだろうが、試合の緊張感という意味では最高レベルのものだった。それはやはり日本のボクシング界を引っ張るだけの資質を持ったこの2人の対戦だったからこそのものだろう。いつかまたリングの上でこの2人が決着を付ける日を心待ちにしていたい。


posted by kadoebi1 | 17:14 | 試合レポート | コメント(5) | トラックバック(0)
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