2009年06月27日

斉藤直人インタビュー 「最強後楽園」出場が決定!!

斉藤直人インタビュー 「最強後楽園」出場が決定!!
 日本ライトフライ級3位の斉藤直人がタイトルマッチへの切符を懸けたトーナメント「最強後楽園」へエントリーすることが決まった。まずは7月2日に同級7位・須田拓弥選手(沼田)と初戦を戦い、勝てば10月に決勝戦。トーナメント勝者には来春のチャンピオンカーニバルへの出場権が与えられる。これまで地道にキャリアを積み重ねてきた斉藤にとってはいよいよ正念場となる。 ——最強後楽園への出場が決まったことについて聞かせて下さい 「自分はいつも気持ちが乗るのは試合の1カ月くらい前なんで、まだなんとも言えないですね。とりあえずまずは7月の初戦。あまり先を見ないように、目の前の試合に集中していきたいと思います」 ——現在ランキングは3位、だいぶ上の方まで来ましたね 「こればっかりは運だと思ってます。僕は自分に対してあまり自信がないんで、その辺の数字は意識しないようにしてます。ランカーであれば実力の差はそんなにないと思うんで」 ——これはまた控えめな発言ですね 「ホント良くも悪くも自信が持てないタイプなんです(苦笑)。まあ謙虚な性格なんだと思います(笑)」 ——いやいや実力的にも自信を持っても良いと思いますよ 「そうですね、自信が持てるようにもっと強くならないといけないですね。そういう意味でも今回の『最強後楽園』も無理して出ないで、もう少し待てばタイトルマッチができるかもしれないとも思ったのですが、やっぱり厳しい戦いを勝ち抜いてこそベルトを巻けると思うので、出場を決めました」 ——確かに初戦の7位の須田選手をはじめ、1位の山中力選手(帝拳)、6位の滝澤卓選手(タキザワ)と、ランカー選手のつぶし合いになるわけですから、斉藤選手にとっては正念場ですね 「やっぱり今の自分に必要なのは”強い気持ち”だと思うので、この厳しいトーナメントを勝ち抜けば、自分にとっても大きな自信になると思います。ここを通ってタイトルマッチ、そしてチャンピオンになれば誰にも文句を言われることはないと思うし、誰もが納得するチャンピオンになれると思うので」 ——前回3月の小野心選手(花形)との試合は8回判定ドローという、言ってしまえばスッキリしない結果でした 「小野選手は決して弱い相手じゃなかったし、引き分けという結果は受け入れていますが、中盤にパンチを貰ってなんとかしなきゃという思いがあったんですが、それができなかったことが悔しかったですね。これからはああいう場面でも局面を打開できるような、つまりもっと”強い気持ち”を持たないといけないと思います」 ——斉藤選手にとって理想のボクシングとはどういうものですか 「僕は特にパンチがある方でもないし、自分のことは客観的によく分かってます。だから相手にとってやりにくいボクシングをするのが自分の理想ですね。出入りを多く使って駆け引きもしつつ、相手のやりたいようにさせないことが自分のボクシングの長所だと思ってます」 ——なるほど。練習の方はいかがですか 「最近は少し余裕が出てきましたね。昔はプレッシャーも大きかったし、練習でもいっぱいいっぱいだったんですが、今は色々と広い視野で考えながらできてるし、楽しみながらやれてます。7月の試合までにはまだ時間があるので、自分のペースでしっかり準備したいと思ってます」 ——まずは7月2日の初戦ですね 「はい。実は対戦相手の須田君はうちのジムにもスパーリングにも来てて、僕も3、4回相手をしたことがあるんです。ボクシングも僕と似たタイプで、お互い手の内も分かってると思います。すごく性格も良い選手なんで多少やりにくい部分もあるかもしれませんが、やはり試合になったら敵同士なんでその辺は意識しないようにしたいですね」 ——斉藤選手にとっては今年から来年がキャリアの正念場となりそうですが、頑張って下さい 「ありがとうございます。とにかくあまり先を見ないで1試合1試合に全力を注いで頑張りたいと思ってます」


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posted by 野口弘宜 |19:23 | 対談・インタヴュー | トラックバック(0)
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2009年06月26日

田中栄民の徒然なるまま日々のこと小堀祐介が引退を表明

小堀祐介が引退を表明
 先日ついに前WBC世界ライト級チャンピオンの小堀(祐介)が首と肩の故障により引退することが正式に発表された。    昨年5月に当時の王者、ホセ・アルファロを倒して世界チャンピオンになり、初防衛戦となった今年1月のパウルス・モーゼス戦で王座陥落したわけだが、振り返ってみれば敗戦直後の小堀は現役続行に消極的だったんだ。それでも周りの声もあったりして一度は再起を誓ったのだが、その直後に首と肩にヘルニアが見つかり、この時点で小堀のモチベーションは完全に切れてしまったんだと思う。  小堀がいったん再起を決意したのは、言うまでもなくもう一度世界を獲るためであって、本人も世界戦以外の試合をやるつもりはなかったと思う。つまり世界戦でなければもう一度モチベーションを高め、厳しいトレーニングで極限まで自分を追い込むことは無理だと思ったのだろう。  そんな状況の中で故障が分かり、スッパリと引退を決断したようだ。100%の力を発揮できないコンディションで世界をもう一度獲ることの難しさは、2度の世界戦を経験した小堀が一番良く分かっていたはずだ。  俺としては小堀とラスベガスで世界戦をやりたいという気持ちを強く持ってたので、正直言えばこのまま終わってしまうのは名残惜しい部分もあるが、引退を決めた小堀の決断を心から尊重してあげたいと思ってる。短い間だったが世界の頂点にまで立ったのだから、トレーナーとしても悔いはないよ。  ただ、小堀の世界戦を通して色々と考えされることもあったよね。ドン・キングというビッグプロモーターを交渉相手に世界戦を実現することの難しさはもちろん、世界チャンピオンになってから小堀の周囲が急に慌ただしくなってきて、色んな挨拶回りだったり付き合いがあって、ボクシングに集中できる環境を作ってやれなかったことが残念だった。  もっとしっかり小堀の周辺を管理してやるべきだったと反省してる。小堀は人の誘いを断れないタイプで、基本的に面倒くさがりな性格だから、そういう面で精神的にも疲れた部分があったんじゃないかな。  まあでも、小堀らしい去り方だよね。引き際も飄々としてて、あっさりしてる。なんだかインドに放浪しに行くとか言ってるが、まあ基本的には良いヤツだからどこにいっても可愛がられると思うよ。  俺は芸能界っていうのもアリだと思ってるんだけどね(笑)。あのトボボケたキャラでガッツさんみたいなポジションを狙っても面白いんじゃないか? 元世界チャンピオンという肩書きも活きると思うんだが、どうだろう。  いずれにしても小堀とはデビューから一緒にやってきて、トレーナーとしても世界を獲ることができて、俺自身良い経験をさせてもらった。それもライト級では日本人で3人目の快挙を達成したのだから、小堀はボクシング界にとっても歴史に名を残した特別なボクサーであったことは間違いないと思う。  長い間お疲れさま。しかし個人的にも小堀が今後どうなるかは気になるところだし、これからの人生の方が長いんだから、何をするにせよサボリもほどほどに頑張ってほしいところだ(笑)。


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posted by 田中栄民 |14:01 | 田中栄民の徒然なるまま日々のこと | トラックバック(0)
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2009年06月24日

加藤善孝インタビュー 日本ランキング1位に昇格、次戦は6・24!!

加藤善孝
 4月のランキングで日本ライト級1位にランクアップした加藤善孝。6月24日には同級7位の熊野和義選手(宮田)との対戦が決定。タイトルマッチまであと一歩の段階で、下位ランカーと戦うのはリスクが高いが、あえて厳しい戦いに挑むことを決めた加藤に話を聞いた。   ——まずはランキング1位に昇格した心境から聞かせて下さい 「正直これと言って特別な感情はないですね。1月の試合(金ソッ徹戦、8回TKO勝利)でも良い試合をしたとは思ってないし、上にいた選手が負けたことで昇格したので1位と言われてもあまりピンと来てないんですよ」 ——とは言ってもタイトルマッチに一番近い位置にいるのは間違いないわけで 「そうですね、確かに1位なら上はタイトルマッチしかないんで。ただ、自分にはまだまだ克服しないといけない課題もあるし、自分で納得できるボクシングができてるかと言われるとそうは思わないので」 ——具体的に課題を挙げると、どんなことでしょうか 「やっぱりツメが甘いというか、相手が効いた時に最後まで一気に詰められてないことですね。勝つだけじゃなくて、内容でもしっかりアピールしないといけないと思います」 ——そういう意味では6月24日の熊野戦は勝利はもちろん内容も問われてきますね 「はい。全てで相手を上回って圧倒して勝ちたいと思ってます」 ——下位ランカーとの対戦はリスクもあると思うのですが 「初めにオファーを貰った時は少し考えましたけど、今年は勝負の年だし、決断しました。向こうにしてみたらランキングを上げるために必死で来るだろうし、モチベーションも高いと思います。僕は勝って当たり前、負けたら当然ランキングも落ちるだろうし、確かにリスクはあります。でも自分としてはあえて厳しい試合をして、自分の課題を克服するのはもちろん、タイトルマッチに向けてしっかりアピールすることを意識したいですね」 ——今年は勝負の年と言われましたが、いまはボクシング一本の生活ですか 「3月いっぱいで仕事も退職して、今はボクシング三昧の生活です。タイトルを獲るためには自分を追い込んでいかないといけないし、よりボクシングに集中できる環境になりました。次の試合もそうですが、とにかく守ってられないし、もっともっと攻めていかないといけないと思ってます」 ——大好きな沖縄にもずいぶん行っていないと聞いてます 「そうなんです。タイトルを獲るまでは沖縄も封印ですかね(苦笑)。仕事を辞めたこともそうだし、色んな意味で自分を厳しく追い込んでいこうかなと」 ——現在の日本ライト級チャンピオンは今年4月にタイトルを奪取した三垣龍次選手ですが、加藤選手も実は過去対戦していますね 「2007年の10月に戦って判定で負けた相手です。判定も1ポイント差ぐらいだったんで、是非タイトルマッチでリベンジしたいです。そういう意味では三垣選手は一番意識してる選手かもしれませんね。なにしろ僕の夢は世界チャンピオンになることなんで、周りを認めさせるためにも日本タイトルはしっかり獲りたいと思ってます」 ——その前にまずは6月の試合ですね 「はい。観ていても盛り上がる試合をしたいと思ってます。もちろんKOで勝ちますよ。だから皆さんも是非ホールまで足を運んで観戦してもらえると嬉しいです。応援よろしくお願いします!!」


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posted by 野口弘宜 |12:56 | 対談・インタヴュー | トラックバック(0)
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2009年06月18日

田中栄民の徒然なるまま日々のこと 今年の新人王トーナメントにも注目!

今年の新人王トーナメントにも注目!
 ボクシング好きの皆さんは、タイトルマッチ以外の試合も当然チェックしていることと思うが、やはりルーキーの登竜門とも言える新人王トーナメントは、今後のチャンピオン候補を発掘する意味でも要注目だ。  各階級で東日本と西日本に分けてトーナメントを行い、東と西の王者が毎年12月に全日本新人王をかけて勝負する。全日本新人王には日本ランキング最下位のポジションが与えられるとあって、新人ボクサーからランカーへ一気に飛び級する大きなチャンスでもあるわけだ。  もちろん新人王を獲ったからと言ってチャンピオンになれると決まったわけじゃないんだが、新人王を獲ったボクサーには輝きがあるというか、ひとたびブレイクすると一気に輝いてくるんだよね。  とは言ってもまだまだ4回戦の選手たち。つまり元々の才能で勝負してる場合が多いから、そういう意味では新人王というのはある種の才能の証明であり、その後キャリアを積んでしっかり努力を怠らなければその才能が大きく開花することもあるということ。  今年の新人王トーナメントにもうちのジムからも16人のルーキーたちが出場したが、ライトフライ級の前田健太、フェザー級の緒方勇希をはじめ何人かは獲ってくれそうな気がしてる。  去年はライトフライ級の青野弘志が全日本新人王を獲得して、今年も青野に続く新人王が生まれることを願ってる。ボクシングファンの皆さんも「先物買い」には持ってこいだし、活きの良いフレッシュの新人ボクサーの熱い戦いに注目して欲しい。


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posted by 田中栄民 |14:38 | 田中栄民の徒然なるまま日々のこと | トラックバック(0)
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2009年06月15日

田中栄民の徒然なるまま日々のこと 金沢のタイトルマッチを振り返って

金沢のタイトルマッチを振り返って
 6月8日の金沢(知基・日本スーパーバンタム級6位)のタイトル初挑戦は、9回KO負けという残念な結果で終わってしまった。金沢は積極的に前に出て、根性もあったし、勝とうという気持ちも見えた。だが、いかんせん攻撃が正直すぎて、キャリアで勝るチャンピオンの木村(章司・花形)君にタイミングを完全に読まれてしまって、内容的に見たら木村君の完封勝ちと言って良かったと思う。  特に木村君のようなキャリアを活かした巧いタイプのボクサーは、対戦相手に合わせて攻略法を考えて戦うから、必然的に相手を読む能力に秀でてるんだよね。金沢はまだ勢いだけでボクシングをやってるようなところがあるし、木村君にしてみると読みやすい、攻略しやすい相手だったと思う。  一方の金沢はやりにくかっただろうね。言ってしまえば木村君はかみ合わない相手だった。金沢はもっと接近戦で打ち合いたかったんだろうけど、たぶん試合が終わって振り返ると、やりたいことはほとんどできなかったと思うんじゃないかな。つまり木村君は、金沢にそう思わせるようなボクシングをしたんだよね。木村君がそういうボクシングができるのもキャリアがあるからなんだよね。  金沢にしてみると、何をやっても当たらない。気持ちも焦ってくるし、大きいパンチを狙っていくんだけど、逆にカウンターを合わせられてしまう。将棋で言えば完全に詰められてしまってる状態。悪い流れにハマってしまって、金沢はそこから打開策が見いだせなかった。  もっと中間レンジで細かいフェイントを入れてタイミングをずらす努力をしてみたり、つまりもう少し駆け引きができるようにならないと木村君のような相手を崩すことはできない。例えば、ジャブの打ち方ひとつでもああいう局面を打開できる時もあるんだから。  ボクシングっていうのはすごく繊細なスポーツなんだよね。実力的に見たら2人に大した差はないんだよ。紙一重だと思うよ。ところが紙一重でどこかが狂い始めると、それが紙10枚分ぐらいになってしまうことがある。  そういう時にキャリアがあると深手を負う前に修正できてくるんだが、まだまだキャリアの浅い金沢だからしょうがない。そういう部分はこれから経験を積んで覚えていくことだし、今回のタイトルマッチは「大きな勉強」だったと思った方が良いよね。  タイトルは1回で獲れる時もあるが、何回かチャレンジして獲れることもある。1度タイトルに挑戦して失敗しても、そこで気持ちが切れてしまうか、さらに強くなって戻ってくるか。今後の金沢のボクシング人生にとっても大きな分かれ道になると思う。年齢的にも体力的にも金沢はまだまだやれると思うし、今回の敗戦を大舞台での貴重な経験だと思って、それを糧にこれからさらに厳しいトレーニングを積んでひとつ上のレベルのボクシングを目指してほしいよね。


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posted by 田中栄民 |17:09 | 田中栄民の徒然なるまま日々のこと | トラックバック(0)
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