2008年07月23日

田中栄民の徒然なるまま日々のこと 小堀から受ける刺激

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 小堀(佑介)が世界チャンピオンになった当初はジムもバタバタしていたが、ようやくいつもの雰囲気に戻って落ち着いてきた。ただ小堀がチャンピオンになってことはジムにとっても大きな刺激になってるよ。とくに世界戦を目前に控えたWBA1位の榎(洋之)が一番刺激を受けてるだろうね。練習にも相当力が入ってきてる。  先日の粟生(隆寛)くんとの一戦はお互い詰めきれずのドローに終わったけど、やっぱり世界を獲るためにはそこでもう一歩踏み出さないといけない。そのことは榎自身がよく分かってるだろうし、なにより身近な後輩の小堀が世界チャンピオンになり、「次は俺だ」っていう意気込みも高まってるはずだ。  榎に関しては、WBA一本に標準を合わせたようで、そうなると相手はインドネシアのクリス・ジョンになる。ジョンも本当に強いチャンピオンだし、榎にとっても当然厳しい試合になるが、小堀とともにジムを盛り立てる意味でも是非ベルトを獲ってきてほしい。  これはまだ不確定だが、年内に榎の世界戦と小堀の初防衛戦を同時に開催するダブルタイトルマッチだってできないことはないんだよ。お互いWBAの試合で都合も良いし、スケジュールさえうまく調整すれば可能だ。そうなれば日本のボクシング界も盛り上がるようなビッグな興行になると思うよ。  あとはこの2人に続く若い世代に期待してるんだが……。いま現在うちのランカークラスを見ても、正直なところまだまだといった感じだ。   斉藤(直人・日本ライトフライ級5位)、久永(志則・日本バンタム級5位)、加藤(善孝・日本スーパーライト級5位)あたりには頑張ってほしいところなんだがね。ここで頭一つ抜けられるかどうかでタイトルにぐっと近づける。日本チャンピオンになるのは一番難しいとも言われてるほどで、ここからが本当のボクシングの正念場だ。この壁を乗り越えるためには今までよりもさらに追い込んでボクシングに取り組まないといけないし、つまり中途半端じゃ前に進めないレベルになってくるということだな。  実際小堀だってそうだったよ。日本チャンピオンになるまでは腐ってた時期もあったし、それほど注目されてたわけでもない。でも日本タイトル獲得までここ一番であいつは力を発揮してきたということ。やらなきゃいけない時にしっかりやる、そうすることで少ないチャンスをモノにできるんだ。とにかく若い連中には小堀や榎の活躍が良い発奮材料になってくれると良いと思ってる。


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posted by 田中栄民 |13:29 | 田中栄民の徒然なるまま日々のこと | トラックバック(0)
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2008年07月19日

小堀佑介ロングインタビュー 2

--練習の方はいかがですか?

「ようやく朝も走り始めてジムワークもやってます。かなり体がなまってるんで、本格的な練習は体を作ってからですね」

--初防衛戦はWBA世界ライト級1位のパウルス・モーゼスとの指名試合になることが決まっています

「まだいつになるかは分からないんですが、年内にはあると思います」

--試合の興行権はドン・キング氏が持っているそうですね

「はい、場所や興行内容については萩森さんがマイアミまで行って直接ドン・キングと交渉していて、ただ相手が相手だけに交渉は難航しそうです。できれば日本でやりたいんですが、その場合はこっちで興行権を買い取らないといけなくて……」

--海千山千のキング氏だけにものすごい金額を提示してきそうですね

「そこは正直心配です。ただ、僕はあれこれ言う立場じゃないのでしっかり練習して、いつ試合が決まっていいように準備しておくだけですね」

--モーゼス選手の印象はいかがですか?

「どんなボクサーかあまりよく分からないんですが、手足が長くて足も使える選手という印象ですね。アルファロとはお互いファイターで相性が良かったこともありましたが、モーゼスはまた違うタイプの選手だと思うんで、しっかり対策を練りたいと思ってます」

--小堀選手は打ち合いにこそ力を発揮するタイプだと思うんですが、前回のアルファロと違って次回はいかに打ち合いに持っていけるか、という部分がカギになりそうですね

「そうですね。モーゼスは足のある選手だと思うので、自分のペースで得意の打ち合いに持っていくのは難しそうですね。アウトボクシングや足を使われた時にどう追うか。僕も足が使えるようにならないといけないし、フットワークはこれからの練習の課題にもなってくると思ってます」

--モーゼス選手もそうだと思いますが、これからは相手も小堀選手を当然研究してくるだろうし、そういうことは意識しますか?

「しますね。きっとこれからはポイントアウトするようなボクシングだったり、巧さも求められてくるだろうし、もっと総合的に強くならないといけないと思ってます。例えばイーグルなんかはホントにコンプリートファイターじゃないですか。自分の長所を活かしながら、いかにコンプリートに近づけるかっていうことかもしれませんね、世界チャンピオンで居続けるということは」

--なるほど。これからの試合はすべて世界タイトルマッチになるわけで、ホントに気が抜けませんね

「気が抜けませんね。以前坂本(博之)さんに、世界に行くと全然違った景色が見えるっていうようなことを言われたことがあって。これからの試合はすべてが世界タイトルマッチで、日本だけじゃなくて世界の強豪たちがベルトを狙ってくるわけですから、確かに見えてくる景色はこれまでとは違いますよね」

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--世界を肌で知っている坂本さんだからこその言葉ですね。それにお話を聞いていても世界チャンピオンになって小堀選手の中で何かが確実に変わった印象を受けますよ 「そうですか? でもそうかもしれません。ボクシングに対する姿勢は世界チャンピオンになってからやっぱり変わってきました。だって本気でやらないと勝てない相手ばかりですからね。それに世界一を争う戦いができるわけですから、モチベーションも高いです」 --小堀選手のモチベーションって何なんでしょう? 「やっぱり純粋に最強の相手と戦えるってことですかね。アルファロもそうだったし、ああいうスリルのある戦いをしてると楽しいって思えるし、その刺激と興奮は何物にも代えがたいっていうか」 --カネや名誉よりも? 「そうですね。名誉欲はまったくないですし、お金はあるにこしたことはないですが、あまりたくさんあっても使い道に困っちゃうので。でも世界チャンピオンになったからには少しはお金も稼がないと、若い世代に対して夢がないかなとは思います…」 --特に小堀選手を見ていると、こういう言い方は失礼かもしれませんが、ピープルズチャンプというか、普通で平凡だからこそ逆に夢を与えられるんだと思います。スター性やカリスマ性じゃなくて等身大の若者が実力で成功を掴んだことの方がリアリティーがあるじゃないですか 「確実なのは僕はスターでもないし、カリスマでもないということです(笑)」 --それでは今後の夢というか目標みたいなものを聞かせてください 「もうここまで来たら凄い相手とやってみたいですね」 --パッキャオとか? 「やってみたいですね~(笑)。3階級制覇を狙ってるっていうから可能性もなくはないですもんね」 --場所はやっぱりラスベガスで? 「最高の舞台ですね。まあ僕としては後楽園でも全然構わないんですけど…」 --パッキャオ呼んで後楽園はないと思います(笑) 「すいません…。でもそうしたら僕もお金稼げますかね?」 --ベガスでパッキャオとだったらファイトマネーも相当貰えるんじゃないですか 「ですよね。なんかやる気出てきました。そういう試合が出来るように、とにかくいまは一戦一戦、目の前にある試合だけに集中してやってくしかないです」 --小堀選手の初防衛戦、そして将来のビッグマッチを期待しています。いずれフェラガモの似合う男にもなってください(笑) 「ありがとうございます。でもフェラガモはちょっと……」


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posted by 角海老宝石広報室 |16:02 | 対談・インタヴュー | トラックバック(0)
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2008年07月16日

『正当防衛』 村木田一歩

『正当防衛』
穏やかではないテーマだけど、ボクサーにとっては、とても大事なこと。 些細なことをきっかけにして始まったケンカが、言葉の応酬だけで収まらず、殴り合いに移行し、結果的に警察沙汰になってしまった場合のことだけど、 この場合、その暴力沙汰の原因が何だったのかよりも、暴力の行使そのものが焦点となる。ここがまずポイントだ。 勿論先に手を出した方が、より大きな咎めを受けるのは当然だけど、 結果的に当事者が共に傷ついてしまったような場合には、双方に傷害罪が問われることになる。 つまり、ケンカ両成敗ということだ。 そして、たとえ起訴されない場合でも、両者には罰金とか科料とかが待っていて、軽く数十万円も取られることにもなる。 その上、場合によっては相手方から民事訴訟を起こされ、損害賠償を請求されるリスクさえもあるのだ。 とにかくまず、殴り合いは高くつくということを忘れないこと。 次に押さえておくことは、最初に肉体的攻撃を受けた方が、そのままやられるのに任せたら大きなダメージを受けそうだと判断して、防御的な反撃に出たときに生ずる正当防衛の問題、 いわば一種の緊急避難は認められているという点だ。 しかしこの場合でも、相手の攻撃を封じる為の純然たる防衛的行為のつもりだったとしても、 結果的に相手に必要以上の大きな傷害を与えてしまった場合には、 その反撃は過剰な防衛と看做されてしまい、免責にはならなくなってしまうことに注意しておくこと。 このへんが難しいところなんだけど、 そもそも口ゲンカが殴り合いになってしまった時点で、正当な防衛の範囲で反撃するという冷静な行動なんて取り得ないんじゃないかって思うんだけどね。 相手の方が人数が多かったり、こっちより強そうだと感じる場合ほど、反撃の反撃が怖くなるので、それは難しくなると思うし、 殴り合いになったら、初めは正当防衛のつもりだった応戦も、後はグチャグチャになってしまうだろうし……。 そもそも相手がテンパッてるのに、こちらがいつまでもクールでいられるかってこともあるし……。 で結論的に言えば、暴力沙汰を穏便に収束させるにあたっては、こちら側に体力と度量に十分余裕があって、 なおかつ自身を含めた当事者たちが過大に傷つかないような、冷静な状況判断に基づいた行動をとることが求められているということなのだ。 そんなこと到底無理だな。 となると、自分としてはもう少し穏便に毎日を過ごすしかないな。 暴力沙汰の後には、メンドウな後始末が山ほど控えていることに思いをめぐらし、男気を抑えて、我慢と自重ということか……。 それからね、全く違った場面、つまり自分に対する攻撃ではなく、第三者が不当な攻撃を受けている場に遭遇して、その人を助ける目的で加害者に攻撃を仕掛けた場合のことだけど、 これは、一般的に正当防衛という概念を逸脱していると言われているのだ。 つまり、現在の日本の法律は正義の味方の活躍を求めてはいないし、結果的には見て見ぬ振りを暗に増長させているのではないかとさえ思える。 終わりに、以上の全ての事柄をプロボクサーの場合に当てはめて考えてみる。 この場合、例えそのイザコザの原因が100%相手方にあって、その先制的で理不尽な攻撃に対する純然たる防御であったとしても、相手に打撃を加えた時点で、これはもう圧倒的にボクサーの方の非が大きいと判断されてしまう。 どんな状況であろうと、ボクサーは手を出した時点でオールアウト。 後は情状の問題が残るだけなのだ。 あえて極論すれば、相手が凶器を持っているような場合でない限り、ボクサーに正当防衛の適用は有り得ないと思っていい。 君のそのパンチは相手をチョットだけ脅かすように、ほんのかすり傷を負わせるようには打ち慣れていないはずだし、 要するに君のその手は、凶器と看做されているということを忘れないように! その意味でボクサーは、立場的には拳銃を所持している警察官に近いものがあるということなのだ。 そして、一般人ならウマイこと金で解決できるようなことでも、ボクサーの場合だと二度とボクシングができなくなる可能性も大きいのだ。 柔道や総合格闘技をやっている人たちなら、絞め技やら関節技やらでいろいろ対応できるのだろうけど、 君のやっているのは、あいにくとボクシングなんだからね。 君はいつも両手にナイフを持っているのだということをくれぐれも忘れないように! サーシャ・バクティンがどれだけの時間を浪費したかを思い出してほしい。 で、ヤバイ時には、君は得意のウィービング、ダギング、ブロッキングなどの防御技を駆使して、相手の攻撃をクールにかわせばいいのだ。 でも一番いいのは、殴り合いになる前に、とにかくその場から逃げることだ。 負けるはずないんだから、とても悔しいだろうけどね……。 (追) 6月に喪があけたD・S君、9月の試合楽しみに待ってるよ!


posted by 村木田一歩 |17:03 | コラム-リングサイド | トラックバック(0)
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2008年07月15日

小堀佑介ロングインタビュー 1

 WBA世界ライト級チャンピオン、小堀佑介がようやく練習を再開した。世界タイトル獲得後は取材や挨拶回りなどに追われ、あまりの忙しさに「逃げたくなった」と言う若干憂鬱気味の新チャンプだが、年内に予定されている初防衛戦に向けて再始動。いよいよチャンピオンロードの第一歩を踏み出す「世界の小堀」に、近況や今後についてざっくばらんに語ってもらった。

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--チャンピオン、ご無沙汰しております。一時は取材の連絡が付かずついに逃避行か、と思ったのですが、いかがお過ごしでしょうか? 「あの時はホントに電話出れずにすいませんでした…。もうすべてから逃げたしたくなってしまって。毎日挨拶回りが続いて断ればいいのに僕はノーと言えない男らしくて、夜も毎晩酒飲んでたんで正直辛かったです…」 --そんなことだろうと思ってました(笑)。あまり社交的ではないのにそれは大変でしたね。 「そうなんです。まったく社交的な人間じゃないですよ、僕は。だいたい1人でいるのが好きな方で、部屋でゴロゴロ寝ころんだりしてる時に一番幸せを感じるような男ですから。ただ世界戦が終わってから今までの1カ月半は取材や挨拶回りとかで毎日何かしらあるから、1人になれることが少なくて…」 --しかし寝るのが趣味と言う小堀選手が毎日夜まで忙しいとなると睡眠時間もだいぶ減ったんじゃないですか? 「それが一番堪えました…。寝ることが僕の唯一の趣味ですから。しかも寝ててもすぐ目が覚めてしまうんです。夢も殺される夢とかそんなのばっかりで、毎晩3回くらい息が詰まって目が覚めちゃうんですよ」 --そんな夢ばかりだったらかなり寝苦しいですね。しかし小堀選手の言う睡眠時間が短いっていうのは具体的にどれくらいなんですか? 「最近は10時間もいってないです」 --10時間ですか……。一般の人たちの平均睡眠時間は6~8時間ぐらいですから、それぐらい寝てれば十分な気もするんですが 「いや僕の場合は最低12時間は寝ないと寝た気がしませんね(キッパリ)」 --それはむしろ寝すぎな気も…? 「でも僕はそれぐらい寝ないとダメなんです。できれば1日中ずっと寝てたいぐらいです、ホント」 --そんなに寝るのが好きですか(笑)。でもまあそれだけ世界チャンピオンになるというのは大変なことだし、とりあえずお祝いムードも落ち着いたようなので、これからはノーと言える男にもなりましょう! 「はい、努力します…」 --いま一番したいことはなんですか? 「そうですね……、練習がしたいです」 -おっとそれは珍しく意欲的な発言で(笑) 「確かに今までそんな風に思ったことは一度たりともないんですけど(笑)。ただもう1カ月以上体を動かしてないし、酒太りもしてるんで、いい加減そろそろ動き始めないとマズイです」 --なるほど。それでは今後のことを聞く前に、少し世界チャンピオンになった心境みたいな部分も聞かせてください。例えばご両親はボクシングを始めることに猛反対していたと以前聞きましたが、世界チャンピオンになったことでご両親の反応はいかがでしたか? 「なんと言っても地元の四街道市(千葉県)から市民栄誉賞ももらいましたし、さすがに嬉しかったんじゃないでしょうか(笑)。一応、自分からは高級寿司店に両親を連れていってあげました。以前会長に連れていってもらった大塚のお寿司さんですけど、当然自腹で行くのは初めてだったんで緊張しましたけど…」 --支払いは大丈夫でした? 「3人で5万円とかでやっぱり高いなあと思いつつ、カードなんて持ってないので現金で払っときました(笑)」 --そろそろカードも一枚くらい作りましょう(笑)。それと会長からはフェラガモのスーツを頂いたと聞きましたが 「はい、ベルトやシャツも含めスーツ一式フェラガモで揃えて頂きました。ただ自分が着てもまったくフェラガモに見えないですけど(苦笑)」 --確かに今日もめちゃくちゃラフな格好ですよね(笑) 「(『あしたのジョー』のTシャツに短パン、ビーチサンダルという出で立ちで)たぶんこの街で一番世界チャンピオンに見えない格好してますよね。でもさすがに自分にはまだフェラガモは着こなせません…」 --世界チャンピオンになって何か心境の変化みたいなものはあります? 「えーと、なんですかね。生活自体はあまり、というかまったく変わってないんで…。あ、パチンコをやらなくなりました」 --そうですか、ギャンブル好きで知られてるあの小堀選手がですか 「はい、ギャンブルはもういいかなってなりました」 --確かに今の小堀選手にとってはボクシングから得られる刺激の方が大きいんでしょうね 「そうなんですかね。たぶんそうなんだと思います」 --実際、5月19日のアルファロ選手との世界戦は文字通りやるかやられるかのスリリングな戦いでした 「正直アルファロのパンチはヤバかったですね。そんなにもらった記憶はないんですが、一発右をもらっただけで左目がバッチリ腫れてましたから」 --2回には4回戦以来のダウンも取られました 「あれでヤバイと思いました。とにかく萩森さん(世界戦のプロデューサーで、小堀選手のマネージャー兼プロモーターに就任)をはじめ色んな人たちの顔が思い浮かんで、恥ずかしい姿だけは見せられないと思って、あの後は玉砕覚悟で行きました」 --でもすぐにレフリーがダウンを取ってくれたことで逆に追撃されずに済んだというラッキーな部分もあったんじゃないかと 「ホントそうですね。あのまま追い込まれてたらどうなってたか分からなかったですから。運も味方してくれました」 --そして3回に入ってからは右から返しの左フックというコンビネーションが見ているうちにだんだんタイミングが合ってきて。あれは意識してタイミングを合わせていったんですか? 「いやまったく無意識です。とにかくあのコンビネーションは田中先生とずっと練習してきたんで、自然に出ました」 --しかしあの重たくて危険なアルファロ選手のパンチをかいぐぐってですから、前に踏み込む勇気というのは相当なものだったと思います 「勝っても負けても恥ずかしくないように、というのが一番大きな部分だったので、自分としては後ろに下がらずとにかく攻め続けようと」 --やはり小堀選手もいつになく気合が入っていたように思います。まず入場の時の表情が本当に野武士みたいでかっこよかったですよ。あんな小堀選手の表情は見たことがなかったので 「(照れ笑いしながら)確かに入場の時から気持ちは入ってましたね」 --やっぱりそれだけの舞台でした? 「今までで一番強い相手、世界で一番強い人と戦えるわけだし、負けたらもうボクシングはやめようとも思ったいたんで、入場からいつもと違った感じでした」 --分かりました。それではそろそろ今後のことについても聞かせてもらいます……(2へつづく)


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posted by 角海老宝石ジム |18:33 | 対談・インタヴュー | トラックバック(0)
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