2007年06月30日

[秋葉慶介]日本タイトル挑戦

97年エディ・タウンゼント賞受賞の名伯楽、角海老宝石ジムの「先生」こと田中栄民チーフトレーナーが選手のことやジムでの出来事、試合の裏側などを毎月語ってくれます!!

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日本フェザー級6位の秋葉(慶介)が7月7日、王者・粟生(隆寛)君が持つタイトルに挑戦する。秋葉は移籍組のひとりで、うちに来てから無敗の6連勝中と波に乗ってるし、初めて掴んだチャンスに意気込んで練習に励んでる。 粟生君は宮田(芳憲)が判定負けし、(渡邉)一久がチャンピオン時代に対戦を切望して実現しなかったり、角海老とは少なからず因縁のある相手だから、秋葉にはこのチャンスをモノにしてほしい。 とは言っても下馬評では断然粟生君だろうし、粟生君はやっぱり高校6冠、幼い頃からボクシングを始めた本当のエリートボクサーだけあって、キャリアもあるし本当に巧い。パンチャーというよりも技術を駆使したカウンターボクサーの印象が強いかな。 ただ秋葉も少し一久に似てるところがあって大舞台には強いし、詳細は明かせないけど粟生対策はしっかりやってるよ。粟生君の苦手な部分をしつこく突いていこうと思ってる。もちろんベルトを獲るつもりだよ。元々は榎、一久と角海老が巻いていたベルトでもあるからね。 ボクシングファンのみなさんは7月7日は是非会場に足を運んで少しでも秋葉の力になってほしい。本命二重丸と完全ノーマークの大穴の対戦っていう構図だし、当然チャンピオン陣営は初めての防衛戦ということもあって、完全に秋葉を格下の相手だと思ってるはずだし、ここはなんとか一泡吹かせてやりたい。ボクシングは何が起こるか分からない、秋葉の「下克上」に期待していてくれ。


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posted by 角海老広報室 |16:53 | 田中栄民の徒然なるまま日々のこと | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年06月28日

[続]審判員

長年ボクシングを見続け、自他共に認める大のボクシングファン、村木田一歩氏の独善コラム!

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前回はレフェリーの事しか書けなかったので、今回はジャッジのこと。ジャッジというと、ジャッジをする人という意味と共に、採点する行為を含めたニュアンスがある。レフェリーもするが試合によってはジャッジもする審判員もいるが、年齢のせいなのか、ジャッジだけしかしない審判員もいる。止められるのが遅いの早いのと同じくらい採点についても文句を言われて、弁解の説明の場も与えられず、その上僅かな報酬で、全く損な役回りだ、ジャッジというのは。 試合の採点は4つのポイントに基づいて、優劣を評価することになっている。 [1] Clean Effective Hit [2] Aggressive [3] Defense [4] Ring Generalship 1.的確で有効な打撃ということ。相手にどれだけダメージを与えたかがポイント。 2.攻撃的な姿勢であったかということ。 3.相手の攻撃をいかにして防御したかということ。 4.試合態度が堂々として、試合運びなど戦術面も優秀であったということ。 ジャッジは上記4ポイントに基づいてラウンドごとに両者の優劣を決することになるのだが、多分殆どの場合[1][2]によって判断しているのではないだろうか。[1][2]によって甲乙付け難いラウンドなら[3][4]によってもそれを決めるのは少々無理なのではないかと思う。特に[4]などは結局のところ意味がよく分からないし、ここで優れているボクサーなら[1][2]で既にポイントを稼いでいるだろうと思うよ。全くの英訳からきているので、日本の武道の精神みたいなものを言っているのかなとも思うけど。 それで、採点の現実についてだけど、[1]と[2]とで特に優先度に差を付けているわけではないのだろうが、やはり、[1]に関する評価が最も大きいのに異論はないのではないか。しかし、物凄い有効打がタテ位置からで見えなかった場合もあるだろうし、実際には腕でブロックされたブローをナイスボディと見間違う場合も、ラウンド終了のゴングが鳴ってコーナーに戻るボクサーのアクションに惑わされる場合さえも、ありうる。だから三者三様というのも十分有りうるわけで、いちいちカリカリしても始まらない事を知るべきだ。ただ関東と関西の場合、お互いに対抗意識が強く、審判の交流もないせいか、ホームとアウェイとでは首を傾げるような判定もあるようだな。


posted by 村木田一歩 |14:02 | コラム-リングサイド | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年06月26日

[秋葉慶介]タイトルマッチ直前インタビュー

7月7日に日本フェザー級王者・粟生隆寛(帝拳)に挑戦する同級6位、秋葉慶介の試合直前インタビュー!!

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--タイトルマッチに向けて仕上がり具合はどうですか? 「あと1週間仕上げのスパーをして練習は上がります。やっぱり初めてのビッグチャンスなので今まで以上に練習にも力を入れてきたし、気合も入ってますよ。特に朝のロードは坂本(博之)さんが付いてくれてるので引き締まった気持ちになるし、充実した練習ができてます。準備は万全です」 --秋葉選手は角海老宝石に移籍して6連勝中と波に乗っています。この勢いでタイトルも是非手に入れたいところですね 「はい。今は流れで来ているので、この時期にタイトルマッチができるのは良いことだと思います」 --タイトルマッチを意識したのはいつ頃ですか? 「自分的には昨年9月の小林生人(横浜光)戦に勝ってランカー入りした頃からタイトルを意識し始めました。今年の2月に最後の試合が終わってからもすぐに練習を再開して、そうしたら3月末に粟生君の最初の防衛戦の相手に、っていう話が来て。これはもうおいしすぎる展開だなと(笑)」 --チャンピオンの粟生選手は高校6冠の超エリートボクサー、タイトルマッチ以上に注目度の高い相手ですよね 「そうなんですよ。それが一番おいしい。だから僕が食っちゃいます(笑)」 --まさにメインディッシュにふさわしい相手だと。粟生選手についてはどういうボクサーだと思ってますか? 「ポイントの取り方がすごく上手ですよね。強いというより巧い選手だと思ってます」 --対策は? 「(トレーナーの)田中先生と粟生対策をばっちりやってます。内容を言っちゃうと意味がないんで試合までのお楽しみということで。ただ、気持ちで圧倒してやりたい。気持ちで上回って粟生君の心を折ってやりたいと思ってます」 --下馬評では粟生選手が勝って当然という予想だと思いますが、その辺についてはどうですか? 「初めての防衛戦の相手に選ばれたということは、向こうは僕のことを格下だと思ってるわけですから。でも逆に粟生君は勝って当たり前、そのうえ内容も問われるわけですから精神的なプレッシャーも大きいはずですよ。僕の方はどんな形でも勝てば良い、気持ち的にはずっと楽。粟生君は僕に負けたら大変ですよ(笑)」 --確かにそうですね。元々フェザーのベルトは榎、渡邉両選手が巻いていた角海老にとっても馴染みのあるベルト。ジムとしても取り戻したいと思ってるはずです 「はい。長い間うちにあったベルトですからね。この機会に取り返したいと思ってます」 --それでは最後にファンの皆様に一言 「一世一代のチャンスだと思ってます。今までで一番厳しい試合になるとは思いますが、気持ちの伝わる試合をしたいと思っていますので、応援よろしくお願いします!!」


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posted by 角海老広報室 |20:55 | 対談・インタヴュー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年06月24日

5/27新宿FACE「第1回ルーキーズマッチ」

「グリーンボーイに実戦機会を与え、行く行くは新人王に辿り着ける選手をB-tightから輩出したい」(瀬端幸男プロデューサー)という趣旨で始まった「第1回ルーキーズマッチ」。デビュー戦、あるいは1敗の選手のみに出場資格が与えられた同大会に、角海老宝石ジムからは4選手が参戦した。

5/27 東京・新宿フェイス 「第1回ルーキーズマッチ」
☆L・フライ級4R
塩澤 直紀(角海老宝石) [KO1R1:24] 岡村 敏正(帝拳)×

先手必勝とばかりに、試合開始と同時に積極的な前進を試みたのは、三十路での初陣となった岡村。塩澤をロープに詰めたところで一旦ブレイクがかかっても、手を止めることなく連打で攻めて出た。ところが塩澤の右アッパーがアゴ先に決まり、岡村はヒザを揺らす。それでも詰め寄った岡村だが、塩澤はニュートラルコーナーを背負いながら応戦。右フックでバランスを崩させ、ワンツーで追撃すると、岡村はキャンバスに転がった。再開後も塩澤は真正面から突っ込んでくる岡村に右ストレート。更に右ストレートを浴びせて、岡村のヒザが折れたところでレフェリーは勝負ありと見なし、2ノックダウンによる塩澤のKO勝利が告げられた。

☆フェザー級4R
ディエゴ瀬良垣(角海老宝石) [判定4R 3-0] 渡辺 剛(帝拳)×

心機一転、本名からリングネームに改名したディエゴは、好戦的なボクサー型の渡辺とストレート系のパンチを交換。プレスをかけながら、左ジャブ、右ストレート、右アッパーを的確にヒットさせ、幸先の良いスタートを切る。身長・リーチで若干劣るディエゴは2R、左の差し合いを制し、時折渡辺の顔面を跳ね上げるなどして、着実にヒットを積み重ねる。3Rもディエゴは小刻みに左ジャブを放ちつつ、左右の連打を繰り出し、合間に右アッパー、右ストレートで渡辺をグラつかせた。この試合に向けて、約12kgの過酷な減量を耐え抜いたディエゴのスタミナは、最終4Rに突入しても依然旺盛。両者激しく手数を出し合う中、左ジャブ、右ストレート、右アッパーを正確にヒットさせ、ラウンド後半には右フックのクリーンヒットを奪い、決定的なポイントを掴み取った。公式採点は40-36、40-38、39-38の3-0。2月のデビュー戦では苦汁を舐めたディエゴは初勝利を飾った。

☆フライ級4R
青野 弘志(角海老宝石) [TKO2R1:14] 山田 信基(ライオンズ)×

フライ級とは思えぬ長身の山田と対峙した青野は、頭ひとつ分の身長差に、開始当初は少し硬さが垣間見えたが、早々に右フックをヒットさせると、痩身の山田とのパワー差を確信したか、上体を左右に振りながら左右フックを繰り出して精力的に前進。ラウンド中盤からは右フック、左ストレートのコンビネーションで再三山田をロープに詰めて防戦に回らせ、青野の圧倒的優勢のうちに初回終了のゴングが鳴り響いた。2Rも青野は多少のパンチは貰いながらも、エネルギッシュな攻撃で山田をロープ・コーナーに追い込んで連打をまとめ、リング中央では右フックのカウンターを奪う。ワンサイドの様相が呈し始めたラウンド中盤、青野はロープ際で右フックを鮮やかにヒットさせ、フォローを打ち込むと、山田は力尽きるようにダウン。レフェリーは即座に試合終了を宣告した。

☆S・バンタム級4R
×森 康二(角海老宝石) [判定4R 3-0] 新田 悟郎(ワタナベ)  

背格好・ボクシングスタイル・風貌がどことなく似通り、実力も伯仲している両者は、主導権争いを展開。手数で森、有効打で新田という図式で進んだ試合は、採点の振り分けが難しい微差のラウンドが続いた。その中で右フック、右ストレートで森のバランスを崩させるシーンを作った新田が競り勝つ結果となった(採点は三者ともに39-38)。右のブローをチョップ気味に放つ癖が見られた森は、そのウィークポイントを矯正していきたいところだろう。

posted by kadoebi1 |17:34 | 試合レポート | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年06月22日

イーグルの防衛戦

97年エディ・タウンゼント賞受賞の名伯楽、角海老宝石ジムの「先生」こと田中栄民チーフトレーナーが選手のことやジムでの出来事、試合の裏側などを毎月語ってくれます!!

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先日行われたイーグル(京和)の防衛戦は完勝と言っていい内容だったな。挑戦者の八重樫(東=あきら)君はプロ7戦目で世界挑戦のチャンスを掴み、勝てば世界タイトル奪取の日本最短記録となるはずだった。そのことをメディアも大きく報じていたが、やはり世界はそんなに甘くなかったということに尽きるんじゃないかな。八重樫君は世界の壁というものをイーグルと拳を合わせてみてはっきり分かったと思う。 ただこちらとしてもルーキーだからといって甘く見ず、しっかり準備を積んできたし、実際試合後に分かったことだけれど顎が砕けながらも最後までリングに立ち続けた八重樫君のファイティングスピリットには敬意を表したい。活きが良いし、パンチもある素晴らしい素質を持ったボクサーだと思うので今後の活躍を期待したいね。 今回のイーグルは前回のトレホ戦でダウンを喫したこともあって、丁寧に慎重にじわじわ攻めていく作戦だったんだが、1Rに良い右を2連発でヒットさせて完全にペースを掴んでからはもう横綱相撲だったと思う。イーグルは強打を持っているけれど、決してKOファイターじゃない。イーグルの特徴っていうのは体重移動をしなくても、パンチをバンバン打てる。だからしっかりポイントアウトするようなボクシングに徹すれば、イーグルを崩すのは難しいよ。トレホ戦では、イーグル自身がアピーリングな試合をしようとKOを意識し過ぎてああいう結果になったような気がするけど、今回は勝ちに徹したイーグルらしいボクシングができてた。 一方の八重樫君はイーグルの右に対して左を合わせていく作戦だったような気がするけど、イーグルの右の軌道は本当に独特なんだ。さっきも言ったけど、体重移動をしなくてもパンチが打てるから色んな角度、体勢からパンチが飛んでくる。八重樫君はかなり苦しめられてたし、最後まで対応することができなかったんじゃないかな。
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イーグルもこうなると、気持ち的には統一戦しかないよな。やらしてあげたいよね。タイから身ひとつで日本に来て、もし世界統一チャンピオンになれたらもうこれ以上のサクセスストーリーはないよ。夢の舞台に立って、是が非でも2本のベルトを巻いてもらいたい。俺はイーグルにはその実力も資格も十分あると思ってるからね。


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posted by 角海老広報室 |13:33 | 田中栄民の徒然なるまま日々のこと | コメント(2) | トラックバック(0)
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