2007年04月28日
小雨のシモキタで高室洋臣、涙の初勝利!
'☆4月17日 東京・下北沢 北沢タウンホール 「Hopeful Fight Vol.1」(新田ジム主催)第4試合 バンタム級4R' ●高室 洋臣 [判定4R 3-0] 竹間 竜一(新田)× 約1万人のキャパシティを誇る有明コロシアムでのデビュー戦(1月3日)では極度の緊張に襲われ、本領を発揮できなかった高室のプロ2戦目の会場は、前回とは打って変わって定員294人の北沢タウンホール。区民会館の2Fに併設された小劇場には、後楽園ホールのような独特な雰囲気もなく、また佐藤直樹トレーナーの緊張緩和工作(という名のちょっかい?)に「緊張する間もないですよ」と苦笑いを浮かべた高室は、地に足ついたメンタリティで勝負の舞台に立った。 試合開始早々、ボディ攻撃を中心にした左右ショートフックの連打を繰り出し、先手先手でグイグイと攻め込んで行った高室は、左フック・右ストレートで迎撃されてもたじろぐ様子はなく、手数で圧倒する好発進を切った。2Rも高室はクリーンヒットこそ多くはないものの、手数を伴った執拗な攻撃で竹間を押し、攻勢を印象付けた。3Rも高室は開始から猛然と攻めて出るが、ロープ際に押し込んで細かく手数を出していたところで、竹間の右フックを被弾。攻撃精度の低下も顕在化し、このラウンドはパワーに勝る竹間がペースを挽回した。最終R、持てる力を振り絞って息を吹き返した高室は、ショートパンチを矢継ぎ早に繋ぎ、竹間を守勢に回らせたが、終盤には竹間も反撃に転じ、火花の飛び散る打撃戦が展開される中、熱戦は終幕を迎えた。 判定はジャッジ3者とも39-38。パンチ力では劣ったものの、手数・回転力で勝った高室は終始、相手の間合いを潰し、自分の展開に引き摺り込んだことが勝因だったが、勝負の分岐点は経験の差にあったように思う。デビュー戦の竹間に対し、「敗北」という苦汁の味を知っているからこそ、高室は最後まで飽くなき闘志を燃やし続け、勝利へと帰着させることができたのではないか。 戦前「(デビュー2戦目にして)既に崖っぷちの心境」と語っていた高室は、この試合に進退を賭けていたという。それだけに試合後のドレッシングルームで腫れ上がった顔を氷嚢で冷やしながら呟いた一言には、首の皮が繋がったグリーンボーイの偽らざる実感が凝縮されていた。 「良かった。これでまたボクシングができる.....」 辛苦と歓喜を味わった男の次戦は6月15日。”ボクシングのメッカ”後楽園ホールのリングに初登場する予定だ(レパード玉熊ジムの桜井康弘とバンタム級4回戦)。
posted by kadoebi1 |16:42 |
試合レポート |
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