2010年03月19日
名門復権に向け注目選手が目白押し!
最近の角海老宝石ジムを見ていると、いよいよ本格的に若手の育成が進んできているような気がする。ここに来て、5月17日にスーパーフライ級6位の殿村雅史が同級OPBFタイトルマッチに挑戦することが決定。階級屈指の強豪チャンピオン、河野公平(ワタナベ)が持つベルトに挑む。厳しい試合になることが予想されるが、ジム関係者の間でも一皮剥けたと評判の殿村。善戦とは言わず、是非とも下馬評を覆えし、ベルトを奪ってきてほしい。 そして東日本新人王に出場する11選手が発表された。個人的な注目はスーパーバンタム級のコーチ義人とライト級の土屋修平。 コーチは昨年7月にデビューした、現在3戦3勝の19歳。中学卒業後、16才で角海老ジムに入門し、最年少の練習生としてこれまで学校が終わると制服のままジムに来て、プロに混じってスパーリングなど厳しいトレーニングを積んできたいわば角海老の「秘蔵っ子」。自ら「チーム田中」を名乗り、ボクシングだけでなく「人生の師匠」と仰ぐ田中栄民チーフトレーナーの下で、小堀佑介(元WBA世界ライト級チャンピオン)が完成させた、スピードと回転力を活かす田中流の攻撃型ボクサーとして成長著しいルーキーだ。 一方、土屋は元キックボクサーという経歴を持ち、キック時代には日本ウェルター級4位にランクされた実績を持つ23歳。土屋もコーチ同様に「田中門下生」で、デビューからまだ2戦だが、両試合ともに1回KO勝利を収め、キックボクサーとして鍛えたパンチ力とボクシングセンスはすでに関係者の間でも高く評価されている。 また、昨年の全日本新人王であるフェザー級の緒方勇希、スーパーバンタム級の鳥本大志がすでに日本ランキング入りし、この2人の今後にも注目したいところ。 すでに10人以上の日本ランカーを抱える角海老ジムだが、この中からも確実に何人かは今年中にタイトルマッチに挑戦するだろう。かつては常にチャンピオンが在籍し、ベルトが絶えなかった時代もあったが、それもすでに過去の話。現在のチャンピオン不在の状態をそう長くは続けられないという名門ジムとしての意地もあり、選手やトレーナーの間にも危機感、緊張感を感じられるのはむしろ良いことだろう。 また唯一のチャンピオンクラスである元OPBF・日本フェザー級チャンピオンの榎洋之も一人修行僧のような面持ちでさらにそのストイックさを先鋭化させ、最後のチャンスと4月23日に世界ランカーのフランシスコ・コルデロ(コロンビア)に挑む。榎の復活は、ジムにとっても大きな意味を持ち、是非とも世界再挑戦に向けて榎にはなんとしてでもコルデロに勝利してほしい。
posted by 野口 弘宜 |15:10 |
コラム-KNUCKLE IS THE SOUL |
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