2008年07月19日
小堀佑介ロングインタビュー 2
--練習の方はいかがですか? 「ようやく朝も走り始めてジムワークもやってます。かなり体がなまってるんで、本格的な練習は体を作ってからですね」 --初防衛戦はWBA世界ライト級1位のパウルス・モーゼスとの指名試合になることが決まっています 「まだいつになるかは分からないんですが、年内にはあると思います」 --試合の興行権はドン・キング氏が持っているそうですね 「はい、場所や興行内容については萩森さんがマイアミまで行って直接ドン・キングと交渉していて、ただ相手が相手だけに交渉は難航しそうです。できれば日本でやりたいんですが、その場合はこっちで興行権を買い取らないといけなくて……」 --海千山千のキング氏だけにものすごい金額を提示してきそうですね 「そこは正直心配です。ただ、僕はあれこれ言う立場じゃないのでしっかり練習して、いつ試合が決まっていいように準備しておくだけですね」 --モーゼス選手の印象はいかがですか? 「どんなボクサーかあまりよく分からないんですが、手足が長くて足も使える選手という印象ですね。アルファロとはお互いファイターで相性が良かったこともありましたが、モーゼスはまた違うタイプの選手だと思うんで、しっかり対策を練りたいと思ってます」 --小堀選手は打ち合いにこそ力を発揮するタイプだと思うんですが、前回のアルファロと違って次回はいかに打ち合いに持っていけるか、という部分がカギになりそうですね 「そうですね。モーゼスは足のある選手だと思うので、自分のペースで得意の打ち合いに持っていくのは難しそうですね。アウトボクシングや足を使われた時にどう追うか。僕も足が使えるようにならないといけないし、フットワークはこれからの練習の課題にもなってくると思ってます」 --モーゼス選手もそうだと思いますが、これからは相手も小堀選手を当然研究してくるだろうし、そういうことは意識しますか? 「しますね。きっとこれからはポイントアウトするようなボクシングだったり、巧さも求められてくるだろうし、もっと総合的に強くならないといけないと思ってます。例えばイーグルなんかはホントにコンプリートファイターじゃないですか。自分の長所を活かしながら、いかにコンプリートに近づけるかっていうことかもしれませんね、世界チャンピオンで居続けるということは」 --なるほど。これからの試合はすべて世界タイトルマッチになるわけで、ホントに気が抜けませんね 「気が抜けませんね。以前坂本(博之)さんに、世界に行くと全然違った景色が見えるっていうようなことを言われたことがあって。これからの試合はすべてが世界タイトルマッチで、日本だけじゃなくて世界の強豪たちがベルトを狙ってくるわけですから、確かに見えてくる景色はこれまでとは違いますよね」--世界を肌で知っている坂本さんだからこその言葉ですね。それにお話を聞いていても世界チャンピオンになって小堀選手の中で何かが確実に変わった印象を受けますよ 「そうですか? でもそうかもしれません。ボクシングに対する姿勢は世界チャンピオンになってからやっぱり変わってきました。だって本気でやらないと勝てない相手ばかりですからね。それに世界一を争う戦いができるわけですから、モチベーションも高いです」 --小堀選手のモチベーションって何なんでしょう? 「やっぱり純粋に最強の相手と戦えるってことですかね。アルファロもそうだったし、ああいうスリルのある戦いをしてると楽しいって思えるし、その刺激と興奮は何物にも代えがたいっていうか」 --カネや名誉よりも? 「そうですね。名誉欲はまったくないですし、お金はあるにこしたことはないですが、あまりたくさんあっても使い道に困っちゃうので。でも世界チャンピオンになったからには少しはお金も稼がないと、若い世代に対して夢がないかなとは思います…」 --特に小堀選手を見ていると、こういう言い方は失礼かもしれませんが、ピープルズチャンプというか、普通で平凡だからこそ逆に夢を与えられるんだと思います。スター性やカリスマ性じゃなくて等身大の若者が実力で成功を掴んだことの方がリアリティーがあるじゃないですか 「確実なのは僕はスターでもないし、カリスマでもないということです(笑)」 --それでは今後の夢というか目標みたいなものを聞かせてください 「もうここまで来たら凄い相手とやってみたいですね」 --パッキャオとか? 「やってみたいですね~(笑)。3階級制覇を狙ってるっていうから可能性もなくはないですもんね」 --場所はやっぱりラスベガスで? 「最高の舞台ですね。まあ僕としては後楽園でも全然構わないんですけど…」 --パッキャオ呼んで後楽園はないと思います(笑) 「すいません…。でもそうしたら僕もお金稼げますかね?」 --ベガスでパッキャオとだったらファイトマネーも相当貰えるんじゃないですか 「ですよね。なんかやる気出てきました。そういう試合が出来るように、とにかくいまは一戦一戦、目の前にある試合だけに集中してやってくしかないです」 --小堀選手の初防衛戦、そして将来のビッグマッチを期待しています。いずれフェラガモの似合う男にもなってください(笑) 「ありがとうございます。でもフェラガモはちょっと……」
posted by 角海老宝石広報室 |16:02 |
対談・インタヴュー |
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