2011年12月04日
13日に行われた6階級制覇のマニー・パッキャオと3階級制覇のファン・マヌエル・マルケスによるWBO世界ウェルター級タイトルマッチ。2人が戦うのは実に3度目。初戦はドロー、2戦目は2-1の僅差判定でパッキャオが勝利し、マルケスにとっては3度目の正直となるか、それともパッキャオが因縁対決に終止符を打つのか。世界中が注目した世紀のライバル対決は、パッキャオが2-0(1人はドロー)の微妙な判定により辛勝、またしてもマルケスには煮え切らない結末となった。
マルケスはパッキャオの爆発力をうまく封じ込めていた。中盤以降はペースダウンしたものの、パッキャオの踏み込みに対して敏感にバックステップで対応し、カウンターや打ち終わりを狙う戦法をマルケスは高いレベルで行っていた。ただ終盤になってパッキャオが持ち前のスタミナと高い身体能力でより多くの手数を出したことがポイント差に繋がったということだろうか。お互いに決定打を欠いた接戦だったことは間違いないし、明確な勝敗を決めるのは確かに難しい試合だった。
試合後、マルケスは「過去2戦よりも今回の方が明確に僕が勝っていた。一体どうすればジャッジが勝ちを認めてくれるのか分からないよ」と自らの勝利を主張、家族と相談して現役を続行するかを決めるとのことだ。一方のパッキャオも当然「自分が勝っていた」と話しており、再戦が組まれれば戦う意向を示したという。
しかしパッキャオには5階級制覇のフロイド・メイウェザーとのスーパーファイトが行われる予定。ファンとしてはマルケスとの4度目の対戦よりもメイウェザーとの一騎打ちの方が観たいような気がするが、そこはプロモーターサイドの思惑も複雑に絡み合うところ。いずれにしてもワールドボクシングはまだまだパックマンを中心に動いていきそうだ。
posted by CRK |15:09 |
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2011年05月09日
元WBA世界Sウェルター級王者で同級4位の石田順裕が、ボクシング世界最高峰の舞台ラスベガスでやってのけた。4月9日、ノンタイトルの8回戦で27戦全勝の次期世界王者が期待されていたWBO世界ミドル級4位のジェームス・カークランド(米国)と対戦。極東から来た35歳を相手にカークランドの勝利は手堅いと思われたが、なんと石田は初回1分52秒、合計3度のダウンをカークランドから奪って大番狂わせのTKO勝利。
石田の勝利は衝撃のアップセット劇となったわけだが、本場ベガスで世界中のボクシング関係者が注目する中、将来有望なスター候補を相手に日本人が勝利したことは快挙であり、その意味は日本のボクシング界にとっても大きいはずだ。今後日本人ボクサーのベガス進出を後押しするきっかけとなれば良いし、また日本のボクシング関係者は国内だけでなく、これからは石田のように積極的に海外に目を向けてほしいとも思う。
米国以外にもメキシコなどの中米、フィリピン、タイなどのアジア諸国、ボクシングのマーケットは日本国内だけではない。日本人ボクサーにとっても海外での試合経験や武者修行を通して世界を肌で知ることは大きな経験だし、世界の各地で日本人ボクサーが活躍するようになれば、ボクサーやファンにとっても夢がある話なのではないだろうか。
石田は今後も海外を舞台に試合をしていくとしており、カークランドを倒したことで石田の注目度、ランキングも上がることは確実。世界再挑戦の機運が高まる可能性も十分にあるだろう。いずれにしても石田の動向からは今後も目が離せなさそうだ。
posted by 野口 弘宜 |17:43 |
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2011年01月27日
WBA世界Sフェザー級王者の内山高志(ワタナベ)がこのほど、WBAのアジア最優秀選手賞を受賞した。同賞自体過去に例がなく、初の受賞者という。内山のために新設された賞とみられ、あらためて内山が世界的な評価を得ているボクサーであることが証明された。
これで内山の知名度が世界のボクシング関係者の間でも高まったのは間違いなく、世界進出の期待が俄然高まる。日本のボクサーが本場ラスベガスの地でリングに立てば、日本ボクシング界にとっても快挙。そうなれば一気に日本のボクシング人気が本格的に復興することにもつながるはずだ。
その前に、内山は1月31日に同級の現日本王者で世界4位の三浦隆司(横浜光)と3度目の防衛戦を行うことが決まっており、まずはこの日本人同士の世界戦が楽しみだ。三浦と言えば、初めての日本タイトル挑戦は2007年9月、当時の日本王者は角海老の小堀佑介(元世界WBAライト級チャンピオン)だった。
安定王者として君臨する小堀と、階級1位だったサウスポー三浦の打ち合いは白熱、この試合は小堀の日本王者時代の名勝負の一つとして記憶に残っている。小堀が2度のダウンを取った末に判定で勝利したのだが、どんなに打たれても前に出る三浦のスピリットと破壊力のあるパンチに小堀は何度もヒヤリとさせられた。結局三浦はその後、日本チャンピオンまで上り詰め、いまだ負けは小堀に付けられたこの1敗だけ。
アジアMVPとなり世界が認めたKOダイナマイト・内山と国内屈指のパンチャー三浦との世界戦は、倒し屋同士のグッドマッチアップでKO決着が必至。本来は1月10日に暫定王者のホルヘ・ソリスとの統一戦が予定されていたが、ソリスが体調不良で辞退したことで三浦を挑戦者に迎えての防衛戦に変更になったが、この日本人対決は熱狂できる好カード。今から楽しみでしょうがない。
怪物・内山が三浦を倒してソリスとの統一戦を足がかりに世界進出となれば、リナレスとのベガス戦も、と言うのは妄想すぎるだろうか。しかし筆者としては内山とこの男が世界戦で戦うところを1度は見たかった… 。
posted by 野口 弘宜 |13:19 |
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2010年12月16日
今年最後のビッグイベント、12月19日の全日本新人王決定戦の見所を紹介しよう。
角海老3選手のうち先鋒を務めるのは、5試合目に登場するSバンタム級のコーチ義人。15歳の頃から角海老に通う生え抜きが石川県金沢市の西代表、松本章宏(カシミ)を相手に先陣を切る。
7戦7勝(3KO)とデビュー以来無敗のコーチは、東日本トーナメントでも敢闘賞を受賞し、ライト級の土屋修平とともに今大会の注目選手のひとり。スピードとキレを活かした自在型の弱冠19歳は、A級ボクサーとのスパーリングでも堂々と渡り合えるほどの実力を付け、今大会中では精神面でも大きく成長。先鋒にふさわしく勢いのあるボクシングで勝利を収めてくれるはず。
続く6試合目に登場するフェザー級の関豪介は、手数と馬力、スタミナが持ち味のアマチュア出身25歳。コーチと土屋の陰で目立たないが、地道にコツコツと努力を重ねここまで上り詰めてきた。対する沖縄出身のサウスポー、知念翔太(沖縄ワールド)は西日本大会では4勝のうち3KOの強打者だが、相手にペースを握らせずに圧力勝負に持って行けば関に勝機が見えてくるはず。
そして角海老の大将を務めるのは、8試合目に三好祐樹(FUKUOKA)と対戦する東日本新人王MVP・ライト級の土屋。元キックボクサーという異色のキャリアを持つ24歳は、過去7戦すべてKO勝利という圧倒的な強さを見せ、今大会のMVP最有力候補として注目度も高い。同じくKO率の高いパンチャーの三好とは激しい打ち合いとなることが必至で、土屋としてもチャンスがあれば当然倒しにいきたいところ。
勝てば日本ランキング入りという大きなご褒美が待っていることもあって、出場選手もこの試合に懸ける意気込みは並大抵のものではない。お互いの意地と意地がぶつかり合う熱戦を是非とも会場で観戦してほしい。
posted by 野口 弘宜 |16:01 |
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2008年12月09日
来年1月3日にパシフィコ横浜で開催される世界ダブルタイトルマッチの記者会見が11日、東京・水道橋の東京ドームホテル天空の間で開かれ、今年5月にWBA世界ライト級王座を獲得した小堀佑介(角海老宝石)の初防衛戦が行われることが発表されました。
注目の対戦相手は、当初の予定通り、同級1位の指名挑戦者パウルス・モーゼス(ナミビア)。小堀が王座を獲得した5月の「KAMIKAZE」興行(東京・ディファ有明)セミファイナルで、既に日本のボクシングファンに顔見せを済ませている23戦全勝(17KO)の右ボクサーファイター。小堀はプロ27戦目で初めてアフリカの選手とグローブを交えることになります。一時は防衛戦が暗礁に乗り上げ、ヤケ酒ばかりを飲んでいたという小堀は「やっと試合が決まってくれたという感じです。長かったです。モーゼスは身体能力が高いので、普通にボクシングをしたら分が悪い。ガンガン打ち合って、アルファロ戦と同じような試合をしたいです」といつもように控えめな口調ながらも、KO防衛を誓いました。
尚、同興行のメインイベントは西岡利晃(帝拳)対ヘナロ・ガルシア(メキシコ)のWBC世界S・バンタム級タイトルマッチ。小堀対モーゼス戦はセミファイナルにセットされ、他にも東洋太平洋ミドル級チャンピオン佐藤幸治(帝拳)、日本フライ級3位・翁長吾央(大橋)がアンダーカードに登場。またテレビ中継はテレビ東京、BSジャパンでゴールデンタイムに放送(放送時間、系列ネット局は調整中)されることも合わせて発表されました。
posted by kadoebi1 |15:38 |
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