2008年04月21日
加藤喜孝 念願のランキング入りを果たして
1月28日に行われた日本スーパーライト級10位の中村徳人(相模原ヨネクラ)との一戦に見事7回TKOで勝利し、同級9位にランクインした加藤喜孝(現在7位)。本来ライト級の加藤にとって相手は1階級上の日本ランカー。しかも傷害事件を起こした坂本大輔のピンチヒッターとして試合が突然決まったため、与えられた練習期間はわずか3週間。そんな圧倒的不利な状況をチャンスに変え、KO勝利という最高の形でそれをモノにして、念願のランキング入りも叶えた加藤の喜びの声を聞いてみよう。--まずは日本ランキング入りおめでとうございます。心境を聞かせてください 「ありがとうございます。本来の階級ではありませんが、正直嬉しいです。なにしろ練習する時間があまりなかったんで、これをチャンスだと思える余裕はまったくなくて、リングに上がるまでずっと不安でしたから。しかもスーパーライト級で戦うのも初めてだったし、とにかく試合までは不安でしょうがなかったです」 --そうでしたか。試合はどのような経緯で決まったんでしょうか? 「いや、年末年始は1週間ほど茨城の実家に帰ってのんびりしてて、それで東京に戻ってきて年始の挨拶をかねて1月7日にジムに顔を出したんですよ。そうしたら坂本さんの事件があってその代わりに試合に出ろと言われて……。話を聞いてみたら試合は28日で残り3週間しかないし、しかも階級もひとつ上だし。え?みたいな(苦笑)」 --一気に正月気分も吹き飛んだと(笑) 「まったくです。年末年始で体も動かしてなかったし、練習だって最後の1週間はコンディショニングなんで実質2週間しかできない。でもやるしかないから、そこからはもう一気に仕上げるしかなくて。ランキングに入れるチャンスだって言われても、正直そこまで考えられなくて、とにかく体を作ることで精一杯でしたね」 --どういった練習だったんでしょうか? 「時間がないんでスパー中心でしたね。スーパーフェザー級の東洋チャンプでワタナベジムの内山(高志)選手、帝拳の亀海(喜寛)選手をはじめ、出稽古にもかなり行きました。それでもトータルで30ラウンドくらいしかできなくて。まあ上の階級ということで減量がそれほど厳しくなかったことが不幸中の幸いくらいなもので」 --そんな厳しい条件の中で見事KO勝利を収められたことについてはいかがですか? 「ああいう風に勝てるとはまったく想像してなかったし、勝利の瞬間は喜びよりもまずホッとしたというか(笑)。ただ1ラウンドで手を合わせてみて、相手のパンチもよく見えてたしこっちのパンチもよく当たるんで、行けるという手応えはありました。それで2ラウンドにダウンを取ったまでは良かったんですが、そこから狙い過ぎてしまって7ラウンドまでかかってしまったのが反省点ですね。もっと早く倒せたと思うんですけど」 --なるほど。それでも1階級上のランカーをKOで沈めたことは高く評価されています。1月の月間新鋭賞も受賞しましたね 「こういう厳しい状況の中でチャンスをモノにできたということは、自分でもここまでやれるんだっていう自信になりました。今まで試合で勝ってもあまり褒められた記憶がなくて、でも今回の試合が終わってジムや周りの人たちにも初めて褒められたのが嬉しかった(笑)」 --そういう意味では2008年は幸先の良いスタートだと思いますが、これからの目標などは? 「そうですね、まずは本来のライト級で戦いたいと思ってます。ランキングに入ったことでさらに強い相手と、しっかりキャリアを積んでいきたいです。もちろんその先には日本タイトルも見てます。それと去年の10月に戦った三垣(龍次)選手には是非リベンジをしたい」 --三垣選手との一戦は加藤選手の初めてのランカー挑戦で、僅差の判定で敗れた試合ですね 「はい。あの時は1月の試合とは違って練習もしっかりできたし、自信もあったのに負けてしまったんで。三垣選手もその後順調にキャリアを積んでランキングも上げてるし、どこかのタイミングで再戦できたら良いと思ってます」 --そう考えると、中村戦の時のように余裕がない、追い詰められた環境の方が力を発揮できるのかもしれないですね 「自分でもそうかもしれないとは思います。でもやっぱり……、時間はある方がいいです(苦笑)」 --分かりました。それでは今後のさらなる活躍を期待しています。頑張ってください 「ありがとうございます!」
posted by 角海老宝石広報室 |13:25 |
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