2007年07月22日

第1回・坂本博之からご挨拶

元東洋太平洋ライト級チャンピオンで今年1月に15年間の現役生活にピリオドを打った「不動心」こと坂本博之の新コラム「熱導・新世界」がスタート。現在坂本は角海老宝石ジムのトレーナーとして活動する一方、現代の子どもを取り巻く状況を憂い、ボクサー時代に培った「熱」を子どもたちにも伝えたい、とあちこちを飛び回わるなど忙しい日々を送っている。現役を引退した今なお熱く生きる坂本が折にふれ見聞きしたことや感じたことなどを語る。

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皆さまご無沙汰しています、坂本博之です。今回、僕の活動を幅広く知ってもらうためコラム「熱導・新世界」を始めることになりました。宜しくお願いします。 僕はボクサーの頃から「熱」を大切にして生きてきました。今の世の中を見ていると社会も人間もどこかすごく冷め切ってる。そんな時代だからこそ、熱い何かが必要な気がしています。「熱を持って接すれば、熱を持って返ってくる」。これは僕がこれまでの人生で学んだ強い信念です。 実際僕自身、幼少期に愛情を知らずに育った冷めた若者の一人でした。でもボクシングを始めてからライバルたちとの熱戦やファンやサポーターの方たちとの熱い交流から、僕は勇気をもらい初めて愛情を知り、成長することができました。そして僕はボクサーとしてリングでの戦いを通してたくさんの人たちから与えてもらったその「熱」を自分なりに還元してきたつもりです。 今、僕は現役を引退して角海老宝石ジムのトレーナーとして若い世代に「熱」を伝えています。トレーナーとしてはまだまだ駆け出しですが、これから熱いハードを持ったボクサーを一人でも多く育てていきたい、そう思っています。 もう一つ、僕にはどうしてもやらなければいけないことがある。ニュースを見れば親が子を殺し、子が親を殺すような事件が相次ぎ、現代を生きる子どもたちの状況の改善は社会全体の急務だと思っています。現役時代の2000年7月に立ち上げた「こころの青空基金」は全国の児童養護施設の子どもたちを支援するための活動で、引退した今なら現役の頃よりもっと多くの子どもたちと直接ふれ合うことができる。そう思って子どもたちへの支援活動を自分の人生のライフワークにしていこうと決意しました。 ご存じの通り僕は福岡県の和白青松園という児童養護施設で育ちました。愛情を知らずに育った子どもたちの気持ち、心の寂しい子どもたちの気持ちは多少なりとも分かるつもりです。できるだけ多くの現場に出向き、直接子どもたちと同じ目線で語り合い、少しでも彼らが笑顔でいられる時間を共有していきたい。 よく大人たちは「最近の子どもたちは・・・・」という言い方をしますが、そうじゃないと僕は思います。子どもたちを育ててきたのは、子どもたちが生きるこの社会を作ってきたのは紛れもなく僕たち大人なんです。ギリギリのところで苦しんでる子どもたちや、救いを求める声すら出せない子どもたちは世の中にたくさんいる。生まれた時はみんな素直で純粋なはずが、育っていく過程で社会や大人たちに不信感を植え付けられ、心を閉ざすようになっていく。だから大人たちは「最近の子どもたちは・・・・」と言わずに、自分の問題としてこの状況にもっと危機感を持ってほしい。 聞いた話によれば、養護施設に入居する子どものうち6割が虐待を経験しているそうです。子どもの数は減っているのに施設の数は増え、しかも施設不足とさえ言われています。さらに最近では家庭だけでなく施設内虐待などもあり、子どもを取り巻く状況はますます危機的になってきています。僕にできることは小さなことですが、こうした状況をさまざまな場所で訴え、できるだけ多くの子どもたちと接していきたいと思っています。そう「熱」を持って接すれば、少しは子どもたちの傷ついた心、冷めた心を温めてあげられるかもしれない・・・・ 「熱が導く新世界」。このコラムのタイトルにはそんな意味を込めました。これから僕がトレーナーとして、または子どもたちとのふれ合いの中で感じたことなどをつづっていければと思っています。まずは第1回目のご挨拶ということで。それでは。


■ラストファイトまで「不動心」
http://ameblo.jp/sakamoto-hiroyuki

■坂本博之プロフィール
http://www.kadoebi.com/boxing/players/index.cgi?n=339

posted by 坂本博之 |17:00 | 坂本博之「熱導・新世界」 | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:第1回・坂本博之からご挨拶

現代の子供たちが生きる環境はまぎれもなく私たち大人が造ったものだし、子供たちが今の大人を見て自分たちの将来に希望を持てないのだとしたら子供に責任は一切ないと思います。子供たちが未来に希望を持てるような環境を私たち大人が努力をし築きあげていかなければならないと思います。そのためには教育制度や教員免許のシステムをまず改革すべきだとおもいますが。話が長くなるのでこの辺で失礼します。がんばってください及ばずながらエールを送らせていただきます。

posted by kozy | 2007-07-22 22:41

Re:第1回・坂本博之からご挨拶

僕は沖縄に住む36歳の1児の父親です。
坂本さんの意見には同感です。
子供を良い方向に導いてあげられるのは
僕たち大人の責任だと思います。

国が悪い先生が悪いと大人はいいますが
そんな大掛かりの事をしなくても
子供達は大丈夫です。
大切なのは一人一人の気持ちです。

僕は理容店で勤めていて子供達の散髪をします。
子供達の悩みや将来の夢などを
相談される事が多いです。
相談してきた子供達に対して
僕は真剣になって一緒に考えるようにしています。
どんな小さな事でも子供にとっては
一大事なのですから。

大人のみなさん
そろそろ気づきませんか?
大人の僕達1人1人が変わらなければ
子供達を良い方向には導いてあげる事
はできないのです。
文章が長くなりましたが
坂本さんのような熱い心をもった人間が
1人でも多くいれば子供達は大丈夫です。
応援しています!そして僕も頑張ります!

posted by toku | 2007-07-23 13:57

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