2007年07月16日

6/19鳥本大志、6/22山本晴道「初勝利」

☆6/19後楽園ホール「トクホンVダッシュ第69弾/ゴールデンチャイルドボクシングvol.83」第1試合
S・バンタム級4R
鳥本 大志(角海老宝石) [判定4R 3-0] 宮本 真幸(トクホン真闘)×

2月のデビュー戦ではウェイト調整に失敗。試合ではガス欠を起こし、自滅する形で涙を飲んだ鳥本。減量のノウハウを学んだ今回は、コンディションを万全に仕上げて、リングに立った。

懐に潜り込もうとするファイターの宮本を突き放そうと、こまめに左ジャブを突いた鳥本は、自らの距離をキープする、まずまずの立ち上がり。鳥本は2Rも中・長距離ではジャブ・ワンツー、接近されたらアッパーを突き上げ、主導権を渡さない。ところが3Rから、頭から突っ込んでくる宮本を持て余すシーンが顕著となり、試合は宮本の目論見通りに乱戦に突入。余裕を失った鳥本の左ジャブが減ったのに乗じて、宮本は距離を詰めることに成功し、肩越しの右フック、終了間際には左フックのヒットを奪った。だがキャリアの少ない両者には、密着した距離で手際良い攻防を繰り広げられるだけの技術の持ち合わせはなく、いたずらに揉み合う時間が多くを占めてしまった。乱戦が続いた4Rも互いに決定打は奪えず、勝負は判定に。採点は三者ともに39-38で鳥本の手が挙げられた。

両者縺れ合って、クリンチやホールディングで試合が膠着する場面が全般的に多く、決して見栄えの良い内容ではなかった点、またジャブの引きの甘さを突かれたところなど、反省材料も散見されたが、未勝利の鳥本にとり初の白星は何よりの良薬。前回の試合で払った高い授業料を無駄にすることなく、この試合では課題のスタミナ不足を克服した鳥本のことだ。9月に予定される3戦目でも成長の跡を見せてくれることだろう。   

☆6/22東京・後楽園ホール「TAKE A CHANCE」
フェザー級4R
山本 晴道(角海老宝石) [判定4R 3-0] 木村 洋一(京浜)× 

大学卒業直前にプロデビューを果たしたものの、社会人生活をスタートさせるにあたり、山本はグローブを壁に吊るした。だが一度で桧舞台でスポットライトを浴びるという甘美なる経験を味わうと、帰巣本能が宿るものなのだろうか。仕事が軌道に乗り始めた山本もご他聞に漏れず、ボクシングへの情熱が再燃。程なくして古巣に舞い戻り、晴れてこの度再デビュー戦を迎えた。

山本は1R、出入りをしながら左ストレート、右フックをヒット。2Rに入ると、頭を下げながら突進してくる木村の接近に苦しめられ始めたが、随所で軽いながらも左ストレート、右ショートフックを好打した。3Rも執拗に接近を試みる木村を山本が迎え撃つ展開に変化はなく、前後左右に動きながら、隙を見計らっては、上下にパンチを散りばめた。最終4R、ポイントでのビハインドを悟り、遮二無二ボディへの連打を集めてくる木村を、山本は苦し紛れに上から抱え込んでしまい、ホールディングの反則で1点の減点が課せられたが、中盤には左フックをカウンターでヒットさせて反撃。木村に決定打を与えぬまま、試合終了のゴングが打ち鳴らされた。

採点は39-36、39-37、39-38の3-0で山本。鳥本と同じく会心の出来ではなかったが、戦前「どんな形で構わないから勝ちたい」と意気込みを語った山本にとって、何物にも代え難い初勝利だったに違いない。

posted by kadoebi1 |17:34 | 試合レポート | コメント(0) | トラックバック(0)
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