2007年06月16日

審判員

長年ボクシングを見続け、自他共に認める大のボクシングファン、村木田一歩氏の独善コラム!

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レフェリーとジャッジは審判員として、くくられている。プロスポーツに携わっていながらそれだけでは生活が出来ない点は、プロボクサーと同じで、昼間は何らかの仕事に従事している。多くは元ボクサーの肩書きを持つが、全く別の世界から入ってきた人もいる。定年は明確ではないようだが、リング上での動き等に問題が出てくると勧告を受けるらしい。コミッションのエライさん達の受けがいいと、JBCの本体に入り込むことができ、そうなると生活も安定する。ところがプロボクシングは長いこと冬の時代にあり、組織の拡大もないので、なかなか狭き門になっているようだ。 レフェリーはリング上では、メガネの他、時計、指輪ベルトのバックルなどの貴金属を身に付けることは出来ないので、結婚指輪をしている人も、いちいち外さなければならず、とてもメンドイ。ボクサーと同じくレフェリーにもABC級があり、担当できる試合に資格制限がある。そして、月に一回以上研修会のような集まりの中で、レフェリングに問題があったような試合の反省をしたり、技術の向上に努めている。それでも、同じ違反行為に対してペナルティがきつい人、曖昧な人は明確に存在する。そもそも声の大きさに極端に差があり「ストップ」「ボックス」がはっきり聞こえないことも多い。 また、レフェリーのストップの遅い早いについても色々論議が起こるが、以前ボクサーが死亡したり、大きな障害が残ったような試合を受け持ったレフェリーは、その後は例外なくストップが異常に早くなってしまうのは仕方ないだろうし、前にも書いたが、低級な観客に媚びるのは全くナンセンスなのだから、早いストップこそが求められる。そもそも他人の子供だから「バカヤロ続けろ!」なんて言えるのであって、ボコボコにされるのが自分の息子の場合でも同じ事が言えるのかってことで。グロッキーになっていなくても、初めっからずっと一方的で相手にパンチ力がないおかげで何とか持ってるような場合でも「君、もっと練習して出直しな」と言う意味でストップをかける事だって出来るんだからね。 レフェリーで困るのは、体が大きくて動きの鈍い人。こっちがボクサーみたいにウィービングしなければならなくなる。前の方で見ているときほどツライのだ。本来レフェリーは二人のボクサーを結んだ線を底辺とした二等辺三角形の常に頂点の位置にいるようにしなければならない事になっているのだから、リング上での動きが鈍くなって、この辺がルーズになってきているレフェリーはそろそろ引退した方がいい。以前バッティングで目の上を大きくカットして血だらけの方をニュートラルに控えさせて、返り血を浴びた方を医者に見せに行ったレフェリーがいて、あれは笑ったな。


posted by 村木田一歩 |21:37 | コラム-リングサイド | トラックバック(0)
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