2007年04月10日
4月2日 東日本新人王予選
チャンピオンへの登竜門「第64回東日本新人王予選」に全階級で計12選手がエントリーする角海老宝石ボクシングジム勢。その先陣を切ったのがS・フェザー級の半田海門と島田誠だ。半田はほぼ2年ぶり、島田は10ヵ月ぶりの試合にして、互いに2度目の新人王チャレンジ。会場へと向かう車内に漂う緊張感を察した佐藤直樹トレーナーが豆知識を披露し、ハンドルを握る先生こと田中栄民トレーナーの小噺で車内の空気が和んだ刹那、車は戦地に到着した。 ☆S・フェザー級新人王予選4R 半田 海門 [判定4R 3-0] 伊藤 和也(宮田) 控え室でコンセントレーションを研ぎ澄ませてリングに登場した半田が出場したのは第10試合。試合開始と同時に頭から突っ込んでくる伊藤を左ジャブで捌きながら、相手の入り際に右ストレートや右アッパー、左ボディフックを合わせていく。しかし2回になると、クリーンヒットを奪われる場面こそないものの、伊藤のラフな攻撃を持て余し気味となり、相手の突進をストップさせることがままならなくなる。3回も伊藤の手数と愚直な前進に真っ直ぐ下がり続け、後手に回る苦しい展開となったが、右フックと左フックでグラつかせるなど、クリーンヒット数では圧倒的に勝った。4回も有効打では半田が上回ったが、伊藤の粘り強い攻撃に手を焼いたまま、試合終了。 伊藤の攻撃は概ね手打ちで、半田の勝利は明白だったが(採点は40-38、39-37、40-37の3-0)、相手のペースに引き摺り込まれ、懐の深さを生せなかった点は2回戦に向けての宿題になった。しかし2年ぶりの実戦であった点を鑑みれば、まずは勝利を収めたことが何よりの収穫だったに違いない。2回戦では船橋ドラゴンジムの名雪貴久(4戦4勝1KO)と対戦が決まっている(日時、会場は決まり次第、角海老宝石ジムHPにてお伝え致します)。} ☆S・フェザー級新人王予選4R 粟生 竜太(帝拳) [判定4R 2-1] 島田 誠 トレーナー陣と談笑しながら、自分の出番を待ち焦がれた島田が出場したのは、この日の最終試合(第13試合)。対する粟生竜太(帝拳)は、言わずと知れた現日本フェザー級チャンピオンの実弟だ。実は島田と粟生弟は昨年の同大会でも雌雄を決し、判定で粟生に凱歌が上がっている。「今朝、TVで占いを見たら、恋愛運だけ『○』で仕事運や金運など他は全部『◎』だったんですよ」という島田は、「同じことは2度しちゃダメだぞ」と田中トレーナーに発破をかけられ、雪辱を期して再戦の舞台に立った。 風貌もさることながら、左右の違いこそあれ、そのスタイルや身のこなしに兄と同じDNAが宿っていることを感じさせる粟生は初回、スピーディーなワンツー、右ストレート、左フックを自在に決めていく。2回も距離を詰めてくる島田に粟生はカウンターで迎撃する。 劣勢の島田が逆襲に転じたのは3回。地道なプレスが効力を発揮したのか、粟生は急激にスローダウン。消耗の色を隠せない粟生に島田はボディフックを集中砲火し、3度キャンバスにへたり込ませた。いずれもスリップではあったが、完全に流れを引き寄せた島田は4回も意欲的に攻め込む。だが余力を振り絞って応戦する粟生から決定打を奪えず、試合は判定に委ねられた。 読み上げられた採点は1人目が39-38で島田、2人目は39-37で粟生、命運を分ける3人目は.....「39-37で勝者赤コーナー粟生竜太」のアナウンス。後一歩及ばず、占いには裏切られる形となったが、「試合に負けて、勝負に対する執念では勝った」島田の健闘に、観客から惜しみない拍手が降り注いだ。
posted by 角海老広報室 |13:23 |
試合レポート |
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