角海老-ボクシングコラム

パッキャオがブラッドリーに判定負け

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 7年間無敗を誇ったアジアが誇る英雄、パッキャオの判定負けという衝撃的な結末で終わった6月9日のWBO世界ウェルター級タイトルマッチ。世界的にも大きな注目を浴びたビッグマッチは、王者・マニー・パッキャオ(フィリピン)が挑戦者・ティモシー・ブラッドリー(米国)を制したかに見えたが、判定は2-1でブラッドリーが勝利して新チャンピオンとなった。

 もちろん試合自体は世界最高レベルのボクシングであることに間違いなく、思う存分観戦を楽しませてもらったのだが、後味の悪い幕切れになってしまったのは確か。

 パッキャオも33歳、60戦目を迎え、全盛期ほどの圧倒的な強さはなかったにしろ、試合後に「効いたパンチは一発もない」と語った通りこれといった危ないシーンはなかったように思う。有効打では間違いなく左ストレートを再三当てたパッキャオの方が試合を通して優位に見えたのだが… 

 勝者が伝えられた場内はどよめきとブーイングが飛び交うほど微妙な判定だったが、パッキャオは淡々とした表情でそれを受け入れていたのが印象的だった。

 報道によれば、この試合でブラッドリーが勝てば再戦を行うことが事前契約に含まれていたとのことで、両者は今秋にリマッチを予定している。そのため再戦が前提のブラッドリーの勝利と見えないこともない。またパッキャオの試合が見れることはファンにとっては嬉しいことだし、次戦でしっかりこの遺恨の決着を付けてもらいたい。

 そしてブラッドリーとの再戦の後にはパッキャオの本命のライバル、現在収監中の5階級制覇王者、フロイド・メイウェザー(米国)との今世紀最大のビッグマッチをなんとか実現してもらいたいところだが… 



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