2010年02月19日
日本ウェルター級9位 下川原雄大インタビュー
角海老宝石ジムの最重量ファイターで、2月22日に試合を控えているウェルター級9位の下川原雄大の調子が良いと評判だ。今年はタイトル戦線にも絡んでくるだろう、有力チャンピオン候補の一人として下川原を紹介しよう。 ——最近スーパーウェルター級から階級を一つ下げたことについて 「階級を下げたのは、実は去年の夏ごろにウェルター級で日本タイトルマッチがやれるかも、という話があったからなんですよ。結局流れてしまったんですけど、僕としてはどちらでも構わないので、階級は状況次第ですね。いずれにしても層が厚い階級なんで、そういう中で自分の存在をアピールしていきたいですね」 ——キャリアについて 「高校卒業して18才から地元町田のジムでボクシングを始めて、2~3カ月で基礎を覚えてすぐに角海老宝石に入門しました。やっぱり(元OPBFライト級王者の)坂本博之さんと(元日本ライト、Sライト、ウェルター3階級王者)の前田宏行さんの存在が自分の中ですごく大きくて、特に前田さんは体格が似てることもあって本当に憧れのボクサーでしたから。しかも初めてスパーした相手が前田さんだったんですよ。感激しながら、やっぱりボコボコにされましたけど(笑)。でも前田さんの気持ちっていうか、すごく熱いものを感じられて、やっぱり憧れのボクサーと一緒に練習ができるということ自体がもう嬉しかったですね」 ——田中栄民トレーナーからも下川原選手は好調だと聞いてるが、強くなった実感は? 「本当ですか? 先生がそう言ってくれてるってことが信じられないですけど、もし本当ならすごく嬉しいです。強くなった実感は…、やっぱりありますね。タイトルマッチの話があった頃の去年8月から週3でスパーをやってるんですよ。ラウンド数も数えてるんですが、いま合計310ラウンドです。相手も元ウェルター級王者の沼田康司選手(トクホン真闘)、ウェルター級1位の井上庸選手(ヤマグチ土浦)、東洋Sミドル級王者の清田祐三選手(フラッシュ赤羽)、角海老のライト級トップランカーのデーブ加藤ほか、蒼々たる面子とやらせてもらっているんで、自分でも力が付いてきたなとは思ってます」 ——どういう部分で強くなったと感じる? 「例えば清田さんとスパーをすると、体重差が20キロ近くあるんでどうやってもバランスを崩されるんです。田中先生からもバランスが崩れるのはしょうがない、でもその中でいかに崩れないように意識するかが大切と言われて、そういう意識でスパーをやっていくうちに体幹というか、体の軸がぶれなくなってきました。そういう部分は自分でも強くなったなと実感してますね」 ——下川原選手の長持ち味、また理想のボクシングは? 「持ち味はジャブですね。最近ようやく自信を持ってジャブが打てるようになってきました。理想のボクシングはスピーディーでキレのあるボクシングですかね。家に帰ればメイウェザーのビデオを常に見てます(笑)。自分はそんなに大きなパンチがあるわけじゃないので、スピードとキレで常に連打していく。一発KOを狙うよりは連打で痛めつけてレフリーに止めてもらうような形が理想ですね」 ——今年はタイトル挑戦の可能性も? 「タイトルマッチがやれたらいいですけど、そこはあまり意識しないようにしてます。去年は意識しすぎてストレスを感じてしまったんで、気負いせずにボクシングを楽しみながら、目の前の試合に集中するようにしてます」 ――自分の信条みたいなものはある? 「ボクシングを楽しむことですね。実は僕、6回戦の時にボクシングから離れた時期があるんですよ。自分でも色々考えて、普通の生活を経験してみたいというのもあったし、ボクシングをやめようと思ったんです。それで最後にけじめとして引退試合というか、仲間やお世話になった人たちへのお礼の意味でも試合を組んでもらったんです。この試合でやめようと思っていたので、勝敗よりも面白い試合をと思って、ノーガードやらフリッカージャブやら色々やったんですが、そうしたらすごく楽しくて、のびのびとボクシングができて内容も良かった。結果は勝利に近いドローで、周りも褒めてくれたり喜んでくれて、この試合をきっかけにもう一度ボクシングをやろうと思ったんです。だからまずは自分がボクシングを楽しむこと。それをすごく意識していますね」 ——2月22日の庄司恭一郎選手(戸高秀樹)との次戦について 「ノーランカーなので逆に怖いですね。相手は死ぬ気で来ると思うんで、自分もそれにしっかり応えてあげたいと思ってます」 ――それでは最後に今年の抱負を 「一戦一戦、熱く燃える試合をしていくだけです。応援宜しくお願いします!!」
posted by 野口 弘宜 |13:30 |
対談・インタヴュー |
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