2009年06月04日
田中栄民の「徒然なるまま日々のこと」ボクシングと教育
ボクシングジムがそのほかのスポーツジムや練習場と違うところは、ボクシングを教えるだけでなく、人として社会人として一人前の人間を育てるというある意味で教育的な要素も持っていることじゃないかな。 ボクシングジムには、10代や20代の若い練習生も多く、ボクシングを通して多少なりともみな大人へと成長していくわけだ。 うちのジムは入門したら挨拶や礼儀も自然と覚えるような仕組みになってるし、ボクサーとして日々の努力の大切さを知り、リングの上では成功だけでなく、さまざまな失敗体験も味わうだろう。ジムの仲間やトレーナー、応援してくれる人たちを含め、自分が多くの人たちによって支えられていることを知って感謝の気持ちを抱くはずだ。 そうしてボクサーとして強くなるだけでなく、人間としても着実に成長していくわけだ。ボクサーの前に、1人の人間としておごらず、謙虚にしっかりと育ってもらいたいという気持ちを強く持って、我々トレーナー陣も日々選手や練習生に接してる。 この世界には腕っ節に自慢のあるグレた連中も入ってくるが、ボクシングにのめり込めばのめり込むほど、しっかりした人間になるもんだよ。 こちらとしては更正させるつもりがあるわけではないが、まずはプロになれば路上で喧嘩することもできないわけだし、遊んでいて強くなれる世界ではないのはボクサーになればすぐに分かる。 毎日走り込み、働いた後はジムで練習。試合前となれば減量のために節制生活を要求をされるわけだから、当然精神力も鍛えられる。 今の時代では忘れられた努力と忍耐、根性が問われる世界。「ニート」などという言葉が生まれるような時代、うちのジムの門を叩く気概のある若者はいつでも大歓迎だ。
■田中栄民
http://121.50.45.212/boxing/trainer/tanaka/
posted by 田中栄民 |18:07 |
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