2008年03月26日

3/2新宿FACE「第2回ルーキーズKIGENカップ」鈴木翔デビュー戦

☆ミニマム級4R
鈴木 翔(角海老宝石)【判定4R2-0(39-38×2、38-38)】松川 真也(T&T)×

プロ野球では北海道日本ハムに入団した高卒ルーキー中田翔がオープン戦初戦で本塁打を記録した翌日、ボクシング界でも直後に卒業式を控えた現役高校生「翔」がプロデビュー戦に臨んだ。

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そのあどけない表情の裏に、ティーンエージャーらしい図太さを秘める鈴木は、初実戦にも気後れした様子をおくびにも出さない。立ち上がりからしきりに左ジャブを突き、相手のサイドにポジションを移すステップワークも滑らか。機を見ては積極的に右ストレート、左フックを放って先手を奪う、小気味良い軽快なボクシングを展開する。対する松川も守勢一方にはならず、しっかりと打ち返してきたが、左ジャブを的確にヒットさせた鈴木は上々のスタートを切った。 2Rも両者はクロスレンジで左ジャブ、右ストレートを交換。好戦的に手数を繰り出し、新人らしいキビキビとした攻防を繰り広げる。 最軽量級の醍醐味とも言えるアップテンポな打ち合いは3Rも続く。互いに「強いダメージを与えたい」という意識が働き出したか、ストレート系のパンチからフック系のパンチ主体のやり取りに移行する。やや横殴り気味な打ち方ではあったが、このラウンドは体力に勝る松川が制し、試合はラストラウンド勝負に突入する。   最終4Rも両者の旺盛な手数は止まらない。鈴木はワンツーから返しの左フックをヒット。一方の松川もプレスをかけて、ボディ・顔面にヒットを奪う。決定的な差のつかぬまま、一進一退の熱戦は判定に持ち込まれた。 クロスゲームの採点は1ポイント差が2人と、イーブンが1人の2-0。スピードに勝った鈴木がデビュー戦を勝利で飾った。苦境において、感情が表に出てしまうなど、若さも露呈した部分もあったが、平成生まれの弱冠18歳。メンタルコントロールする術は経験値を積み上げて行く過程で、自ずと身について行くはず。技術的には展開にもう少し山を作っていきたいところだが、これも身体が出来上がっていくに連れて、解消していけるだろう。鈴木本人は試合内容に納得していない表情を浮かべていたが、豊かな将来性の一端を示してくれたように思う。


posted by kadoebi1 |14:43 | 試合レポート | コメント(0) | トラックバック(0)
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