2006年06月30日

坂本博之[角海老宝石]***S・ウォルリラティン[タイ]2006/06/22

「ネバーギブアップ」をテーマに掲げた6月22日の角海老ボクシング。メインで登場したのは元東洋太平洋ライト級チャンピオン、不動心・坂本博之。35歳、46戦目を迎えた今なお戦うことをやめない、まさにネバーギブアップが信条の男が、完全復活に向けて熟成のボクシングを魅せる。

筑波大学のスポーツ科学専門家の元で体幹を鍛えるなど新しいトレーニングを導入し、さらなる進化を目指す坂本の約5カ月ぶりの試合。タイ出身のサムロン・ウォルリラティンは、元東洋チャンプの坂本にとっては格下の相手と言えるが、今後を考えれば絶対に落とせない一戦でもある。

坂本コールに包まれた場内にお馴染みの入場曲「新世界」の荘厳なテーマが鳴り響く。白いトランクスには「不動心」の文字がしっかりと縫い込まれ、落ち着いた表情でゆっくりとリングへ歩を進める坂本の姿を、熱狂的なファンが取り囲む。

坂本はリング上で応援してくれたファンに対して「熱い応援がすごく励みになってます。長い間、坂本博之を見続けてくれて本当に感謝の気持ちで一杯です。怪我やブランクを克服しつつあり、皆さんに負けないくらい熱い気持ちでこれからも練習します。本当に有り難うございました!」と応えた。

坂本博之
そして開始からほぼ2分、相手の打ち終わりに鋭い左フックを合わせ、ウォルリラティンたまらずダウン。なんとか立ち上がって試合再開。坂本は冷静に、まるでじわじわと獲物を仕留めるかのようにチャンスをうかがいながら距離を詰める。最後は右フック、左のボディーからカウンター気味の左フックで2度目のダウンを奪ってカウント10、1回2分27秒の見事なKO勝利で試合を終わらせた。 それにしても最後のコンビネーションは圧巻だった。ポン、ポン、ポンと三つのパンチをテンポ良く決め、特に左フックは坂本のフィニッシュブローの代名詞だが、以前の重たい豪腕というより、まるでムチをしならせるかのような切れ味のあるパンチ。短い試合だったが坂本の「進化」の一端が確実に見えた、今後につながる内容と言えるだろう。 坂本の試合後の話 「練習してきたことを出す。それを心がけた。ジャブから上下の打ち分け、そして左フックという良い形が見せられた。特に力を抜いた状態で良いパンチが打てている。これはひとつの進化だと思う。筑波大学で10カ月間トレーニングをして、ジムの若いチャンピオンたちにも負けないくらい体の柔軟性を取り戻しつつある。気持ちの部分は全く問題ない。最後は気合いだから。年齢のこと、体のことを十分理解した上で、今やれること、できることを見つけ始めた。もう一度、今日のようなパンチを日本ランカー級のボクサーに打ち込んでみたいと思ってる。 控え室で盟友のリック吉村とも『ボクシングは"LIFE"だよね』って。そういう風に本当思う。みんなが俺のことを心配してくれたり、すごく感謝してる。でもやっぱりボクシングは楽しいから。今日の試合のダメージはないんで、またすぐに練習を再開したい」


■坂本博之プロフィール
http://www.kadoebi.com/boxing/players/index.cgi?n=339

posted by 角海老広報室 |19:34 | 試合レポート | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kadoebi1/tb_ping/17
コメントする