2007年12月13日
日本フライ級タイトルマッチ10回戦 挑戦者・佐藤常二郎(角海老宝石)×王者・吉田健司(笹崎)
日本フライ級9位の佐藤常二郎(角海老宝石)が、同級王者・吉田健司(笹崎)が持つ日本タイトルに初挑戦。チャンピオンにとっては2度目の防衛戦となるが、試合前から「吉田選手が持っている全てを奪い取りに行く」と鼻息を荒くしていた佐藤。果たしてベルト奪取となるか--。接近戦を得意とするファイター同士、試合は1ラウンドの立ち上がりから激しい乱打戦が展開された。お互い距離を詰めてがむしゃらにパンチを振り回していくが、再三再四もみ合いの形のままクリンチになり、レフリーが何度も割って入る場面が目に付く。 また馬力型の佐藤は姿勢を低くして突進していくため、チャンピオンの吉田はバッティングのアピールを繰り返し、2ラウンドにはバッティングにより早くも右目をカット。だが、一方の吉田も佐藤の猛烈な圧力をクリンチやもみ合いを多用して逃れ、そのままヘッドロック状態でアッパーを打ち込むなどラフなファイトぶりが目立つ。こうした流れは試合が進むにつれさらに加速し、試合はタイトルマッチらしからぬ荒れ模様に突入する。 佐藤は真っ直ぐ吉田の懐に入ってからの強打狙いという単発、単発の攻勢が多く、中盤に入ってもこの乱戦を打開することがなかなかできない。前回の初防衛戦でも同様の試合運びを見せたチャンピオン吉田は、こうした展開をむしろ戦略として考えていたのか、荒れた試合の中でも細かいジャブやボディーを連発して先手を取っていく。ただ、目立った決定打は両者ともになく、打ってはもつれ合ってクリンチの噛み合わない流れのまま、ほぼ互角の戦いが終盤まで続いた。 9ラウンドに入って若干ポイントで有利と見たのか、吉田が足を使って回りながらジャブを突くアウトボクシングを見せ始める。直線への動きに終始していた佐藤はこれに完全にしてやられ、なす術がない状態に。最終10ラウンドも序盤は同様の吉田優位の展開、そして中盤から乱打戦となったが、お互い見せ場を作ることはできず試合終了のゴングが鳴った。 佐藤の顔に勝利の笑顔はなく試合は判定の結果、2、3、5ポイント差の3-0で王者・吉田が勝利、2度目の防衛となった。 試合として見ればタイトルマッチにしてはかなり歯がゆい内容で、佐藤としてもタイトル初挑戦を不完全燃焼な、しこりの残る形で終えてしまった。だが吉田のこうした戦い方は予想できなかったわけではなく、佐藤としてはもう少し距離を取るなり、冷静にジャブやボディから試合を組み立ててられれば良かったのだが、初タイトルマッチの緊張もあったのか、結果的に単調な攻撃に終始してチャンピオン陣営の策に付き合う結果となってしまった。
posted by kadoebi1 |13:25 |
試合レポート |
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この記事に対するコメント一覧
日本フライ級タイトルマッチ10回戦 挑戦者・佐藤常二郎(角海老宝石)×王者・吉田健司(笹崎)
これは、いつの試合ですか?
posted by ひかる | 2007-12-16 01:51
日本フライ級タイトルマッチ10回戦 挑戦者・佐藤常二郎(角海老宝石)×王者・吉田健司(笹崎)
今年12月8日に行われた試合です
posted by 角海老広報室 | 2007-12-17 13:32




