2007年12月03日
12/1 日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦
これまでフェザー級で戦ってきた小林秀徳が階級をひとつ落とし、日本スーパーバンタム級のタイトルに初挑戦。対するは帝拳のホープで抜群のスピードとキレ、センスを併せ持つ同級チャンピオン・下田昭文。後楽園ホールには両陣営の応援団が大挙して詰めかけ超満員、試合前からコール合戦が行われる熱気の中で運命のゴング。まずは初回。小林は左のジャブをテンポ良く突きながら試合に入る。しかしやはり下田の瞬発力が凄まじい。小林のジャブに右をかぶせるように合わせ、一瞬のタイミングでスピードに乗った左ストレートを上下に撃ち込み、小林は早くも口から出血。さらに2回終盤には下田のカウンター気味の左がクリーンヒットしてダウンを奪われ、続く3回にも下田のスピードに圧倒され、バランスを崩してスリップ気味に2度目のダウンを喫す。 これまでの序盤は完全に王者・下田の独壇場と言っていい内容。軽快なフットワークを駆使し、素早い踏み込みからキレのあるワンツーを叩き込み、日本屈指のスピードスターと言われるだけの実力をまざまざと見せつける立ち上がり。 一方の小林はすでに2度のダウンを取られてもう後がない状況。だが、このまま終わってしまっては観戦に訪れた大応援団にも示しが付かない、とばかりに4回からは驚異的な粘り強さを見せ始める。 下田のプレッシャーに対しても臆することなく、ジャブからワンツー、ワンツーと距離を詰めていく。4回の終盤には手数を繰り出した攻勢を仕掛けて王者を怯ませる場面もあったが、それでもやはり下田に致命的なダメージを与えるまでに至らず。 中盤に入って少し疲れが出たのか下田は足を使って小林をさばき、カウンター狙いの作戦に。チャンピオンとの力量の差は歴然ながらも小林は心折れることなく必死で手数を出し続けた。6、7回と下田の顔面にヒットするパンチは幾度もあり、その頑張りには観客からも大きな声援が飛んだ。 ポイントで見れば2度のダウンを取られて劣勢は明らかだが、終盤に入っても小林は地味にしつこく必死でチャンピオンにくらいついていった。なんとか接近戦をしかけたい小林だが、スタミナの消耗を避けたい下田はカウンターでクリーンヒットを取りながらフットワークを駆使してなかなか懐に入れさせてくれない。 そして最終10回。ここで小林の心意気に応えるようにチャンピオンも前に出る。勝利するにはノックアウトしかない状況の小林は、とにかく最後まで休むことなく手を出し続けた。ラウンド終盤には両者足を止めて打ち合い、両陣営の大きな歓声の中で試合終了のゴングが打ち鳴らされた。 判定の結果は3-0で王者・下田が2度目の防衛に成功、見事勝利を収めた。残念ながら初タイトル挑戦に破れた小林だったが、日本ボクシング界のホープを相手に2度のダウンを奪われてからの果敢な攻勢と決して折れなかった心の強さは称賛に値するもので、リングを降りる小林には場内から温かい拍手と声援が飛んだ。 この試合を経験したことできっと一回り大きくなったはず。小林の再起には是非とも期待したいところ。
■小林秀徳プロフィール http://www.kadoebi.com/boxing/players/index.cgi?n=349
posted by 角海老広報室 |17:57 |
試合レポート |
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この記事に対するコメント一覧
12/1 日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦
小林選手、頑張りましたね。
是非またタイトルを狙って下さい。
試合中、角海老のセコンドの方が
しきりに「下田かっこ悪いよ!」と言っていたのが気になって
苦笑してしまいました。
posted by AAF | 2007-12-03 21:19



