2007年11月26日
小林秀徳 日本タイトル初挑戦への意気込み
日本スーパーバンタム級7位の小林秀徳が12月1日、同級王者・下田昭文(帝拳)に挑戦する。小林は2000年に全日本新人王と最優秀選手賞(MVP)に輝き、その後も順調にキャリアを積んでいくが試合中に目を負傷、不運にも眼窩底骨折が発覚しリハビリ生活へ。ようやく今年2月に約4年半のブランクを経てカムバック、復帰戦を判定で、第2戦をKOで勝利してランク入りを果たし、目標としていた「年内タイトル挑戦」にこぎ着けた。対するチャンピオンは帝拳のホープで世界ランカーでもある強豪・下田。今回は2度目の防衛戦だが、下馬評ではやはり「下田有利」が圧倒的。それでも千載一遇のチャンスに小林は意気揚々だ。--まずは初のタイトルマッチが迫ってきましたが、心境はいかがですか? 「やっと来たな、という感じです。そのために戻ってきたわけですから」 --4年半のブランクがあったことも影響してキャリア11年目のタイトル初挑戦ということですが 「予定通りです。2月に復帰した時から年内タイトル挑戦をずっと目標にしてましたから。僕はビジネス書が好きでよく読むんですが、居酒屋チェーンの和民の社長さんが夢に日付をつけることで夢がより現実的な目標になるというようなことを仰っていて、なるほどなと思って。だから僕も自分の目標にはなるべく期限を付けるようにしてるんです」 --それは非常に面白い考え方ですね。ビジネス視点でボクシングを見るというのはあまり聞いたことがありません 「言ってみればボクシングもビジネスと言えないわけじゃないですよね。良い質材を仕入れてそれを世に出して対価を得ることがビジネスならば、ボクシングも良い練習をしてその成果をリングで出して対価、すなわちファイトマネーやベルト、名誉を得るということじゃないかなと」 --なるほど、良い仕入れ=良い練習ということですね。そういう意味で今回は良い仕入れができましたか? 「はい。今までよりも質、量ともに充実していますし、コンディションは順調です」 --やっぱりタイトルマッチということで気持ちの入り方、モチベーションも違いますか? 「やっぱり違いますよね、誰もが立てる舞台ではないですし。なによりタイトルマッチが決まってからすごく楽しい。それが一番大きなことですね。練習にしても、大きな舞台に向かってとにかく楽しんでボクシングをやってます」 --小林選手の話を聞いていると初めてのタイトルマッチの割にはすごく余裕を感じるというか、非常に落ち着いている印象を受けるのですが 「必要以上に気負ったりということはないかもしれませんね。それはたぶん自分が新人王の決勝を経験してることが大きいと思います。あの当時の自分にしてみたらすごく大きな舞台だったし、そこでしっかり結果を出せたということは自信にもなってます。そこを通ってきたから大舞台に向けた気持ち、感情の整理は自分の中でできてるつもりです」 --なるほど。それでは対戦相手のチャンピオン・下田選手の印象を伺いたいと思います 「スピードとキレのある良い選手だと思います。何度かスパーリングをしたことがあるんですが、その時は特にサウスポーの下田選手に対して策を練っていたわけじゃないんで結構やられましたが、手を合わせてみた感じは決して手が届かない相手じゃないという印象でした。僕の目標は世界ですから、その夢にたどり着けるのかどうか、今の自分の実力を試すのには格好の相手だと思います」 --練習でもかなり下田対策をやったと聞いています 「まずはサウスポー対策をしっかりやって、それと下田選手の特徴を意識した戦略を自分のスタイルにどう当てはめていくか、という部分をトレーナーの田中先生と2人で考えて練習してきました」 --どういう試合をイメージしていますか? 「下田選手は序盤にかなり出てくるタイプなのでそこをしっかり潰して後半勝負に持っていければ、と思っています」 --下馬評では「下田有利」が圧倒的ですが、勝算はありますか? 「もちろんです。挑戦者ですからそう言われて当たり前ですし、逆にそういう風に言われると燃えるタイプですから(笑)。勝って当たり前の王者の方よりは楽に試合ができますし、落ち着いて自分のボクシングをやれば勝てると思います」 --小林選手が目指す理想のボクシングを教えてください 「打ってよけて打つ。基本に忠実な、ジャブとワンツーだけで勝てるボクサーです」 --角海老宝石ジムとしてもそろそろ榎、小堀選手に続くチャンピオンが欲しいところ。今回の小林選手のタイトルマッチはそういう意味も込められているのではないしょうか 「自分にチャンスを与えてくれたジムには感謝しています。そこでベルトを持って帰るのは自分の仕事だし、プロとして当たり前のことだと思っています」 --分かりました。周囲の期待も大きいと思いますし、最後に応援してくれているファンの方たちに一言 「必ずベルトを巻いて皆さんの前に立ちたいと思っています。応援よろしくお願いします!」
■小林秀徳プロフィール http://www.kadoebi.com/boxing/players/index.cgi?n=349 ■第428回ダイナミックグローブ http://www.kadoebi.com/boxing/schedule/index.cgi?n=479
posted by 角海老広報室 |17:25 |
対談・インタヴュー |
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