2007年11月24日
9/24新宿FACE「B-tightチャレンジマッチ」
☆S・フェザー級4R △中野 晃志(角海老宝石) [判定4R1-1] 鈴木 義行(マナベ)△ 中野のチーフセコンドを務めた殿こと加藤良紀トレーナーと、鈴木陣営の真部豊会長(元日本S・バンタム級チャンピオン)は、宮田ジム時代のステーブルメイト。試合開始前、リング中央で愛弟子の健闘とクリーンファイトを誓い、固い握手を交わした元同僚が両コーナーに散った瞬間、戦いの火蓋が斬って落とされた。 尊敬するリカルド・ロペス(元WBC・WBA・WBO世界ストロー級、IBF世界L・フライ級チャンピオン)に倣い、ガードを高く上げた状態でゴングを待った中野は、開始早々に突進してきた鈴木の左フックで顔を跳ね上げる。勢いに乗って左右フックを振り回す鈴木に対し、中野はガードを固めて嵐が収まるのを待った。この流れは一旦、沈静化したものの、一呼吸を置いて鈴木は連打を再開、一気呵成に攻め込む。ロープ際で右フックを浴びヒザを折った中野は、鈴木の大振りに助けられ、このピンチは乗り切ったが、相手のスタイルにやりにくさを覚えている様子を窺わせる。 2R、「セコンドアウト」のアナウンスがかかるまでゆっくりと椅子に腰掛け、息を整える中野とは対照的に、戦闘体勢に入る鈴木はゴングが鳴るのを今や遅しと待ち構える。このラウンドも少々押され気味の中野だったが、中盤以降に鈴木はオーバーペースから疲れを見せ始める。それに乗じて、中野は右ショートを快打。中野の踏み込みはまだ甘いが、少しずつペースを引き寄せつつあった。 3R、ボディ攻めを重点的に試みる鈴木に、中野は随所でクリーンヒットを奪った。しかし、いかんせん単発なのが惜しい。 4R、細かいボディへの連打、ガードのインサイドを突いて左フックを差し込む鈴木だが、クリーンヒット自体は少ない。一方の中野も右ストレートで反撃。が、やはり後続が出ず、ヒット自体も浅い。結局、互いに決定打を叩き込めず、勝負はジャッジの採点に委ねられた。 結果は39-37(鈴木)、39-38(中野)、38-38の三者三様でドロー(優勢点で鈴木に軍配)。全ラウンドを通じ、ヒット数はほぼ互角。だがダメージを集積すると、やはりパワーに勝る鈴木が上回り、また瞬間瞬間でガーッと攻め込む鈴木の試合運びの方が見栄えに優れていたという評価になった。☆フェザー級4R ×山本 晴道(角海老宝石)[TKO3R2:59] 澤井 大祐(シャイアン山本)● 背格好・スタイルも似ているサウスポー同士の一戦。ジャブ、左ストレートを顔面・ボディに散らして先制した澤井はハーフタイム辺りから右のリードが冴えを増す。 初回終了間際、バランスを崩したところで右フックを打ち込まれて、痛恨のダウンを喫した山本は、続く2Rに左のカウンターで倒し返す。再開後も左をヒットし、澤井の身体を泳がせたが、中盤から澤井の反攻が開始。今度は山本が右フックでグラつかされ、出血も見られ始めた。 3R、ロングレンジからの右ジャブ、左ストレートで顔面を弾かれた山本は、澤井のパンチに合わせに行こうとするが、パンチを振り出した時には既に澤井はその場所におらず、虚しく空を切る。澤井のパンチに晒される山本の消耗は激しく、リング中央で右フック、左ストレートのコンビを浴びると、繋ぎ止めてきた糸が断ち切られたように、後方に弾き飛ばされた。 敗者となった山本だが、実は2Rに眼窩底骨折を発症させていた。途中から手数が減ったのは、被弾のダメージも少なからずあったにせよ、距離感・遠近感が掴めなかったことが影響していた面も多分にあったに違いない。痛く傷つきながらも、お互いの健闘を称え合ってリングを後にした好漢・山本は、怪我が完治した11月後半からジムワークを再開させている。
posted by kadoebi1 |16:36 |
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この記事に対するコメント一覧
9/24新宿FACE「B-tightチャレンジマッチ」
誰もコメントしていない・・・・これがボクシング界の現実だ。さびしいね。
山本選手の眼窩底骨折は完治するのでしょうか?ボクサーにとって目の周辺は選手生命にもなりかねない場所ですから気をつけて頂きたいですね。
posted by みみずく | 2007-11-26 15:06




