2007年10月21日

8/17後楽園ホール「第64回東日本新人王予選」

☆フェザー級4回戦緒方 勇希(角海老宝石) [判定4R1-1] 大島 耕平(八王子中屋)△

相手の手の内を探ろうとする緒方。一方で距離感を繊細に操ろうとする緒方の前に、間合いを掴めない大島。必然的に両者とも手数が少なくなって、お見合い状態が続き、レフェリーから警告が発せられたスタートしたこの試合。それを機にアクションは増えたが、両者とも時折ヒットを奪うものの、有効打はないまま、初回は終了した。

2R。まず先制点を挙げたのは緒方。序盤にワンツーをヒットさせると、その後はシャープな右のヒットを追加。機を見ては連打をまとめていった。それに対して大島は、防御勘が優れた緒方に対して、上(顔面)から攻めて行くのは得策ではないと判断したのであろう。ボディ狙いに作戦を定めたようだ。ポイントは確保した緒方だが、距離感をアジャストさせるまでには至らず、完全に主導権を握ってはいない。

3R、正攻法で立ち向かっては分の悪い大島は先手先手の積極的な攻撃に転じ、パンチを矢継ぎ早に繋いでいった。すると緒方の脚は止まり、試合は打ち合いに突入する。こうなると大島のアグレッシブネスの方が見栄えし、後手を踏む緒方はペースを惑わされた観が強くなる。

勝負の最終回。緒方も懸命な攻撃は見せたが攻め切れず、大島の反撃を許してしまった。最終的にラウンド全般を評価すると、大島の強気な攻勢がわずかに上回っていたのは否めず、このわずかな差が勝敗を分かつポイントになった。

判定は39-38を両者で分け合い、残るジャッジが38-38とつけた三者三様のドロー。前半でスタミナを温存させて余力を残し、3・4Rにスパーク全開の攻撃を仕掛けて行くという試合運びを見せた大島に優勢点が与えられたのも妥当な結果だったと思う。プロ4戦目で戦歴に初めて白星を並べることのできなかった緒方は、この苦い経験を肥やしにしてもらいたいと願う。

☆フェザー級4回戦
×山本 浩平(角海老宝石) [判定4R2-0] 渥美 博文(横浜光) 

開始早々、山本は渥美に対して、いきなり突っかかっていき、ロープに押し込んだが、渥美はこれを冷静に対処。右アッパー、左右ストレートで迎撃していく。

2Rも相手をロープに追い詰め、ボディから顔面にパンチを返し、攻勢を印象付けていくという山本のボクシングに変化はなく、的確性で渥美の後塵を拝してしまう。反対に渥美はワンツーの2発目にストレートとアッパーを打ち分ける。山本と比較すると、渥美の攻撃の方が多彩に見える。

攻め口が真正直で一本調子な山本は、3Rも渥美を捕まえることができず、パンチが空を切るシーンが目立ってしまった。判定になれば勝ち目の薄い山本は、4Rも気持ちが先走り、出鼻をことごとく抑えられてしまった。

判定は39-38、40-37、39-39の2-0。前戦の試合後に阿部弘幸トレーナーが話していた「緩急のなさ」を克服することが、今後の技術的課題に挙げられるのではないか。

posted by kadoebi1 |16:06 | 試合レポート | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kadoebi1/tb_ping/130