2006年05月15日

小堀佑介[角海老宝石]***藤田和典[倉敷守安]2006/05/06

今年1月に強敵・真鍋圭太を2RKO勝利で破り、日本スーパーフェザー級王者の座についてから約3カ月半。同級1位・藤田和典(倉敷守安)を挑戦者に迎えた新チャンピオン・小堀佑介の初防衛戦。


いまだ「チャンピオンになった実感が湧かない」と公言している小堀だが、ジムの中でも「日に日に強くなってる」(鈴木真吾会長)という声が聞かれるほどの角海老宝石期待の成長株。チャンピオンにとって一番難しいとも言われる初防衛戦で、階級1位の最強挑戦者を退け、安定王者の地位を築くことができるか注目される一戦。

試合は1Rからファイター同士ということもあって、打っては離れ、また打ってという激しいせめぎ合いの攻防が続く。しかし、やはり小堀の仕上がりが良い。フットワークを使い、ジャブを効果的に突いて距離を取ったかと思えば、足を止めて打ち合う時は打ち合うという臨機応変な戦いぶりで試合を運んでいく。

普段は豪快な激しいボクシングが魅力の小堀であるが、この試合では細かいジャブや足を使った技巧派の顔をのぞかせ、チャンピオンになったことで心身ともに充実し、ボクシング自体も一皮も二皮もむけた印象。

両者ほぼ互角で始まった試合は3R、小堀が左右のコンビネーションをガードを無視して叩き込み、見せ場を作る。一方、これが2度目の日本タイトル挑戦となる、元東洋太平洋暫定王者でもある藤田もここは踏ん張りどころ。必死でパンチを返しラウンド終盤には激しい打ち合いとなった。

4Rに入り、小堀はさらに攻勢を強める。上下をうまく打ち分け、アッパー、フック、ストレートと立て続けに右の強打を見舞う。

5Rにも小堀の硬軟織り交ぜた攻撃は冴え、藤田は終始防戦を強いられる展開に。

小堀佑介
そして迎えた6R、開始から30秒ほど経った時、小堀が小気味の良いジャブからのコンビネーションで返しの右フックが藤田の左こめかみを完璧に打ち抜き、よろけたところをさらにたたみ掛けてダウンを奪う。実に藤田にとって、これがプロ25戦のキャリアの中で初めてのダウン。立ち上がる藤田に対し、小堀はここで一気にラッシュ。最後はまたしてもコンビネーションからの得意の右フックが藤田の顔面をもろに捉え、6R1分7秒、レフェリーが試合を割って止めた。 小堀が両手を高々と掲げて勝者の名乗りを受け、初防衛戦を見事なKO勝利で飾った。 試合終了後、KO初防衛に沸く後楽園ホールの観客に対して、小堀の勝者インタビューが行われたが、前回のタイトルマッチ同様口べたは変わらず。困惑した表情でインタビューを受ける小堀に場内からの暖かいエールが飛び交うと、リング上で照れ笑いを浮かべ歓喜に浸っていた。 小堀の試合後の話 「初防衛戦だったけれど、特別なプレッシャーは感じなかった。いつも通りの精神状態で結果的にはそれが良かった。藤田選手はガードが堅い印象があったので、ガードの上からでも手数で勝負するつもりで、KO狙いというわけではなかった。相手は回転のある強いパンチ打ってきたけど、2ラウンドでだいたい見切れてた。ダウンを奪った右フックは流れの中から出てきたもので、特に狙ったタイミングじゃなかった。これからも一つ一つ防衛したい。やっと今日から僕にとってのゴールデンウィークが始まります(笑)」


■小堀佑介プロフィール
http://www.kadoebi.com/boxing/players/index.cgi?n=338

posted by 角海老広報室 |18:41 | 試合レポート | コメント(0) | トラックバック(0)
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