2007年10月17日

8/13後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」

☆第4試合
S・バンタム級4回戦
●宮本 比火地(角海老宝石) [判定4R3-0] 木村 昇一郎(三迫)×

5月の新人王予選は引き分け敗者扱い。トーナメントからのドロップアウトを余儀なくされた比火地(フィファチ)の今回の試合のテーマは「後ろに下がらないこと」。初回序盤は相手の前進に若干退いてしまうという悪癖が顔を覗かせ、木村の右ストレート、左ストレート、左フックを立て続けに食った比火地だが、ここで弱気の虫を疼かせずに、ズルズルと相手のペースに飲まれなかったのが、確たる成長の表われ。ラウンド終盤からは思い出したように、エネルギッシュな攻撃で反撃開始。2R、細かい左右の連打を断続的に繰り出してペースを掌握すると、3・4Rもくっついての打ち合いを挑み、ショートパンチでラッシュ。最終ラウンドには左フックで木村をグラつかせ、勝利を揺るぎないものにした。

採点は39-38、39-37が2人の3-0。勝ち星を挙げられなかった過去2戦を振り返り、「気持ちで負けていた」と自戒した比火地は、2R以降は徹頭徹尾手を出し続け、単発に終わらず、常に2発3発とコンビネーションで攻めて行くという勝負への意欲を強く滲ませる気迫とスタミナが何よりの勝因。反省点から導き出した課題をしっかり克服し、特長を生かした戦い方を貫いての勝利だっただけに、比火地にとっても大きな意味を持つ一戦になったはずだ。

☆第6試合
S・フェザー級6回戦
●阿部 展大(角海老宝石) [判定6R3-0] 大村 光矢(三迫)×

やや肩をいからせ気味な構えが特徴的な阿部の今回の対戦相手は、昨年度の東日本新人王戦ファイナリスト。まさに敵に不足なしといったところだろう。

7勝(4KO)2敗の戦績を残す強敵に対し、阿部は初回、左を合わせては、フットワークで左回りを繰り返して、大村を射程距離に踏み入らせない。ロープ際では右アッパーを突き上げてみせた阿部は、大村の接近にも巧く上半身を預けて、攻撃を寸断してみせた。2R、阿部のサイドステップを止めようと、標的をボディに定めて、間合いを潰しにかかる大村だったが、阿部は効果的なヒットを許さず、まずは快調な立ち上がりを切ってみせた。

3R。プレスを更に強めてくる大村の攻撃は的確性に欠けるが、必死さに気圧されたか、阿部はバックペダルを踏み始め、流れに変化が生じそうな気配が漂った。ラウンド中盤には偶然のバッティングで、阿部はキャンバスに転倒。当然これはスリップの裁定となったが、顔をしかめながら立ち上がった阿部だったが、終盤に入り、右を続け様に2発、テンプルにタイミング良くヒットさせた。すると大村はバランスを崩し、阿部にプロ13戦目で初めてのノックダウンが記録された。

4Rも突進を繰り返す大村に対し、阿部が左を出しながらサイドへ回り込むという展開に変化はなし。このラウンドはクリンチを交え、至近距離戦を目論む大村に決定打を打ち込ませなかった阿部だったが、続く5Rはロープ際で左フックをもらい、守勢に回るという展開。6Rも大村は密着して、ボディにパンチをまとめていったが、攻撃の精度がイマイチ。阿部が前半で作った貯金を守り切った。採点は58-56、58-56、59-57の3-0。勝利とともに、A級昇格の権利を得た阿部は戦績を13戦7勝5敗1分に伸ばした。

posted by kadoebi1 |17:42 | 試合レポート | トラックバック(0)
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