2007年09月22日

日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦

9月16日に行われたダブルタイトルマッチ。先に登場したのは日本スーパーフェザー級王者・小堀佑介。同級1位のハードパンチャーで知られる三浦隆司(横浜光)を挑戦者に迎えての5度目の防衛戦。

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満員の場内、さらに入場には派手なレーザー光線の演出などいよいよ小堀も人気、風格ともにチャンピオンらしくなってきたようだ。挑戦者の三浦は13戦無敗10KOとKO率の高いファイター。ファイター同士、スリリングな試合展開が予想される。 序盤1、2R。出たのはやはり挑戦者の方。サウスポーの三浦はワンツー、左ストレートを積極的に繰り出し、小堀の顔面にヒットさせていく。一方、王者・小堀は手数を抑え、相手のパンチをひたすら見ていく立ち上がり。 3Rに入ってエンジンをかけ始める小堀。得意の連打から左フックを強振、いきなりダウンを奪う。いつものパターンとばかりにここから一気にまとめに行く小堀だが、三浦のダメージはさほどなく両者激しい打ち合いとなるが、三浦の左がカウンター気味に入り小堀は失速、仕留めきれず。 ここから試合はシーソーゲーム。本来は手数を出して回転を上げながらペースを掴む小堀だが、狙いすぎなのかいつもより手数も少なくリズムを作ることがなかなかできない。一方の三浦はワンツーと左ストレートと単調な攻撃ながら何度もクリーンヒットを浴びせ、小堀をじわじわと攻め立てる。 今回は調整もうまく行き、好調といわれていただけに小堀のもどかしい戦いぶりにチャンピオンサイドも緊迫した様子で試合を見守る。ラウンド終盤には回転力を活かしたラッシュを仕掛けて見せ場を作るが、その後が続かない。6Rではペースダウンした三浦を打ち込む場面もあったが、8Rには三浦が立ち直して反撃。ポイントではダウンの分だけ小堀が優勢だが、一進一退の攻防が続く。 ついに試合は最終10Rに突入。このラウンド次第では勝利の行方はまだ分からない。両者とも最後の力を振り絞る。前に出る三浦、迎え撃つ小堀というラウンド序盤だったが、後半に入るとファイター同士真っ向から近距離で足を止め、打ち合いが始まる。ここでついに王者・小堀が爆発、圧倒的な回転力で左右の連打をフルスピードで乱れ打つ。これまで一歩も退かずに堂々とチャンピオンに立ち向かってきた三浦だったが、なんとラウンド終了と同時に力尽きてダウン、試合は劇的なフィナーレを迎えて終了した。 判定の結果、2、4、5ポイント差の3-0で小堀がV5を達成。苦戦しながらも激闘を制した。最終ラウンドの圧倒的な攻撃力はさすがと言うしかないが、むしろそれがなければ若干小堀が有利だったものの試合は微妙な判定結果となったはず。もちろん並みの選手ならばそれでも十分かもしれないが、日本タイトルを獲ってからKO勝利の山を築き、毎試合ごとに凄まじい成長を遂げ、今となって世界さえも期待される小堀にとっては決して手放しでは喜べない勝利だったことは間違いない。試合後のインタビューでも「強かったです……」と三浦を称え、反省の色が見えた小堀。調子が良かっただけに本人にとっても悔しさが残る試合となった。
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ただやはりこの試合だけ見ても小堀の強さに疑いの余地はなく、今回の反省を新たな課題と捉え、来る世界の舞台へ向けてしっかりと準備を進めてもらいたい。 控え室でのコメント 「調子が良かったので倒しに行こう倒しに行こうとしちゃって、狙い過ぎました……。パンチも見えてたし、効いたパンチは特になかった。ただ途中で右目にパンチが入って目が見えなくなってしまって、効いたように見えたのかもしれません。見映えが悪いとは思っていたので、最後の最後でなんとかダウンが取れて。後もう1ラウンドあれば……。今までで一番悪い試合でした……」


■小堀佑介プロフィール
http://www.kadoebi.com/boxing/players/index.cgi?n=338

posted by 角海老広報室 |16:44 | 試合レポート | コメント(0) | トラックバック(0)
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